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宿題代行業者「詐欺批判はまったく的外れ」 受験過熱でニーズはさらに増える? (Business Journal 2014/9/2 より) お昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)で7月21日に宿題代行業者の特集が組まれた。子どもの夏休みの宿題を依頼する親が急増しているとのことで、宿題代行業者は夏の間大繁盛の様子だ。 その放送直後から、インターネット上を中心に宿題を業者に依頼することの是非をめぐって激論が巻き起こっている。「尾木ママ」こと教育評論家で法政大学教授の尾木直樹氏は、自身のブログで「子どもたちに対しては『教育犯罪』そのものです」「れっきとした詐欺罪です」と強い口調で批難した。「子どもに詐欺の正当性を教え、お金でなんでもできるという歪んだ価値観を教えることになります。子どもの学力を奪い誤魔化すことになりますね」と述べ、やりたくないことは金で解決するとした姿勢を子どもに植え付けてしまう危険を説き、学力低下の要因となり得るとの持論を展開した。以下略 これ思い出しましたワ。 別にいいじゃん! 私はこんな感じ。 夏休みの宿題って何のためにやるのか? 私は出題範囲の学力が保持できるのなら必要ない・・・なんて考え方ではないんですが、出しているほうもあんな程度で学力が保持できるとは思っていないんじゃないですかね? 昔に比べて量も少ないですし。 最低限の”学習習慣”の維持と普段の学習では出来ない自由研究などの発想中心の学習。 と、まとめて出された課題に対する納期までの段取りを覚えることが重要。だと思う。 だから下請けに金出してやらせるのもありといえばあり。 でも子どもの金でやれと。もしくは社会勉強としてやっていることを説明の上子どもの判断でやれという話。 学習効果が夏休みの初めや終わりにに纏めてやったりしてあるはずもないし、塾等で課題以外の問題を解いても必要な能力はつくのだからあとは『課題を納期に出す』のが重要なのだろうと。 だから代行業者が自己弁護しようが、その先で訴えられようが知ったことではない。 むしろお国が片親世帯にやたらと学習支援しようとしているほうが問題だろうと。 まず学校での勉強の意味合いをしっかりと再構築しないと『学力は塾頼み』の教育環境になるでしょうに。 手を入れる順番が大人様は間違っていると思うわけですよ。 その塾が代ゼミのごとく事にいたれば『やらされている勉強』は死にますわな。 宿題なんてけちな事いわないで、学校に先生が出ているんだから夏休み寺小屋でもやればいいのに。 アシスタントティーチャーなんていってPTA様が平常授業で付き添いやら何やらするくらいならね。 子どもが宿題やらなくて苦しむのも また経験。 むしろ今はそうした『失敗の経験』を取り返す機会やら猶予がないのが馬鹿馬鹿しい。 失敗したらそれでおしまいならこんな世の中消えてしまえばよいのにね。 まぁ、それもこの先歴史が証明するでしょうよ。 お隣の国では既に苦しくなってますしね。 謝罪”代行”だのも需要があるからやっているんだから、代行業者責めたって根本解決にならないことが分からない大人は他山の石なんて見えないでしょうがね。
Sep 2, 2014
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久々にエントリー。W杯、日本敗退しちゃいました。商売人目線としてはリーグ戦は勝ち抜いて欲しいところでしたがね。商店街で飲食店のテレビ中継だとか、グッズ販売が痛々しいのよ・・・。私個人としては代表サポーター様方が嫌いなので負けてほっとしております。もともと日本のサッカーレベルの向上の目標点として存在したはずの代表サッカーが、盛大に放映権400億なんて糞商売に化けている時点でお察しでしょうに。サッカー協会はザックのサッカーを基本的に引き継ぐ(ザックというより”連動性”をキーにするならオシムだと思うのですが)ということですが、強化方針がハッキリしているのなら協会サイドの人間をしっかり選出すればよいのでは? 責任逃れという言葉が出てこないのがこれだけのビジネスなのに不思議。プロ指導者のライセンスを発行し始めてからどれくらいの時間がたっているのか?『自分たちのサッカー』なんてあいまいな言葉を使ってますけど、例えば4バックはCBが二人になるためそれだけ負担が大きく、DFのレベルが追いつかない日本では難しいという話もオシムあたりで出ていたはず。だけど国内リーグでは人材不足のDFラインを相手にするわけですよ。どこもかしこも4バックなんですから。 『負けてもいいから・・・』なんて言うと誤解がありそうですけど、かつてジュビロがN-BOXやっていたころに『代表には国内最強のチームが選出されれば良いのでは?』なんて記事を見たことがあります。外国籍の選手も入っている部分を海外組みや国内他チームから適任者を選出して連動性を上げるってな話です。 現実には1クラブに負担が大きくなりすぎて難しいんでしょうけど 連動性を語るのならユニットごとの連携に当てる時間をどう確保するのかは頭を使うべきです。 それに代表と所属クラブであまりにもシステムが違えば 優秀な選手同士でも機能しないだろうに、数試合のテストであ~だこ~だ言いまくってこき下ろされれば選手も所属クラブも、そして所属クラブのファンも面白くないのは当然の話。 ここで問題なのはトップチームの方針=クラブの育成・強化方針とはとても思えない点。 以前柏のユースが世界でブレイクした時、不思議なことにトップチームの石崎監督は解任されました。 これってトップチームは強化方針と違うことをやっていたという判断? この後ユースの選手が上がってくるわけですが、じゃぁ結果を出せなかったトップの選手はどうなるのよ?ってことになっちゃいますよね。 選手が海外に出るにせよ残るにせよ、国内にある程度ベースになるチームを作る必要がある。 ここを前提として考えれば代表選考に際して『代表に想定するスタイルに一番近いチーム、適した選手』というのがマスコミ向けにも選手向けにも出てくるはずなんです。 聞いたこともない。 協会にそんなものは存在しないから、宣伝効果として邪魔だからどっかの会社が特定させたくないから・・・・ まぁいろいろ考えられますが日本のサッカーには伝統も完成像も出来上がらない。 おそらく『結果が出たときに、これこそ自分たちのサッカーと嘯く』のでしょう。 順序が逆だと思うの。 最後に。スペインでも敗退するんです。 セルジオさんが『世界との距離を再認識するチャンス』なんていっていますけど、決まった距離なんてないんですが。相手も変化するからね。そしてスペインでどんな選手が冷遇されていたか・・・。 とんでもない世界ですよ。戦前予想をしたり顔でやったってそれだけのものを背負ったもの同士だと不確定要素が膨れ上がる。 そんな中でね、選手が『優勝を目指す!』といって結果が伴わないと『ビッグマウス!』とこき下ろす。 負ける気でやる選手のほうが不要だろうに。 謙虚さが・・・って気持ちは分かりますけどね、 体張って戦った人間を糞インタビュアーが辱めるのが謙虚を知る人たちのやることなんですかね? まぁ協会とマスコミ様・・それに『民意』であるらしい代表サポーター様方が代表を ピラミッドの頂点ではなく、そこだけ切り取った商品としているうちは4年ごとに同じ事を繰り返すんでしょう。 orz
Jun 25, 2014
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都知事選は相変わらずの民度でがっかりでしたが、いい加減知名度選挙、ますごみ選挙に違和感はないものかと。 政見放送がまともな時間帯にないのに批判の声が上がらないのも不思議でしょうがない。 雇用問題と少子化問題って今回ほとんどマスコミ様には指摘されませんでしたが(原発オリンピックなんて外来以外の都民にはどうでも良い)そりゃぁ待機児童問題前面に出れば こどもなんてつくらんでしょうよ。 先日書いた雇用問題の続き。リコー、社員“島流し”訴訟で敗訴、退職強要の実態露呈~大企業の追い出し部屋に一石 (Business Journal 1月28日より) 「原告らが訴外リコーロジスティクス株式会社に出向して、同社において勤務する労働契約上の義務が存在しないことを確認する。原告らのその余の請求をいずれも棄却する」 慰謝料こそ認められなかったものの、出向無効を言い渡す、原告の全面勝訴判決だ。 判決文には、こう書いてある。 「リコーロジスティクスにおける作業は立ち仕事や単純作業が中心であり、原告ら出向者には個人の机もパソコンも支給されていない。(略)それまで一貫してデスクワークに従事してきた原告らのキャリアや年齢に配慮した異動とはいい難く、原告らにとって、身体的にも精神的にも負担が大きい業務であることが推察される。 (略)原告らと同様に余剰人員として人選され、本件希望退職への応募を断った者(原告らを含め152人)は、全員が出向対象とされ、リコーロジスティクスを含む生産又は物流の現場への出向を命じられたこと等の事実に鑑みれば、本件出向命令は、退職勧奨を断った原告らが翻意し、自主退職に踏み切ることを期待して行われたものであって、事業内製化はいわば結果にすぎないとみるのが相当である。 以上に鑑みれば、本件出向命令は、事業内製化による固定費の削減を目的とするものとはいい難く、人選の合理性(対象人数、人選基準、人選目的等)を認めることもできない。したがって、原告らの人選基準の一つとされた人事評価の是非を検討するまでもなく、本件出向命令は、人事権の濫用で無効というほかない。この点に関する被告の主張は採用できない」 ほかに会見では、原告の所属する東京管理職ユニオンの鈴木剛書記長が、「いま、他の大手企業の40~50代の会社員からも、似たような追い出し部屋に飛ばされたという相談がたくさんきている。特に(08年の)リーマンショック以降は、賃金を下げないで、『あなたのための出向、配転』といって追い出すかたちが目立って増えた。団体交渉ではリコー側は『一円も給料下げていないじゃないですか。解雇されるよりマシでしょ。働けるんですから』と言っていた。パナソニックなど名だたる企業が、給料は下げていないが、『あなたの仕事は、あなたの就職先を探すことだ』などと、判で押したように同じスキームで退職を強要している」と指摘した。 また、今回の判決は出向の無効だったが、配転についても同じ枠組みであると鈴木氏は指摘し、「多くの人事担当者は、会社側が自由に社員を配転させることができると思っている。だが、そうではない。今回の判決により、キャリアに見合っていない追い出し部屋への異動は許されない、と司法は断じている」と語った。 基本的にこの訴訟は原告に象徴的な技術者がいたことで実質勝訴になったし、そもそも原告の勝算はそこにあったと見ています。 で、一度判例が出来れば『キャリアに見合わない異動の無効性』を主張できるというなんだかなぁというもの。 私の基本姿勢は市場で不要になるケースを想定すれば人員整理というのは当然に発生する(そうしないと事業継続できない)ものだというもので、その対象は民間だけにとどまらず お上まで含めてのもの。 自分は文系4大卒から事務系職についてきましたが、これって派遣非正規に加えてアウトソーシング化で狭き門となり、新卒の方々は『公務員=勝ち組事務職』という風潮に・・・。 上記記事の給料を下げない人員整理が企業側にとって『やさしい』となるのも 現実はもっと厳しいから。 現実的に経営者層とそれの候補以外だと 中間管理職がバブル崩壊後に人員整理対象だったことをもっと思い出すべきでしょうね。 営業職も求人を眺めれば年齢給を避ける傾向にあるのは明らかでしょう。 文系ゼネラリスト路線は 崩壊の象徴って事です。 結果こんなものまで出てくる。勤務状況で「うつ休職」予測 人事支援会社が新サービス (朝日新聞 2月9日より) ストレスに弱い従業員が週2回遅刻し、月2回休んだら、「うつ休職」の危険があります――。人事支援システム会社の「サイダス」は今月中旬、欠勤や遅刻の状況から、従業員がうつ病で休む前兆を見つけ、会社に警告を送るサービスを始める。 大量の情報を分析するビッグデータの手法を活用する。同社は約3万人のサラリーマンのデータを集めて、うつ病で休んだ人の性格の特徴や、病気にかかる前の勤務状況を分析。ストレス耐性の低い人が、うつ休職する場合に一定の勤務パターンがあることを見つけた。 たとえば、「週2回遅刻し、月2回欠勤」「月曜と火曜の欠勤が多い」「午後10時以降の残業が頻繁に続く」といった勤務パターンは、危険な兆候という。 ストレス耐性の低い人=うつ ・・・アサハカ。 大企業と中小零細では現場職の人数から福利厚生までまったく違う。 サービス残業隠しが発達している業界もある。 本当にひどいところは休ませませんし。 週休二日制なんて言葉がありますが 正直実質適用は中小零細は減ってきているんじゃないですかね? 雇用条件が悪化する中でストレス耐性をヒトククリで数字評価するのってその対応につながりませんのでまったくナンセンス。 もう少し時間が進んで 団塊世代が完全に退いた後の社会では このままなら取り返しがつかなくなるでしょうね。 家族のため なんて生きる目的も 結婚できない若者が増え、 生きがい なんて言葉が気軽に使われながら生活そのものがちょっとした躓きから再構築できなくなる社会。 なんか変ですね。
Feb 10, 2014
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求むガテン職人…不足が慢性化、平均2・5%(読売新聞 1月28日より) 国土交通省は27日、2013年12月の建設労働需給調査結果を発表した。 建設現場で必要な人数に対する不足人数の割合を表す不足率は8職種の平均で2・5%と、前月より0・4ポイント悪化。5か月連続の2%台で、不足が慢性化していることが明らかになった。 全国の建設業者約3000社を対象に、型枠工や鉄筋工など8職種の技能労働者について調べた。特に、とび工(不足率4・1%)や建築型枠工(同4・0%)が不足している。 今後、確保できるかどうかの見通しについては、3月は36・9%の企業が「確保は困難」と答えた。国交省は、人件費を見積もる基準となる「公共工事設計労務単価」を引き上げる方針だ。 商売としての収入が少ない。 公共事業の競争入札で実際に働いていた現場の人間(下請け、孫受け)にしわ寄せが行った。 意外にバブル後に潰れるべき関係企業が生き残り価格競争が加速。 以前にも書きましたが『必要なものに必要な対価』が発生しないのが今の市場。 前職はインフラ系の受託事業をやっておりましたが 入札のたびに社内に嫌な空気が流れたものですよ。 (ナノに入札でのプレゼンできる内容を向上させようという社内の空気が皆無だったのは未だに謎ですが・・・。) 職探しを再開しましたが、困ったことに業種を微妙に変えようとすると職務経験と資格が引っかかる。 30代で業種の衰退とか 人員整理なんかで仕事をやめて 上記のような職に就こうにもおそらくは受け皿のほうで 教育する余裕もないのではないかと。 東京都水道サービスで水道設備の技術者を募集していますが、その中の一文に『若手技術者の指導役として・・・』 局からの天下りだのが散々あったはずなのに何これ? 設備系でもコスト重視、将来性無視のつけは出てきているわけです。 (この辺も前職で需要ありと上に掛け合って、クライアント自治体の技術者に教授してもらう機会が出来たのに。。。一度きりで終わったなんて!) 私は私大文系卒ですが、事務系の経歴はハッキリ言って評価しづらい。 で、事務系の仕事は体調面が理由だろうが なんだろうが正社員の枠はかなり埋まっているわけで。 空きが出れば中途半端な年齢の経験者よりもある程度大手なら新卒を取りますわな。 そうでなければ非正規に切り替えていく。 アベノミクスと持て囃されていますが、この辺の非正規労働の流れっていうのは 新卒、第2新卒、高齢再雇用・嘱託には有利です。逆に40~50代はかなり厳しい。子どもの年齢や住宅の費用なども重いところですから明日書く予定のリコー訴訟ではないですが辞めるに辞められないということになる(あっちは技術者ですがね)。 正直インフラ系は事務処理にもかなりの問題を抱えているので 事務系の出る幕はあるのですが、事業をぶった切りにして設備や利用者対応などをばらばらに委託に出して 自治体職員がお飾りとは言いませんが 問題提起をするマンパワーをもてなかったり、持つ気がない人事(おっと、これはマズイカ?)をしたりすることで問題を抱えたまま旧態依然としているわけです。 そんなの受託する側も面倒ごとが増えるし、利用者に不都合が出ることも当然ある。自治体側も先送りにして喜ぶのは 退職が近い方々ばかりなんですけどね・・・。 公共料金の滞納を増やしているのはこのあたりの体質の問題が一番重い。 で、インフラ、土建に関わらず 雇用の流動化なんてお笑い種とばかりに 非正規化、低賃金化は進められているわけですから、現在 ニュースで言われているようなベースアップの話なんて 正規職員、それも大手に限られる話になるでしょうよ。 中小では 入札で不利になるんですもの。 随意契約がなくなれば(都の水道局は随意同然・・・)元居た会社は吹っ飛びますわ。 都知事候補の細川氏は 脱原発の対策の1つに 海外メーカーから価格を抑えた形での高性能火力発電導入をあげていますが、地元(自国)に金を落とさないで景気が良くなると思っているんでしょうかね? 国内に技術の芽が出てくると思っているんでしょうかね? 商売は基本的に相手のニーズに対してお金がついてくるモノですから仕事だってある時とない時があるのは当然で、その中には人員整理が必要なのも当たり前のことです。 だけど、それだけじゃぁ飢えて死ぬか、働き手が死ぬほど思い社会福祉(保障)の負担をしなければならなくなる。 技術も必要量 継承されなくなるから結局廃れていく。 どっかの民主党議員ではありませんがこういいたい。 最先端だけを追っかけていて良いんですか? 足元が弱いと寿命も、ね。
Jan 29, 2014
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正直やなせ作品には子育てでお世話にもなり、且つ 子供にねだられて”やなせ税”と我が家で呼ぶにいたるまで苦しめられたのも良い思い出。 敢えて『立派な~』とか『偉大な~』という形容は行わず、『幼児教育のおじいちゃん』としてご冥福をお祈りいたします。 その氏に対してこんな記事がありました。故・やなせ氏に無報酬で仕事依頼していた自治体も……吉田戦車が痛烈批判 「恥じろ」 ( 10月18日RBB TODAYより) 心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏が地方自治体などから無償で仕事を依頼されていたことについて、マンガ家・吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とTwitter上で言及している。 数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたやなせ氏。コピーライター・糸井重里氏の公式サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載されている対談によると、なんと高知県だけで50以上、全国では200ものご当地キャラを生み出したという。さらに驚くべきことには、数件を除いて全てノーギャラで依頼された仕事だそうだ。 やなせ氏は「俺は巨匠にならないと決めたんだから、くだらない仕事であろうとやらなくちゃいけない」とフォローし、笑い話のように語ってはいるが、「原稿料なしなの。つまりですね、すごく軽く見られてるんだよ」と衝撃的な事実を明かしている。 吉田氏は17日、「ボランティアが適切である場合は、もちろん除いて」と補足しつつも、「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ、と思いますね」と痛烈に批判。無料で仕事を引き受け続けたやなせ氏も良くなかったと言えば良くなかったかもしれないが、「そこに甘えて描かせたほうの気軽さはちょっといやだ」と語り、「そこに作品に対する敬意はあるのか?ってことですよな」と怒りをあらわにした。 ネット上では、「確かに個人レベルでもデザインやイラストの仕事を『ちょっとお願い』とプロに無報酬で頼む人は多い」と吉田氏の怒りに同意する声が上がっている。また、今年4月には、政府主催の第2回クールジャパン推進会議で、民間議員を務めるプロデューサー・秋元康氏がクリエイターに無報酬で協力を求める趣旨の発言をしたとして、物議をかもした。 やなせ氏は、13日に心不全により94歳で亡くなった。 ネット上ではこの記事に対して公務員叩きや 無償での仕事に対する批判が出ているんですがちょっと変な気がしたもので取り上げます。 確かに昨今お役所の仕事は『コストダウンすると褒められる』傾向があります。 因みに地元 三鷹では私が生まれる前からそんな状況が強く、私の父親などは60過ぎても継続的に利用され取りますわ。 で、”ひこにゃん”とか”くまもん”でおいしい思いをしている自治体があるせいか、どこもかしこもゆるキャラ祭り。節操無いです。数年すれば倉庫で埃をかぶっていることでしょうし 客寄せというのなら 一部の有名キャラを除けば 従来のウサギとかのきぐるみでもあまり結果は変わらんでしょう。 この『ほかがやっているんだから私たちも・・・』という下卑た横並び意識のほうが見苦しいという・・・。 三鷹でもジブリが隣町にある関係で変なキャラクターをデザイン(あれをデザインというのならばだが)してもらい、お金を吸い上げられるような使用ばかりしているという実態があります。 正直言って三鷹を連想させるようなデザインでもなく、どちらかというと春日部市のクレヨンしんちゃん的な存在。 そしてこのキャラクターで収益を上げているのは ジブリ美術館に近い駅 吉祥寺。 要するに半分以上武蔵野市ですわ。 了見の狭いことを言えば 武蔵野市のために三鷹市民の税金が使われるのって反対したいです。 お役所や政治家さんの考えることなんてその後のことよりも体面や予算のほうが上だというのは端々から出ているので 批判が出ることにはまったく反対できません。 が、この『自治体などが無報酬でデザインを求める』ということに関しては一定の対処方法があるようにも感じるわけです。 ふるさと納税ってあるわけですよ。 どうせ自治体はキャラクターの権利を使いまくるわけですから、権利による収入(税等抜き)=ふるさと納税として処理すれば権利者にも些少ながらメリットが発生しますし、『寄付行為』としての形が出来る。 ふるさと納税には返礼的なものを設けるところもあるし 後々権利で揉めることもない。 素人考えですが、一度デザインさせればあとはこっち(自治体)のもの という一方的な話にはならないのではないでしょうか。 ついでに言うと、お役人って近隣の自治体の提示する”相場”をやたら気にします。 だから無報酬で頼むところが一つあると 議会に予算であげるのが難しくなったりする実情もあります。適正価格を大企業のイメージキャラクターやマークで設定すると殆どの自治体でGoサインは出ないでしょう。殆ど元手がかからずに旨味があるというのがゆるキャラなんぞに傾倒する理由の一つだからです。 デザインの公募を小学生などにまで広く求めるのはまさに『元手をかけずに・・・』というところからくるものですし、この状況においては『無償を恥じる』なんてことはありませんわな。 プロに頼むのに無償(要するに記事のケース)となれば 恥知らずという言葉は避けられません。 が、逆のケースなら許されるのかってのも有るわけです。 例えば古くは『キン肉マン』等で 『僕の考えた超人』とか Zガンダムでも発表前に同様の企画が雑誌でありました。 上位入選者は多少の商品などがありますからまったくの無償というわけではありませんが これらの行為は『プロがアイディアソースを素人から奪っている行為』に他なりません。 ファンの好意に甘えた恥知らずの行動でしょうよ。 因みにやなせ氏も「アンパンマン 新しいなかまぼしゅう2004」等の企画に関わってますよね・・・。 著作権を考えるのならば 権利主張していないところには たとえ奪われたとしても権利が発生しません。 だから『素人の趣味』から搾取するのは合法といえば合法。 あとは良識の問題になりますわな。 自治体に『あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ』というのは簡単。 この言葉は深読みしちゃえば『クリエイターは絶対的な創造者で有るのだから見上げなければならない』と見えちゃうんですよ。 (注:私はクリエイターとかアーティストという自称がだいっ嫌い) なんとなくですが・・・ やなせたかしという人が 自治体からの『敬意』なんて期待していなかったんじゃないかと私は思うんですよ。 だって『俺は巨匠にならないと決めた』なんていったって断ることは出来るんだから。 彼がそれでも仕事を請けたのは そのキャラクターを見て喜ぶファン・・・というか子供を想定していたからじゃないですかね。金の為の仕事ではなく(必要も無かったでしょうが)、自治体を子供たちとの仲介程度にしか見ていなければどうって事のない話ですよ。 記事を見て吉田戦車という人はまだ『クリエイターの権利と敬意』が上でしょう。 だけど、やなせたかしという人はアンパンマンの歌詞をふまえた仕事をしていたんじゃないでしょうか。 合掌。 何の為に生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのは嫌だ! 今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ微笑んで。 そうだ!嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも。
Oct 18, 2013
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婚外子相続格差は違憲=「家族形態は多様化」-民法規定めぐり初判断・最高裁大法廷(2013/09/04 jiji.comより) 結婚していない男女の間に生まれた子(婚外子)の遺産相続分を結婚している夫婦の子(嫡出子)の半分とした民法の規定が、法の下の平等を定めた憲法に違反するかが争われた2件の家事審判の特別抗告審の決定で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は4日、「家族形態の多様化や国民意識の変化などを考慮すると、親が結婚していないという選択の余地がない理由で子に不利益を及ぼすことは許されない」として、規定を違憲とする初判断を示した。 裁判官14人全員一致の判断。今回の違憲判断は既に決着した同種相続事案に影響しないとする異例の言及もした。 相続規定は明治時代から引き継がれ、最高裁では1995年に大法廷が合憲とする初判断を示して以降、合憲が維持されてきた。大法廷が違憲判断に転じたことで、国会は法改正を迫られる。 最高裁が法律の規定を違憲としたのは、両親の結婚を国籍取得の要件とした国籍法の規定をめぐる2008年の判決以来で、戦後9例目。 2件は、それぞれ01年7月と同11月に死亡した東京都と和歌山県の男性をめぐる遺産分割審判で、いずれも一、二審ともに規定を合憲と判断していた。 『子供のための平等』 論点が盛大にずれている。これを大義とし、『差別』とおっしゃる裁判関係者の皆様。 狂っていますよ。 子供はコウノトリやキャベツ畑から産出されると思っているわけではないですよね? 法律が、法制度にのとって婚姻をし、その上で生まれた子が法的に守られる。 生物学上『片親だけで』生まれるはずの無い 子供が、法制度によって 摘出子と『区別』される。 法の下の平等を謳うのであれば、やることやった大人が子供に対して責任を取るのが大前提でしょうよ。 キャベツ畑なら別ですが。 言葉を変える弊害ってこんなところにもあるんだという一例ですわな。非嫡出子の歴史 昭和17年民法改正前までは、「非嫡出子」といわず、認知されているか否かで「私生子」、「庶子」と分類されていました。婚姻外の子供で、父親に認知されない子供を「私生子」といい、認知された子は「庶子」と民法上分類されていました。しかし、差別の原因になったため、「非嫡出子」に統一されたのです。( 税理士・中島IT会計事務所運営 HPより) 今回の裁判で嫡出子側は勿論受け入れがたいとしていますが、当然で寸。 NHKで実際の非嫡出子の親が顔出しして(恥ずかしくないんだ・・・)厚生制度などでの非嫡出子の不利を『婚姻しなかった罪・罰』とのたまっていましたが、基本的に婚姻外や婚姻を前提にしない性交渉・・・要するに”遊び”をおおっぴらに認めなさい、その後始末を制度的にも有耶無耶にしなさい、厚生制度も認めちゃいなさいという判決ですよ。これは。 親の離婚での不利益とかじゃないんだもの。 子づくりの段階での話ですからね。 こうまで言うのは仮に婚姻していなくても非嫡出子を回避する手段って法制度であるから。 法曹家でもない私でも直ぐに『養子縁組』が頭に浮かぶ。 これ、親戚の遺産相続で揉め事の種になった制度でもあるんですが、ちょっと探せばこれに触れている情報も有るんですよ。例えば・・・(HP 司法書士鈴木が語る!!はじめての人にもわかる『相続・遺言ここだけの話』 2012年04月18日分より)ズバリ、「養子」になれば可能です養子縁組の手続きを行なえば、嫡出子となることができます。お腹を痛めて生んだ実の子どもなのに、養子縁組できるのか?という疑問がある方も多いかと思いますが、法務省の考え方によると実の子どもでも「非嫡出子の場合は、養子縁組により嫡出子の身分を取得し、『地位向上』という実益があるので養子縁組できる」とされています。「地位向上」・・・要するに、非嫡出子が嫡出子という立場を得ることにより、相続上での身分が嫡出子と同様となるつまり相続分が2倍に増えるということです。逆に言うと、すでに嫡出子である場合は、地位が変わらない(利益がない)ので養子縁組できない、ということです。また、民法798条によると、未成年者の養子縁組であっても 「 自己又は配偶者の直系卑属を養子とする場合 」には、家庭裁判所の許可は不要となります。なお通常、未成年者と養子縁組する場合には、家庭裁判所の許可が必要となります。 ちょっと検索するだけでそこそこヒットするということはそれだけ同様のケースがあるということなのでしょう。 敬虔なクリスチャンなら泣いてしまいそうな話ですが・・・。 『差別』と『区別』の違いもわきまえずに 法曹家こんな判決を出すのは不見識を誇っているようなものですよ。 ただね・・・ 人と人との関係から発生する事案ですから、勿論デリケートな(そういうケースなら裁判なんてしないでしょうけど)ケースは存在するでしょう。 それでもそうしたケースに対応する為に『区別の破棄』(実際に政府が検討している今回の対策)は下作も良いところですよ。 まず養子縁組など現行法制度で可能な対応を示すべきですし、個別事案に対して法制度の抜本的な改正に走るのは本末転倒なんです。 問題があるのは子供を作る側の下半身なんですから。
