三十路で徒然・・・

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Oct 11, 2012
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テーマ: たわごと(26646)




義務教育の制度ってどこまで効果があるのか?

 ただし、中学あたりからはその先の格差を前提にした体制にシフトするために 悪い意味での社会性(小社会での権力闘争)が先に確立して、その状態に対する善悪の判断や解消方法までたどり着かないまま高校・大学・社会人と 個人主義 に突っ走る傾向が見られます。

 例えば部活動で上下関係を身につけたといっても 学校内での目線が変わらないままのより小さな社会での思い込みなわけでね・・・。
 違った立場との交流を持たせないと社会適応を学ぶ段階で学力以上の差が出る制度であるというのが私の見方。


 田中のおばちゃまが就いた文科省はこんな事を言っているようです。

<学校運営>保護者の関与強化 文科省、教委制度見直しも
 ( 10月11日毎日新聞より)
 文部科学省は、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参加する新たな制度の検討を始めた。保護者らの学校運営参加は現在、教員の人事などに進言もできる「コミュニティ・スクール」(CS)の形で制度化されているが、教委・学校が導入をためらい広がっていない。
 同省はCSの権限を緩めた「準CS」制度を想定。学校運営の保護者関与を広げることで、いじめや子供の自殺など問題が発生した場合、学校や教委が隠蔽せず早めに対処する効果を見込んでいる。
 CSは、保護者や地域住民がメンバーとなる学校運営協議会が各校の予算や教育目標を承認する。地方教育行政法に基づく合議制の機関で、教委が任命する。04年度から始まった。
 学校に「協力する役割」のPTAよりもCSは強い権限で学校運営に関わるため今年4月現在、全国の公立小中学校のうち1183校(約4%)しか導入していない。
 文科省は、省内に設けた検討会で、CSの権限を緩めた「準CS」を考案。人事などには関与せず校内運営に限定することで、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参加しやすくする。
 さらに、準CSに教育委員会が持つ予算などの権限を委譲する一方、全国の自治体に広く準CS設置が進んだ段階で、教委制度の具体的な見直し作業を進める方針だ。
 民主党は、すべての公立校に保護者や地域住民で組織する「学校理事会」を設置し、教員の人事権などを教委から委譲するとしている。
 教委は学校理事会を監視する役目に縮小する方針を示している。



 モンスターペアレントの問題って解消したんでしょうか?
 それともそもそもモンスターペアレントって言うのは学校側の狂言だったんでしょうか?

 解消してもいないし、ある種一般化してしまったというのが正解でしょう。

 私は学校に保護者が関わるためには 社会的に保育園に入れても共働きが優先される・せざるを得ない環境というのが障害になると考えています。  少なくとも両親どちらかが学校に関われる環境にないと『固定的に関わり続けなければならない人』 『関わっているだけに声が大きい人』 『関われずに環境に関与できない人』というんが出てきます。
 実家の父は小学校のかかわりに未だに関与させられておりますが、学校側や自治体からはそれを異常とはみなされていない節があったりもします。

 要は機能するための環境づくりから始めなきゃいけないのに文科省は文章作りだけ、学校・教員は現状維持を望んでいて誰のための教育化ってところが抜けているんですよ。


 教育の目的がぶれているからヒップホップや武道なんて発想になる。
 さて、大臣様はどのように教育の位置づけを語ったのか?

「自ら発信力のある人を育てる」田中眞紀子大臣会見
 ( 10月3日RBB TODAYより)
 田中眞紀子文部科学大臣は、10月1日の記者会見で就任挨拶の後、今後取組むべき政策について語った。「エネルギー政策」や「人づくり」を重点的に取組むという。
 第1に取組むのは「エネルギー政策」。経済が発展するにはエネルギーや環境についての取組みが重要という。
 第2に取組むのは「人づくり」。国家の基本は教育であり、政治家の原点でもあるという。このインターネット時代に「自ら発信力のある人を育てる」と主張する一方、「近年、若い人が海外へ行きたがらず、ネットで全部経験できると思っているところがあるので、ネットではなく本物に触れることが大切。」としている。「異質のものに触れ、人と違うことを認識することが自分への自信に繋がる。そのことがいじめを防ぐことにも繋がる。」という。
 いじめ問題について「分析も重要だが、自分に自信を持つ人を育てることで人との関わり方が陰湿にならない。」という。
 記者会見の締めくくりには「もう終わらせてください」と一方的に切り上げるマイペースぶりを見せた。


 エネルギー政策を文科省が第一にするのは違和感があるんですが・・・、発信力に自信のある大臣様らしいといえばらしい。
 ただ、私は上記の学校制度における流れの中で『個人主義』が進展しているため、発信力も歪んだ形で大きくなっていると思っています。
むしろ足りないのは『感受性』 であり『受信力』。

 自分の発信がどのように受け取られるかという想定がされていない。
 その後の自分のアクションが準備されていない。

 これは自分自身が色々な立場・視点に立つことで認識できることです。
 常に優等生やおだてられる立場の人間が地を這うものの認識を分かるわけはないんですよ。

 そして、大臣様も具体的な手段は言及していないようですね。 
 長男の2年次の担任は全校生徒が一桁という学校から来たばかりの人でしたが 長男たちはまた違った視点を教えてもらうことができましたよ。
 そうした事例を目の当たりにすると 単純に制度が問題というより 子供の成長段階と 教えるべきことの設定が間違っているのではないかとおもうんです。


 こんなことを言っている人もいます。

学校は宿題出すな=仏大統領
 ( 10月10日時事通信より)
 フランスのオランド大統領は9日、パリ市内で演説し、学校の宿題を廃止すべきだと訴えた。家庭で勉強を見てもらえない子どもがいることを踏まえ、教育の平等を推進するための配慮が必要と語った。
 大統領は演説で、新たな教育プログラムを発表し、学業は「家庭ではなく学校で行うべきだ」と強調。ただ、現在フランスの学校の大半で採用されている週休3日の「週4日制」から、以前の「週4日半制」に戻すべきだとして授業時間増も訴え、将来の有権者である子どもの心をつかめるかは微妙だ。



 私はむしろ授業時間を少なくして 『学ぶ意志があるものは学べる環境』にしていったほうが適当だと思います。
 やる気のないのに無理やり尻を叩いても 効果は上がらない。
 年齢に関わらず学問の扉は開いている。

 勿論その為には勉強が自分のためであり、そして勉強とは紙の上のものだけではないということを 社会が認識しないと今と同じことになりますが・・・。

 勉強は誰のものか?
 国のためだから国は出資します。そこにはスポンサーとしての意志がある。
 ですが、同時に勉強する側・・・つまり子供の側には手段としての勉強やその手法・制度が用意されているということでもあります。
 利用するのか? されるのか? それとも制度に飲まれて排出物となるのか?

 誰のものであるかは明白です。





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最終更新日  Oct 11, 2012 01:16:59 PM
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