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ウクライナ戦争が終わりません。前の戦争のことを思い出し、アドルフ・ヒトラーを算命学で見てみます。
丙
戊
己
調舒
天印
寅
辰
丑
龍高
鳳閣
調舒
甲
戊
己
天貴
鳳閣
天南
戌亥天中殺
西暦 1889 年 4 月 20 日生まれの戌亥天中殺です。
宿命天中殺、異常干支はありません。陽占では精神星しかありません。現実星は一つもないのです。習得本能と伝達本能しかないということで、まるで白昼夢の中の一生を送った人のようです。戌亥天中殺は中央が欠ける天中殺で、現時点(着地点)を持たず、地に足のついた生き方にはなりにくい特徴があります。カリスマ性を持つとも言われ、挙国一致体制を築いたものの、浮世離れした世界観のもとに生きていた人と言えます。
陰占では土性が 4 つと日干の火性 1 、日支の木性が 1 つで、圧倒的に土性が多くその土性を日干が強めています。晩春の太陽で優しい日差しが足下の木性を育み、他の 4 つの土性にエネルギーを注いでいます。
土性が強いので強力な引力 ( 魅力 ) 本能を持ち、人材の育成が得意です。
陽占においては火性 4 つと水性 1 つで構成されていて、水性が全ての火性を剋している関係で、龍高星が一番才能を発揮しやすい星です。龍高星は創造と破壊の星、習得本能を意味します。クリエイティブな動きが得意で、そのためには前の形を壊していくことは厭いません。
調舒星は本質を見極める星で、完璧主義者的な思考を追求していきます。この星が重なるとその意味合いが倍加していき、人から見てやや狂人的な振る舞いをしているように見えてくることがあります。
鳳閣星は陽の伝達本能で多くの大衆を前に冷静に物事を伝えることを役割としています。度が過ぎて大口をたたく傾向も持ちます。この星が二個あると、調舒星の特徴を持つようになり、さらに貫索星的な自我心の強さが加味されてきます。有名な狂信的な演説は鳳閣星や調舒星の質が倍加されていることで生じた現象です。
日干支 丙寅は、情熱と野望を燃やす多感な青年気質をもち、多少言動がきつい面は否めない面があるが周囲を明るくする人気者であったことを表しています。
月干支 戊辰からは、強い精神と運勢を持ち、目標が定まると一気にエネルギーを燃やし前進していき、独立独歩で新たなものにぶつかって活躍することが頷けます。また、自分の意見に共感して欲しい願望は強かったと言えます。三業干支ですから大きなとらわれの中に生きた人生であったと言えます。
年干支 己丑は、手堅く積み上げてきたもので運が開けていくという象意を持ちます。田園の地下に水源があり、能力がしたから湧き出てくる安定感を持ちます。
大運の流れをみますと、第一旬 丁卯 で方三位が成立しています。のっけから天中殺大運であり、人生の波乱を表しています。一生涯を大運天中殺の中で生きた人です。
子供のころ父親との折り合い悪く、学校教育も正式には小学校卒業という状態でした。
第四旬の 甲子 から第五旬の 癸亥 の狭間 1933 年に、国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス)首相に指名され、その後の独裁体制を作っていきました。大きな変化をもたらす節運の切り替えの時期でもありました。
ドイツ民族至上主義者であり、その外交政策と人種主義に基づく政策は、全世界を第二次世界大戦へと導き、ユダヤ人などに対する組織的な大虐殺「ホロコースト」を引き起こしました。世界中を対戦に巻き込んだこの戦争も、連合国車によって勝敗を決することになりました。そして第二次世界大戦敗戦を目前にした 1945 年 4 月 30 日、 56 歳で自ら命を絶ったとされています。
それらの出来事が、第五旬の 癸亥 から第六旬 壬戌 のまさに戌亥大運天中殺中の出来事でした。煽られっぱなしの運勢が最後のヒトラー自身の戌亥天中殺大運にて大事をはじめ、幕を引いたのです。
運命通りの生き方をしたと言えますが、世界にもたらした大きな惨劇を思うと息が詰まるような歴史的な流れを見たような気がします。
石破茂内閣総理大臣 2024.10.02
2024年9月 自民党総裁選の行方 2024.09.24
京都アニメーション放火事件 青葉真司被告 2024.01.27