Sep 5, 2013
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わ【和】.1 争いごとがなく穏やかにまとまる。「和解・和合・和平/協和・講和・親和・不和・平和・宥和・融和」2 やわらいださま。ゆったりとして角立たない。「和気・和光同塵(わこうどうじん)/温和・穏和・緩和・清和・柔和」3 性質の違うものがいっしょにとけ合う。「混和・中和・調和・飽和」4 声や調子を一つに合わせる。「和韻・和音・和声/唱和」5 二つ以上の数を合わせたもの。「総和」6 日本。日本語。「和歌・和裁・和室・和食・和風・和服/英和・漢和」7 大和(やまと)国。「和州」 「デジタル大辞泉」 「子ども」やめ「子供」 文科省あえて漢字表記 (8月30日熊本日日新聞より) 文部科学省は7月中旬から、省内の公文書で使ってきた「子ども」の表記を「子供」とするよう徹底している。子供の「供」が差別的な印象を与えるとして敬遠してきたが、「差別表現ではない」と判断し、あえて方向転換を図っている。 文科省の文書は、常用漢字を使うのが原則。文化庁国語課によると「子供」は常用漢字だが、1980年後半から省内の公文書で「子ども」「こども」を使うようになったという。法律の条文も、98年から「子ども」を使用。同省総務課は「供が『お供え物』などを連想させ、差別的表現だという意見が、審議会などであったことが要因」と説明する。 これに対し、今年3月の通常国会で、自民党議員から「小学生は『子供』と学んでいる」「(漢字とかなの)交ぜ書きは国語を破壊する」などの指摘があったため、本年度に入って省内で協議した。 この中で、▽「子供」はもともと子の複数形で、単数でも用いられるようになった▽「供」は当て字で「共」を使うこともあったが、「供」が定着した-との見解が示されたことから、「『子供』は差別表現でない」との結論に至ったという。 一方、熊本県は「子ども」を採用しており、課名も「子ども未来課」「子ども家庭福祉課」などと表記している。文書で「子ども」を使っている県教委の教育政策課は「表記を統一した根拠は不明」。同様に「子ども」と表記する熊本市教委は、「これまで文科省が『子ども』を使ってきたので統一した」と言う。 同省総務課は「各教育委員会に『子供』を使うよう呼び掛ける考えはない」との見解。ただ、県教委は「全国の自治体の動向を参考にしたい」と言っており、影響が広がる可能性もある。 県立大文学部の半藤英明教授(日本語学)は「公の立場で『子ども』が多く使われてきたため、漢字表記に差別的な意味合いがあるとの印象を与えてきたのではないか。強制するかどうかは別問題だが、『子供』と漢字で表すことは自然な流れだ」と話している。 自分の中のくくりとしては「漢字は文章表記で 文章の意味合いを正確に伝える為の手段」ですので、正直『子ども』表記を推進したのがまず馬鹿馬鹿しく、次いで、この表記を変にまじめな議論をしなければ直す事も出来ない『事の重要性・優先順位』が狂っている社会に呆れてしまいます。 差別がどうの言うのなら 『馬鹿』や『阿呆』や『禿』『デブ』なんて言葉が普通に存在していることは問題にならないの? 所謂 『悪口』のほうが明確に差別しているわけですが、『ちび黒サンボ』は問題にされてもこうした言葉が糾弾されて消滅するようになっていないのは何故なんでしょう? 単純に『差別だっ!』って叫んで得する人が居るからとしか思えないんですが。 差別であることにして『損害』と『謝罪・賠償』『配慮』って方向性じゃないんですかね。 だいたいにして「(漢字とかなの)交ぜ書きは国語を破壊する」なんて妄言ですよ。 日本でどれだけ漢字表記すればよいのに わざわざ横文字(あえて英語とは言わない)表現してごまかしたり、短縮語表記して訳が分からなくしていると思っているんでしょう。 例えば極端な例としては隠しで取り上げられたこんなの。外来語多すぎて苦痛、岐阜の男性がNHKを提訴!「アスリートとかコンプライアンスとか言われても分からない」 (6月25日) テレビ番組で理解できない外来語が多すぎて精神的苦痛を負ったとして、岐阜県可児市の元公務員で、「日本語を大切にする会」世話人の高橋鵬二さん(71)が25日、NHKに対し141万円の慰謝料を求める訴えを名古屋地裁に起こした。 訴状などによると、高橋さんはNHKと受信契約を結び、番組を視聴しているが、必要がない場合でも外来語が乱用されていると主張。例として「リスク」「ケア」「トラブル」「コンシェルジュ」などを挙げ、「外国語の乱用に不快感を抱く者に不必要な精神的苦痛を与える」として、民法709条の不法行為に当たるとしている。 高橋さんは「若い世代は分かるかもしれないが、年配者は、アスリートとかコンプライアンスとか言われても分からない。質問状を出したが回答がないので、やむなく提訴に踏み切った」と説明した。 言葉としては専門性や認知度で『なんとなくそういう意味』で通っているものが少なくなく、提訴までは行き過ぎとしても理解できる部分も有ります。 短縮後としては例えば ATM :現金自動預け払い機の通称(Automated Teller Machine) 等は略称のほうが認知度が高く、意味も理解しやすくなっています。が略称がかぶっていたりするケースや当て字的なケースもあり、「文章を明確にする為の多岐表現」という目的が果たされているのか疑問なことがあります。 WWF :世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature) :アメリカのプロレス団体WWE(World Wrestling Entertainment)の旧称(World Wrestling Federation) 今更「(漢字とかなの)交ぜ書きは国語を破壊する」といったところで「既に破壊されとるやん」というのが現実。 そしてマスコミさんや言葉を職業にする方々が考えなければいけない部分では? 前書きが悪いんじゃなくて、意味合いを伝える意思が欠落しているほうが問題なんですから、破壊の原因を取り違えているわけですよ。 それにね・・・ 日本語の表現方法はそれこそ 平仮名、カタカナ、漢字、アルファベット(和製英語なども含む)まで多岐にわたるわけです。 言葉は生き物であり道具ですから それ自体に『正しさ』を求めすぎても機能しない。 インテリぶって無理やり語彙を増やす(実際『国語』でも同じ表現の重複はマイナスされる)よりも相手に伝わる表現を模索する必要のほうが高い。それは比ゆ表現であったり、図説であったり、間の取り方であったり、ジェスチャーで有ったりもするわけですよ。 コミュニケーションの道具としての必要性を考えれば必然では無いですか? 『言葉狩り』なんて表現もアレですが、「なんとなく存在する共有意識」のほうがたちが悪い。 「話せば分かる」 意味合いをぼやかす為の言葉にそんな力はありません。 なんて空々しい言葉になってしまったんでしょうね。
Aug 31, 2013
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更新をサボっていた(体調が優れなかった)期間も世間はしっかり動いている。 本当に自分が世間から取り残されているように感じる。まぁ、気を取り直して更新。 いくつか備忘のため記しておくと 緊急地震速報を初めて体験したが、甲子園では『教育』を謳う人たちが観客や関係者もこぞってガン無視した。 後日高野連は今後の対応を発表したが 根本的に有事に適応できない、する気の無い姿勢が現れたものだ。 マック赤坂、又吉イエスという泡沫候補の雄が選挙引退を宣言。 勿論問題もあるのだが、既にお二人とも『主張ある泡沫』として広く認識されている(逆に言えば既存政党やぽっと出の候補に強い主張を感じない)お二人が比較対象としての価値を今後発揮できない(逆に言えばやはり当選は無い)のは残念に思う。 東京・・・それも住居近辺で連日の雷雨。 スマホアプリの『Yahoo!天気災害』の雨雲ズームレーダーでそれなりに雨雲の動きは追えるのだが、8/12はまったく当てにならなかった。 近所にも落雷したらしいが、最大一時間90ミリとも言われるレベルになると既存の住環境ですら脆弱に思える。 避雷針って周辺であったっけ?とおもってちょっと検索。4. 避雷設備設置基準(建築基準法) 避雷設備の設置は下記のように建築基準法施行令に定められています。 (設置)第129条の14法第33条の規定による避雷設備は、建物の高さ20メートルをこえる部分を電撃から保護するように設けなければならない。(構造)第129条の15前条の避雷設備は、建設大臣が指定する日本工業規格に定める構造としなければならない。*上記の「法第33条の規定による避雷設備は。。。。。。」とは下記の通りです。(避雷設備)建築基準法第33条高さ20メートルを超える建築物には、有効に避雷設備を設けなければならない。ただし、周囲の状況によって安全上支障がない場合においては、この限りではない。 近隣は低層住宅指定地区。一番近いのが公営住宅ってレベルですから今回のように集中的・局所的に落ちていると設置してあってもあまり意味は無いのかもしれませんが・・・。 世間的には小さな話題でしょうが、この間(というより備忘しておこうと思ったきっかけ)一番自分に大きかったニュースがコレ。 漫画家が自殺か=「無敵看板娘」の佐渡川さん―茨城 ( 8月13日時事通信より) 13日午前5時ごろ、茨城県利根町中谷の利根親水公園で、男性が首をつっているのを通行人が見つけ110番した。県警取手署員が駆け付けたところ、男性は既に死亡しており、漫画家の佐渡川準(本名・川人睦)さん(34)=東京都小金井市=と確認された。同署は自殺とみて調べている。 同署によると、佐渡川さんは木の枝に掛けた麻のロープに首を巻き付けており、着衣に乱れはなく、外傷もなかったという。自家用車が公園内の駐車場に止まっており、遺書は見つかっていない。 佐渡川さんは利根町出身。昨年末から週刊少年チャンピオンで「あまねあたためる」を連載中だった。代表作は「ハンザスカイ」「無敵看板娘」など。無敵看板娘は2006年にテレビアニメ化もされた。 自分は所謂『いい年をして漫画を読む大人』なのですが、いい加減作者よりも年上であることのほうが多くなっています。 当然感情移入も難しくなりつつあるわけで、作品とは別筋を追っちゃったりもします。 この作者の代表作といえばギャグマンが分類されているコレなんですが・・・ 無敵看板娘 あんまり”類似性”を感じないところに好感を持っていたりします。チャンピオンを読んでも 当時それほど楽しんでもいなかったというレベルなんです。 この作者でむしろ引き込まれて読んでいたのはこっち。 ハンザスカイ 簡単に書くと『不良の更正モノ』あたりになるんでしょう。 相変わらず極端なキャラの攻撃性表現が”らしい”んですが、それ以上に迷いとか ふっきりとかの感情の動きが読みやすく 好きな作品の一つです。惜しむらくは終わりがなぁ・・・ってところですが。 近年漫画、アニメ、ゲームといった分野の訃報もニュースなどで取り上げられる傾向がありますがこの分野の訃報は急死や自殺が目立っています。おじゃる丸の作者も自殺でしたね。 ところが一般的な目で見るとこの分野の仕事って『自分の好きなことを仕事にしている』と見られるもの。 それがほぼ同世代で急死・自殺というのを目にすると「夢を売る仕事、好きなことを仕事に・・・ってなんなのだろう?」 と思わずにはいられません。 好きなことだけに拘りや没頭が自分を蝕んだのだろうか? 好きなことが好きでなくなる瞬間に絶望したのだろうか? 没頭によって世界が小さく、思いをはせることが出来なくなったのか? いろいろ考えさせられます。 私はコレまでも書いているように『死の選択は悪いことではない』という意識の持ち主ですので、「もうあの作者の新しい作品は読めないのか・・・」という残念な思いはありますがご本人には冥福を祈り、コレまでの作品を世に送り出してくれたことに感謝する気持ちしか有りません。 しかし、訃報を離れて『仕事ってなんなのだろうね。』とか『自己実現・自己表現ってなんなのだろうね。』と思わずにはいられない。 私はたいした人間では有りませんが、『何も無い』という自他のつぶやきは常に否定し、拒絶して生きています。 なしえた人にはわからないだろうけど、そんな人間を支える言葉もネット上には落ちていたりします。 氏が落ちこぼれかは存じえませんが、氏が自分の世界に満足が有ったと願ってこのコピペを最期に。手塚治虫『人間関係が希薄な人は漫画は描けない。漫画とは読者との会話だからだ』 宮崎駿『ロクに人生経験も無いオタクを雇うつもりはない。火を表現するには火に触れないと駄目だ』 庵野秀明『アニメ・漫画に依存するのは止めて外に出て欲しい。あれはただの絵だ』 富野由悠季『オタクは日常会話が出来ない。アニメ作るならアニメ見るな』 藤子・F・不二雄『よく「漫画家になりたいなら漫画以外の遊びや恋愛に興じろ」だとか 「人並の人生経験に乏しい人は物書きには向いていない」だとか言われますが、 私の持っている漫画観は全く逆です。人はゼロからストーリーを作ろうとする時に「思い出の冷蔵庫」を開けてしまう。 自分が人生で経験して、「冷蔵保存」しているものを漫画として消化しようとするのです。 それを由(よし)とする人もいますが、私はそれを創造行為の終着駅だと考えています。 家の冷蔵庫を開けてご覧なさい。ロブスターがありますか?多種多様なハーブ類がありますか? 近所のスーパーで買ってきた肉、野菜、チーズ、牛乳・・・どの家の冷蔵庫も然して変わりません。 多くの『人並に人生を送った漫画家達』は「でも、折角あるんだし勿体無い・・・」とそれらの食材で賄おうします。 思い出を引っ張り出して出来上がった料理は大抵がありふれた学校生活を舞台にした料理です。 しかし、退屈で鬱積した人生を送ってきた漫画家は違う。 人生経験自体が希薄で記憶を掘り出してもネタが無い。思い出の冷蔵庫に何も入ってない。 必然的に他所から食材を仕入れてくる羽目になる。 漫画制作でいうなら「資料収集/取材」ですね。 全てはそこから始まる。その気になればロブスターどころじゃなく、世界各国を回って食材を仕入れる事も出来る。 つまり、漫画を体験ではなく緻密な取材に基づいて描こうとする。 ここから可能性は無限に広がるのです。私はそういう人が描いた漫画を支持したい。 卒なくこなす「人間優等生」よりも、殻に閉じこもってる落ちこぼれの漫画を読みたい。』
Aug 14, 2013
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某局の選挙放送でほぼ同議席数の維新・みんなが党首が頭を抱えるアニメーションだったのに、その横で勝利のこぶしを振り上げる志位(当家にては”カバさん”)さんには笑った。 そんな糞選挙。 他のところでは桜井さんが公明山口さんに「自民が単独過半数に届かない辺りから 微笑んでいらっしゃいましたが、それはチェック機能を働かせることができるということからでしょうか?」なんて聞いて固まらせたりしてそれなりに見所がありました。 宮城では一定の民度が見えました。 東京・・・中核派(政見放送ではそれなりに見えてしまったりもするのが・・・)当選させちゃいましたネ。 選挙中に個人情報漏えいさせちゃったり色々しているんですが お咎め無しっていうのならこの先禍根を残しそうですな。 ワタミさんてばなんだかマスコミの玩具にされちゃいましたね。 自民も比例票逃しているんですから なんだか政局的な動きとしては意味不明。 政策的なメッセージもマスコミが吹き飛ばしてましたしね。 充分予想できたことなのでやっぱり意味不明。 民主党・・・ 。敗因分析って本当にしたんでしょうかね。 前出の桜井さんに 細野さんが「社民との連携など民主党の方向性に対する発信力に欠けた」と指摘されているのに(要するに何をしようとしている党なのかわからんよ!という意味)、明後日の回答していて・・・。 政治記者さんたちは『責任論争』大好きみたいですが、根本的に迷走体質の人達を議員にしておくことのほうが問題ではないかと。 マスコミには格好のネタなんでしょうが。 あとテレ東。 池上さん・・・狂犬というか 溺れる者に強気すぎ。 大江アナ居ないのでちょっと絵面的にもさみしかったり。
Jul 21, 2013
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経団連からして・・・ねぇ。 一応書いときますが和民バッシングではないですからね。 どちらかというと企業の人事コストを下げる方策とワークシェアとかキャリア認定の社会的認識を変えないとだめじゃないの?って話。 自分の関わる職業(コレまでの転職分を含めて)でこの偽装請負に当たるものって実在します。 渡辺美樹会長時代のワタミグループ高齢者宅配弁当事業で“偽装請負”の疑い (7月9日週間文春Webより) 参院選比例区に自民党公認で出馬している渡辺美樹氏が6月まで会長を務めていたワタミグループの高齢者宅配弁当事業・「ワタミの宅食」に、“偽装請負”の疑いがあることがわかった。宅食は、主に高齢者の自宅に調理済み食材を宅配する事業。「まごころスタッフ」と呼ばれるスタッフがワタミと業務委託契約を結んだ個人事業主として、仕事を請け負う形になっている。請負の場合、ワタミ側は労災保険料や社会保険料、ガソリン代などの経費を負担する必要がないが、日々の業務に関する指示などができないことになっている。週刊文春が入手した社内メールや文書によると、一部のまごころスタッフには「リーダー手数料」の名目で1万~3万円程度の手当てが支払われていた。こうしたスタッフは、業務委託契約にない仕事をしており、まごころスタッフが従業員に代わって営業所の電話を受けるなどの業務もあった。このリーダー手数料は、渡辺氏がワタミ会長在任中の今年3月になって廃止が決定。4月1日から、手数料を払っていた部分の仕事のみでパート契約(雇用契約)を結び、弁当の宅配は業務委託契約のままという二つの契約を締結している状態になっている。渡辺氏の事務所とワタミは次のように回答した。「私は政治に専念するためにワタミの役員を辞任したところであり、回答する立場にありません」(渡辺氏)「販売・営業の業務を行う業務委託スタッフ(まごころさん)とは、業務内容に従い適切な契約を締結しています。業務委託スタッフが行う販売については、その時間や場所は業務委託スタッフ自身が決めることであり、指揮命令系統は存在しません。よって販売業務に関する契約は、貴誌が指摘するような労働契約や偽装請負ではありません」(ワタミ)ただ、「労働者性を判断する上では、『会社側が指揮・監督していたかどうか』が重要になります。しかし、直接指示していなかったとしても、彼らが作業していた事を黙認することも指揮監督にあたります。なので、このケースは請負ではない可能性が高い。広い意味で“偽装請負”と言えるでしょう」(元横浜北労働基準監督署長・菊一功氏)という指摘もある。渡辺氏が国政選挙に立候補しているだけに、ワタミのビジネスモデルが今後も注目を集めそうだ。 記事のように基準となるのは指揮命令系統の有無。 コレ→直接指示していなかったとしても、彼らが作業していた事を黙認することも指揮監督にあたります。 現実的にサービス業で企業の名を関したサービスは 利用者にとっては請負かどうかなんてどうでも良い話。 問題があれば請負だろうがなんだろうが ”当該企業の責任”を問うでしょう。 結果、法令順守だ、クレーマー対策だ 利用者情報のDB化だ なんてことをやっていれば実質的な指揮命令系統無しになんてできっこない。 当然雇用契約ではなく 業務請負契約をするわけですが、その文章外で指示や顧客情報を受ける方法のマニュアルや指図があるわけですよ。 契約書に無いのは労働時間他の定めで・・・これが企業・団体側の主たるメリットです。 で、私が出くわしたケースは『昔からこのやり方でやっていたから』という理由によるもの・・・。 ワタミは確信犯でしょうが(経費節減目的)正直、請け負った側から訴えられない限り曖昧な契約で進行しているケースは多いのではないかと感じます。一応公共料金がらみの事業体でも実在しましたからね。 例えば労災の加入だけしていて 雇用契約書を曖昧(請負契約になっている)、所得税は1割源泉なんてケース。 健康保険などはアルバイト パートの短時間に満たない・もしくはそもそも所定時間が損じ市内という説明をされて完全に理解するでしょうか? 自分の会社の残業手当・・・どの単位、もしくは申請無しで出ますでしょうか? 就業規則を会社面接で説明する企業・・・見たこと無いです。 (就業後にも閲覧できなかった経験もあります。勿論違反。) で、もっと問題提起すれば労組が存在する企業で、労働者団体で残業手当にどれだけ真剣に取り組んでいるか? 自治労だけが権利主張を盛大にしていて 中小零細は・・・。 公務員ですら休日出勤を 振り替えれずに消滅する振り替え休暇でごまかす(誤魔化される)ケースも有りますよ・・・。 ルールは勿論大事ですが、中小零細で雇われている側ってのは、それで・・・そんなことでお飯食い上げになる(=職を失う)ことのほうが怖い。 つまり知識の啓蒙をしたところで 雇用の需給関係が悪い中では労働者には対抗要件が欠ける。 その上、景気下降局面では 雇用を維持しようとする善意の雇用側も簡単に賃下げを行うわけにもいかず 苦しくなる。 共産党あたりが自民の政策は『解雇要件の緩和』と簡単に批判しますけど、労働法自体が厳格な罰則を定めにくいのは雇用のパイを維持することが労使ともにメリットがあるからですよ。そのために雇用条件をフレキシブルに変えることができるかというところが問題になるんですが、年功序列、実力主義(年俸制等とリンク)と形はそれぞれありながら賞与ですら公務員は自治体の赤字お構いなし(後日の調整はあるがそれでも数%減で見送りは無いでしょう)。代わりに民間に出す委託費用の節減でせっせと自治体の支出を減らす(当然どこかにマイナス面が出ますけど)。 市場にしても 雇用にしても『適正価格』は常に変動するはずなのに 企業が解雇しようとすると『退職金の積み立て』の問題も有って結構もめますわ。本当にキツイトキニ割り増しの退職金なんて出せませんから踏み倒しに入りますよね。 個人的に以前から感じるのは 『就職活動を前提にした短期の職業が乏しい』ってことです。 拘束時間や就業場所の問題で次の就職活動がしにくいケースが、ねぇ。 派遣などの一部業務はまさにコレに当たるわけですが こういった業務の流動性が低い低い。 企業側も個人情報他の漏洩問題も有るので一定の拘束を掛けないと・・・なんて考えている企業は苦しくなる一方で。 だらだら書きましたが、政府から中間的雇用形態が提示されていますが、根本的には意味が無いと思っとります。 必要なのは 一時雇用→再雇用 の部分。 出産・育児休暇や怪我、病気による正社員からの離脱が致命傷になるのって大きな社会的ストレスですから。 社会保障費を積み上げるよりも 公務員や外郭団体の仕事やイベントをこういったものの一部に当てるのもありでしょうし、以前から話が巷に出ている 農業や林業等への就労支援ボランティアのキャリアとしての社会的認定というのも一手でしょう。 現実問題『正社員』という部分を魅力にワタミの門をたたく人は居るわけですし、ブラックだから=悪というのも単純すぎる話。 企業が権利をうたい、労働者が権利を盾にして身を守る社会ではどんなに良い制度を創っても利益に飲まれるのは明白です。 企業にとっても社員の当たり外れや育成の手間が掛けられない、求人・人事コストは深刻な問題です。 公的な金を使うのなら、言葉は悪いですが『模範囚』を公的に補償できる状況がまず必要でしょうね。
Jul 12, 2013
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大人って良く分からんですね。 子供に説明することが困難なことをして それでいて『子供の成長した結果』であることを自認していたりする。 えぇ・・・ひとつは参院の問責決議です。 経緯のまとめは各所で既に行われているので備忘のために某所より転載のみ。衆議院で通った「0増5減」法案の区割りに関する話し合いを何故か参議院で審議 ↓ 民主平山(議長)が何故か18増23減の議論を中心とした委員会を立ち上げる ↓ その委員会で自公に与えられた質疑時間はゼロ ↓ 自公で委員長解任動議を出す(ルール上解任動議が出た場合はそちらを優先) ↓ 民主平山これを無視して謎の委員会散会(60日ルールがあるので参議院で意思決定不可能に) ↓ 解任動議無視するわ勝手に委員会散会させるわで自公で改めて議長に不信任案提出 ↓ 民主石井ピン何故かこれを無視して予算委員会を開く ↓ 自公ボイコット ちなみに、議長への不信任案採決が最優先なので閣僚が出てこれない 「んなもん知らん!!1!憲法違反だ!!」と野党三党が問責提出 ↓ 民主党、共産党、みんなの党も問責に賛成して可決 ← イマココ 756 ::2013/06/26(水) 23:16:35社民・共産・生活・みどり→ナマポ厳格化と海上警備強化に反対 みんな・大阪維新→自民案の発送電分離など後回しの電力改革に反対 太陽維新→大阪維新を潰す仕上げ 生活→野党のまとめあげのきっかけづくり 民主→野党共闘の為に問責賛成 こんな感じか? 一応共産のカバさんから生活保護法案の改正をつぶす目的だったのが表明されましたが、それならコレまで同様骨抜き法案化する方向で動けばよいのに、都議選での自公圧勝で 逆に健全野党を求める動きもあるだろうとは考えないんでしょうね。 (ちなみに共産党は私は”健全な”野党とは思っていないので) これで問責を理由に衆議院の解散→選挙なんてやられたら野党は共産党以外焼け野原でしょうよ。 みんなの党もアジェンダ(政策課題)を連呼していながら、政策是正・成立への手段は問わないという姿勢は大人のやることではない。 損得勘定で考えれば 不可解な行動で子供に説明も出来ない。 政策って広く認知・承認してもらってうまく回るわけですから子供にも分かるレベルに噛み砕くことが出来るってのはもの凄く重要なんです。 ・・・まぁ、これは息子(小4)の道徳の授業での酷さとネット上でその題材への高評価っていう前振りがあってのことなんですが・・・。 それは別に書きましょう。
Jun 27, 2013
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そろそろマスコミ以下沈静化してきたので書きますかね。 とりあえず今更猪木担ぎ出しはねぇだろう! 維新さん・・・。 で、本題。 大学時代プレゼミでお世話になった吉見教授が橋下発言問題に斜めの方向から参戦していて たいしたかかわりでもないのにちょっと恥ずかしい思いをしている最近・・・。 今にして思えば何で”商学”で教授やっているんでしょうね? 当時『慰安婦問題を中心に・・・』といわれたのに直ぐに 「戦時の人権問題」に拡大解釈してガス室の話にもっていった私は 当時からちょっと変わった人扱いだったので 別に擁護する義理でもないんですけどね。 でもなんだか恥ずかしい。 左翼系、人権主義の方々の言うことって 実のところ理解しがたくて、また、その反対に広島・長崎の原爆で『もう過ちは犯さない』という発言に対して『過ちを犯したのは原爆を落とした奴ら』という発言をする人も理解しがたい。 戦争ってそもそも『過ち』なんでしょうか? 最近タックスヘブンを利用した脱税に対して世界的対応をするようなニュースが出ました。 TPPなんかが問題なのも 国策を超えて企業利益が優先されるようになり、根本的な生存権の補償をする主体がなくなるからなんですが、そうした見方はされていません。 こんな世界情勢の中で戦争を起こすメリットって どの国にどれほどあるんでしょうか。 紛争を小規模に起こして 社会不安を煽るという方がよほど需要をコントロールできる。 そして企業とはいってもその中で本当の大きな利益を得るのは そのピラミッドの上のほうだというのは今も昔も変わりません。 日本はまだましというレベルですが ファーストリテイリング等を見れば その基準を欧米化しようというのは出てきています。 では、軍事力をもって国境を越えた侵攻をしなければ『戦争』でも『侵略』でもないのでしょうか? ISOやその他権利利得は先行したものが後進に対して主張する権利ですが、この権利を拡大解釈してしまうと経済体制や文化の押し売りまで入ってしまい 従来の地域生活というのを復元不可能にしてしまうのは日本の現状を見て明らかでしょう。 何が言いたいかといえば・・・ 皆さんそんなに”異常状態”である戦争を平時の価値観で評価をぼてくり返して結論でないでしょうというのと その”平時”である資本主義経済の真っ只中の社会で 情報を操ることで経済破綻→自殺なんてのがここ最近また増えていますヤネ. 戦時だろうが平時だろうが”止むを得なかったで済まされない人を害す行為”は人の悪意によってなされるのは変わらんでしょうよ。ということ。 『騙されたほうが悪い』とか平気で言えてしまう社会って”譲れないものの為に戦う戦争”よりたちが悪い。 『真面目だねぇ』といわれることが 茶化されていることになる社会って異常ですわ。 従軍慰安婦の強制云々というのも既に条約で解決済みの話なので 事実関係や補償問題なんてのは馬鹿馬鹿しいので割愛。 今を生きる人が重要なのは 『歴史から学ぶこと』のはずでしょう。 『原爆に関する過ちを繰り返さない』 原爆さえ落とさなければ過ちを繰り返していないんだといえるのなら 私はその人を馬鹿にするでしょう。 原爆で殺そうが、包丁で殺そうが相手は死にますからね。 追い込んで自殺させても ”自分の手は汚していませんが”結果は同じですよ。 奇しくもこの言葉を比較的最近使ったのは維新の党首ですが 『我欲』が拡大・増長すれば人は相手を侵食するんですよ。 戦争なんてその形の一つに過ぎないし、ガス室だってその戦争の中の”目的遂行の為の一手段”に過ぎない。 たくさん殺したから残酷だという話になっても、ならば、人の目に付かないように一人ずつ殺していたのなら・・・。 日本の教科書で南京大虐殺をどう表現するかなんて問題を中国とのかかわりで問題にしますけど、『その行為が起こりうる動機』『その歴史(仮)を知ってどうするべきなのか?』というところが大事なはずです。 それがねぇ・・・謝罪だったり賠償だったりするのはやはり馬鹿な話ですよ。 逆の立場だったら規模や場所、方法は異なっても・・・今の時代であっても類似した行為は起こりますよ。 人質を取るってコストかかりますし、戦闘員・非戦闘員の区別なんてゲリラ化すれば無いに等しいんだから。 本当にこうした歴史から学ぶ行為を進めているのなら 韓国サンだって中国サンだってアメリカサンだってもう少し誠実なことが出来ますよ。 それなのに他人の子供ひとりしかれない大人ばっかり量産しているじゃないですか。 相手を騙しても得しようとする欲にあふれているじゃないですか。 面倒ごとに首を突っ込むのは馬鹿といわんばかりの風潮じゃぁないですか。 吉見先生には申し訳ない(?)けど 歴史を学ぶことが歴史を紡ぐことになっていないんです。 私はたいした学も無いですが 大事なことを忘れた学問なんて消えたほうが社会の為ですよ。
