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日本赤ちゃん学会理事長「育児を安売りしているのでは」
( 8月15日産経新聞より)
【新・関西笑談】日本赤ちゃん学会理事長 小西行郎さん
--先生自身の子育て経験を聞かせてください
小西 3男1女を育てました。特に長男が生まれた翌年に、次男と三男が双子で誕生したので大変でした。妻も小児科医で、同じように忙しくしており、手分けして子供の面倒を見ていました。
--具体的にはどんなことを
小西 おむつを替えたり、食事を食べさせたりと、生活に必要なことは一通りやっていましたよ。当時は自分もしっかり育児に関わっているんだと自負していた。でも今思えば、自分はやりたいときにやっていただけではないかという反省もあります。
--反省とは
小西 男の育児は能動的で、やりたいときにやり遊びたいときに遊ぶ。勝手なのかもしれない。でも母親はそういうわけにはいかない。受け身で待たなければならない場面も多い。子供はいざというときにはお母さんを頼るものです。それと末っ子は女の子で、目に入れても痛くないとはこのこと。でもそれが娘にしんどい思いをさせたのではないかという反省も。愛情を押しつけることで育児がうまくいくというのは違うと思うようになった。
--共働きが増え、最近はイクメンという言葉がはやりですが
小西 イクメンにイク爺。こんなに育児を安売りする国は少ないのではないでしょうか 。「誰にでもできる育児」のようになっている。そんなに簡単なものじゃない。 育児教室に行くと、最近は男性の姿が目立ちます。ただ、話を聞いていると、ほとんどが母親の代行という意識で、お母さんがすることを学んで子育てに参加するというだけ。 それぞれの父親が自分にしかできないことは何かと考えるのも大切なんですよ。
--子育て支援についてはどう考えていますか
小西 子育てをする人の支援であって、子供の支援にはあまりなっていないような気がします。待機児童の問題もありますが、例えば保育園だって働くお母さんのために作られるものではなく、子供のためにあるべきもの。そういう発想、視点のもとで、日本全国に保育園を作るべきだというのが個人的な意見。そんなことを言う人はいませんけどね。
--その根底にはどんな思いがあるのですか
小西 子供が生まれたらすぐ保育園に入れるべきだと考えています。 ある一定時間、子供を母親の元から離す。 朝9時から夕方まで。ここでは子供たちだけの「社会」を作ってやることが大切なのです。そして夕方から翌朝までは一緒に過ごしてあげる。
--家で1人で育児に悩む母親の助けにもなる
小西 保育園は外で働く母親たちのものと考えがち。家の中で孤立し、育児ストレスで悩む母親も多い。私たち夫婦も保育園に助けられた部分もある。親も保育園で育てられるのです。育児仲間と出会い、一緒に子育てをしているという連帯感のような気持ちが芽生えます
・・・正直営業トーク的な部分もあるんですが、子育てとしては『子供が親とはなれた空間』というのは意識すべきでしょうし、預かり保育も親子にとって意味があるでしょうね。
このときに『他の人のやり方を観察する』というのは昔かたぎの職人なら誰もが知っていることなんですが、「教えてもらっていないから・・・」なんてのを会社でもよく耳にする状況ではちょっと考えるポイントでしょう。
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