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kugutsushi

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2009.01.30
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カテゴリ: どうでもいいこと
ニフティ、自己診断用教育ツール「中高生向け動物エゴグラム」を開始 を見てみる。 学習の手引き(先生・保護者の方へ) を見てみると、



ということで、ちゃんとしたエゴグラムなのね。次のようにエゴグラムの要素を次のように動物に置き換えて表現することによって、イメージ的に分かりやすくしているわけね。

CP(Critical Parent)厳格な親の心を、ライオン
NP(Nurturing Parent)保護的な親の心を、コアラ
A(Adult)合理的な大人の心を、サル
FC(Free Child)自由な子どもの心を、ネコ
AC(Adapted Child)従順な子どもの心を、モルモット

実際にやってみると、家にいるときの自分と、社会にいるときの2パターンを試せるようになっていて、状況に応じて自分を使い分けているところを意識できるようになるだろう。これはよいところ。いわゆる正確判断みたいなものだと、どんなときにも堅い自分の性格のコアがあって、それを推し量る的な傾向があるけれど、そもそも交流分析は対人関係に着目して自我の状態をグラフ化するものなので、これは適切な使い方だと思う。極端な話、外では従順、家では暴君的な人の場合、外にいるときの自分と家にいるときの自分は違うものね。

そこに書かれている実際の自分だけでなく、なりたい自分を想像視ながらやるというのもよいし、親子や上司と部下でお互いに見せ合いっこして会話するなんていうのもありだろう。加えて、やってみるとおもしろいのが、例えば、親が子供になりきって質問に答えてみる、子供が親になりきって質問に答えてみるという実験。このグラフを本人がやったものと付き合わせてみると、ギャップが見えておもしろい。

ちなみに、成り代わりで描かれたグラフは、成り代わりをやった人自身の自我の状態を反映して、実際の本人とは違ったものになる。融通の利かない堅い人や思いこみの激しい人ほど本人のエゴグラムとは違ったものになる。逆に、共感感度の高い EQ の高い人ほど、本人であればこう答えるであろうという推測がうまくゆき、本人のエゴグラムと近いものが作れる「はずだ」。

自分のエゴグラムと相手のエゴグラムを知ることによって、相手の特長と自分の特長のギャップを捉え、どこを改善したら人間関係が改善させやすいのかという手掛かりを得ることもできる。

そういう意味で、感情的にギクシャクしている上司と部下がいたら、上記のことをやらせてみると、改善の糸口がつかめるかもしれない(親子でも)。あるいは、お客さんをだまくらかして、やらせてみて、相手のタイプを知って対応を考えるとかにも使えるか。いえ、良好な対顧客関係を築くために。

例えば、どうもこの社員は自主性が伸びないと思ったら、その上司と部下にやらせてみる。もし、上司が右下がり型で、部下が左下がり型であれば、そこに相互依存関係ができてしまっているからかもしれない。その際のアプローチとして、配置を換えないでそのまま、両者を伸ばす形で指導するやり方と、思い切って、配置換えをして、別のタイプ、例えば"へ"の字型やM型の上司の下に一時的にもっていくなどもあり得るだろう(何か業務と別のところであってもよいし)。つまり、その上司と部下をいじくれる立場のもっと上の上司が、部下たちの人間関係の改善のために使うことができるだろうと。どうも緊張感に欠ける新人が多いと思ったら、指導者がM型だったとか。

あるいは新人の指導を誰にやらせるかを決めるときの一つの情報としてもよいだろうし。新人育成に逆N型の人を使うのはどうなのかとか。潰れる新人が多いと思ったら、これを見てみるとかもあるだろう。であれば、その逆N型の人の NP を高めてやるにはどうしたらどう指導したらよいかを考える。

ただし、血液型診断にはまっている人の場合は、君は何型だから××というパターンに当てはめてしまうので失敗する可能性が大きい。そうではなくて、エゴグラムのパターンは、いくらでも変わるものなんだよ、ということを前提として、この人のここの部分に訴えて伸ばしてやろうとか、この組み合わせだと、ここが伸ばせるかもしれないとか、そうした思考をしないといけない。

もっとも仕事の場合、相性の良し悪しだけで配置を換えるわけにもいかないから、関係はそのままに、コンフリクトを解消して、お互いの良いところを伸ばせるような形でいかにいじくるか。ちょうど、グラフィックイコライザーを使って、音をいじくるような感じになるだろうか。パターンだけで見てはいけない。この音楽のときは、これで良いし、あの音楽のときはまた別といった状況も関係してくる。

自分がお山の対象になりたければ、左下がり型をたくさんもってくればなりやすい。が、うまくいっているときはよいが、いったん大将が暴走してしまうと、業績はとんでもない方向に向かう可能性があるし、後継者も育たない。とはいえ、そうした状況であれば、それまでは左下がり型であった人が変化してくというのもあるだろうけど。

一人の人であっても、状況に応じて別の面を持つということも忘れずに。何型の人間というとらえ方ではなく、今は何型の状態だと捉えるのが適切だろう。今を解きほぐすための手段としてエゴグラムは有効なんじゃないかなということ。

ということで、勢いで、かなりいい加減なことを書いてしまったので信じないようにw ちゃんと本を読みましょう。




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Last updated  2009.01.30 22:47:30
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