Jun 6, 2013
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外れ馬券購入費は必要経費じゃない!大阪国税局が具体的課税ケースを説明 ( 5月24日デイリースポーツより) 競馬の的中馬券の配当金への課税で、外れ馬券購入費が必要経費と認められるかが争点となった刑事裁判。23日の大阪地裁判決は、約3年間で、28億7千万円分の馬券を購入し、払戻金30億1千万円を得ていた元会社員の購入方法があまりに高度かつ特殊だったため“特例”として、外れ馬券購入費の必要経費参入を認める判断が示された。 一見、競馬ファンが沸き上がりそうな司法判断。だが、被告弁護人の中村和洋弁護士は判決を高評価しつつ「この判決でただちに、一般の競馬ファンの外れ馬券代が必要経費になるものではない」と指摘した。 大阪国税局に、現状の見解や具体的な課税ケースを聞いた。 ‐一般的な会社員に確定申告の義務が発生するのは? 「会社からの給与以外に年間で20万円を超える収入がある場合です」 ‐競馬収入の場合は90万円を超える額、となるようだが。 「一時所得である競馬配当金の場合は、税法に沿った計算式で『(競馬での収入-特別控除額50万円)÷2』の額が20万円を超えた場合に確定申告の義務が発生。逆算すると競馬収入が90万円を超える額となります」 ‐90万円は競馬収支の黒字という意味か。 「1年間の当たり馬券配当の総額から、当たり馬券の購入費用の総額を引いた額です。仮に1年間に購入した馬券が1レースの1点買いだけで、100万円で購入して200万円の配当があった。これは100万円のプラスで、90万円を超えているので確定申告の義務があります」 ‐1年間を1レースに置き換えて聞く。馬番連勝(1)‐(2)(3)(4)(5)の4点を各100万円、合計400万円で購入。(1)‐(2)が的中して200万円の配当があった。この場合は、収支はマイナス200万円だが? 「(1)‐(2)の配当金200万円から(1)‐(2)の購入費用100万円だけを引いて、100万円の収入とみなされます」 ‐外れた(1)‐(3)(4)(5)の購入費用である計300万円は? 「必要経費とはみなされません」 ‐現実的には、1点あたりの購入額は百円~1万円程度が一般的。ただし、毎週末に競馬を楽しんでいれば、年間収支がマイナスでも、当たり馬券だけの年間90万円は現実的なラインだ。 「少額で大量に買った場合も、考え方は、先ほどと同じです」 1年間の競馬収支が大赤字でも納税義務が発生するケースがあるとの国税当局の見解が世間を驚かせた今回の刑事裁判。結局、一般的な競馬ファンの“救済”までは至らなかった。 中村弁護士は個人的見解として「競馬の配当金を非課税にするなど、誰もがすっきりできるシステム作りが必要では。今回判決がその一歩になれば」と話した。 単純に今回は国税側が”継続的営利”として主たる所得(今回の件では会社員としての給与)以外の『一時所得扱い』したことによる判決なんですが・・・。 私はこの国税側の言い分は 『所得の性質』を基準に考えた場合は『一時所得である』とする主張は正しい。 むしろ何故 弁護側が『雑所得である』とする記事があるのかが不可解です。幾つか今回のケースでは疑問がわきます。1)個人事業として行っていた場合、経費として認められるのか?2)テラ銭として馬券購入時に引かれる25%はどのように考えるのか?3)パチンコやカジノ立法などでの考え方は?4)先物やFXなどが雑所得であるのは適正か?1) おそらくはこの元会社員さん、競馬での収入が安定するまでは退職していません。 別記事でそのことに触れていますね。 弁護人によると、男性(39)は以前は会社勤めをしており、年収は約800万円。しかし平成23年2月に在宅起訴された後、今年1月に勤務先から退職を勧奨され、退職した。裁判で争う一方、これまでの競馬のもうけや預貯金などから約7千万円を納税し、現在も毎月数万円を支払っているという。 (産経新聞 5月23日より) 本業で充分ジャン・・・と 決して裕福でない私は思うのですがそういうものでもないんでしょうね。 『個人事業』とした場合どうだったのか? 国税の言い分と今回の判決結果では基本的に『当たり馬券の購入費=経費』というのにグレーゾーンが出来た程度のものと見ます。 事業収入としてなら認めたのか(そもそも本業とする人は例外的でしょうが)という点で見れば、今後この人が本業にした場合再び経費算入基準については争われることになるでしょう。 個人的に儲けのない収入に 税金をかけるのはずるいとも思いますが、それ以前にこうした儲けが是として争われる社会のほうがもっとクダラナイトモ思いますがね。2) 馬券売り上げから25%引いてその後の収入から配当を分配・・・。 胴元がおいしいといわれる由縁です。 ですが、儲けに対して課税するという考えならばコレを逆転し、配当支出時への天引きへ改めれば万事解決の気もします。 通常の所得の高低に関わらず20%税金+JRAの取り分とかね。 国税もこの方が証拠を抑えやすいですし飲みやすいでしょう。 なんなら配当額に段階をつけて税額を変えればナオヨシ。 一方でJRAは莫大なハズレ券からのテラ銭収入がなくなるので反対するでしょうけど・・・、3) 競馬でこうした裁判やるとカジノ立法やらは考慮しないとまずいと思うんですがなんにも言われませんね。 おそらく経済特区という言葉でごまかすんでしょうが、 パチンコにしたって年間50万以上払い戻しがある、継続的に通っている人間はいるでしょう。 直接換金していないからといってコレでは不公平です。 申告した人が馬鹿を見る。 配当天引き+胴元への税金強化 っていう方が国税の言い分に近くないですかね。 今の状態が時代遅れ・・・というより元より抜け道の為の立法という気がしますね。4) ここのところの株式の信用取引で どうにも電車が良く止まっていますね・・・。 海外からも広く資金を集める為・・・なんて名目で優遇されているこうした科目。 リーマンショックなどでも既にマイナス面のほうが大きい(というより悪用する輩が・・・)のは立証されたのですから、世界的に廃止していく方向が正しいのではないかと感じます。 株式も『広く資金を調達する手法』という本来の目的であれば現物だけで良いわけでね。 不労所得を優遇すれば 労働意欲なんて・・・・ねぇ。 以前先物やって大失敗しましたが、その間税務署に経費について問いあわせるも、基本的に不親切(というより経費算入を拒む感じ)でしたよ。 国税の側としても現状に即していない、取れるところには強気っていう姿勢がどうやっても取られる側のマイナス感情を煽っていますよ。 税科目の適正化ってもっと議論・是正されるべきですよ。
May 24, 2013
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水の力利用、停電でも浸水防ぐ新システム 京大など開発 (5月21日朝日新聞より)) 津波や高潮で押し寄せた水の力だけで立ち上がって浸水を食い止める新しい防水設備を、京都大と日立造船が共同開発した。停電しても人の操作がいらず、増水や豪雨による建物や地下街への浸水対策にも使えるという。20日、大阪市住之江区の同社に設置された1号機と実験機が報道陣に公開された。 防潮堤の開口部やビルの玄関など壁の間に水平に置かれた板が、浮力と水圧を受けてひとりでに立ち上がる「フラップゲート」と呼ばれる仕組み。今のところ幅10メートル、高さ5メートル程度まで対応できる。丈夫で軽い特殊な樹脂を使い、上を車が通れる強度と十分な浮力を確保した。年30億円の売り上げを目指す。 [検証!首都防災]豪雨に注意 地下鉄が浸水!? 日立造船は3.11以降フラップゲート式津波防波堤(海底に一列に配置した扉体を浮力を利用して旋回起立させることで波を制御する装置)に力を入れているようなので、その一端ということでしょうね。 で、これは記事にあるように実際の使い道としては上の動画のような 地下、もしくは半地下施設への浸水防御という需要がおおきそうに感じます。 が・・・特に東京の都心部って地盤は脆弱だし、海抜0メートルなんてところまである。 そんなところに地下に穴掘りまくって『震災時は地下のほうが安全』なんて言葉を額面どおり受け取ることが私には出来ないんですが。 東京近郊が震源で東京湾に津波が・・・なんてケースになれば高さ5メートルで”その先”への浸水は防げるかもしれませんが、その脇から大きく水が浸入していきそうな気もします。 日立造船には申し訳ないが、今回の記事の設備って本質的には役に立たないと思います。 要は「何で都市開発の考え方が変わらないのか?」ってことです。 もう住んでいるから。 もうインフラ一杯だし。 そもそも場所がないし。 いろいろ原因はあるのでしょうが 高層化と地下への進出って”再建”と”避難による対策”を考えると絶望的です。 地域の(主に自治体施設)災害対策備蓄の不足はもとより、自分の住んでいる場所でさえ自動車道まで使ってもマンションの乱立などによって(震災後マンション立ち入れないでしょう)対処できる人数をオーバーするという・・・。 そりゃぁ被害者が大量に出れば備蓄も足りるようになるんでしょうが、都市部で働く人や江戸川や品川などに住む人たちというのはさらに絶望的だといえるでしょうね。 マンモス団地が高齢化が進んで 自治対応も出来なくなっている状況は各地で出ています。 マンションの分譲が建て直しの際に障害になっている事例も出ています。 人口ばかり増えて自治体が住民サービスへの歳出に悩む状況も出ています。 上と下に広げるだけの都市開発ってそろそろ限界だと認めたほうが良いと思うんです。 栄えている街だって駅から10分歩かないうちに静かになっちゃう。 なら土地活用の方法論・評価論を切り替えて横に広げていく方が現実的じゃないですか? 少なくともその方が住民サービスの一極化を避けて分散に向かう可能性が高い(≒リスク分散)し、地元での雇用も発生しやすい。 なんだか目先の利益を追いかけている状況が変わらないと、人口問題、都市問題、雇用問題等が解消されないまま、また日本が落ち込むような気がしています。 人の命が地球より重いなんてことを私は思いませんけど、人が住めない街・人よりも銭が優先される街ならば 金の切れ目が縁(繁栄)の切れ目 ってのは必然ではないでしょうか。韓国・中国・・人事じゃねぇ~ゾ。
May 21, 2013
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3) 私はコレまで嫁としか付き合ったことが有りませんので多くを語れる立場ではありませんが、女性の社会進出を『女性の男性化』と勘違いしているのではないかと思われることが度々あります。 同時に以前から述べているように『女性の出産・育児がキャリアとして生かされない社会』というのは当然に少子化します。 多くが経験するのであればその経験から多数派が発言できることになるはずですよね? 社会的に必要とされる経験であるはずですよね? 関連する産業が生きてくる社会であるはずですよね? 教育産業まで含めてとてもではないですが 理屈を超えたところでその『必要性』を認めているようには思えません。 生まれて直ぐに『英才教育』『幼児教育』と競争に勝たせることを目的にした馬鹿が多数沸くのはその証左でしょう。 社会の価値観が平面的・画一的になってきた結果、『幸福の形』まで決めてかかる社会になっているのは問題があります。 某国や鳩山元総理が『幸福の数値化』を打ち出していますが、こんなことをすれば競争は一本道になり、競争した結果に発生する副産物も認めず、競争からあぶれたら再起も難しくなります。 競争社会の否定はしませんが、オマケが主役に踊りですような面白みもない社会に価値なんてあるんでしょうかね?4) 馬鹿議員が同性愛者を反対理由に挙げていますが、まったくくだらない。 まず、マイノリティにも色々あるんだということをこいつは知らない。対案ですらない。 この施策の意味するところを踏まえていないと感じる。 私はもっと『養子制度』が生きる社会になって欲しいと思うし、『価値観の多様化』というのであれば 働く女性がこの施策に総スカン(ダイヤモンド・オンライン(5月13日)宮崎智之(フリーライター)の記事)というのには納得がいかない。 この宮崎氏の意見も『男性の理解不足』の問題を挙げているのだが、その『女性の社会進出、ジェンダー』を進めているのってどういう層だとお考えなのか? この点の政策的矛盾(少子化と女性の労働力化)と、子供の非社会化(適応障害、凶悪犯罪、価値観の偏向等々)は政治の問題が大いにあるが、それってTPPでも私が問題にしているところのアメリカングローバリズムの受容と ここまでに書いた社会的価値観の異常から来ている。 そしてTPPには反対する社民党なんかは女性の社会進出は声高に叫んでいる。 私は働く女性を否定する気はないし、男性のしょうもないのも多数見てきているので比較にも意味は感じない。 逆に、女性は生物としての+αがある部分を意識しないのは・生かさないのは男性コンプレックスだとも感じる。 男なんて蟷螂の雄のごとく 磨り潰すまで働かせる位しか使い道がない。 なのに働く女性にはどうにも価値観まで男性化しているように見える方を良く見かける。 これで『女性の価値観を市場に反映する』なんて出来るのだろうか? (因みに社民、民主あたりには女性の体を持っただけというのが・・・(以下略)) 5) 女性が女性らしくある社会。 それはけっして『結婚、出産、育児』が基準ではない。 が、同時にそれすら否定する『女性的な感性』が多数派ならこの社会は終わっている。 男性側がその責任の半分であることは紛れもないが、同時に誤った施策・制度が出来ている際に 修正や適応させられないという事実(育児休暇の不備とかね)は宮崎氏の言う『オジサンが考えた政策』と言う点の誤りを示している。 オジサンみたいな女性が増え、男性の理解も進んでいない。= 子供という不確定要素を『面倒ごと』とする感性 イクメンなんて言葉に都合のいい賛成だけする。= 自己都合が高い優先順位にある恥知らず社会 間違っているだろうか? 『個人』と『オジサン』ばかりの社会で上手くいくはずなんてないのである。【 蛇 足 】 男はどこまでいっても所詮野郎。 子供を生み、育てる”結果”ではなく、”可能性”と”性別”を持ったことを誇りと出来る社会・・・。 特権ではなく矜持たれ。
May 13, 2013
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一つ断っておけば 基本的に私は『多数派の意見』と言うのを正しいものとは思っていません。 だけど同時に多数派になったものっていうのには市場なり意見なりについて”強制力”が働くということを少数派は甘受しないといけないとも思っています。 ついでに言うと、スーツの女性上司・・・大好物であります。 なんだか従ってしまう。議員も火花「女性手帳」論争 (5月13日Yahoo!みんなの政治より)政府は、女性を対象に10代から身体のメカニズムや将来設計について啓発する「女性手帳」(仮称)の導入を検討。医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し、「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙いとしていますが、「結婚や出産をいつするのか、しないのかは個人が決めることだ」といった反発も。「女性手帳」に対する評価は。「女性手帳」バトル 蓮舫氏「非常に危険」 森氏「啓発は大切」 ( 5月10日産経新聞より) 女性の妊娠・出産には適齢期があることなどを国民に広く啓発するため、内閣府の「少子化危機突破タスクフォース」が導入を検討している「女性手帳」(仮称)をめぐり9日の参院内閣委員会で新旧の少子化担当相が火花を散らした。 質問に立った民主党の蓮舫元少子化担当相は「全女性が対象ならば非常に危険だ。例えば同性愛者は手帳をどう受け止めるのか。結婚や出産をいつするのか、しないのかは個人が決めることだ」と批判した。 これに対し森雅子少子化担当相は「高齢の妊娠・出産の危険性を啓発するのは大切だ。前提となる知識がなければ選択はできない」と反論した。ただ、蓮舫氏の間断のない質問攻撃に押され気味だった。 限界集落の話って今ではまだ村程度の話。 先進国でも限界集落化というのまでには達していません。 ただ、それって国と言う規模の大きいものであって 衰退に小さな村よりも時間がかかるし、そもそも先進国ったって大戦後の括りなわけですから成立後の時間がまだ足りていないわけで・・・。 だけど社会の成立に高齢者ばかりとなれば社会体制の維持も、雇用の成立も難しくなるわけでね。 それを民主党のメダチタガリヤだとか弁護士だとかブロガーが批判しているのは主に『個人の自由』についてなんですよね。 因みに高齢化の推移についての参照。平成24年版の高齢社会白書から。 移民政策が緩やかなところは比較的緩やか。 日本は・・・あぁお先真っ暗と言う感じでしょうか。 自分の代ではいいでしょうが 今の自分たちの生活だってコレまでの歴史の上にあるわけですから、将来の社会に対してもう少し自分が『その過程に貢献している』と考えてもいいんじゃないかと思うんですよ。 これは結婚や出産の有無に関わらず、その社会に生きる人なら全てが該当する話です。1) 先にあげたブロガーた弁護士は『そもそも子供を生みにくい社会を作った政治の責任』なんていっているんですが、コレって彼女たちが挙げている『結婚しない・生まない自由』や『同性愛者への配慮』だとかと意識の問題としては正反対の主張です。 いつからだったか『勝ち組・負け組』なんて事を言い出して、バブル期なんかには『男女の見栄』は絶頂だったでしょうに。 私と嫁の結婚の時にはその次期の人から『もっと遊んでから~』とか『年貢を納めるには早い~』だなんて話もされましたよ。 世代攻撃は適当でないかもしれませんが、このバブル前後の時期に生み出された価値観の結果として 結婚後も『自分らしさ重視』だとか 子供も勝ち組にするための教育・資金力だとかが男女間で必須だと思われていますよね・・・。 そんな思想の社会で結婚しようと思ったら 既に高っいハードルが出来ているってことなんです。 自分たちの意識で上げたハードルを 政治に責任転嫁したところで出来ることは限られているんです。 そういう意識を捨てた上で結婚する・しない、子供を生む・生まないっていう個人の選択があるのなら健全ですが、今のマスコミ調査の状況は『現実的に考えた結果』というよりは『現実に押し流された結果』でしかありません。 2) 女性手帳の早期導入が駄目だっていうのならそれこそ対案は 『性教育の充実』ですよ。 これなら『少子化の責任を女性に擦り付けている』という論も成り立ちません。 私は小学校くらいから所謂『エロ』には興味を持ちましたが、もてなかったこともあり初体験も遅いです。 魔法使いにはなりませんでしたけど・・・・。 中学の頃は塾だ部活だ学校の役職だで土日も暇なし。 高校は男子校。 大学もバイトで少し 女性と関わるくらいで(この際も免疫がないために失礼をしています・・・)。 欲望だけはいっぱしにあっても遊んでもいないし、どうすればよいかも検討がつかない中 就職後に嫁と付き合い始めました。 その結果、恐る恐る女性を知ったわけですが、私と違って中学の時分には体験するような奴もいました。 そしてその結果として”問題”(詳細はご想像にお任せ)を起こすこともありました。 行為のやり方や仕組みに興味が行きがちですが、その時に『女性の心と体への影響』ということを認識していれば、早期に・むやみに行為に移るでしょうか? 女性の側はそうした相手を適切な相手とみなすのでしょうか? 流産を繰り返した夫婦を知っています。 出産が高齢になり 育児のハードルを上げて、しかも親に聞けずにママ友を捜し求める人を知っています(ママ友乞食といえる)。 学校側は”躾”しにくい環境になっていることも承知しています。 であれば、男性も女性ももっと大事にする価値観を知るべきでしょう。 その為に適切な性教育は必要だと思います(だれが教えるのかの課題は有り)
May 13, 2013
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「領土交渉再スタート」を宣言、日ロ首脳が共同声明 まぁ、不謹慎では有りますがロシアとの交渉ってのはワクワクします。 個人的にゴルバチョフ、プーチンってのは尊敬に値すると考えているので。 しかし、北方四島一括返還をいきなり質問した日本の記者はその後プーチンに脅されましたね。 デリケートな問題、そしてはっきりと話をできるはずもない問題に土足で踏み込む意識は理解できない・・・。 早期解決には既に妥結している二島変換+α(国後島周辺での海底資源問題とか 核のゴミの処理問題での協力とか)あたりが現実的かと。 ロシアも中国以上に恐ろしい国ではありますが、対中、対米(TPP)、対アジア連合(EU的な構想も出てきました・・・)に対して大きな交渉力を得られる出来事として面白くなってきたと思わざるを得ません。 一方で中野剛志氏なんかが有名になったここでは・・・【水島総】TPPと中国侵略問題[桜H25/3/25] TPPに関して。 この水島氏『TPP反対。反対する為にこそ安部総理に交渉できる力を!』という主張は理解できます。 概ね言いたい事も分かるんですが 根本的にメディアとしての問題を抱えているように感じます。 要は『参院選にきちんとTPP反対派を擁立、当選させなければならない』と言うことを伝えなければならないはず。 それにはここまでのTPP準備交渉で日本政府は大幅譲歩と思われる内容は世論形成に悪影響だと思いませんか? 私は半ば捨て鉢に言っているように見えるし、コレまでの『正論主張→失望』の長い期間を考えれば仕方がない部分も有るのでしょうが、それなら戦後レジュームからの脱出なんていう必要はない(後述)。TPPの問題点を正面から突いて世論形成に寄与するべきだと思います。 どうもこの年代の人たちが それ以下の世代の人たちに対して勘違いしている部分がここではないかと感じたので苦言。 もう2つ桜の動画。【朝鮮半島】北の醜態は韓国も同じ、日本の売国奴も忘れるな[桜H25/4/4] 【日いづる国より】西田昌司、TPPかポーツマス条約か[桜H25/4/5] 個人的に日本の自立ってなんだろう?っていうのと、”戦後””戦争”を意識していない私みたいな層(結構多いと思いますよ)が、日本をどうしたいかを問われれば、『戦争』を望むことはないだろうし、多大な社会変化は望まないのではないかと・・・。 その一つには経済を大きく変えるにしても、現状の政治の方向はどれも自由貿易、グローバリゼーション・・・。地域主権をうたう某市長様もこのあたりは大きな矛盾を抱えています。 自虐史観の払拭+教育の向上 自前エネルギー・資源政策の推進 自主防衛力の向上(脱米) 在日問題の解消+α コレに将来の人材問題として少子化対策だとか、雇用の確保(産業の維持)といった問題が絡んでくるのはどこでもいつでも一緒。 憲法改正に関しても『なくても達成できるのでは?』という認識が私にはあるわけです。 教育改革などは前回の安部政権の時にも踏み込みきれなかったように 手ごわい問題ですが、それ以上に『何を学ぶべきか?』という問題が学校の現場に薄い。 教育目標なんて年度ごとに出ますが 毎年コピペしたかのごとく薄っい内容です。 知識と知恵と理性 のバランスということを長男にはよく言うのですが、知識にやたら偏った教育と価値観が私の子供の自分には行われていたように感じます。それだけ親世代にまで浸透してしまっている問題ですし、払拭しがたい価値観になってしまっていると言うことです。 そしてそういう価値観に疑いを持たない教師がいたりする訳ですよ・・・。 そうした層に対して”脱戦後”を打ち出しても論点はずれているのではないでしょうかね? 日本は大量に米国債を抱えていて、ある意味爆弾を抱えている状態。 そしてアメリカの経済も綱渡りをし、中国も経済においては爆弾持ちです。 私は『日本は中立・連携国家であるべし』という事こそが自立ではないかと考えます。 中国依存、アメリカ依存をすれば共倒れする。 交渉の根拠(自前資源や軍事力・経済力)を背景に深すぎない、馴れ合わない関係の外交力を育成すること。 そういう意味でロシアとの交渉はワクワクします。 水島氏は「批判するだけなら・・・」といいますが、日本の民主主義の根幹にある教育がどんなものか考えれば、メディアが 、政治家がきちんと説明なり、選挙主張なりで打ち出してって言うべきですよ。 (参加表明後のラジオで三橋氏は「選挙公約に6項目入れるべき」と発言) 言葉で伝える人たちが、また、暗にメッセージを出す人たちが誤解や反感を誘発してどうするんだ、と。 大衆が大衆であることをメッセージを発する側が否定するのであればそれこそ社会は成り立たないのにね。
Apr 29, 2013
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別にこの本を買ったわけではありません。実際に読んだのは古本屋で見つけたこの雑誌の記事。 因みに2012.2号 ザックリいえば・米ドルは基軸通貨としての地位を騙し騙し続けていたが、リーマンショックで終焉・基軸通貨は「通用性」「購買力」によって決まる・そのため広く頒布すればそれだけ 価値の裏づけたる希少性を失う(金本位制などの歴史)・ドルの後釜候補だったユーロは”政治的思惑”による成立のために、価値を高める≒基軸通貨を望めなくなった・基軸通貨の存在が難しい時代への突入・地域通貨・通貨分散時代へ この人 「遅かれ早かれ1ドル=50円時代に突入する」と予測しています。 実際にそこまで進展するのには時間がかかるでしょうが、アメリカ・ヨーロッパの経済を支えた中国がヨレヨレで、日本の債権なんて米国債中心であることを考えると共倒れの危険だってある。 要はアメリカの終わり・・・そんなのを想定して動く必要が国にはあるってことなんです。 おそらく本日TPP交渉参加宣言されるんでしょうが、農業問題に集約させて、農業者を悪玉に仕立て上げたやり口はヤレヤレです。 やっとこ海洋資源とロシアというカードを得ようという段階で 全ての交渉を不利にするカードを仕込む必要なんてないのにね。 そういう本質とはなれた論調を展開する代表がここ。TPP「農業守りすぎ」維新、松井幹事長が自民批判 ( 3月15日産経新聞より) 安倍晋三首相が15日夕に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を表明する見通しとなったことを受け、日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は同日午前、自民党が農林水産分野の重要5品目を「聖域」として関税撤廃の例外とすることを条件に交渉参加の容認を決議したことについて、「農業分野を守りすぎている」と批判した。大阪府庁で記者団の質問に答えた。 自民は13日のTPP対策委員会総会で、コメ、麦、牛肉、乳製品、砂糖を念頭に、重要5品目と国民皆保険制度について「聖域(死活的利益)の確保を最優先し、確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとする」と注文を付ける決議を了承した。 これに対し、松井氏は「日本の農業は成長産業としてこれから世界に打って出る分野。交渉参加は当然で、参加前にあまり国内でこの部分(を関税撤廃の例外)と決めて出ていくと、交渉のテーブルで有利な条件を引き出すのが難しくなってしまう」と疑問を投げかけた。 大阪は農業や自給率なんて関係ないんでしょうし、町工場がTPPでよくなるとでも思っているんでしょうかね?国内雇用を減らしていくというのは=女性の社会進出をしても働き口がない =国内の食品・日常品といったものの消費が低減する =国内での生活が困難になる(少子化推進!)等々ろくでもない話になると思うんですけどね。 上のマイナス要素って ようは『地域破壊』なわけで、地域通貨なんて浸透しないんですよね。 それに『効率化』という言葉で商店街や小規模事業って否定的に言われているんですが、反対に伸びているのってアマゾンやら楽天やら・・・。 実店舗を閉めてネット販売専門にして儲けているところなんてざらな状況です・・・。 地域通貨ではなく、こうしたネット上のポイントのほうが余程『リアル通貨』なわけです。 円天万歳ですよ・・・。 この知事がいかがわしいのは前からですが、『何をもって有利とするのか』も定義づけしない姿勢は卑怯であり、無能と言われても仕方のないものですよ。 自動車輸出って本当に延びると思ってんの? ものづくりどうこう言うのなら シャープが韓国に食われようとしているのをどうにかしろよと。 国が食われて地域だけが生き残るってのは『併合された上での話』です。 関税の問題じゃぁない! 自分たちで選挙権を持っても、地域で安全対策に条例を打ち立てても、それが外国企業のご都合で否定され、場合によっては賠償を求められる状況なんてありえないんですよ。 企業が『法人』ではあっても主権者ではない。 この前提がない民主主義は詐欺ですし、無駄ですし、ゴミ。 当然地域通貨もなければ、国としての通貨もお飾りになります。 これは日本だけではなく、欧米、中国にすら言える話。 ・・・TPP交渉で武器輸出国の道を開くのなら・・・。 選挙前に石破議員のコメントで武器の性能を売ることで知らしめれば、抑止力になりうると言うのがありました。 TPPと安全保障を一緒くたにしているのならこんな提案すら出てしまうのではないでしょうか? 交換条件としてね。 そのとき日本は日本でいられるのでしょうか?
