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まいにちかーさんの森久美子の声がはまり過ぎだと思うのは私だけでしょうか?
先日某掲示板でまいにちかーさんの原作の一ページが貼られていたんですが(勿論著作権法に触れる行為です)、長男の中学受験のお話でした。
母 「あの学校は 勉強しろ 勉強しろ煩く言わないんだって。」
長男 「・・・・・(黙考)。僕、あの学校に行きたい!」
ここから、受験まで100日を切った状態での入塾の話になるのですが・・・
塾の担当者があまりの困難な状況に 「勉強はテクニックだ。問題の前半分だけ・・・」
といきり立つという状況に突入。
塾の帰りに本人も母も『入試に落ちた状態』を前提に話すのは流石なんですが、それはまた別のお話。
この塾の担当者が 「勉強はテクニック」
といっているのと、被る話が先日職場でありました。
こんなやり取り・・・。
市の職員(女) 「うちの子ゆとり教育を受けていたから”台形の面積を求める公式”も知らないんだよ。」
市の職員(男) 「え? どうやって計算しているの?」
市の職員(女) 「いや、公式を知らないからさ、三角形の面積を二つ求めて出しているんだって。」
市の職員(男) 「・・・・あぁ・・・対角線で切って。 それ、逆にむずかしくない?」
市の職員(女) 「公式知らないから。それでうちの(こども)、ゆとりだから馬鹿でしょうがないって・・・」
台形の面積= (上辺+下辺) × 高さ ÷ 2
三角形の計算式で行う場合
{(上辺) × 高さ ÷ 2 } + {(下辺) × 高さ ÷ 2}
× 高さ ÷ 2 が共通ですから (上辺+下辺)としたほうが確かに計算は早い。
公式ってまんま勉強のテクニックと化していて、知らないと解けない問題が高校入試なんかでは大勢を占めます。
逆に言うと、公式さえ覚えていればどうしてその公式が成り立つとか、他の見方は無いのかとか工夫する必要が無い勉強が塾で教えている勉強。
そして、ゆとり教育ってこういう 思考能力や工夫を排除した暗記型の勉強のアンチテーゼ
として成立したものだったはず。
ちなみに市の職員(男)はバリバリ理系の人。公式に固執するから
台形の面積を直ぐに三角形の式で求められることに気付かない。
これが、暗記型勉強の弊害でしょう。
小学校受験の塾がニュースとかバラエティーで出ることがあるんですが、ジャニタレなんかが問題を解けないと大抵子供が言うのが
「そんなことも 知らないの
~?。
゚( ゚^∀^゚)σ゚。ヶヶラヶラヶラ」
・・・・・
テクニックと知識だけにまみれた勉強しかしていない子供たち。
少なくとも私がみた時の ジャニタレの対応は勉強が出来なくても余程成熟したものでしたよ。
でも、この子供たちが将来自分が馬鹿にした相手のほうが”マシ”だったことに気付くことができるかどうか・・・。
心配なのはゆとり教育を受けた本人達が
『自分達の受けた教育がしょーもないんだから、自分達は馬鹿でも仕方ない』
と考えていないかということ。実際、 柔軟な思考、暗記教育からの開放というのは一定の意味が有ること。
それを強調せずに『失敗』の烙印を押すだけの識者が非常に多い。
これは教育改革に当たっての提言でもい書いたのでこれ以上掘り下げませんが、メリットを伝えなかった教育現場及び識者の不始末を受けてきた学生を貶めることで言い逃れする姿は・・・。
馬鹿っていうやつが馬鹿だっ!!
勉強の形は一つじゃない。
ゆとり教育が駄目なんじゃない。
公式を知らないことが馬鹿なんじゃない。
自分が出来ないことを責任転嫁したり、知識が足りないことを認めなかったり、工夫することをしない怠惰が勉強が出来ないということだということを言っておきたい。
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