Mar 15, 2013
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納谷吾朗さんが亡くなってしまいました・・・・。 ご冥福をお祈りいたします。 また昭和の一頁が世を去ってしまったわけです。 そのせいか、本日は追悼番組的なものが流れ、吹き替えを担当された『猿の惑星』が放送されました。 創世記ではないやつね。 以下ネタバレ含むなので未見の人は飛ばしてください。 ラスト手前の遺跡前でのいざこざ。 猿側の最高頭脳ザイアス議長は猿の有史以前の文明・・・人間の存在と危険性を過去の文献より既に読み解いていた。 「人間は感情が理性を凌駕する」 「(人間が危険なのは)この禁断の地が砂漠になってしまっていることが証明している」 「人間だけは享楽のために、相手の縄張りを奪う為に同属を殺す」と人間を危険視する理由を語り、新天地を目指すテイラーの背を見ながら 「我々にとっても、奴(テイラー)のとっても知らないほうが良いのかもしれない」と嘯いたりする。 そしてテイラーの前に現れる自由の女神・・・。 自分は地球に帰ってきていた・・・。誰が地球を滅ぼしたんだ・・・! 人間など全て地獄に落ちればいっ!! テイラーの嘆きで劇終となります。 放送終了後 維新の会が質問している国会中継をその後見ていたんですが・・・。 3.11という刻まれた日の直近でこの作品を見ると・・・そして未だに原発を抽象論で『雰囲気的に怖いもの』として現実的な対処を曖昧にする人達を見ると・・・。 人間って本当に『知識がある』『IQが高い』『偏差値が高い』とかいうのと『賢い』の間が埋まらない生き物・・・もしくはその違いをわざと誤解しようとしている生き物なんだと実感させられますな。 ここのところTPPを話題に上げることが多いですが、原発にしてもIBMのCMにあるようなスマートメディアにしても、モノポリーを自然に実現してしまう過程ですよ。 よく『格差社会』といいますが、本当に格差が進むと底辺が圧倒的多数=数の力を持つことになり、洗脳をうまく続けない限り『革命』を誘発することになります。 『頭の良い勝ち組』の人たちはそれが本当にできるでしょうかね? 人口分布でピラミッドが例図となるのは伊達ではないでしょう。 多くの人が処理しきれない効率化なんて その先は『多くの人は享受できない効率』に化けますよ。 本当に底辺化すればネット環境なんて失うし、交通も物流もメリットどころか利用自体が制限されてしまう。 人間にとって 適度なコストに適度な価格、適度な報酬というの保持しないと『富の分配』の『富』はどこから来るんでしょうね? ベーシックインカム制度なんてのも格差が進めば1%の勝ち組の富から99%に分配できますか? 非常に文章内でも『効率化と社会保持について』の矛盾を抱えたものがあったので転載。ユニクロの高い離職率が意味するもの - 辻 元 ( 3月11日アゴラより)私の前記事に、山口巌さんが「ユニクロの柳井正社長は嘘つきなのか?」を書いて抵抗しているが、問題の本質を見誤っているようなので、前記事と重複するが、簡単に指摘しておきたい。私は、ユニクロの経営システムそのものを批判しているのではなく、実態と乖離した「世界一へ、グローバルリーダー募集」といった、プロパガンダを掲げた人材募集の方法に問題があると言っているのだ。( 中 略 )私が問題にしているのは、ユニクロの企業イメージと実態の乖離で、ユニクロのシステムを批判しようというのではない。 高いスキルを持った一握りの人たちに高給を支払う一方、大部分の仕事はマニュアル化され機械化され、IT化されて価値が低くなり、その結果、大部分の低スキルの仕事が、低賃金に甘んじるのは、仕方のないことである。 私の言いたいことは、労働が二極化しているのだから、それならそれで、就活生に「世界一へ、グローバルリーダー募集」などという実態と乖離したプロパガンダを掲げることを止めて、「グローバルリーダーは(新卒でなくても中途採用でもいいので)、別途採用します」という方が正直で良いのではないか、ということだ。そもそも、決められたマニュアル通りに働く人材が欲しいのであれば、何も大学を出ていなくても構わないわけであるし、厳しい労働に耐えられる体力と精神力、低賃金でも文句を言わない従順さを持った人材を、選ぶ方法はいくらでもあるだろう。マニュアル労働の末、大したスキルも身に付けられずに、大量の若者を離職させることは、社会的損失も大きい、私が言いたいのはそれだけだ。 グローバル化って均一化でもあるわけでね・・・。それはマニュアル化と通じるんですよ。 既存マニュアルを保持した上で、市場における適合・マッチング・発展と言うのが「グローバルリーダー」だとおもいますが、高いレベルでマニュアルと現場のマッチングをするのって結構、事なんですよ。 コレはシステムも同様。 何でもできるシステム、なんにでも対応できるマニュアルってインプットが広いけどアウトプットの多様性が無限に広がる。 だからマニュアル・システムはインプットの制限を強くするほど、「該当業務における正確性・価値の向上」になる。 「高スキル(と呼ばれる者)の所業」が「低スキル(と呼ばれる者)の奮闘」に支えられているという矛盾を抱えることになる。 本当に高スキル(と呼ばれる者)が正しくて、グローバル化が正しくて先進が正しいのなら、後追いである北朝鮮や中国に何故現状のように脅威を与えられているのか? 猿の惑星において 猿は猿人の社会保持と言う既得権益のために人間を迫害しました。 現在 日本では被災地の復興が・・・「被災地に春が来なければ日本の春も来ない」(安部総理)と言いながら復興とは正反対のTPPなんかが沸き起こり、生存の為の産業という議論がされない不思議がある。 結局自己愛のために共存できない・・・他者を侵略することで生きる人間が猿(比喩)に取って代わられないとは私には思えないんですよ。 わざわざ他者とぶつかり合う様に効率化=道幅の縮小を続けて、最後に人間を嘆く姿が ラストのテイラーに見えたのは私だけでしょうか?
Mar 12, 2013
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先日NHKで『自殺を防ぐ』特集をやっておりました。 簡単に言えば「自殺にたるルートを解明することにより 適切な対処ができるような 制度・環境づくりをすることにより自殺は防げる(減らせる)」というもの。番組はこのルート解明の取り組みを行っているNPO法人を中心に構成されていました。 冒頭のアニメはこれまでに記憶にあった「人生」に関するものを Youtubeから改めて拾ってきたもの。 比較的最近ではディズニーランドのCM(下記)や鉄拳の『振り子』等もこの類。 内容的には 『喜』『楽』のものも有れば『哀』『怒』にあたるものもこうしたものには有ります。 が、それぞれ考えるべき部分が有るように感じます。 私は適切な対処・制度なんてものは現実に存在しえると思っていない = 現環境化においては自殺は減らない と考えています。 このNPO法人の方々はそれぞれの専門家で構成され、使命感に燃えて努力されているのでしょうが、おそらく救えている・救える人というのは結果から見て自殺を”しない”人だと思います。 だって自殺に踏み切るかどうかのスイッチなんて類型化しようがそれは『表面上のキャラクター・経歴』によるもので、内なるどろどろした部分から来る そこまでの距離なんて図りようが無いですから。 そんなに心を開いている人ばかりだったらこんな世の中になるわけないし。 番組内で『身近だからこそ、家族だからこそ自分の状況を隠されてしまい気づくことができなかった』という視聴者の意見が寄せられておりました。 自殺者の関係者に鞭打つわけではありませんが 『それなら誰が気づけるんだ?』というのが率直な感想です。 先般の滋賀県の学生が自殺して大騒ぎした時もそうですが、基本的に学校は他人事ですし 学校自体・・・教師の人間性などの問題による虐めの拡大(私はかつてコレを経験しています)すらあるのに、根本的な対処が制度整理でできると考えるほうがおかしい。さらに教師とて人間であり、一人ひとりの生徒に対応できる時間的余裕も限られていることを頭から外すべきではないでしょう。 『一緒にいて感じ取ることのできない』 私はこの原因は『急かされている社会』に求めたい。 『異常な価値観への批判』ともいえます。 例えば まったく関心が無い(要するに嫌いよりも悪い状況)の相手と二人、一室に長時間いれば、良くも悪くも相手のことは何かしらの感情を伴って『自分なりの理解』をするでしょう。 うざったいと感じるか、意外といい奴と感じるか・・・、それはわかりませんがね。 逆に『家族』で括ろうが、(1)家族の行動がルーティンワーク化しているケース や(2)時間的・空間的接点が乏しいケース(3)関心の範囲が重ならないケース といった状況の何れかが当てはまれば『変化・予兆』なんて簡単にスルーされるでしょう。 しかも地元で考えても 幼少の頃から夫婦共働き、地域社会との接点の消失(商店街・自治会消滅など)、受験の早期化による家庭で過ごす時間の減少・・・・。 上記(1)~(3)を満たす環境が進行してしまっているわけです。 世間様は海外との競争を猛烈に言いますけど、正直その流れに乗れている人、まったく落ちない人って本当のところどれぐらいいるんだろうと不思議に思います。 余裕があれば・・・ 時間が有れば・・・ 言い訳じみていますが人のこと、人の変化を知るのにはやはりSNS等の”キャラ作りによる平面的な人格”よりも現実を見ないと難しいと思ったりするわけです。 ”つながり”って何なんでしょうね。
Mar 2, 2013
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ガソリン12週連続上昇=エネ庁 ( 2月27日時事通信より) 資源エネルギー庁が27日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(25日時点)は、全国平均で前週比1.0円高の156.2円と、12週連続で上昇した。原油相場の高止まりや為替の円安傾向が影響したとみられる。 41都府県が上昇、4県が変わらず、北海道と富山県は小幅下落した。愛知県と京都府(ともに2.4円)、島根県(2.3円)、宮城県(1.9円)の上昇幅が大きかった。 調査を担当したみずほ総合研究所は、今後について「円安も一服しており当面は小幅な動きが続く」としている。 因みにこの記事に対するyahooコメント。円高のときはいろいろ言い訳してなかなか値下げしなかったくせに、円安の時だけ足並み揃えて価格反映する元売りに腹が立つ。上がる時は順調だな「政府は原発やめろ!」と言ったり、「円高不況だ政府何してる!」と言ったり、「円安にしたら火力発電の輸入が高くつくだろ政府!」と言ったり…。マスコミの無責任ぶりってあいかわらず凄い。そのくせ、原発依存も貿易赤字も避けられるように政府は海洋資源を守れ、とはろくに言わないよね。尖閣•竹島の報道では侵略国との友好が大事だと平気で言い、侵略行為を事実上容認する有様。あそこの資源が採掘できたら原発依存しなくて済むのに。ある意味で、マスコミとか古舘とかみのもんたは侵略国以上に日本に害を及ぼしているのでは?90年代はハイオクが100円くらいだったのに😔運送業が大変だ。 TPPで外に打って出ると騒ぐマスコミさん。 現状、多少戻したとはいえかなりの円高水準。しかも対ユーロはイタリアの政情不安でやたらと弱い。 ドイツあたりはイタリアに頭を悩ませつつも 国内産業的には喜んでいるでしょう。 日本国内でいえば 貿易赤字を招いている原因は主に『エネルギー輸入量の増大』と国会でも論じられているのに、「原発には反対だ~!」「国民の生活負担を増やすな!」とわけのわからない合唱が続いていますわな。 使えるものは使えと言うのであれば原発は当面使うべき話でしょう。コレだけでエネルギー輸入の面では足下見られないんだから。 儲かるのは商社だけっていうのであればtppで喧伝している『日本の技術力』の源泉である中小企業は総倒れですよ。 だいたい日本の技術力の根拠の一つは安定した社会インフラ・エネルギー供給・基礎学力・安全といったものがあるわけで・・・。 国土強靭化が”こうしたもの”を的確にさしているのであれば目先しか見ない人以外は支持するべきモノ。 でも、正直踏み込みが足りない。 最近アメリカさんの液化天然ガスがニュースになっていますがこれも日本近海におけるガス田も『エネルギーとしての石油の代替』ですから、原材料としての代替にはならない。 加えて3点。 1.太平洋側での採掘は現状地震リスク・政情リスクでマイナス面が大きい。 2.オイルサンドの採掘は昨今アメリカの地震原因という話が出たまま続報が・・・。 3.日本海側・・・つまりはロシアと関係する近海での採掘の話は放置されたままであるし、 そもそもエネルギー面で足下を見られないようにリスク分散するのなら ロシアとのビジネスは不可避。 TPP交渉を優位にする為の材料が日中韓FTA交渉(成立するとは言っていない)なのかもしれないが、 そろそろ北方領土問題とあわせて・・・バランスをとる上でもロシアさんは正面から付き合える状況にしないと・・・。戦後何年だって話でね。いくら教科書で日本の領土と書いても説得力がなくなっちゃう・・・。 そういう意味で鈴木某さんが国会に戻ってくると面白いと思う今日この頃・・・。 以上チラシの裏。
Feb 27, 2013
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<大学生/就活>ロート製薬、あえて脱・ネット 「思い」持つ学生と本音で対話 ( 2月24日毎日新聞より) 今や就職活動と言えばインターネット。企業へのアプローチは「ネットから」が主流になっている。しかし、ロート製薬は就職情報サイトによる募集をやめ、現在の大学3年生ら14年度採用からは原則として直接会った学生がエントリーシート(ES)を提出する方式に変えた。ネットに頼る就活では、企業も学生側も、お互いのことがよく分からないままになるとの指摘が強い。採用方法の模索が始まっている。 「『とりあえず』を止(や)める」 同社のサイトで、新卒採用情報のページを開くと、大きな文字が目に飛び込んでくる。 同社は、11年度採用から就職情報サイトでの募集をやめた。その前年まで、学生のエントリーは2万~3万人にも上った。当然、全員に会えるはずがなく、面接できるのは1000人以下だ。一方、6000~7000人程度を対象に説明会の案内をしても、参加率は5~6割程度にとどまっていた。 「会えば魅力がある人か分かるのに、それまでに人数を絞らなければならない。ロートに思いを持った人だけに会う方法はないだろうか」。そう考え、新しい採用の仕組みを検討したと、人事総務部の矢倉芳夫マネジャーはいう。 そこで、応募を電話で受け付けるように変えた。仲間以外と電話応対の経験がほとんどない学生が、企業に初めての電話をするには、何らかの考えを固めてから。あえて“ハードル”を設けたわけだ。応募者は当初、800人程度に激減。最初の電話でも、サイト上に記した同社のメッセージをどう思うかなど、簡単なやりとりから始めた。 ( 中 略 ) 矢倉マネジャーは「ネットは悪ではないが、企業側は数を集めて安心し、学生側はどこにでも通じる志望動機を書いたESを大量に送る。思考停止状態からミスマッチが生まれていないか。お互いの相性確認をするのに、対話する努力は欠かせない」と話している。 ネットの応募って”中途”で利用してますけど応募も簡単なら断られるのも非常に簡単。 『次』につながるものが無い。 私個人をもって『日本人は~』ってやるのは不遜ですが、この「『とりあえず』を止(や)める」っていう発想は非常に現状を良く捉えた示唆を含むものだと感じます。 『メリット・デメリット』の両面があるのが通常の『現実の事象』です。 『長所・短所』という部分に置き換えてもコレは同様。 ところがこれらのマイナス面は互いに隠しあうのが常になってしまっています。 わざわざ「欠点をさらす必要はない」というのはその通りでしょうし、商売目線で言えば『騙してはいないけどマイナス面に目を向けられると儲からない』という意識は当然にあります。 ネットを介した応募では、おおむね足きりですから、マイナス面があるものを捨てていく作業になります。 結果・・・マイナス面に目を瞑っても・・・むしろマイナス面をはかりきれないままに長所をはかりそこねることになります。 スピードアップ、効率化というのは非常に良い意味として使われますが、『端折る』『省く』という作業によってその端折ったもの、省いたものが常に適正であるかが省みられることは少なくなります。 テレビではTPP交渉参加を事実上宣言したとばかりに報道されていますが、この『端折る・省く』を優先した業種がここ数年でどうなっているかを見れば『日本は技術力が有るから海外に打って出ることこそ正義!』っていうのは信じられないんですよ。 これも『日本にとってのメリットは何で、デメリットは何か?』って具体的に宣言することもなく曖昧なまま『例外が認められた!』なんて言っているだけ。それで新聞社の世論調査がupしたなんて・・・。 この調査が正しいのなら日本人って本当におめでたい人種です。 民主党政権を是とした時からなんら変わっていない。 きちんとメリット・デメリットを並べ、誠意を持って・・・これは相手の顔を立てえるとかではなく自分たちの求めるものを相手に提示する。 新卒・中途と結構な数の面接を受けましたが、コレをしてくれたと感じたのは新卒の時の1社だけでした。 しかもその時担当していただいたのは 人事の専門ではなく、海外も含めた事業推進のお偉いさん。 だから『これから欲するもの』をダイレクトに出していただけましたし、こちらが望む形との差異や足りないものを感じることができましたよ。 (因みにこの企業では内定をいただいていましたが、最終的に辞退しました。) 『なんとなく』『とりあえず』で泣かされるのは立場の弱いものですし、立場の弱いものほど余裕も余力も無いのですから『少なくとも次に生かせる成果』を求めるべきです。 私はこんなことを言って、やっているので嫌な顔をされることもしばしばありますが、結局そこでつめなければ相手(クライアント等)もいい思いばかりはできなくなるんです。少なくとも『騙そうと思って騙していること』がこの関係では是認されてしまう(そんな関係多いです)。 そしてこの結果は、現在どれだけ『本当に必要なもの』が必需品となっているかにあらわれます。 『とりあえず』で失うのは人間の正直さ、誠実さですよ。
Feb 25, 2013
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一般的にアルソックの人の偉業とかしか興味は無いと思うんですよ。 プロレス関係の人とかがいくらか提言はしていますが・・・。 面白いのは『守る側』がどんな思考をしているか?と『なんでこうしないの?』という点。 とりあえずこの記事。レスリング除外、西側諸国の策略…イラン猛反発 (2月15日読売新聞より)国際オリンピック委員会(IOC)が2020年夏季五輪の実施競技からレスリングを除外する可能性が高まった問題で、レスリングの強豪国として知られるイランも猛反発し、地元メディアは「イランからメダルを奪う西側諸国の策略だ」などと批判している。 IOCのホームページによると、イランはこれまでの五輪で得たメダル計60個のうち38個をレスリングで稼ぎ出している。昨年夏のロンドン五輪でも、金3個を含む計6個のメダルをレスリングで獲得している。 イラン五輪委員会の広報担当者は読売新聞の取材に「除外理由についてはっきりした説明がない」と憤慨。同委は14日に緊急会議を開き、IOCに抗議文書を送ることを決めた。会議ではまた、日本やロシアなど他の強豪国と一緒に、実施競技に復活するようIOCに働きかけることも確認した。同担当者は、核問題で対立するレスリング強国の米国とも「共闘する準備もある」としている。 サッカーで韓国人選手が竹島問題のプレートを掲げて問題になりましたが、「何を今更!」というのがオリンピック。 政治問題が絡んでベルリンやモスクワでの五輪がどうなっていたか・・・。 それに金に絡んでの競技の伝統やスポーツマンシップを冒涜するような行為というのはルール改悪やドーピング問題などきりがない! 今回のアマレス除外の動きはコンテンツとしての人気が問題だというのですが、実際問題他にもオリンピックって結果とダイジェストで済むような不人気競技・・・もしくはルール云々よりもメダルを贔屓が取ったかどうかが問題視されている競技って多いでしょうに。 だから個人的にはルール改正したところで・・一般的な目線や、コンテンツで稼ごうって側からすると『ルール改正は根拠の無い対応』と言えると思います。 だって『儲からない』と判断されているんだからわざわざ一時的な反対運動に真摯に対応するほうが手間ですよ。 除外する側ってのは既に『NO!』を打ち出したんですから。反対の理由なんていくらでも付け足せる。 だから『守る側』はオリンピックへの過度の幻想を捨てて、別のコンテンツとしての繁栄を考えるべきだと思いますよ。 アメリカ、ロシア、イラン、日本。 すっぱり五輪からこの国が抜けちゃえばIOCが馬鹿を見て面白いんですがそこまではしないでしょう。他の競技があるし。 だけどいくつかの競技でも・・要するにコレまでIOCに除外されてきた競技や除外をもくろまれている協議ですっぱり手を引くってのはありではないでしょうか? それで別の複合競技会を4年に一度やっちゃう。 このうえで一見さんへの敷居を下げる為+競技人口を広げるためにルールを改正するというのは当然に必要になるわけです。 アマレス、柔道、マラソン、陸上(競技数は縮小)、サッカー、重量挙げ・・・ サッカーや柔道はむしろ無くした方が良いかもしれませんね。 オリンピックの根源に根ざした競技、それも肉体的な凄みを求める競技に絞る。 競技数を増やさないことを是として、各競技の委員会には徹底した普及活動を求める。 個人的にはオリンピックで『水着の新技術が凄い!』だとか『メダルがいくつ!』だとかは好みません。 選手に対する敬意もないし、今回の記事のような『政治を超えたスポーツの存在価値』ってモノが軽視されている。 だいたいにしてオリンピックを目標とするスポーツ振興ってスポーツそのものの目的を忘れてしまっているのでどちらにしても馬鹿馬鹿しいんですよ。 スポーツは誰の為にやるものなんでしょうね? 一つのことを追求できる人間性に尊敬し、上を目指そうとする向上心に触発される。 切磋琢磨する人を思想や言語を超えて尊敬しあう。 だから先駆者を良として後進の指導に周囲が配慮する。 ところが競技やメダルそのものが目的となってお金が動き、目的とするべきところがないがしろにされる。 根っこのところが語れなくなっている今回の関係者はIOCだろうがレスリング関係者だろうがお話にもなりませんね。
Feb 18, 2013
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高校や大学ではこの手の授業がありますが、そして日々のニュースでは基準にされますが、こうしたニュースを見ると意味あるんかな?と言う話。米デル、非上場化を発表 創業者ら株買い取り、構造改革へ( 2月6日産経新聞より) 米コンピューター大手デルは5日、マイケル・デルCEOが投資会社と組んで約244億ドル(約2兆2700億円)を投じてデル株式を一般株主から買い取り、非上場会社になると発表した。パソコン事業が不振の同社は、創業者のデル氏主導で構造改革を急ぐ。 デル氏と米投資会社シルバーレイク・パートナーズが、1月11日時点の終値に25%上乗せした1株当たり13.65ドルでデル株を買い取る。7月末までの手続き完了を目指し、デルはナスダック市場の上場を取りやめ、現在14%の株式を保有するデル氏が過半数を握る見通し。買い取り資金のうち20億ドルは米マイクロソフト(MS)が融資する。 デルは1984年にデル氏が創業したが、パソコン販売が他社との競争やタブレット端末に押されて低迷。利益率の高い法人事業を強化しているが、非上場化で市場の圧力をかわし、意思決定を迅速化する。 比較的最近ではFacebookが株式公開して創業者は多大な利益を出しましたが・・・。 ブルドックソースや吉本興業が自社株を買い戻して企業防衛したりしたことを考えると株式公開って既に役割を終えてしまっているような気もするんです。 サブプライム問題以降でアメリカで最初に元気になったのって 証券の書き換えなどで利益を出した証券会社。 諸悪の根源がさっさと復活したわけです。 市場から大きな資金を得る手段 市場の信頼性を担保する手段 こうした機能って高校くらいから授業でもやりますが、他者資本の出し入れに振り回されるシステムは既に害になっているのでは? とすると市場の動きが早い時代には企業資本はむしろクローズしたほうが意思決定が早く対応がしやすいということになり学校の授業内容も変わるんでしょうかね?大気汚染で高まる遷都論、2016年に河南省信陽市へ首都移転?―中国 (2月8日レコードチャイナより) 2013年2月6日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、中国の首都・北京が深刻な大気汚染に直面していることから、ネット上で首都移転の話題が盛り上がっている。 中国では2012年に湯愛民著「中国遷都論」や上海華頓経済研究院の瀋●耀院長と国家外国専家局展望計画弁公室執行総幹部の邵律氏の共著「遷都:中国の発展をリードする戦略転換」が出版されたことで、首都移転の可能性が議論の的となったが、悪化する大気汚染をきっかけに再び遷都論に注目が集まっている。 瀋・邵両氏の「遷都」では河南省信陽市への首都移転が提議されているが、このほど河南省信陽市「農村総合改革研究センター」ウェブサイトが、「2016年に信陽へ遷都」を当局がすでに決定していると発表し、ネット上が騒然となっている。 同センターウェブサイトに掲載された「信陽への遷都事業はすでに始まっている?」という記事によると、「北京市は水資源の不足や人口増加、交通渋滞、環境汚染などの問題が悪化の一途をたどっており、遷都問題の議論が高まっている」とされ、2012年7月28日に国家発展改革委員会と国家都市企画局、国家環境保護局など政府20部門から160人余りが信陽へ首都移転のための調査に訪れており、合計28回に及ぶ調査から「2016年に首都を信陽に移転させることが決定した」という。 一方で『価値を高める』ということを想定しているとコレも手段としてはありなのか?と感じる記事。 この記事に対しては『無駄』『公害の拡大』といった意見が多いようですが、なんとなく経済指標のごまかし目的もあるように感じます。 要するに首都移転でバブルアゲインってこと。 現実には効果がなくても数字を改ざんするのはコレまでも散々やられていますから国内外向けの示威行動としてはやりそうな国。 ますます経済指標って意味有るのか?って話になります。 なのにこんなものを中心に社会とやらは回っている。 変なの。
Feb 9, 2013
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素朴な疑問としてね・・・侮辱罪もしくは名誉毀損として問われたらどうなるんでしょうね? つまりは子供だからとか抜きにして、暴力行為は暴力行為として社会的に裁くんだったら、『餓鬼だから許される』って甘えは虫が良すぎるって思ってます。 少年法の扱いでも近年凶悪犯罪に対しては明らかにそれを超えた判断をしている。 年齢で単純に更正可能性をはかることなんてできないし、それに対応する家庭環境(再教育のできる保護者の存在)や社会制度が壊されているのだからむしろ刑は重く、コレまでの判断では『そんなことで!』というようなことで罪に問われても不思議ではなくなるのが流れかと思います。 もっとも私はそんなことは望んでいませんから『主婦復権論』なんて言いますし、教師に過度に期待するほうがどうかしていると言いますけど・・・。 ※侮辱罪は、事実を摘示しないで、公然と人を侮辱することを内容とする犯罪(刑法231条)。<体罰>「ハゲ」と言われ生徒16人平手打ち 神奈川の教諭 ( 2月2日毎日新聞より) 神奈川県小田原市教育委員会は2日、市立中学校で50代の男性数学教諭が、2年生の男子生徒16人の頬を平手打ちする体罰を加えていたと発表した。生徒にけがはなかったとしている。教諭は複数の男子生徒から暴言を受けて立腹し、発言者が誰かを問いただしても名乗り出なかったことから、教室内にいた男子生徒全員をたたいたという。 市教委によると、1日午後2時15分ごろ、6時限目の授業開始に遅れた男子生徒に対し、教諭が教室出入り口で「なぜ、遅れたのか」と注意していたところ、教室内にいた複数の男子生徒から「ハゲ」「バカ」「死ね」などの暴言があった。教諭は男子生徒に「誰が言ったのか」と聞いたが、誰も答えなかったため、遅れて入室した生徒を除く教室内にいた男子生徒16人を廊下で正座をさせた。再度発言者を問いただしたが、名乗り出なかったことから全員の頬を平手で1回ずつたたいたという。 教諭は授業終了後、校長に体罰をしたことを報告。理由について「許せなかった。正々堂々と名乗ってほしかった」などと話したという。学校側は体罰を受けた生徒全員から聞き取りをした上で、校長が市教委に報告した。2日午前、体罰を受けた生徒と保護者を学校に呼び経緯を説明した後、教諭や校長らが謝罪した。 市教委は「駄目なことは駄目という、一本気で情熱的な教諭」と評価するものの、県教委の処分が決まるまで授業をさせない方針で、「どんな理由があっても、体罰は暴力であることを徹底したい」と話している。はげなどと言われ…中学教諭、生徒16人に体罰 ( 2月2日読売新聞より) 神奈川県の小田原市教育委員会は2日、同市立中学校の50歳代の男性教諭が、2年生の男子生徒16人の頬を平手でたたく体罰をしたと発表した。 発表によると、1日午後、男性教諭が授業に遅刻した生徒たちに教室へ入るよう呼びかけた際、数人が「うるせー、ばか、はげ、死ね」と暴言を吐いた。男性教諭は発言した生徒に名乗り出るよう求めたが、返事がなかったため、その場にいた生徒16人を廊下に正座させて頬を1回ずつたたいた。けがはなかった。 男性教諭は直後に校長へ報告し、「過去にも暴言はあったが、今回は名乗り出ないことが許せなかった。体罰が報道されている中でこんなことをして申し訳ない」と話したという。同校は2日、体罰を受けた生徒と保護者に経緯を説明し、謝罪した。 これ・・・ 1)手を出さずにそのまま教師が訴えるケース 2)学校側が教師に何らかの罰則を与えたケース になったら1)では難しいいでしょうが、2)のパターンで学校を教師が訴えれば勝てるでしょう。 既に叩かれたことを『罰』と考える向きも有るでしょうが、この一連の流れの中に『子供側が更正する機会』『自分の行いを悪いことと認識する機会』が教師側が謝罪することで失われているというのに問題視もされない。 頭の良い人たちはみ~んな『体罰』でくくって、躾という概念は絶滅させたいようです。 今は学校の問題ですが、既に社会的には『よその子を叱る』ってタブー化してますよね。 先生が駄目なことを子供が・・・社会が 親にも許すでしょうかね? 禿を”はげ”と言って何が悪い! これって言葉の”暴力”って以前は言ってました。 最近言わなくなりましたね。
Feb 3, 2013
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久々なので見出しと短評で。ソフトB・陽耀勲がチーム帯同ボイコット 米挑戦目指し徹底抗戦 (2月1日スポニチより) 兄弟なのにかたや日本人枠で活躍、かたや外国人枠にも阻まれ昨季終盤やっと投手として出てくる始末・・・。 代理人の問題は米スポーツ界でもたびたび問題になるのに一向に改善されませんな。 NBAで有名選手が引退後結構やばいことになっているわけですが代理人は稼いでいる時だけですしね。 利益の共有といえば聞こえは良いですが 選手は現役で短期燃焼、代理人は次の宿主へ・・・。DeNA危険な“ベテラン冷遇” 5650円のビジネスホテルで相部屋 (1月31日東スポ1月31日より) 読売等は引退後のグループでの引き受けをしてたりしますけど、横浜はどうもメジャー志向をしているせいか自前で指導者やチームをまとめる選手を育成する気は内容に感じます。ヤンキースにだってフランチャイズビルダーはいるのに・・・。 日ハムで田中賢がメジャーにこだわったのも『メジャー経験者の箔』を欲した為という話も有ります。要するに日ハムでは指導者の将来像が描けんという事。 ドラフトにかかる選手も腰掛前提になるのでは。 <女子柔道暴力>「親にも言えない」…選手ら苦悩 (1月31日毎日新聞より)<大津・中2自殺>第三者委「調査に限界」 (1月31日毎日新聞より)中1自殺、父親が被害届 警視庁、暴行容疑で捜査へ (2月1日朝日新聞より) やっぱり『体罰』に報道が偏ってきましたし、拡散してしまって線引きなんてできなくなっている。 虐めにしてもどうも理解できない理屈が通っている。 加害者は「虐めた奴」であって学校ではないんですけど・・・。 その後の調査隠蔽・捏造に関して 正直に出たものを出せばよいのに余計なことをするのは理解できない。 こんな状態だから指導・教育の層からこんな記事が出る。退職金少しでも多く… 教諭の駆け込み退職続々 埼玉 (1月22日朝日新聞より) 私は現在の教師や教育委員会に多くを望めるとは思っていませんが、家庭で『自殺の予兆』を拾えないのを学校に責任を全部負わせようという報道は理解できない。 できもしないことを道義的責任で追い詰めれば 相手は逃げることを考えるんですよ。 教師がまともかどうか、殆どの教師はこんなことしないんでしょうがそれでも記事になる程度はこうしたサラリーマン教師が出てくる。 躾の悪いのが人の花畑を土足で踏み散らそうが『法律に従って警察が~』とか言っていれば解決すると思っている間違った法治国家観をお持ちの方が増えている。 人としての理性が前提にある『法の常識』が 無法・無理解・不躾が前提になればそりゃぁ軽微と判断されれば構っていられませんよ。 その結果自殺でも出れば上へ下への大騒ぎって何なんです? 理解できない。 行くところまで行っての虐めや体罰を 末端の部分から解消しようとしてもできっこないんですよ。 それこそ「死刑」位の抑止力があれば別でしょうが(死刑の抑止力は前にも書きました)。 万引きした子供をたたいたら 子供が『体罰だ!訴えてやる!』と言われて大人がうろたえるような世界を私は望みませんよ。
Feb 1, 2013
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こんな記事が出ていますね。大阪の体罰顧問は『スクール☆ウォーズ』モデル教師の娘婿(2013年1月31号女性セブンより) 正直「だから?」という感じ。理由は前のエントリーで。 その一方でこんなことに・・・。「受験生は生きているだけで丸儲け」橋下市長が発言 桜宮高2自殺 (1月18日産経新聞より) 大阪市立桜宮高校の男子バスケットボール部主将が男性顧問(47)の体罰翌日に自殺した問題に絡み、市教委に同校体育系2科の入試中止を求めた橋下徹市長が「(受験生は)生きているだけで丸儲け」と述べた。自らが提案した同校の入試中止を意識した発言とみられるが、入試を直前に控えた受験生らに対する発言として配慮が足りないとの批判も招きそうだ。 橋下市長は17日の記者会見で、市教委に入試実施の要望書を提出した市立中学校長会の対応に触れ、「事の重大さがわかっていない。教育者失格だ」と痛烈に批判。その上で「一番重要なのは生徒が亡くなったこと。(受験生は)生きているだけで丸儲け。またチャンスはある」と述べた。 これで受験生から自殺でも出たらどう反応するんでしょうね? マスコミさん・・同校バレー部の体罰は他の学校のOBまで引きずり出して『体罰』から『暴行』のほうにシフトしています。 で、橋下市長の反応はどうも教育委員会に矛先が向かっているように見えます。 今年度の受験生というのは大学では文部科学相に邪魔されて、高校では市長に邪魔されるんですかねぇ・・・。 受難の年ですわ。 別の記事での市長の発言。「クラブで勝つより重要なことがある。気持ちはわかるが、入試を継続すれば、大阪の恥」「生徒と先生の信頼関係がすごいだけに、1歩間違えば大変なことになる」「子供の声を聞くだけでは十分でない。ストップをかけるのが大人の役割」「クラブ活動の在り方を変えるなら保護者や生徒の意識も変わってもらわないといけない。このまま入試をすれば同じ意識で生徒が入ってくる」 他にも「受け入れる準備ができていない高校に入れるのは云々・・・」等々。 保護者や生徒の意識をどう変えたいんですかね? そこがブランクになっている一連の発言はノープランと変わらない。 受験生が生きているだけで丸儲けなんてことも無い。 一回はじかれると浪人やら低ランクやらのレッテルを貼られて再起が難しいのがこの社会でしょ? だから肩書きがいまだにモノを言っている。 それに報道でこの顧問がバスケ部をどうするために引き受けていたのかは全然触れられない。 これが子供や保護者を含め『厳しい指導はあるが結果を出せる』という前提であったのなら、実質2年程度しかない期間で指導徹底する為にしかられ役(ここは程度問題はある)をつくるなんてのはスポーツに限った話ではない。 それこそ使者に鞭打つような書き方になるが『一番状況を勘違いしていたのは自殺した生徒』ということだって可能性としてあるのだ。(このあたりは各所の記事で生徒やOBの顧問弁護が出ているので可能性として否定するべきではないと思う) もしコレを『保護者や生徒の意識も変えることで解消する』とするのならば非常に簡単な方法がある。 学校から競争する項目の指導を一切排除すればよい。 全部オンライン学習にでもしてしまえばよい。 生徒と先生の人間的つながりもなければ生徒同士の繋がりも必要ない。 成績だって誰との比較かわからなければ矛先は自分に向けるしかない。 期間を区切って効果の挙がる方法を探せば 体罰的な指導や 他者との比較による虐めまがいの方法まで出てきておかしくはない。 そんなものに一々「効果的手法」と「許されない手法」の線引きがことが起こる前にできるほど優秀な人など居ないだろう。 維新の会は『競争社会』を保護社会 の対極として掲げている。 当然切磋琢磨の中からより良いものが出てくるという思想だ。 だとすれば競争前提の・・・競技で勝つことを前提のリクルートが行われていることを全面否定するようなことはできまい。 厳しい指導のなかから自然発生的に生徒が殴られるケースが出てきたとしてもそんなにおかしくもあるまい。 勝てる学校を目指すのはまさしく『生徒や保護者の意識』なわけなのだから、結果的には効果的なものを目指すうちに変質するのだ。 競争前提では市長様の意思は達成できない。 絶対にこの方向性はとれずにお茶を濁すだろうとは想像できるのが市長様のかわいそうなところだが・・・・。 本質的に解消するには体育会系の人を中心にもつ『歪んだ上下意識』の認識にある。 その所属するチームの目標を明確に掲げ、その目標が高ければ高いほど厳しくなる(ここに暴力・虐めが含まれる可能性は高くなる)ことを当然と考え、その上で『やめる選択肢』をカードとしてきちんと認識させられるかだろう。 そしてこれは入試とは何の関係もない。 「やめるわけが無い状況」「やめられるわけが無い状況」で指導がヒートアップすれば先は見える。 これはスポーツに限らない。 そして橋下市長の悪いところはこの『相手に選択肢を与えた振りをしたがる』ところにある。 現実には入試中止を前提にしていながら、志願者には何の選択肢も与えていない(もう少し時期が早ければ別だが)。 これは今回の『自殺を招いた状況』と同じことだ。 犯人探し、ご自分の手柄、教育委員会たたき・・・どれもくだらないことだ。 言葉に出されているように「一番重要なのは生徒が亡くなったこと。」であるならば、彼の採る手法は理解できない。
Jan 21, 2013
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間が開いてしまいました。再開。 罪悪感の無い体罰をすればそれは暴力ですよ。 必要だから・・・やっておかなければ災禍が拡大するから行う。その手っ取り早い手段。ショック療法。 こういう話題の時に『体罰の目的』が争点になってしまうことがあるんですが、「スポーツの指導に必要ない」というのはまた片手落ちな発言になります。 例えば高校野球にしたって『勝つことで達成される目的に人生をかけている』という立場の部員や指導者がいて、その一方で『部活は楽しみとして行う』という立場があったらどうでしょう? 基本的に学校教育の中で『スポーツ』の目的って人間教育といわれていますが、その言葉の幅は結構なものです。 人生の中心に据えているのか、それとも端っこに据えているのかはぜんぜん違う。 前者から見れば後者が足を引っ張れば『やめろ』とか『鉄拳制裁』なんて軽い攻撃ですよ。 スポーツに限らず『自分の大事にしているもの』を侵害されることを人間は嫌うわけです。 ですからこれは『体罰』ではなくなるんです。 体罰として話をすること自体がずれている。 今回の部活動での一件というのは記事等で明らかになっていない点として 「他の部員はどうしていたのか?」という点があります。 中学時代に同学年で あなたの為だから・・・という前提の『自称体罰』を当たり前にする教師に対して授業のボイコットという事が受験前に発生しました。 内申への影響を回避しての行動だったわけですが、主将と他の部員が共通認識であれば目に見える抵抗もできるし、自殺を止められなかった家庭でもどれだけ強豪校のスポーツに入れあげていたかによって対応への判断は変わってきます。 こうしたことから今回の一件というのは『体罰を批判する』ことに対して反対します。 論点がずれているのですから。 では、体罰にあたるかどうかで重要な点は何か?ということが必要でしょう。 体罰に『あなたの為だから・・・』はないし、必要ない。という事。 冒頭に書いたように、そして前回書いたように体罰は危急に必要な措置です。 話せば判るなんてきれいごとで済まない事態を避けるために必要な行為。 これで体罰を『悪』とするならば愚かしいと思いますし、体罰は『暴力教師として嫌われる行為を自ら行う愚』か『ストレス発散の暴力行為』・・・大いに穿ってみて『嫌われ者を買って出た行為』というところになります。 こうした体罰というのは教師側にとってもメリットって無いです。 だから今の教師って見てみぬ振りだとかに入っていくんです。 だいたい生徒一人当たりにどれだけの時間が裂けると考えているんでしょうか? 家庭にとっては一人の子供であっても、教師にとっては受け持ち数十人のうちの一人ですよ。 この前提を忘れているのは何なのか? 教師万能・学校万能という信仰がどこかに存在している証拠でしょう。 そしてそれを受ける側が 『自称・体罰』を否定するのなら『無視される』『存在を否定される』ということがその代替に待っていることを覚悟していない。 『体罰反対論者』って『話せば判る』って言うんですよ。 教師にそこまでの許容力が全て備わっているのか? 悪いことをする(した)側が そして必要なことができなくなり、こうした馬鹿馬鹿しい『体罰反対!』運動になるわけです。 学校で教師が殴ったら『体罰』か? それとも『暴力』か? こんなの客観的に原因を見れば・・・それを判断できる常識が今直存在するのならこんな話にはなりません。 おかしいのは誰でしょう?
Jan 18, 2013
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私はね・・・体罰賛成ではないですよ。 だけど必要なことまでひっくるめておかしくする『馬鹿な大人』には自分が体罰をされる側だった頃から嫌悪感を持っています。 体罰への認識が甘かった…喪服姿の橋下市長 ( 1月13日読売新聞より) 「意識改革をしないといけない」。大阪市立桜宮高校バスケットボール部の2年男子生徒(17)が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、12日、遺族宅を弔問した橋下徹市長は、「スポーツ指導で手を上げることは、あり得ると思っていた」と体罰に対する認識に誤解があったと吐露しつつ、改めていくことを強調。体罰撲滅に乗り出す姿勢を鮮明に打ち出した。 「あの年代で人生を終わりにする、最後の言葉をつづる姿を想像するだけで耐えられませんよ」 2時間余りに及んだ生徒の遺族との面会終了後、市公館で喪服姿のまま、記者会見に臨んだ橋下市長。生徒の遺書を読んだ感想を問われると、涙ぐみながら、声を詰まらせた。 体罰についてはこれまで、中高時代、ラグビー部に所属していた経験から、「ビンタもあり得る」などと、容認とも取られかねない発言をしていたが、この日は「認識が甘かった」「前近代的だった」「猛反省している」などの言葉を何度も遺族や記者団に口にした。 自分の発言の重さというのを感じているんでしょうが、そもそも体罰が許されるのは・・・というより必要なのかどうかというところ、場面を勘違いしているんですよ。 次の記事。顧問、悪ふざけに体罰=08年、組体操練習で―大阪高2自殺 ( 1月13日時事通信より) 大阪市立桜宮高校2年のバスケットボール部主将の男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、顧問が2008年、組体操の練習中、悪ふざけをしていた生徒に対し、危険な行為だとして顔面を平手打ちする体罰を加えていたことが13日、市教育委員会への取材で分かった。 生徒や保護者が処分を求めなかったため、市教委は始末書の作成にとどめていた。 市教委によると、08年9月24日、体育祭で披露する組体操の練習中、2年の男子生徒がピラミッド最上段の生徒に「女子が見てるぞ」などとはやし立て、周囲が笑い出した。顧問は、注意にも従わず、緊張感に欠けて事故につながり他の生徒に危険が及ぶと判断。ピラミッドを解体させた上で、この生徒の顔面を平手で2、3発たたいて引き倒し、さらに1発加え「しっかりやれ」と注意した。 翌25日、目撃した保護者から市教委に連絡があり発覚。生徒は口を切るけがをしたが、当時の校長に「悪いことをしたと自覚しており、(体罰は)気にしていない」と話した。生徒の保護者も「他の方法で指導してほしかったが、(顧問の)処分はしないでほしい」と要望し、市教委は処分を見送ったという。 元巨人桑田氏が「私は、体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました」「体罰の背景は指導者の勝利至上主義」 しかもこのコメントってこういう追記がある。「プロはそれでいいが、アマチュアは育成主義でないとダメだと思っています」 散々リクルートしまくって学校の宣伝のために動いていた人たちが言っても詭弁でしかないと思いますけどね。 高校野球にはそれで飯食っている大人がいる以上『アマチュア』ですらない。オリンピック関連も一緒。 ここが賛否になっちゃっていますけど、どうだってよいところですよ 昔はこういいましたよ。『いやなら同好会でもやってろ!』 そういうところじゃなくってね、今回の『部活動での体罰』と『授業での体罰(?)』で大きく異なるのは『殴ってでも即効で判らせなければならないことだったのか?』という点でしょう。 橋下市長は元ラガーマンですからこの映像もご存知と思います。 これ体罰ですか? 何か報道やコメントなどでも『相互理解があれば体罰ではない』というようなものも見受けられるのですが それも間違いだと思います(もう一回これは書きます)。 勝利至上主義? 安易な方法? 洗脳されている状態だから本人はやめるという判断ができないなんてのもありましたよ、コメントに。 そこじゃないだろう。 後段の記事のようなケースまで教育委員会がらみの事例になっているんですよ? 馬鹿でしょう。 生徒の保護者も「他の方法で指導してほしかったが、(顧問の)処分はしないでほしい」と要望なんて有りますが、これが甘えですよ。 躾もできていないからこういう事態になっているんだから。 本来なら親が殴ってでも判らせるところですよ。 何故上から目線で教育委員会に要望できる? 「叱っていただいてありがとうございます」でしょう。 こういう問題になるから親が『子供が間違っていれば叩いてください』とお願いしても断られます。 (これは現実に職場の同僚より複数聞いていますし、自分のところでもやんわりと・・・ね。) で、事故が起きれば『何で学校側は防げなかったのか?』とか言い出す。 私は自分のミスで自分一人が苦しむのなら仕方が無いと考えています。 だけど自分以外に影響が及ぶということは問題なんです。 これを子供の時分に大人は『世間様に~』とか言っていましたね。 まして教師は加害者となりうる者・生徒に対しても配慮して自分の手を傷めなければならない。 自殺は痛ましい。 だけど自殺で全てを否定するような人は卑怯だと思う。 問題を混同しているし、自分を守る為に『僕の発言は軽率でした』と言っているに等しい。 そういう意味で前段の橋下市長は間違っている。 「スポーツ指導で手を上げることは、あり得ると思っていた」 公人であり、マスコミが広くコメントを拾っている人物なのだから、この”スポーツ指導”という範囲こそが揚げ足が取られている部分であり、説明不足な部分だと認識していただかないとおかしな方向に向かう。 馬鹿な行為に公然と走っているものに対して 力を行使することが『悪』なのであれば、手を出させることこそが最大の攻撃になる。 そして99%正しくても手を出した時点で『お前が悪い』に摩り替えられる。 世の文明人さんたちは非常におかしなことをしたがるものだ。
Jan 14, 2013
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世間様でこの話題は早くも収まってきたようなので書きませう。 とりあえず長男(小3)の給食の状況を嫁にお尋ね。1) アレルギーについては学校に書類提出2) 月々の給食については献立表(材料を記載)を配布 で、献立表を見てみると魚とか『白身魚』とかの記載じゃなく名称のっけているんですやね。 平仮名表記ってことは子供にも認識させることを前提としているんでしょうが コレでa)教師に個別対応しろとかb)献立を個別対応にしろ(実際にコレは除去食とかやってもいるようですね)とかだと手間も増えるし経費も上がる。当然ミスも出るでしょうね。 ついてにいえば『献立、材料は変更になる場合があります』の注意書き付き。 ここ駄目なところですね。 給食ではよくても 子ども自身の認識を早期に確立しておかないと 高校、大学、社会人と厳しくなる一方・・・。 因みに私はアレルギー検査で”食べ物以外”はほぼ移住してくださいのレベルなんで、「アレルギーもちの子供や親の気持ちがわかるか!」といわれるとわかる部分も歩けど、食べ物で苦しむ状況っていうのは本当のところでは理解できないでしょう。 ただ、病気持ちの状況から言えば 食事を中心とした治療ができないってきつい。 食事の制限ですら周囲の理解って言うのは完全には難しい。 となると『自衛』か?っていう話になりますが・・・。 【 エピペン 】エピペンとは、ハチ刺傷、食物アレルギーなどによるアナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品である。アナフィラキシーを起こす可能性の高い患者が自宅に常備することで、アナフィラキシー発症の際に医療機関へ搬送されるまでの症状悪化防止に役立っている。用法患者やその家族が迅速に使えるようにということで発売された緊急注射用のキットである。アナフィラキシーショックが出たら、太ももの前外側へ筋注する。緊急時は衣服の上からでもよい。また1本のエピペンは1回分のみで、たとえ注射液が残ってもそれは使えない。使用量は体重1kgあたり0.01mgである。使用者は患者本人(未成年の場合は説明済みの保護者)であるが、必要に応じて救命士、保育士、教師も使用可能である。(ウィキペディアより) さっと検索したら公明党のページに2011年10月6日付に保険適用にこぎつけたという記事がありました。 保険が適用外だと1本1万2000円~1万5000円程度と高額な上に、有効期限が入手から1年あまり・・・つまり結構な負担。 それに注意すればするほどレアケースになるわけで錬度が上がらず、学校側の対応も親が期待するレベル(即時適切な対応・絶対安全)にするのって厳しいように感じます。 一応エピペン使用方法の動画。 基本的にアナフィラキシーは抗体の発生・次回の刺激によって起こるものですから エピペン自体は低度の副作用だといっても発生回数が上がれば危険度は上がるわけで。 根本的な問題解決ではないです。 それに・・・どうもマスコミさんの傾向で『危険!』という部分と『だれだれが悪い!』という部分ばかりがクローズアップされますが、反応に型もあるようです、 以下転載。児童生徒にみられる食物アレルギーは大きく3つの病型に分類されます。食物アレルギーの病型を知ることにより、万一の時に、どのような症状を示すかをある程度予測することが出来ます。1 即時型 食物アレルギーの児童生徒のほとんどはこの病型に分類されます。原因食物を食べて2時間以内に症状が出現し、その症状はじんましんのような軽い症状から、生命の危険も伴うアナフィラキシーショックに進行するものまでさまざまです。2 口腔アレルギー症候群 果物や野菜、木の実類に対するアレルギーに多い病型で、食後5分以内に口腔内(口の中)の症状(のどのかゆみ、ヒリヒリする、イガイガする、腫れぼったいなど)が出現します。多くは局所だけの症状だけで回復に向かいますが、5%程度は全身的な症状に進むことがあるため注意が必要です。3 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー 多くの場合、原因となる食物を摂取して2時間以内に一定量の運動(昼休みの遊び、体育や部活動など患者によってさまざま)をすることによりアナフィラキシー症状を起こします。原因食物としては小麦や甲殻類が多く、このような症状を経験する頻度は中学生で6000人に1人程度とまれです。しかし、発症した場合には、じんましんからはじまり、高頻度で呼吸困難やショック症状のような重篤な症状に至るので注意が必要です。原因食物の摂取と運動の組み合わせで発症するため、食べただけ、運動しただけでは症状は起きません。何度も同じ症状を繰り返しても、この疾患であると診断されていない例もみられます。(財団法人日本学校保健会「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」より) 3が特に洒落になりませんな。 コレは『小学校高学年から成人の男性に多い』(学校における 食物アレルギー対応の手引き - 千葉市教育センターより)ということですので成人後の危険度って結構なものですよね。 結局どうすれば・・・?ってことになるんですが、一つには『アレルギー検査の義務付け』が必要でしょうし、一つには『命に関わることである』という意味合いで周囲・・・つまりは子供同士の間でも認識しておくように努めること。そして人間の行うことですから『誰かが完全に対応しておけばこんなことにならなかった』という責任追及に走るのではなく、誰かが多少ミス(今回は親御さんのチェックミスと注射に対する確認方法・・・)が起きてもフォローできる基本体制の確立ってところが必要かと思います。 下のHPにも『当初は食物アレルギーが関与していた子どもさんでも、年齢が大きくなるに伴い、食物耐性を獲得してくる場合が一般的です。 』という記載があるんですが・・・アレルギーって・・・特に一般生活と結びつきの強いアレルギーは諦めて付き合わんと(実感)。アレルギーQ&A|いたやどクリニック
Jan 12, 2013
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ネットゲーム高額課金トラブル コンプガチャ規制後も減らず 中学生で24万円 ( 1月6日産経新聞より) 高額課金をはじめとするオンラインゲームの消費者トラブルが依然多いことが国民生活センターのまとめで分かった。違法性が指摘された「コンプリートガチャ」規制後も未成年者が自覚がないまま、多額の課金をされてしまう傾向が目立つ。 同センターによると、オンラインゲームに関する相談は増加傾向で、平成23年度は3501件と21年度から倍増。24年度も昨年11月20日時点で3107件に上る。このうち未成年者が契約当事者だった相談は548件で2割弱を占め、その半数以上が中学生以下。昨年5月に消費者庁はコンプガチャが景品表示法違反に当たると判断、業界各社は順次サービスを停止した。しかし、未成年のトラブルはほぼ横ばい。平均購入金額は小学生で約16万円、中学生で約24万円だった。 具体的には「中2の息子が親のクレジットカードを勝手に使ったが、携帯ゲーム機がインターネットにつながるとは知らなかった」「オンラインゲーム利用料として20万円超の請求があったが、小学生の息子は『無料で遊んだつもりだった』と言っている」など。 同センターでは、(1)大人が機器やオンラインゲームの仕組み、多様な決済手段を十分に理解していない(2)子供が意味を理解せずに決済手続きを行ってしまう(3)ゲーム会社が利用者の年齢を把握しにくい-といった特徴があると分析する。 オンラインゲームを介し、犯罪に手を染めるケースもある。北海道警などは昨年12月までに、交流サイトの会員制オンラインゲームに不正侵入した疑いで、北海道内の男子中学生3人を不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検。3人はゲーム内の会話機能を使い、他人のIDやパスワードを入手し、他の会員になりすましてゲームに侵入。約100人分のIDを悪用していた可能性があるという。ゲーム業界に詳しいライターの田下広夢さんは「ゲームに限らず自分以外のクレジットカードなど、個人情報の無断利用が悪いと理解させることが必要」と指摘。「ゲームやネットについて家庭で認識を共有してほしい。ゲーム業界も広告やゲーム内画面で注意を喚起するなど、規制以外にやれることはある」と話している。 昨年途中からうるさくなったお話。 金額もアレですが、商売人からすると『タダでゲームができるほうがおかしいんだよ』というのが正直なところ。 一昔前にはゲームメーカーが中古市場に対して販売差し止めを求めたりもしていたのにねぇ・・・。 それが無料ですよ。 私もスマホに買い換えてから 『絶対無料』を条件として ためしにやってみてはいるんですが・・・。 ガチャそのものよりも『お友達制度』の方が問題だと思いますよ。 『虚栄心』が出るんですよ。実態の見えない競争相手である場合も然り、実際の友達である場合も然り。 私の小学校時代で言えばビックリマンチョコ。 その後で言えばポケットモンスター。 ビックリマンチョコではお菓子を捨ててシールのみ収集することが問題になり(それ以前に購入額の問題や親の財布から金を抜く問題もあった)、ポケットモンスターではソフトを複数そろえなければ・・・かつイベントなどで抱き合わせ的に金を使わせる『えげつない商売』の代表格だったりします。 ビックリマンチョコは再販しても下火ですがポケモンはいまだによりえげつない商売をしているのにまるで『お手本』のような状態になっている始末ですわ。 以降のネットワーク系ゲームでも『いっしょにやっている奴がいる』という状況が自然に競争させるし、劣等感や虚栄心から課金に走らせる。 ゲーム自体のつくりなんて殆どどうでもよいんじゃないかとすら思える。 実際『無料』と『登録人数』を声高にうたっているゲームって放置されているのも結構な数でね・・・。 それこそ参加者の一部は「サクラじゃねぇーの」と薄汚い大人である私は疑ったりもします。 まぁ、『課金する側』はいまさらって話なんです。 むしろ問題は記事後段。 ID、PASSってそのエリアでの『自分の証明』なわけでね。 会話機能なんかで漏らすのは大馬鹿野郎なんですけど。 ここは学校なんかでもExcelなんかよりも先に徹底できるところ・・・というよりここが軽い奴は社会人では害悪なんですよ。 個人情報保護法なんてものが存在しながらも、本質的なところでは『個人情報』が大事にされない風潮・無自覚が一番問題なんじゃないですかねぇ。 【 蛇 足 】 売る側としてはおいときゃ売れる商品は大いにありがたい
Jan 7, 2013
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きれいごとですが、思ったことを・・・。 「1票の格差」違憲状態で衆院選無効…一斉提訴( 12月17日読売新聞より) 最高裁が「違憲状態」とした選挙区割りのまま行われた今回の衆院選は違憲だとして、二つの弁護士グループが17日、27選挙区の選挙無効(やり直し)を求めて全国の8高裁・6支部に一斉提訴した。 前回衆院選を巡る訴訟では、高裁で「違憲」や「違憲状態」の判決が相次いでおり、早ければ来春にも出そろう各高裁の判断が注目される。 「1票の格差」が最大2・30倍だった前回衆院選について、最高裁は昨年3月、小選挙区の定数を各都道府県にまず1議席ずつ配分して、残りを人口比で割り振る「1人別枠方式」が格差を生む原因だと指摘し、同方式の廃止を求めた。 これを受け、同方式の廃止と格差を是正する「0増5減」を盛り込んだ選挙制度改革法が、衆院解散した11月16日に成立した。しかし、区割りを見直す時間はなく、衆院選は違憲状態のまま行われ、最大格差も2・43倍に拡大していた。 提訴後に記者会見した代理人の升永英俊弁護士は「違憲状態の選挙で選ばれた議員が法律を作り、首相を選ぶのは許されない」と批判。選挙制度改革法の成立について、代理人の久保利英明弁護士は「今回の選挙には反映されておらず、評価に値しない。裁判所は(選挙までに)是正しなかった国会の責任を追及し、無効を言い渡すべきだ」と指摘した。 今回の訴訟のポイントは、最高裁が違憲状態と指摘してから、国会が1年以上も格差を放置してきたことを、裁判所がどう評価するかだ。今回と同様に違憲状態のまま行われた83年選挙について、最高裁は「違憲」とした。ただ、この時は違憲状態とした判決の直後に衆院解散されたことなどを考慮し、選挙無効は回避した。 法によって立つ立場の人たちが形式的に出しているものなのであ~だこ~だ言うべきではないのかもしれませんが・・・。 選挙というものの存在、法というものの存在を根本的に考えれば『効果的な集団統治の手段・ツール』ということですよ。 できるだけ多くの方法論、意思を集団の行動に反映する。 また、その選択が集団を”その先の選択に窮さぬよう”多くの立場、知見によって研鑽できるようにするべきもの。 (そういう意味で”当選するべきでない候補”が今回も入り込んでいるようですが・・・) 要するに 『単純に数で割る民意』にそれが可能か?ということなんです。 同じような立場、見方、見識、利得・・・。 勝ち組に負け組。 数が多ければ正しいのなら国会だって召集しなくてもいいですよ。 言葉の誤解も関係なく、審議だってどうせ採決で決まるんだから ”聞く耳も頭も無い人たち”には必要ない。 それが数の論理です。 ついでにこの記事。橋下氏「独自候補ばかげている」 首相指名選挙は安倍氏に投票 (12月16日産経新聞より) 日本維新の会の橋下徹代表代行は16日夜、テレビ朝日の番組で、首相指名選挙では同党として自民党の安倍晋三総裁に投票する意向を示唆した。橋下氏は「これから党内で意思決定をやっていくが、自公でそれだけ(大量当選確実の流れが)きているのに、(維新が)独自の候補を出すのはばかげている。日本は多数決の原理が根付いていない。多数決の教育をしてこなかった弊害。最大限尊重していかないと」と述べた。 この人の悪いところはこの『多数決の原理』 それなら日本人より多い中国人やアメリカ人が言うことは世界的に正しいわな。 野党も参院もこの人にとっては要らんのでしょう。 民意が一度決まれば、どんな手段であろうが勝ちは勝ち。後は文句言うなってことですからね。 人間の多様性を認めない、複数の価値観の存在が一個のコミュニティに存在することを認めない。 これって”政治”が不要ってことなんですよ。 数の論理で小泉政権は政治を狂わせた。その後の民主党を台頭させ今に至る。 凡人=奴隷 とみなすなら数の論理は正しい。 今政治家、官僚が尊敬されない理由はまさにここにある。 自分の正しさというものに疑いも恐れも持たずにいる不遜。 私は政治家がぶれる事を絶対いけないとは思わない。 ただ、豹変する、朝令暮改というのに言葉が足りなければそれは”気まぐれ”と取れてしまう。 ここが政治家の素養として必要だと感じます。 それだけに舌禍やマスコミの挙げ足取りは問題なんですけどね。 民主主義を日本が捨てるのなら、もう成熟を目指さないのなら数の論理は正しい。簡単。 しかし、数の論理を正しいといっている人たちこそが民主主義や言論の自由などを標榜するのは如何にも矛盾している。
Dec 17, 2012
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選挙が終わる前に・・・選択の手引:2012衆院選 子育て、社会か家庭か(その1) 民自、担い手めぐり対立- (12月9日毎日新聞社より) 今年5月、自民党文教族の衆院議員のブログが「炎上」した。乳幼児に親が寄り添って育てる伝統的な子育てにより発達障害を予防できる、という議員の書き込みに対し「愛情で予防できるものではない」などの抗議が殺到したからだ。 発達障害は先天的なもので予防法はないという考え方が一般的だ。書き込みの内容は、発達障害への理解不足が原因とみられるが、乳幼児の健全な発達には親が一緒にいることが不可欠という考え方の根強さも示した。議員は1週間後に「誤ったメッセージになったのは事実」と謝罪した。 「小さな子を預けるのはかわいそうだ。もうちょっと大きくなるまで待てないか」 東京都豊島区に住む団体職員の女性(42)は3年前、生後4カ月の次男を保育所に預け働き始めようとしたところ、夫と実母に猛反対された。金融機関勤務の夫は小学生のころ、母親がパートに出て寂しい思いをした。 だが、都市部の保育園は常に満員状態で、比較的空きが出やすい年度末を逃すと途端に入園が難しくなる。1歳未満でも1歳以上でも、4月までに入園させなければ待機児童になる可能性が高まり、仕事に復帰するタイミングを逃しかねない。 女性は「母親でも一人の人間として社会的役割を果たしたい。女性が自分の生き方を決めてもいいのでは」と、次男を保育所に預け、子育てと仕事を両立させる道を選択した。 野田佳彦首相は6日、静岡県掛川市での街頭演説で「働きながらも子どもを預けられる。これは現役世代が一番望んでいるサービスだ。着実に進めていきたい」と訴えた。民主党は、前回の09年衆院選で「チルドレン・ファースト(子ども第一)」を掲げ、子育ての社会化を実現するための施策を打ち出した。今回のマニフェストでも「3歳未満の保育施設利用者を5年間で36万人増やす」などの子育て支援策を並べる。 一方、自民党は、総合政策集で「子どもは社会が育てる」という民主党の主張を「誤った政策」と断言。「子どもは家庭が育てる」と訴え、柱の一つとして「育休を取りやすい環境整備などで、ゼロ歳児に親が寄り添って育てられる社会の推進」を掲げる。 チルドレンファーストと女性の社会進出って正反対のものでしょう。 なんで必要性に迫られている介護事業ですら一事業として補助制度なしに成立していないのか? なんで保育所が足りない状況で私設で預かり事業(ママさん相互預かり見たいな形)が成立しないのか? なんで塾など”専門家”にゆだねたはずの子供たちが優秀といわれないのか?社会問題になるのか? なんで高齢出産や妊娠のプログラムがそこここでみられれるのか? 一つには社会で『母親』の印象があまりよろしくないのではないですか? 母親であることを前面に押し出すのは タレントであり政治家。 そしてそうした人たちは「本当に母親なのか?」と思わせるような非常識(私の見解です)を平気でやったりもする。 母親同士の付き合いというのも形骸化してくだらない部分は多分にあるにせよ 批判をし、される状況というのは面と向かってするのであれば有益なものです。 それが勤めを優先すると 「自分の子供がどうなのか?」というところは見たり、学校の先生に確認したりしても「親としての自分の関わり方」については学校や他の保護者、子供が指摘してくれないから修正・是正ができない。 今の社会ってアダルトチルドレンというよりもチャイルドペアレンツの社会なんですよ。 子供を生んで育てたと嘯いても 実際には成長機会を自分たちで制限して・避けて、『仕事』や『個人の自由』という言葉を逃げ道にしている。 子供の居ない人や独身者にとって見れば、こうした人たちを優遇する社会って馬鹿馬鹿しいでしょうね。 いい加減高齢出産をせざるを得ない社会から、『出産後のほうが社会と向き合える社会モデル』を試行すべきなんです。 社会保障の問題もここが基点ですよ。できなきゃいくら保育所作っても破綻です。 雇用も中小を受け皿にしてその後公務員や大企業が受け入れる形(ホリエモンも提唱してましたね)にすれば大きく社会のいびつは変わります。 つまり、・中小企業の社員教育に対する助成・中小企業の福利厚生に対する助成・中小企業の雇い入れに対する助成・公務員の”大企業を除く”社会人キャリア○年以上を雇用条件とする この程度で影響はとりあえず出るでしょう。 加えて言えば”出産””育児”をキャリア化できるように育児コミュニティ(コレは民主党の物言いに近い)への参加・協力を進める。 今の社会モデルではどっちにしても先は無いです。と、凡人は思うんですけどね・・・。
Dec 12, 2012
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私O型なんで、こんな記事には反論しときたいです。O型の比率が高い国ほど自殺率が低く殺人率が高い?(12月7日 ザイーガ より) タイトルの結論から言うと、人口と血液型(比率も含む)の関係と自殺率・殺人率の関係を51か国で調べた研究調査で、O型の比率が高い国ほど自殺率は低く、殺人率は高いという結果がでたそうです。ただし、血液型以外の多様な要因を充分に調べていないなど問題もあるので、「O型の人は自殺する傾向が低い」とか「O型の人は殺人する傾向が高い」とは一概に言えないので、更なる研究を進める必要があります。 こんな記事を紹介しておきながらアレですが、私自身、血液型の性格診断というやつをまったく信用していないわけですが、心理学でも血液型による性格占いはいわゆる「バーナム効果」を応用したものにすぎないという批判が以前からあるそうです。「バーナム効果」とは、誰にでも当てはまる性格の記述を、さも自分のために診断された内容のように思い込ませる心理学用語です。 例えば、「あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っていますが、自己批判する傾向があります」といった“診断結果”を受けた場合、そういわれた多くの人たちが「私ってそうだ。これは当たっている」と思ってしまうものです。この実験は、1948年、心理学者・フォアによってなされました。 ( 中 略 ) 脳科学者・澤口俊之氏によると、他にも血液型と知能に関する研究では、「B型の女子(子供)は他の血液型に比べてIQが低く、逆にB型の男子(子供)はIQが高い」という論文が15年ほど前に出ているそうです。これも、ある特定の地域の子供を対象に行った研究結果なので、一般化することはできません。 私O型ですが・・・というよりO型一族ですが、殺人って話はないですなぁ・・・。 むしろ私自身は自殺願望が強くて 少し高いところに上ると地面に自分の死体を思い描いている日々ですが・・・。 人を殺す、殺されるって言うのはむしろ後天的な部分・・・要は理性教育と環境の変数のほうが影響が多いでしょう。 記事に添付されているO型分布図で分類”赤”として多いのが北米とアフリカ。 逆に少ないのが中南米。 この時点で眉唾でしょうに。 古来の戦争多発地域から考えれば『殺人率』というのは人の多い地域・・つまり利害対立から発生するもの。 そして自殺というのは利害対立で追い込まれながらも『自動的な死』が選択されない『ある程度生きていけてしまう社会』に発生するものですよ。 血液型での安易な分類は記事でも触れていますけど、ある種の分類は当てはまりますよ。だけど分類は個を決め付ける絶対ではない。 その一方で『自分はこういうものだ』という自己暗示で自分の行動を統制することはある程度可能です。 というより直近で倒れるまでの2年間・・・それで持たせた私が居ますので、ね。
Dec 10, 2012
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少し間が開いたので 主だったニュースの感想から。 TPPの交渉が始まりました。 メキシコはまだなかされたり無いのか、もう後には引けないのか・・・。 選挙報道は偏向しているので飽きました。ただ、社会保険制度改正については一番現実的だったのが桝添さんってのが・・・。 この人連立入りってのは難しいんでしょうが、国民会議に放り投げるのではなくてたたき台をきちんともう一度この人あたりから作らないと話が拡散しますよ。 LINEはバージョンアップで電話番号orfb必須になって阿鼻叫喚。タダほど高いものは無い。 中央道の事故は見ていて姉歯問題や橋梁の耐用年数、上下水道の耐用年数の問題が放置されているのが思い起こされます。 首都高速は有識者会議が先ごろ行われていましたが、ここのところの公共事業で意識から抜けているのが『どこにお金を落とすのか?』(世間の金回りが良くなるのか)『ランニングコストを勘案しているのか?』(保守・メンテは結構、事)という点。 高くても良いというのではなく、目的に沿った 必要を充足する手法を追っていかないといけないと思われます。 とすると『民間の各種検査機関』に国が権益を付与されて栄える? なんだかお金のにおいがしますね・・。 今日の記事。低予算を強調してヒットした『勇者ヨシヒコ』の続編の狙い ( 12月3日nikkei TRENDYnetより) 昨年の7月クールで放送されたテレビ東京の深夜ドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』。国民的ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」をほうふつさせながら、“安っぽさ”を前面に出した異色の作品だ。主演は山田孝之。ストーリー展開を重視しない脱力系コメディに、一部のコアなファンが食いつき、1万円台半ばと決して安くないDVD-BOXが3万セット以上売れた。アマゾンの年間売り上げランキングの「日本のTVドラマ部門」では1位を獲得。この反響の大きさを受けて、続編『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』が、10月12日から放送を開始した。 もともとのアイデアは、監督・脚本を担当している福田雄一氏が、『アーサー王伝説』を低予算でパロディに仕立てたイギリス映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』が好きだったことに始まる。「いつかあのような作品を作りたいという福田さんの意向と、深夜帯である『ドラマ24』という番組枠のマッチングがうまく働くのではないかと思った」と、浅野太プロデューサーは語る。 「“低予算“というだけでは訴えるものがなさ過ぎて、他局ではおそらく成立しない。でも、“テレ東の深夜帯で”となると、何となく低予算に説得力が増す(笑)。そういう部分も含めて、うちでしかできない番組です」(浅野氏) ドラマのオープニングでは、「予算の少ない冒険活劇」と堂々と表記。「スライム」に見える物体や数々のモンスターは、福田氏が主宰する劇団「ブラボーカンパニー」の役者たちが手作りする段ボール製。山形県の庄内映画村でロケをしているが、予算の関係でセットを組めないため、登場する村の景色のパターンにあまり変化がないなど、“安さエピソード”は枚挙にいとまがない。 ( 中 略 ) 「とはいっても、ヒットを意図して狙うのは難しい。ただ、総予算が多ければ数字が取れるというのは間違っている。お金をかけなくても当たるものがあるんだということを証明したい」(浅野氏) 映画化は現段階では未定。チケット代を支払ってまで見るのは、この作品のコンセプトから離れるからだ。実際の予算は、他局のゴールデン帯のドラマよりは少ないものの、通常の「ドラマ24」枠の予算と一緒であり、この作品だけが特別に低いわけではない。“予算がない”というマイナスイメージを逆手にとり、視聴者にインパクトを与えることでコアなファンを生んだ。第2弾の『~悪霊の鍵』でも「パワーアップゼロでファンを裏切らない」(浅野)という方針で、さらなるブームの拡大を期待している。 好き嫌いは分かれるというのが正直なところ。 というよりそれこそが『ターゲットを絞って予算も絞った商品の特徴』なわけです。 安いものがあふれるとデフレ・・・というのは一見正解なようで居て 商品の原価や流通方法を考えれば妥当なものもあるわけでして 全部が正解ではない。 SNSが本当に需要を反映しているかといえば どちらかといえば狭い世界で『過去の使いまわし』を無意識にやって楽しんでいたりする。 傍から見れば新しくは無いんだけども 楽しんでいる人たちにとっては新鮮というのはやはり需要なわけです。 この作品で言えば『割り切り』(アイディア)と『主要出演者』と『共有している視聴者』が『必要』なわけです。 必要なところにお金をかけ、浮いた分をほかにまわす。こうすればデフレにはならない。 お金が動かなくなると・・・・。 要するに足りないのは物事(世間)を動かすエネルギーだと思うんですよ。私はね
Dec 4, 2012
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民主vs離党組 “刺客”擁立が過熱 小沢元環境相「私を殺しにきた…」 ( 11月24日夕刊フジより) 民主党が、離党者への「刺客作戦」を加速させている。政権与党として蓄えた豊富な軍資金などをバックに、「日本維新の会」や「国民の生活が第一」の離党組の選挙区に、候補者を立てているのだ。 民主党は23日、民主党を離党して維新に入党した小沢鋭仁元環境相の山梨1区に、野田佳彦首相の側近、斎藤勁官房副長官(比例南関東)を擁立すると発表した。 参院山梨選挙区選出の輿石東幹事長が「最も信頼できる人」と、神奈川県を地元としてきた斎藤氏に白羽の矢を立てた。小沢氏は「私を殺しにきた…」と語っているという。 また、生活の東祥三幹事長の東京15区にも、不倫「駅ナカ」キス写真で知られる田中美絵子前衆院議員(比例北陸信越)を擁立している。 一方、維新や生活も、民主党幹部の選挙区に刺客を送り込んでおり、怨念渦巻く仁義なき戦いは、熾烈を極めそうだ。 タレント議員は興味も有りませんが この記事の問題は後段。 三宅議員なんかも野田総理への刺客とかマスコミは報じていますが・・・ 態の良い切捨て。トカゲの尻尾。つまり・・・ その中で記事前段は一応刺客の形は残していますが・・・。 小泉選挙の時もそうなんですが、この『刺客』って『内向き選挙活動』であって有権者のことをたんなる一票・・・≠生活者として見ていない証拠なんですよね。 党の指示であれば立場上候補者は嫌とはいえないんでしょうが、恥ずかしい行為です。 恥ずかしいといえば政策や信念ではなく『勝ち馬に乗ろうとする姿勢』も選挙名物ですが・・・維新、公認候補3人辞退の見通し 選挙資金不足が理由 ( 11月25日産経新聞より) 日本維新の会は24日、この日発表した衆院選の5次公認候補について、香川1区など2選挙区で出馬辞退の申し出があり、取り消す方向で調整していることを明らかにした。理由は資金や選挙準備の問題といい、記者会見した東徹総務会長は「選挙資金の話は5、6回も重ねてやってきて、大丈夫と言っていた。いざとなると、ということだろう」と疲れた表情で語った。ほかにもう1選挙区で、公認済みの候補者が辞退を申し出ているという。 東総務会長によると、この日候補差し替えを発表した京都1区の元候補者は21日の発表翌日、「資金的に厳しい」と辞退を申し出た。香川1区は現在、出馬を取り消す方向で調整中。この日高松市内で街頭演説を行った幹事長の松井一郎大阪府知事は、「まだ香川県で小選挙区の候補者は決まっていない」と述べ、比例での支持を呼びかけた。 維新は26日に6次公認を発表予定だが、候補者不在の岩手、栃木、富山、鳥取、島根、長崎の6県について東総務会長は「埋まることはない」と明言。比例単独候補を含めても、候補者数は200に達しないとの見通しを示した。 急にみんなの党に声をかけたのはこうした事情からなんでしょう。 勝ち目が薄ければ持ち出し選挙ではリスクが高いか・・・。 そういえば解散よりだいぶ前に 『維新批判』が記事になったことを思い出して探すと・・・大阪維新バブルに警告2012.09.04.22:43大阪維新はバブルである。その動きに大きな意義があるとしても現実にはその値打ちの100倍に期待値がついている。そこで気になることその一、なんらかの形で維新と表面的に連携しておこうとするただそれだけの浅はかな考えで行動する者、その二、自分の選挙区に維新候補を立てられないように擦り寄っておこうとするあさましき根性の者、その三、次どう見ても落選しそうだから維新に鞍替えしとこうとの魂胆の者、その四、ブームの風に乗りさえすれば当選出来ると期待する馬鹿者新人。一応名の有る議員や相当の年齢や人生経験のあるものにもかような動きをみせている者がいることは誠に嘆かわしい。政治家とはかくも卑しきものかと思わざるを得ない。持論だが、政治家は政策を論ずる前に、またそれ以上に人物でなければならない。バブルにたかる者に信は置けない(自民党の丸山和也議員blogより) 因みにここであげられている人たちは『政治屋』であって『政治家』ではないでしょうが・・・。 大阪は貧困ビジネスの問題が顕著に出ているところですし、生活保護の医療費などの問題(単なる削減ではなく医者に行かない処方という選択肢だって提示する)必要性や教育の再生というところでは『期待値』がつくだけのものもあったわけで。実体が無いと試行も修正もできませんから。政治は生き物。 選挙は終わっちゃいませんが今回争点から外れてしまっているこうした事柄・・・生活に関わる政治の面において選挙前の放言に終わらずに居てほしいものです。
Nov 24, 2012
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野田首相「TPPが公認の基準」 推進への賛成が前提 ( 11月19日朝日新聞デジタルより) 野田首相は19日夜、TPPの対応について「私の所信表明演説、(9月の)代表選の公約に掲げたことが基本。きちんと守っていただくことが公認の基準だ」と述べ、TPP推進方針に賛同しなければ、総選挙で公認しない考えを示した。プノンペン市内で記者団に語った。 首相は所信表明演説などで、TPPを日中韓自由貿易協定(FTA)などと同時並行的に進める方針を表明しており、「(党の公認候補が)大きく逸脱することは同じ党としておかしい」と指摘した。党内にはTPP推進方針に反発する声も根強いが首相は「離党者が出ることは残念だが、政策の一致できる人と覚悟を持って戦いに挑戦する」と強調。さらに離党者が増えても争点を明確に打ち出す狙いがあるようだ。 また、首相は「焦点はエネルギー。脱原発で日本のかじ取りを行うのか、従来の政策を惰性で続けるのか、脱原発と原発維持が混ざった方向感のない政治をやるのか」と強調し、自民党や日本維新の会を牽制した。「社民と合併してほしい」石破氏、亀井新党に皮肉 ( 11月19日産経新聞より) 自民党の石破茂幹事長は19日、亀井静香前国民新党代表が反TPP、「脱原発」、消費税増税凍結を目指す新党を結成することに対し、皮肉を込めて「(主張が一致する)社民党と合併してほしい」と述べた。同時に「何でも反対という一点で党を作るなら、不満の吸収にはなっても、何ら建設的な役割は果たさない」と批判した。 まぁ、選挙前にいろいろ出てくるんでしょうが 維新と太陽の合流は私には『なし』ですね。 みんなの党は批判が多いですが『政策課題(アジェンダ)を基準にした合流』という点でだけは理解ができる。 橋下市長も『小異』を強調したわりにあっさりでしょう? いつものポーズ。 マスコミを批判しておきたいのは今回も『わかり易い政策の相違』ということで『脱原発か否か?』『TPP賛成か否か?』なんてことで区分していますが、本当にコレってあたっていると思いますか? 私は脱原発にしても『経済対策』 というものと平行した場合 TPPと全く無関係ではないということを指摘しておきたい。 原発輸出していますよね? 安全対策は込みにならんの? メリットとして売り込まんの? 貿易赤字をたたき出した原因の一つは燃料費。 これははっきりしている。 電気料金の値上げで国内製造産業放り出す(空洞化と同義)ことになりますが、それで何を持って世界と戦うの? 消費税の戻りで製造業は多少潤うでしょうが、コレって『雇用対策』とは正面から矛盾するんですよ? 単純な『賛成・反対』では無く、TPPなら交渉参加はOKとした場合、どこの点を譲らないのか? その場合交渉決裂のカードをきちんと引ける体制にあるのか? このあたりの問題が指摘されないで意味なんかない。 橋下市長も街頭演説で『実行力』を主張してますが、成り行き任せで選挙するなんて有権者は馬鹿にされているんですけどね・・・。 日中韓FTAもタイミング的には面白くも無いでしょう。 この状態でまだ中小企業に助成金出してあの状態のところで戦わせるのか? 石破議員は比較的好きな議員の一人ですが、『反対の為の反対』なのか、それとも対案を持っての反対なのかは確認できとらんでしょう。 ちょっと発言が攻撃的で軽率に感じますよ。 まぁ、山田さんは口蹄疫でいろいろと苦汁もなめましたので非関税障壁となりうる検疫条項をも無視しかねないTPPは賛成しないほうが身のためなんでしょうけど。 維新は外国人参政権の時点でTPPとあわせると・・・。 私は日本人の基本的性質は内向で・掘り下げ型でオタクチックだと思っていますので 今のグローバル化を是とせずに『内と外の使い分け』をそろそろ取り戻しても良いのではないかと思っています。 そういう意味で日本人的な人材が育たない・・・育てる気の無い教育環境とその後の教育を生かす雇用市場の確保というのは争点だと思っているんですが・・・・。 だ~れもテレビや新聞じゃだ~れもそんなこと触れもしない。 小泉選挙に毒されたマスコミと政治関係者。 これで『選挙後の差異』に有権者の責任を問うのもいかがなもんでしょうね・・・。
Nov 19, 2012
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どうもスポーツ新聞に『引退』と出ると胡散臭くなってしまう。 スポーツの世界で 引退宣言 ⇒ 引退興行 ⇒ 引退 ⇒ 引退撤回 ⇒ (´Д`;)/ヽァ・・というパターンが多いせいでしょうかね。 ただ、その世界で生き抜いた人というのには『職業としての引退』は可能でも、『生き様としての引退』は出来ないようにも感じます。 私の貧しい職業経験でもそれぞれの立場の視点や考え方、それに自分の介入すべきスペースというのも結局はそういったベースが生きてくるわけですから。菅原文太、役者引退を表明「全部デジタル…そういうの合わんのだよ」 ( 11月14日デイリースポーツより) 俳優の菅原文太(79)が役者業を引退したことが13日、分かった。 この日都内で行われた、菅原が名誉顧問を務める民間非営利団体(NPO)「ふるさと回帰支援センター」の設立10周年記念講演で「俳優?やめた」と断言。「今は全部デジタルでしょ。そういうの合わんのだよ」と説明し、56年の役者生活にピリオドを打ったことを明かした。 今年2月に東日本大震災を理由に芸能活動の“休業”を表明する一方、7月公開のアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」で声優を務めていたが、映画やドラマなどの演技には「(今後)そういうのには出ない」と言い切った。 現在は山梨県内で農業を営んでいるが、今後は新たに結成した国民運動グループ「いのちの党」の代表としても活動する。一部では政界進出も報じられたが、菅原は「どうしてああいうバカな見出しをつける。政党じゃない、仲間の集まりも『党』と呼ぶんだ」と次期衆院選への立候補や候補者擁立は完全否定した。 1956年に役者デビューし、「仁義なき戦い」、「トラック野郎」など人気シリーズでファンを魅了してきたが、役者業には未練を残さぬ様子で「命が粗末にされているこの国の掃除を始めるということ。ダメな政治家連中に呼びかけていく」と、新たな道を見据え熱い思いを語っていた。 『党』の考えかたは目から鱗・・・というか本来はこちらが正しい。 先日某所で製造業の方の意見を目にしましたが、『海外に打って出るしかない。国内に残るものは紗先細るだけだ!』というものが有りました。 私は以前からコレを『イナゴ的思考』として嫌悪しているのですが、国って結局人の集合体でしかありえないんですよ。 海外で進出された側の国にとって見れば 喜ぶのは自立的な生産ができるようになるまでの技術的・資本的進出であって、それが過ぎる頃には現在の中国のように労働単価が上がり、生活水準が上がり、それなりに高い賃金を得ないと『普通の生活ができない』と思い込むようになる。 社会保障費や税金も当然のように上げられ、これも貨幣獲得をしなければならない理由となる。消費税なんてまともにその一翼です。 で、こうしたことを考えれば地元で生活できるようにするというのは国ごとの特性はあれど、一定レベルでは達成しなければならない(内需)。 打って出たところでこうした経済スタイルはその発端であるアメリカしか最終的な利益は無い。加えていえばアメリカ国内においても 国全体を潤すことにはならない。 国内で生活をするということが大前提に無い社会になる。 さて、菅原氏のいう『非政党』という地元方のグループはどのような位置づけなのか? 別の記事です。菅原文太氏、新党結成を激白 国会議員は被災地で働け! 復興予算流用に怒り ( 11月13日夕刊フジより) 野田佳彦首相が年内の衆院解散・総選挙を模索する中、新たな動きが浮上した。映画「仁義なき戦い」シリーズで知られる俳優の菅原文太氏(79)が年内に、「いのちを大切にする社会」をテーマとした国民運動グループ「いのちの党」を結成するというのだ。文太氏は「国民の生活が第一」の小沢一郎代表らと親交があるが、第3極結集の接着剤となるのか。文太氏を直撃した。 「異常な国になってしまった。若い人の自殺や子供への虐待、いじめは減らない。いのちが物のように粗末にされている。それなのに政治は抗争ばかりして、なんの手当もしようとしない。このままではこの国は滅びるよ。だから、動くことにした」 文太氏は12日、本紙の取材に対し「いのちの党」を結党する理由を熱く語った。 呼びかけ人には東北大学大学院の安田喜憲教授やアフガニスタンの難民支援で有名な医師の中村哲氏、JR東日本の松田昌士元会長らが名を連ね、年内にも結党予定。「脱原発」「反消費税増税」などの講演活動を行い、政治家や国民を啓発していきたい考えだ。 仙台市出身の文太氏が新党を構想したきっかけは東日本大震災だったという。 文太氏は12日も東京電力福島第一原発から50キロ圏内の福島県石川町を訪れた。「山は紅葉で真っ赤で素晴らしい景観なのに、入れないという。震災から1年8カ月が過ぎたのに、復興は進んでいない。復興予算の流用まであった。これに怒らない人なんているのか。こんな国会なんていらない。国会議員全員で、被災地で重機を運転して働けばいい」とドスのきいた声に怒りがこもる。 被災地の首長にも新党への参画を呼びかけるというが、「辞書を引けば『党』は『グループ』の意味だ。政治の『党』とは一線を画す」と言い、次期衆院選への候補者擁立や、自らの立候補については「ゼロだ」と否定した。 ならば、第3極の“接着剤役”になる気はないのか。文太氏は自らのラジオ番組で小沢氏と共演したり、「減税日本」の河村たかし名古屋市長のパーティーで講師を務める仲。国民新党を離党した亀井静香衆院議員とも古くから親交がある。13日には石原慎太郎・前東京都知事も新党を結成する。 「いや、いまの政治家は全員ダメだ。話してもいないし、連携することはない。ただ、いのちの党の主張に耳を傾け、実現しようとする政治家、特に若い政治家は応援したい。いずれは、党の中から議員が生まれればいいと思う。俺は露払いにすぎないよ」 「昔の日本は物や金よりもいのちを大切にした。それを取り戻したい。日本人の心の荒れ地を復興したい」という文太氏。その思いは、どんな形となるのか。 土着の人間の考え方・・・生き方を示すお手本というようなイメージでしょうか。 コレでは菅原文太さんは引退などできませんね。 『理想像』を演じ・うったえ続けることがこのグループには必要ですから。 難しいことは言っていないと思います。 だけど菅原文太さんのいう『異常な国』が異常だと思わない人が実際に表出し、国の対策(一時的対処療法)というのでは根治しない病気だとすれば新潟のおばさんに文科省を任せるよりも、こうした意見をもっと打ち出せるような下地・バックアップが必要に思います。 正論が埋もれるのはそれくらいに早い時代でもあるんですから。 役者殺すにゃ刃物はいらぬ あくび一つもすればいい 引退はない。だけど生かすも殺すも・・・ってことですね。
Nov 14, 2012
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久々の更新。 病気のことは少し感想もまとめてからのっける予定。 私、田中大臣好きじゃないです。 でも、ある意味この人の言っていることも『問題提起』として価値があるというのは認めるところ。 『既存』や『現状維持』が必ずしも良いということではないわけですから。 まず記事。<大学新設不認可>文科相と首相官邸 認識食い違いが表面化 ( 11月6日毎日新聞より) 田中真紀子文部科学相が3大学の新設を不認可とした問題で、首相官邸はこれまで「文科相が最終的に判断することだ」(藤村修官房長官)と静観してきた。しかし、田中氏は6日、野田佳彦首相らから事前に了承を得ていたと「暴露」し、藤村氏が記者会見で否定するなど、認識の食い違いが表面化。野党は7日の衆院文部科学委員会で田中氏を追及する構えで、野田政権はまたも閣僚をめぐる火種を抱え込んだ。 「官房長官からは『大変結構だ』、首相からは『進めてください』という言葉を頂いている」 田中氏は6日の記者会見で、3大学の不認可について首相と官房長官とのやりとりを明らかにした。藤村氏は同日の会見で「大きな考え方の報告を受けたことは事実」としながらも、「了承する立場ではない」と強調。記者団から首相の任命責任を問われると、「どこに、どう責任があるのか」と気色ばんだ。 大学設置を認可する権限は文科相が持ち、首相が判断することは通常ない。しかし、首相周辺によると、文科省の事務方から発表前日に「不認可にすれば訴訟のリスクがある」との警告が官邸にあったという。それでも官邸サイドが介入しなかったのは、言動が注目される田中氏への遠慮も一因とみられ、首相周辺は「閣僚人事の失敗だ」と嘆いた。 岡田克也副総理は6日の会見で「方向性は田中氏の言う通り。ある意味で(認可の)審議が形骸化していた」と理解を示し、建設的な解決を求めた。しかし、3大学の地元は不認可の撤回を求めて猛反発。教育問題は有権者の関心が高く、民主党内からは「田中氏が突っ走ったこと。面倒を見切れない」と冷ややかな声が上がる。田中文科相不認可問題 真紀子暴走で官僚も“炎上” ( 11月7日産経新聞より) 今回の問題で田中真紀子文科相が“暴走”するたび、文科官僚は事後説明に追われた。つじつまが合わなくなり「大臣の意向を取り違えたかも…」などと苦し紛れの釈明も。とんだ「政治主導」に官僚たちはうんざりした様子だった。 6日の田中文科相の閣議後会見が終わると、前川喜平官房長が「補足説明をする」と言って報道陣を文科省の会見場に集めた。田中文科相が会見の最後になって、新たな審査基準による3大学認可の可能性を示唆したためだ。 不認可を表明した2日の閣議後会見での発言に比べ、明らかな方針転換だったが、前川官房長は「大臣が方針を変えたわけではない」と強弁した。 2日の会見後も、担当課長が報道陣に補足説明し、3大学は「不認可」と繰り返し、来春の開学も困難としていた。このことを問われると、前川官房長は「大臣の意向を取り違えたのかもしれない」とし、「まだ不認可処分をしたわけではない。事務方の責任。訂正して謝罪が必要になってくるかもしれない」と苦しい釈明に終始した。 ある文科省幹部は「週末に認可へ向け調整を始めた。大臣の独断専行にうんざりだ」と明かした。 サッカーのJリーグのチーム昇格に関する査問なんかは参考(民間ですが、コレも役所のベースがある)になると思いますけど、基本的に役所の入札や認可は『紙の上ではできると思うのでやらせてください』というのは許さない。 というより、書類に必要事項とその証明書を添付して持ってきてください(持ってくれば反対要素も無い) が役所の基本的な仕事です。 ある意味受け付ける側は間違い探し、粗探しってことです。 入札に関しても『他自治体での実績』や『業務遂行に関する経験・担保』を求めるわけです。 だから、文科省の役人が大臣にきちんと説明しなければならない上に、絶対にあのおばちゃんには理解されないことでしょうが『審議が形骸化していた以前に大臣の認可裁量は形式的なものである』ということ。 審議に入る以前に審査基準やらお役人の裁量(大学認可の順番待ちは今もあるんでしょうかね・・・)は提示され、不備・不満については修正されその結果が審議会に上がるのでしょう(この辺は他の役所の仕事からの推測が入りますけど・・・)。 だから現行の基準について既に修正済みの 『判子を押すだけの仕事』が大臣ということになる。 だからニュースで『認可後に制服やら何やらを調えるのが筋・・・』という大臣の感覚は 一方では『認可がスタート』ということであるならば正しい。 しかし、その結果認可後に事業に対する不備・修正が難しくなるという面を抱えることになる。 大臣は今もって『審議会と新基準』といってますけど 今回の問題は『実質的に事業にGOサインを出している役所』と『認可権限を有していると勘違いしている大臣』の意識の乖離なんですから役所の仕事ひっくり返さないと・・・現在審査過程に入っているもっと多くの事業をひっくり返すことになるわけです 3件ですむわけ無いじゃないですか。 ナノにマスコミも文科省もこの点は指摘しませんしアナウンスしませんよね。 審議会や大臣の判子は『基準』をクリアーした確認作業。 だから大学側はいまさら『新基準年内策定』なんて戯言に怒りの声を上げるんですよ。 今までの茶番は何なの?ってことです。 新基準を策定したり、審議会・大臣権限を明確にするのは有益です。 だけど明らかに大臣はタイムスケジュールやこの手順のメリットの部分を理解していない。というより官僚から説明もしていないんでしょう。 理由は『自分たちは決められた手続きをしているのだから、それを越権しないのが役人の務めだ』と思っているから。 とばっちりが怖いんでしょうね。 この辺に『仕事だから黙ってやりなさい』が正しいのかどうなのか?というところが見え隠れします。 今回の場合は官僚(コレまでの経緯・意味合いの説明)と大臣(大臣職の権限に対する意識、教育行政の改変に対する意図)の話し合いが最初に有るべきで、それには時間が必要です。 だから、官房長官でも良いですが、間に入って話しを整理する役割の人間が必要なんです。 そしてそれ以前に認識のギャップに対して指摘・仲介する人間が必要なんです。 誰でも嫌でしょう。 『田中大臣。実のところ本件であなたに認可権限なんてものはないんですよ』なんて諭すのは。 だけどコレを誰もやらないと田中大臣は『暴走大臣』で確定するし、民主党はまたマイナスのレッテルを貼られるし、事業体側は時間と費用と信用を浪費するし、受験生は地獄を見る。記事にして紙面を稼ぐマスコミだけが『本来ヤラナケレバならないマスコミだけ』が得をする。 仕事が雑ですよね。各方面。
Nov 6, 2012
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「高給」現業職員ゼロ目指し、検討始めた政令市 ( 10月14日読売新聞より) 福岡市は、警備員や学校用務員といった現業職員約950人について、今後は退職者が出た後の補充を行わず、段階的に民間委託を進め将来的にゼロを目指す方向で検討に入った。 2013~16年度の4年間で約850億円の財源不足が見込まれる厳しい財政下で、民間の2倍前後の給与を払い続けるのは市民の理解が得られないと判断した。現業削減は全国的な流れだが、ゼロを打ち出すのは異例。ただ組合側の反発も予想され、曲折もあり得る。 現業職員の内訳(5月現在)は、調理業務員332人、学校用務員250人、清掃職員111人、自動車運転手80人、船舶職員33人、警備員31人――など。年齢構成は20~30歳代が約3割、40~50歳代が約6割、60歳代が約1割となっている。 市によると、昨年4月現在の現業職員の平均月給は約38万7000円で、人件費の年間総額は約56億円。民間の類似職種と比べると、警備員が約47万8000円で民間の2・48倍、用務員が約39万2000円で1・87倍などとなっており、市議会でも削減の必要性がたびたび指摘されてきた。 高給公務員・・・・この見出しって『叩きましょう』っていう新聞の意思表示なのでしょう。 ここで表示されているのは 官と類似職業の民間比較。 『民間の類似職業の評価が低い』という視点は一切持ち合わせていない。 ホワイトカラーとブルーカラーというのが義務教育時代に言われてきた労働者の大きな区分け。 ホワイトカラーのほうが『価値創造的』であり 『知的』であり『奇麗』で『羨望的』だという偏見。 不思議なことを上げるとすれば OA導入等による事務効率化は本来 事務方の削減と『効率的な意思決定の礎』となるはずだった。 確かに人員削減は進んでいるが、結果として現れているのはOA化をはじめとした効率化に期待した結果としての『効率的な意思決定の礎』の部分が一番犠牲になっているのは皮肉というより愚かな結末といえるだろう。 何しろ『見直し規定』等を盛り込んだとしてもそれは形だけに留まり、実際には検討課題が先送りされれば埋没していく。 目的が曖昧な美辞麗句の作文に陥っている(そうしないと通らないし、OAをはじめとした入札事項への移行ができない)ため、『手段と目的が逆転する』 私は公務員に価値創造的な仕事を求めていないが、モラルある厳格な運用と責任を回避しない目的意識は大いに期待している。 だが、残念ながら私の知るいくつかの自治体では そうした期待に応えられない事務方職員というのは実在する。 そしてそれは民間にしても『必要性』から評価が上がるわけではなく、需要と供給で誰でもできると考えれば 実際には3kなどという言葉が幅を利かせるにもかかわらずお金を引き出せない。 そもそも比較されている『価値』が市場価値でしか見ていないのだから 押し付ける側にとっては『下々』はいつまでたっても下々でいてくれたほうがありがたいというのは当然のことだろう。 私は商売人だから『市場価値』を完全に否定することなどできない。 しかし、同時に『市場価値至上主義』に陥るのは商売としてのモラルを喪失することになるというのは今の社会を見ていれば子供でも分かる。 儲かればよいという結果、下請け化していって、その下請けはモラルの低下・手抜きという精神的な下落に 根本的な技術の不足等まで内包するようになる。 人が嫌がることを進んでやっても 生活できない社会 これは私は間違っていると思う。ピラミッドの上のほうでは数字を0.1%書き加えるだけでも左団扇がいる一方で いくら地べたを這いずり回っても生活の目処が立たないのでは生活保護の方がましだという声が大きくなるのも私は否定することができない。「使えるお金1日1000円しかない」 生活保護受給者の発言に異論 ( 10月14日J-CASTニュースより) 生活保護支給額引き下げに反対する会見で、受給者が「1日使えるお金は1000円」と不満をこぼしたところ、ネット上で異論が相次いでいる。 生活保護は、5年に1度、支給基準額が見直される。政府は、保護費の増大を抑えようと、引き下げの方向で検討を始めたようだ。 これに対し、生活保護問題対策全国会議(代表幹事O弁護士)は2012年10月10日、東京都内で受給者らとともに会見を開いて、引き下げ反対を訴えた。支給額が引き下げられれば、生活に大きな影響を与えるというのがその理由だ。 会見では、受給者らも窮状を訴え、NHKニュースによると、受給者の60歳男性は、次のように明かした。 「1日使えるお金は1000円なんですよ。食べるだけですよね。電化製品が壊れたとか、服が破れた場合は、替えるお金がない。人として見てもらえているのかどうか、これは疑問に感じます」 これに対し、ネット上では、服代などもかかることに理解を示す声もあったが、男性の主張に疑問の声も相次いでいる。「俺より贅沢じゃねえか…」「食べれるのに何が問題なんだ」「1000円あれば3食食べて、中古の文庫本ぐらい買えるだろ」といった書き込みがあった。 厚労省の保護課によると、東京都区部で60歳なら、住宅扶助として家賃が限度額まで実費で出るほか、生活扶助として最低で月に8万円余が支給される。 生活保護問題対策全国会議の事務局をしているK弁護士は、食費などが1000円になることについて、十分な額ではないと説明する。 「最低生活費ですので、そんなに余裕があるわけではありません。耐久消費財を買い替えられませんし、下着なども破れるまで着る話はよく聞きます」 ネット上のバッシングについては、疑問を示す。 「確かに、1日1000円以下で苦しい生活をしている人からみれば十分だと言いたくなるのだと思います。でも、生活保護基準が下がれば、最低賃金法の定めによって最低賃金が上がらず、地域によっては下がることもあり得ます。地方税の非課税基準や国保料等の減免基準等も軒並み下がります。生活保護を叩いてその基準が下がれば、自らの首を絞めることになるのです。むしろ最低賃金や年金の低さを叩くべきで、叩くべき相手を間違えていると思います」 最後の弁護士の『叩くべき相手を間違えていると思います』は それこそ『それ以下の人も生活保護に入れば』と言わんばかりだと感じますが・・・。 自分の稼ぎで何とか”食いつないでいる人”と生活保護で”食わせてもらっている人”が同じ土台にいるわけがないでしょうに。 いうなればこれらの人は少ない稼ぎの中から生活保護の人にも金を出している人たちですよ・・・。 冒頭の記事に話は戻りますが、確かに彼等は高給です。 しかし、民間との比較数字(2・48倍 1・87倍)は比較対象が正規ですらないんじゃないですか? 値段を下げれば質が下がるという当たり前の考え方と、その中で質を上げれば・・・少なくとも維持すれば報われるということがなければ最低生活から這い上がるって難しいです。 こうした人ほど体を壊すリスクが高く、その上その時の保険などもかけられないわけですよ・・・。 金がなければ、少しでも上を向きたければ人の嫌がることに身を投じる。 現状では人の嫌がることほど安く買い叩かれ、その下にあるセーフティネットでハンモック状態です。 世間のものの価値基準が そもそも世間の基準を揺るがしているっていうのは馬鹿馬鹿しい話ですよ。
Oct 15, 2012
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好き嫌いは別にして、第一線に居る人というのは見るべきところ、学ぶべきところがあるということでしょうね。SMAP・木村拓哉が、「どうして生まれてきたんだろう?」と悩む少女に語った想い (10月13日サイゾーウーマンより)「私は、なぜ今ここにいるのかわかりません。どうして生まれてきたんだろう?とよく考えます。家族や友達にも必要とされていないし、自分はいらないんじゃないかなって考えてしまいます。どうすればこの悩みはなくなるの? 教えてください」 10月5日に放送された木村拓哉のラジオ番組『What's UP SMAP!』(TOKYO FM)に寄せられたのは、17歳の少女「キミタロス」からの“人生相談”。多感な年頃だからこそ抱いてしまう、人間関係へのデリケートな感情に、「家族や友達は絶対にあなたのことを愛してくれている」「いらないなんてことはない」「頑張って」などときれいごとを並べるのはたやすい。しかし、木村は自身の言葉で、こう答えた。「うーーん。今こういうメールをもらって、俺が言うことって、否定的なことになっちゃうと思うんですよ。『お前、何言ってんだよ!』とかさ。でも、それってキミタロスの気持ちや立場になってみないと、そんなこと言っていいのかどうかもわかんないじゃん? ただ……家族や友達にも必要とされてないって感じちゃってるキミタロスの現状はさ、とっても寂しくて、つらくて、苦しい現状だと思う」「だけどさ。『自分はいらないんじゃないか』ってとこ、俺、そこだけは絶対に違うと思うんすよ。『必要とされてないんじゃないかな』って感じちゃってるキミタロスの想いは、文章から伝わってくるし、そうなんだって思うけど、『自分はいらないんじゃないかな』ってことに対しては、まったくボクは賛同できませんね。ここだけは言わせてもらいます。『何言ってんの?』」 深刻に捉えすぎたり、上から目線で諭したり、媚びたりするのではなく、相手と同じ目線に立ち、自然体で語りかけた木村。その後も、いかに自分や番組にとって、17歳の少女が必要とされている存在なのかを説き続ける。「『キミタロス、どんな感じかね?』っていうのは、今後、俺だけじゃなくて、ここのスタッフの中にも確実にあるワケだから。その後を知らせてほしいですよね」「この『What's~』の中でも、お前はいらねえ存在じゃねえし。そもそもキミタロスがいなかったら、このしゃべってる時間も超もったいないわけじゃないですか。無駄だし。だから時間も、想いも、すべてを無駄にしないためにもいてほしいよね」「苦しくなったら、『ちょっと聞いて』っていうふうにいつでもメールしてほしい。あ、でももちろん『何かしよう!』って気になればそっちをエンジョイしてほしいから、その時は送らなくていいけど」 このように木村は、放送の最後の最後まで真摯な想いを投げかけたのだった。自らの主張を述べつつも、干渉しすぎず、ほどよい距離から相手をきちんと思いやる。そんな彼の言葉に込められた想いは、きっと17歳の少女の心にも深く響いたことだろう。 10月22日スタートのドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系)では、史上最多の9 回目となる月9主演を務め、自身のドラマ出演史上初となる極貧人を演じることとなる木村。絶頂期と比較され「キムタクも落ちた」と批評されがちな彼だが、40歳の誕生日を前に、アイドルとしても俳優としても、いまだ第一線を走り続ける彼の“真の魅力”は、実はこんなところに隠されているのかもしれない。 人を評価する基準って曖昧で、わかりやすい所だと年収だとか身長だとか学歴なんかは比較しやすい。 だけど結局のところその人の一面であって、しかも本質ではない。 そして『他の人から必要がない』=『自分は価値が無い』というのもまたありがちな自己評価ですがそれはあくまで『現在の環境で関係する人にとって』という前提条件がある。さらに前提条件はもう一つ『自分が必要とされない環境にあってそこに留まること』 芸能界なんてそれこそ比較されまくる世界であって、直ぐに『価値が下がった』とか『終わった』なんて決められちゃう。 それだけに自分の中に『自分にとっての必要性』を自分に与えることが必要。 他者の評価を否定するのではなく、それは当然あるものとして自分を卑下しない。 これ、すごっく難しいことですが必要なことです。大事なことです。 私、基本的に芸能人って特別尊敬することは無いんですし、アーティストとかアイドルって売り文句に乗っかっている人って好きではないんです。 でも、こうした記事を見ると『スゲェ・・』と思いますし、尊敬できる一面を見出すことができます。 人間って多面的だからこそ好きにもなるし、嫌いにもなるし、関心を持ったりなくしたりする。 面白い存在ですね。
Oct 14, 2012
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私はノーベル賞というとこの人・・ ノーベル賞というものに対して私はさほど敬意がない(関わりがない、恣意的なものを感じるから)のですが、そもそもノーベル賞というのはその使い方の善悪を論じる賞ではないのはその創始がノーベルのダイナマイトが鉱山などでの有効利用から 争いの道具になってしまったことからも感じられることです。 勿論ノーベルの本音は分かりません。 しかし、ノーベルの死後にも続くこの賞は その名前があるからと言って平和利用・有効利用されるとは限らないわけで、こうした授業・思索は継続して『使う側・利用する側の責務』として行う必要があると考えます。 で、その記事。“命への介入許される?”中学生が激論 ( 10月11日TBS系(JNN)より) 山中教授のノーベル賞受賞でさらに注目が集まっているのがiPS細胞です。将来は人工的に子どもを誕生させることもできると言われていますが、その是非について都内の中学生が激論を交わしました。命への技術の介入は、どこまで許されるのでしょうか? iPS細胞の作製でノーベル賞の受賞が決まった山中伸弥教授。今後の最大の課題の1つは、生命倫理の問題だといいます。 「(iPS細胞で)子どもが誕生する可能性も理論的にはあるが、それも認められるのか」(ノーベル医学・生理学賞 山中伸弥京大教授) 命をもつくることができるその技術は、どこまで許されるのでしょうか。 「寿命があってこその人生だから」(男子生徒) 「死にそうになったら、また新しくクローン創っちゃえばいいじゃん」(女子生徒) そのiPS細胞について激論を交わしているのは中学生です。 学習塾との連携など特色のある教育方針で知られる、東京・杉並区立和田中学校で11日行われた授業の一幕です。題して「どこまでいじくる人の体」。 「ちげーんだよ。苦労して生むからお前さ」(男子生徒) 「苦労したくてもできないんだよ。子宮なかったら」(女子生徒) 「息子のクローン創るときって顔変えられるの?」(女子生徒) 「息子だから変えたくないんじゃない、親の気持ち的に」(男子生徒) iPS細胞の研究者、八代准教授をゲストとして招き、子宮をなくした女性がiPS細胞で人工的に子どもをつくることの是非など、具体的な議論が交わされました。 「子どもは知るじゃないですか、事実をいずれ、自分が創られたと。親からできたわけではない、お父さんもいないかもしれないと」(男子生徒) 「でもさ、お父さんとお母さんのiPSからちゃんと創ったって言ったら、どうだろう」(八代准教授) 「それでもやっぱり、人間の手によって加えられて」(男子生徒) 「おなかの中から生まれたら感謝する気持ちとか生まれて、外で生まれたら自分は愛されてないのかなとか」(男子生徒) 「でもお父さんとお母さんがさ、 自分を創るためにiPS使ってお金かかって産んでくれたのに、それは感謝にはならないのだろうか」(八代准教授) 授業ではiPS細胞の活用に、賛否両論が出ました。 「人間の命の形、生命の形が何かというのは、逆に言うと今こうして話をしたみたいに、みんながどういうふうなものを望むか、どういうものを望まないか、考えなきゃいけない時代が来る」(慶應義塾大学総合医科学研究センター 八代嘉美特任准教授) 私は臓器移植にも基本的に反対です。例外が 親⇔子の助け合い。 子供を思う親の気持ち、親を思うこの気持ちって自分が親になってから強く感じるところです。 夫婦間の移植も肯定しないのは 移植が必要な団になれば移植でAll OK!とはならない。体のほかの部分にも負担はかかる。 そうした場合 パートナーには子供のことや親のことを頼まなければならない。共倒れしている場合じゃないんです。だから反対。 では、iPS細胞での臓器の生成と 人工臓器の使用というのは倫理的にどうでしょうか? 人が人でなくなる・・・自分でなくなる境界線というのはどこにあるのでしょうか? 利用の軽いところでは 美容整形への転用もあるでしょう。 重いところでは生命の創造すらありうる。 人の命って替えが利かないから重いんですよ。 助けられる命が増える。 障害を克服できる。 医者はこう評価するでしょう。 だけど、本当に原因なくそうなったのか? そうならないための社会的方向性はないのか?という模索のほうがもっと大事なはずなのに、こうした技術の進歩の発表はそうしたことを忘れさせる麻酔効果があります。 近年男女の高齢出産によるリスクに警鐘が鳴らされています。 正反対の方向に社会が進むのなら その社会は滅ぶべきでしょう。 それが選択です。 意図的な悪用(本人たちにとっては有効活用)と意識しない面での悪影響。 技術は常に使う側・利用する側の心にかかっているのだと書き留めておきます。
Oct 12, 2012
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義務教育の制度ってどこまで効果があるのか? 自分の身に振り返って考えれば最低限の学力・・・=基礎学力を身につけさせるためには有効な手法。 ただし、中学あたりからはその先の格差を前提にした体制にシフトするために 悪い意味での社会性(小社会での権力闘争)が先に確立して、その状態に対する善悪の判断や解消方法までたどり着かないまま高校・大学・社会人と個人主義に突っ走る傾向が見られます。 例えば部活動で上下関係を身につけたといっても 学校内での目線が変わらないままのより小さな社会での思い込みなわけでね・・・。 違った立場との交流を持たせないと社会適応を学ぶ段階で学力以上の差が出る制度であるというのが私の見方。 田中のおばちゃまが就いた文科省はこんな事を言っているようです。<学校運営>保護者の関与強化 文科省、教委制度見直しも ( 10月11日毎日新聞より) 文部科学省は、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参加する新たな制度の検討を始めた。保護者らの学校運営参加は現在、教員の人事などに進言もできる「コミュニティ・スクール」(CS)の形で制度化されているが、教委・学校が導入をためらい広がっていない。 同省はCSの権限を緩めた「準CS」制度を想定。学校運営の保護者関与を広げることで、いじめや子供の自殺など問題が発生した場合、学校や教委が隠蔽せず早めに対処する効果を見込んでいる。 CSは、保護者や地域住民がメンバーとなる学校運営協議会が各校の予算や教育目標を承認する。地方教育行政法に基づく合議制の機関で、教委が任命する。04年度から始まった。 学校に「協力する役割」のPTAよりもCSは強い権限で学校運営に関わるため今年4月現在、全国の公立小中学校のうち1183校(約4%)しか導入していない。 文科省は、省内に設けた検討会で、CSの権限を緩めた「準CS」を考案。人事などには関与せず校内運営に限定することで、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参加しやすくする。 さらに、準CSに教育委員会が持つ予算などの権限を委譲する一方、全国の自治体に広く準CS設置が進んだ段階で、教委制度の具体的な見直し作業を進める方針だ。 民主党は、すべての公立校に保護者や地域住民で組織する「学校理事会」を設置し、教員の人事権などを教委から委譲するとしている。 教委は学校理事会を監視する役目に縮小する方針を示している。 モンスターペアレントの問題って解消したんでしょうか? それともそもそもモンスターペアレントって言うのは学校側の狂言だったんでしょうか? 解消してもいないし、ある種一般化してしまったというのが正解でしょう。 私は学校に保護者が関わるためには 社会的に保育園に入れても共働きが優先される・せざるを得ない環境というのが障害になると考えています。 少なくとも両親どちらかが学校に関われる環境にないと『固定的に関わり続けなければならない人』 『関わっているだけに声が大きい人』 『関われずに環境に関与できない人』というんが出てきます。 実家の父は小学校のかかわりに未だに関与させられておりますが、学校側や自治体からはそれを異常とはみなされていない節があったりもします。 要は機能するための環境づくりから始めなきゃいけないのに文科省は文章作りだけ、学校・教員は現状維持を望んでいて誰のための教育化ってところが抜けているんですよ。 教育の目的がぶれているからヒップホップや武道なんて発想になる。 さて、大臣様はどのように教育の位置づけを語ったのか?「自ら発信力のある人を育てる」田中眞紀子大臣会見 ( 10月3日RBB TODAYより) 田中眞紀子文部科学大臣は、10月1日の記者会見で就任挨拶の後、今後取組むべき政策について語った。「エネルギー政策」や「人づくり」を重点的に取組むという。 第1に取組むのは「エネルギー政策」。経済が発展するにはエネルギーや環境についての取組みが重要という。 第2に取組むのは「人づくり」。国家の基本は教育であり、政治家の原点でもあるという。このインターネット時代に「自ら発信力のある人を育てる」と主張する一方、「近年、若い人が海外へ行きたがらず、ネットで全部経験できると思っているところがあるので、ネットではなく本物に触れることが大切。」としている。「異質のものに触れ、人と違うことを認識することが自分への自信に繋がる。そのことがいじめを防ぐことにも繋がる。」という。 いじめ問題について「分析も重要だが、自分に自信を持つ人を育てることで人との関わり方が陰湿にならない。」という。 記者会見の締めくくりには「もう終わらせてください」と一方的に切り上げるマイペースぶりを見せた。 エネルギー政策を文科省が第一にするのは違和感があるんですが・・・、発信力に自信のある大臣様らしいといえばらしい。 ただ、私は上記の学校制度における流れの中で『個人主義』が進展しているため、発信力も歪んだ形で大きくなっていると思っています。 むしろ足りないのは『感受性』 であり『受信力』。 自分の発信がどのように受け取られるかという想定がされていない。 その後の自分のアクションが準備されていない。 これは自分自身が色々な立場・視点に立つことで認識できることです。 常に優等生やおだてられる立場の人間が地を這うものの認識を分かるわけはないんですよ。 そして、大臣様も具体的な手段は言及していないようですね。 長男の2年次の担任は全校生徒が一桁という学校から来たばかりの人でしたが 長男たちはまた違った視点を教えてもらうことができましたよ。 そうした事例を目の当たりにすると 単純に制度が問題というより 子供の成長段階と 教えるべきことの設定が間違っているのではないかとおもうんです。 こんなことを言っている人もいます。学校は宿題出すな=仏大統領 ( 10月10日時事通信より) フランスのオランド大統領は9日、パリ市内で演説し、学校の宿題を廃止すべきだと訴えた。家庭で勉強を見てもらえない子どもがいることを踏まえ、教育の平等を推進するための配慮が必要と語った。 大統領は演説で、新たな教育プログラムを発表し、学業は「家庭ではなく学校で行うべきだ」と強調。ただ、現在フランスの学校の大半で採用されている週休3日の「週4日制」から、以前の「週4日半制」に戻すべきだとして授業時間増も訴え、将来の有権者である子どもの心をつかめるかは微妙だ。 私はむしろ授業時間を少なくして 『学ぶ意志があるものは学べる環境』にしていったほうが適当だと思います。 やる気のないのに無理やり尻を叩いても 効果は上がらない。 年齢に関わらず学問の扉は開いている。 勿論その為には勉強が自分のためであり、そして勉強とは紙の上のものだけではないということを 社会が認識しないと今と同じことになりますが・・・。 勉強は誰のものか? 国のためだから国は出資します。そこにはスポンサーとしての意志がある。 ですが、同時に勉強する側・・・つまり子供の側には手段としての勉強やその手法・制度が用意されているということでもあります。 利用するのか? されるのか? それとも制度に飲まれて排出物となるのか? 誰のものであるかは明白です。
Oct 11, 2012
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先日嫁が旧友の結婚式に参列したんですが まぁ、その席次やなんかを見ると『業者ウハウハ』『披露宴から社内(web系)受け』 という体。 婚活なんかでも決定的に見られる 『相手を条件で絞り込んだ感』が見えてきちゃうんですよね・・・。 そりゃぁ結婚は重大事ですからチェックポイントをしっかり設定してみていくことは大事なんですけど、それだけで長い人生を連れ添うというのは無謀でしょう。 人生の中でそのチェックポイントが揺るがずに、相手もその長所を持ち続けるという条件になるわけですから。 『内縁の・・・』なんてものもあるわけですから私は条件を並べるような人たちは結婚しないほうがお祝いする側の人にも迷惑をかけずに良いと思うんですけどね。 この記事なんかも「一緒に」は夫だけ? =距離置く妻―英紙調査 ( 10月9日時事通信より) 夫の3割強が「喜んで余暇の全てを一緒に過ごしたい」と考えているのに、そう思っている妻は20%しかいないことが明らかになった。英紙デーリー・テレグラフが調査結果を掲載した。 それによると、妻の6割は夫と一緒にいない方が夫婦関係にとってむしろ「良いことだ」と回答。これに対し、夫で「一緒にいない方が良い」と答えたのは5割を下回った。 さらに、3分の1の妻は夫が四六時中近くにいると、「うっとうしい」と語った。夫で同じ答えは5分の1にとどまっており、すれ違いが浮き彫りになっている。 この設問も馬鹿でね・・・全ての余暇を一緒に過ごす夫婦なんてねぇ。 一人の時間の大切さも意識しましょうよ。 そしてこんな記事。電話をかけるだけで現在地を知らせることができるスマホアプリ「Mapfia」 ( 10月7日japan.internet.comより)シンプルなアイデアだがわりといいかも。「Mapfia」は iPhone/Android 用のスマホアプリだ。このアプリから電話をかけると(かける相手もこのアプリを使っている必要があるが)、お互いの位置情報がマップに表示されるという仕組みになっている。電話をしていて「今、どこなん?」と聞くことはよくあるが、それに正確に答えるのが難しいこともよくある。旅先で使ったり、待ち合わせで使ったりなんかしたら便利なのではなかろうか。 この記事見た時 『浮気のチェック用?』と思いましたが、常日頃から携帯を嫁や子供の遊び道具にされている私にはチェックなど怖くもないわけで・・・。 本来的には出先で離れて行動する際に位置を確認したりするのに使うのでしょうが、夫婦でなければ会社で営業さんの動きをチェック(サボり防止)するような使い方もできそうですね。 ・・・昔のポケベルを持たされている人みたいで世知辛い 『曖昧な信頼関係』というのが人間関係で成立しないと 後は常に白黒で判断するような極端な関係にしかならない。 人間がやることなのに常に完璧を求めるようになる。 できないと『何故できないのか?』と問い詰めることになる。 余裕がない。 まぁ、このアプリのアイディアを見てこんなことを言う私も 余裕がない証拠ですけどね。はぁ・・・。 気分治しに・・・。
Oct 9, 2012
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異例! 都内の小学校で「ママ友」会合禁止令(AERA 2012年10月15日号より) 都内の公立小学校の入学式で、ある通知が配られた。「保護者間交流に関するお願い」と記され、内容はこうだ。「学校外での有志による保護者サークル等の開催について自粛をお願いします」 保護者間、特に母親同士の会合を禁止する「ママ友会禁止令」だ。トラブル防止を目的に、特定の親同士で仲良くせず、学校が開く保護者会を通じて幅広くつきあうように求めている。 学校関係者によると、2年前から入学式で配布するようになったという。中学受験を控えた5、6年生の保護者には、友だちの志望校を学校に問い合わせることも自粛するよう呼びかけている。同校では過去に、私立中学校に合格した子の親になりすまし、入学辞退の電話を中学校にかけた親がいたからだ。 通知ではこのほか、ママ友同士のトラブルにつながりがちな学校への子どもの送迎も控えるよう求めている。フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用や、メールアドレスの交換もだめ。保護者間の連絡は、学校の連絡先名簿を利用するように、としている。 保護者の行動を事細かに制限する学校に対して、「やりすぎじゃないか」 と、保護者から反発の声が上がることもあるという。だが、禁止令にはきっかけとなった事件がある。教師や女子児童に対する誹謗中傷がSNSサイト上に名指しで書き込まれて嫌がらせの電話などがあり、児童が転校に追い込まれた。「保護者同士のトラブルに関する相談が毎年少なからず寄せられます。学校は教育機関であり、このようなトラブルに対応する人員を配置しておりません」 通知にはそう書かれ、トラブル防止のためのルールであることへの理解を求めているが、問題が起きても学校は関知しないという意思表示にも読める。 校長は取材に対して、「危機管理のためには、不確かな情報のやり取りが子どもたちを混乱に巻き込む恐れがあり、保護者同士、保護者と学校、教師が顔を合わせて心を通わせることが重要です」 と話す。 見出しに何なりというのは最近の新聞にありがちなことですが、要は「保護者同士のトラブルに関する相談が毎年少なからず寄せられます。学校は教育機関であり、このようなトラブルに対応する人員を配置しておりません」 通知にはそう書かれ、トラブル防止のためのルールであることへの理解を求めているが、問題が起きても学校は関知しないという意思表示にも読める。という部分が問題で、子供の世界に親が権力介入して引っ掻き回すのはやめてくれということですよね・・・。 これってモラルの問題。 そして新しい『道具』の悪い活用が 自分たちの非常識を 『道具が存在することを理由にした正当化』(道具の利用方法が一般的に存在するのだから、一般的に行われてしかるべきという常識の書き換え)なんですよ。 常識に関して日本人がとやかくいっている中国の記事。婚外恋愛や家族の扶養義務放棄も罰則対象に、公共サービス事業機関へのモラル引き締め政策―中国 ( 10月6日Record Chinaより)「事業単位工作人員処分暫定施行規定」が適用されるのは、「事業単位」と呼ばれる公共サービス事業機関(教育・科学技術・文化・衛生など社会公益活動を行う、国家機関などの組織による事業組織)の職員たち。 規定では、職業モラルに反する行為として大別して6項目を規定し、これに抵触する者を罰する。 専門技術・技能における違法行為(技術や学術研究・データなどの盗用、偽造、改ざん)、職業的地位を利用したパワーハラスメント(強引な勧誘、恐喝など他者の法的権益を侵す行為、不当な圧力や阻害行為)などを規定しているが、業務そのものとは関係ない社会的モラル面もこの対象に含まれている。 違法薬物の使用や売買、売春への関与・あっせん、賭博など…ここまでは理解の範囲内だが、さらに1人っ子政策違反、婚外恋愛や援助交際、家族の虐待や扶養義務放棄といった行為も列挙されている。これらは、各事業機関とその職員が合法的に職責を全うするために有効であると説明されている。 この記事に対してのコメントというのが『お前ら(中国人)が言うな!』というのが大勢でした。 ちょっと待った。 先般大阪市で市職員の刺青を問題にした時も『やりすぎ』という声が上がりました。 芸能人の薬物使用や政治家の失言+撤回というのは常態化していますよね。 芸能人のすれ違いや一般的な生活と異なる点を棚に上げて 離婚率の上昇を『一般的な常識』と捕らえて離婚を『一般的な・・・個人の自由』と捉える節もあります。 中高生の初体験割合なんておおっぴらに某雑誌が出していたりしますが、それを常識として刷り込ませて良い結果など生まれているでしょうか? 私は『情報も道具』だと考えていますが、こうした『道具を理由にした常識の悪しき書き換え』というのはコレまでも継続して行われてきましたし、今後もなくなることは無いでしょう。 先日も書きましたが『注意する』行為を社会が避けているうちは嘘の刷り込みが『事実・常識』に化けるんですよ。 結果冒頭の記事や中国の記事、大阪市のように『常識の制度化・罰則化』なんてことをしなければならなくなる。 公務員なんて制度を守ることには長けていても『制度の非常識にも逆らわない、むしろ利用する』人種ですよ? 政治家だって選挙で選ばれるとはいえ、その選挙は『非常識なものを多数含んだ上での多数決』です。 社民党がいまだに存続していることをあげればそれは明らかでしょう。彼らは左傾でもなく壊し屋ですよ。 ママ友が悪いとはいいませんが、集団化して暴走した時に個々が聞く耳を持てないようでは『集団は害』となります。 そして、情報を共有しているという勘違い(実際には情報は受信側の偏向が少なからず含まれ、伝達するたびに変異する)が相互不信や暴走の引き金になったりもします。 制度化しても個人の質が落ちていけば意味なんてないんです。 制度化しなければならない理由をもっと啓蒙すべきでしょう。
Oct 6, 2012
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盗_撮警官「200件やった」=停職処分に―愛知県警 ( 10月5日時事通信より) 愛知県警は5日、書店で女子高校生(17)のスカート内にビデオカメラを差し入れたとして県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された安城署地域課の男性巡査(30)=罰金30万円の略式命令=を停職3カ月の懲戒処分とした。巡査は同日付で依願退職した。 監察官室によると、家宅捜索で巡査の自宅から女性の下着などが写った多数の盗_撮動画が見つかった。調べに「女性の下着を撮影したかった。見つかるかもしれないというスリルに興奮を覚えた」と供述。「2005年ごろから200件ぐらいやった」と話しているという。懲戒処分:スカート内盗_撮、教諭を免職--横浜市教委 /神奈川 ( 10月5日毎日新聞より) 横浜市教委は4日、県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕された市立今宿南小学校の男性教諭(52)を懲戒免職処分とした。市教委などによると、教諭は8月23日昼、小田急線大和駅ホームで女子高校生のスカート内にビデオカメラを向けた。相模原簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。 常習犯の30歳警官が停職。 そのあたりが不明な52歳教師が懲戒免職。 どちらもビデオ用意しているので突発的でもない計画犯。 とりあえず一言。 通勤・通学電車の女子高生なんてうるさいだけ。 欲情する奴はだめじゃね? (少なくともJR青梅線ではそうした対象にはとても見えない) 52歳で解雇された教師がこの先どうやって食っていくのかは若干興味と同情がありますが、神奈川のほうが愛知よりも罪が重いのか 教師のほうが警官より罪が重い(=社会的な規範の水準が高い)のか? この辺はニュースを垂れ流すだけじゃなくて『社会規範』というものを考えて比較する必要がありそうですね。 下着なんて所詮布切れだ・・・とっても減るもんじゃねぇ~し と思えば刑は軽いでしょうし 好色にあるものがなんと破廉恥な! というのなら刑は重くもなるでしょう。 個人的には『女子高生』よりも『女教師』だとか『婦人警官』のほうがそそられるのですが、現場で見ている人たちにとっては新鮮さもないし、部外者が抱く憧れなんてものもおきないんでしょうね(もっともも起こしたら職場で生きていけませんけど・・・。)
Oct 5, 2012
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<日本維新の会>ドクター・中松氏が商標登録を出願 ( 10月4日毎日新聞より) 発明家のドクター・中松(84)が昨年12月、「日本維新の会」の名称を商標登録するため特許庁に出願していたことが3日分かった。同庁は今年8月に認めない決定をしたが、11月までは中松氏が異議を申し立てることが可能。橋下徹大阪市長率いる新党「日本維新の会」側は困惑している。 特許庁によると、中松氏はセミナーの企画・運営や書籍の製作などの目的で使用するとして出願。仮に登録が認められていれば、第三者が中松氏に無断で「日本維新の会」の名称を用いてセミナー開催などを行うと商標権侵害にあたる恐れがあった。 中松氏は毎日新聞の取材に「景気回復させるため、90年ごろから講演や自著で『平成維新』を訴えてきた。最近、維新という言葉をまねする人が増えたので出願した」と主張。維新幹事長の松井一郎大阪府知事は記者団に「今から政党名を変えることはできない」と話し、出願を検討する考えを示唆した。 民主党や公明党は「無関係の人の名称使用を防ぐため」などとして商標登録を出願し、認められている。 確かに『維新』と気軽に使われているのは正直 軽すぎてお話にならない。 このままでは『改革』という言葉が軽く使われて役人の定型句になってしまったのと同様に 意味の弱い言葉になるでしょう。 まぁ、コレまでも『維新』という言葉はいろいろ使われており、アレンジもされとりますが実際に中松氏が使っていたのか・・・それも代名詞的に使っていたかというと・・・。 とりあえず政権放送で確認。 まったく使っておりませんな。 では、その言葉をあらわすような内容を語っているかを再考。【維新】《「詩経」大雅の文王から。「維(こ)れ新(あらた)なり」の意》1 すべてが改まって新しくなること。特に、政治や社会の革新。2 明治維新のこと。御一新。(大辞泉より) 明治維新なんかもそれ自体が出自でないのですが、革新をよりも改善・改良という方向性なんですよね。 大阪維新が多少『国から地方へ』という流れを持っているのとは異なる。それでも回転というより分捕りの意味合いですから意味は違うんですけどね。 それに・・・ 『いしん』 といえば私はこっちのほうが頭に浮かぶ。 平成維震軍ですよ。 やってやるって! 『風が吹く』とかってフレーズは選挙にも通じるところがありますが・・・。 政治のプロレス化?
Oct 4, 2012
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いじめた子、校外の教育施設で指導…大阪市素案 ( 10月2日読売新聞より) 大阪市立学校で来年度から実施される教育施策の基本方針「教育振興基本計画」の素案が判明した。 素案では、いじめを行った児童生徒を出席停止にし、校外の教育施設で学ばせる対策を盛り込んだ。本来はいじめを受けるなどして不登校になった児童生徒を受け入れる「適応指導教室」で、いじめた側を別室指導する。 また、20年前に廃止となり「生活科」に移行された小学1、2年の理科の復活も、理数系の学力向上策として明記。学習指導要領にはなく、市教委は文部科学省と協議する方針。 ほかにも、保護者が進学先の小中学校を選ぶ際の判断材料になるよう、学力テストの学校別結果を提供する施策を掲げるなど、橋下徹市長がこだわる競争主義を色濃く反映した施策を列挙している。 これは実行犯? それとも指図した奴が主犯として対象となるのでしょうか? 先生が絡んでいた場合は? 先日の滋賀県のケースでも 『虐めってそんなに単純じゃね~ぞ』ってのは分かりそうなものですが。 『よい子なんですよ』 こういわれる どうしようもない餓鬼っています。 『内側に向かってのよい子』 『社会の中に置いた場合のよい子』 はどうやら世間様的には別物です。 社会の中での良い子ってのは 『他人に迷惑をかけない』ということになっているようです。 電車の中なんかで場かやっている中高生なんかは論外って事ですね。 しかし、同時にそれって外側に対して発信力を持たないものでも・・・つまり外部と関わりを持たないものでも『社会的には良い子』ってことになります。 私は幼稚園や保育園、小学校って段階は 『小社会で人との衝突や妥協を学ぶところ』だと思っています。 妥協するって事は同時に『譲れない点を確立すること』でもあります。 つまり衝突することで 家庭というもっと小さな単位では経験できなかったことを身に着けて社会での処方を自分のものにする。 親ができるのはこのことに対する手助けに過ぎません。 が、この手助けすらせずに衝突の責任を相手に押し付けたり 先生の所為にしていたら子供は守られるだけ、いずらくなるだけデス。 モンスターなんちゃらなんかはこの手順を手抜きしていることになるでしょうし、子供と向き合わないとこの手助けって相当に難しいものだと実感しています。 自分の子供でも別の命ですからねぇ・・・。 内側に向かっての良い子がその反動で虐めることもありますし、実際には虐めって認定は 裁定者の能力や 相互の関係を深く見ていかないと『結果だけでの判断』というのは危険です。 先生も虐めに加担したという状態を経験すると特にそう思います。 手を出したらこちらが悪者。 奴が仲間から外れる行為をしたとされるわけですよ。 虐められっこがいつの間にか いじめっ子に仕立て上げられる。 単なるコミュニケーションが苦手な人間が そこを幼~小の間に問題点を見つめて克服する機会もなくなっちゃう。 以前橋下市長は家庭の問題にも言及していましたが、現在では対教育委員会という風情しかない。 学校を大学や良い会社に入る過程・手段でしかないという価値観がはびこる社会ではこのような意見は戯言なのでしょうが、今度は『いじめ冤罪』が問題になるんですかね? 子供も、親も、学校も、地域の大人もみんな『大事なこと』をいえなくなってしまっている。 駄目なことに対して注意すらできない。 みんな自分の人生に汲々で これ以上余計なことを抱え込まないようにしちゃっている。 虐めた奴。 虐められた奴と誰かじっくり話し合おうとはしないんですかね? 早い段階で 話を聞いてくれる馬鹿な奴(今の社会ではお人よしも馬鹿といわれる)がいれば死ぬまで殺すまでは行かんと思うんです。 馬鹿と時間が足りないから 社会からはじき出しちゃおうとする。 はじき出された奴はどこに行くんでしょう? そして社会には『そこまで行かずにうまく生きている奴等』だけになりますよ。 それがたとえ無礼者だろうが、屑だろうが、弱いものを食い物にする奴だろうが・・・。ね。
Oct 3, 2012
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仏人気俳優、日本酒普及に一肌=自宅提供し合同試飲会―パリ ( 10月1日時事通信より) ワインの本場フランスで日本酒の魅力をアピールしようと、日本の酒造メーカーが9月29日、パリ市内で合同試飲会を開いた。映画「シラノ・ド・ベルジュラック」などで知られる仏人気俳優ジェラール・ドパルデューさんが自宅を会場として提供。普及に一肌脱いだ。 試飲会には大七酒造(福島県二本松市)や剣菱酒造(神戸市灘区)など約30社が参加。訪れた仏料理人やソムリエら専門家は、出品された約100銘柄の日本酒や焼酎を味わい、各社の担当者に製造法やどんな料理と合うのかなど熱心に質問していた。 ドパルデューさんは日本酒愛好家団体の会長を務める大の日本酒好き。振る舞われた酒を飲み干し、「素晴らしい」とご満悦だった。会場では兵庫県三木市の職人による包丁研ぎの実演や、津軽三味線の演奏会も催された。 ちょっと前にアニメの『もやしもんリターンズ』が放映され、我が家には新しい菌のぬいぐるみが住み着きました・・・。 まぁ、いまではなめこに幅寄せくらってますが。 そのもやしもんのコミック2巻で 『日本人が日本酒を飲まず、海の向うで”ジャパニーズ・サケ”と面白がられている』というくだりがあります。 かくいう私も下戸で、日本酒は一切飲みませんが なりたかったものの一つに『楽しい酒が飲める人』というのがあります。 駅前でホームレス同然のおっちゃんに声を掛けられたりしたことがこれまでに何度かありますが、一緒に講釈たれながら酒が飲めればと思ったことがあるわけです。 私が日本酒に対して持っている印象はその味ではなく、その見た目にあります。 見れば『水』ですよ。 色つきでもなく、発砲しているわけでもなく濁っているわけでもない。 だけどその スンッ・・・と澄んだ中に アレだけ人を狂わせる魔法がかかっていて 花見酒にあい、雪見酒にあう風情を持ちながら高飛車でもない。 (売り方としてはやたらと格式などに拘っているのも日本酒ですね。これは商法として間違いだと思う。) ノンアルコールなんかじゃぁやっぱりこうした 風情だの趣だの粋だのを表す記号にはならないんですよ。私的には。 思いっきり口当たりが軽くって、酒が弱くてもほんのり酔えて、静かに楽しめるお酒って需要がある気がするんですけどね。 【 蛇 足 】 日本酒はこういう印象があるのもマイナスなんでしょうね・・・。 嫁が結婚前に『酒・タバコをたしなまない者』を条件にしていましたからね・・・。 近親に酔っ払う人がいるとあまりよい印象にはならんのでしょう。
Oct 2, 2012
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流そうと思ったんですが やっぱりコレは書いとかないと・・・。「敗戦国が戦勝国の領土を占領」中国が日本批判 ( 9月28日読売新聞より) 国連総会で行われた野田首相の一般討論演説を機に、中国は27日、尖閣諸島を巡って日本批判を繰り返した。 ただ、日本側は、尖閣諸島には領土問題は存在しないとの立場をもとに、中国側の挑発に乗らず冷静に対応する構えだ。 首相は26日(日本時間27日)の演説で、尖閣諸島周辺の領海に中国公船が侵入を繰り返したことを念頭に「主義主張を一方的な力や威嚇を用いて実現しようとする試み」などと批判。その後の記者会見では「妥協はあり得ない」と訴えた。 首相の国連演説に対し、中国外務省の秦剛報道局長は暗に日本を非難する談話を出した。さらに、秦局長は27日昼の記者会見で、首相の記者会見について、「(第2次世界大戦の)敗戦国が戦勝国の領土を占領するなど、もってのほかだ」などと日本を名指しで非難する長文の談話を発表した。『戦勝国』『敗戦国』ということをいうのであれば当時の優勢であった日本が仮に南京大虐殺があったところで 中国の人間は何も言うべきではない。戦争の異常状態というものは どの時代、どの場所であっても当然に存在するものです。 そして『世界大戦』という環境下で言えば中国は戦勝国というのにはおこがましい存在。 勝利国が何をしても許されるというのであれば帝国主義どころか 中国は春秋戦国時代より前(聖君思想以前)といえます。 なんたる退化! 共同利用論なども上がっていますが、それはあくまで国際関係・環境の中で調整していく現実的な話です。 粛々と進める話です。 ところが、こうした似非思想、を 平和憲法をもって戦後を生きてきた日本に示すというのはあまりにも思慮が無い。 まして中国というのは少数民族などを占領統治している国。 人権問題に南京を加えて考えてこのアンバランスで不整合な思想というものを他国に恥じらいも無く示すあたりは大人の行為ではない。 まるっきりの勝てば官軍。 この勝敗は戦争行為が肯定されない限りはありえない。 それがせせこましく『実効支配』に精を出すというせこさ。 こそ泥と戦争犯罪者の同居状態だと世界に発信したいのかと疑いたくなる。 私は新しい中国の指導陣をどうにも肯定できないんですが、この発言は社民党なんかも大いに噛み付くべきものでありますし、同時に国内の教育においても『戦争を肯定する思想』を持たせてはいけないと思う。 戦争を『最大限の努力の末に回避できなかった衝突』という理解ができなければ世界大戦なんて直ぐです。 中国は(どうせ個人の意思ではないでしょうが)この阿呆を即刻解任し思慮あるところを示すことが必要でしょう。
Sep 29, 2012
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