週刊ST(ジャパンタイムズ)
4月13日号の課題
「ちょっとどいてもらえますか?」。
私の答案(投稿文)は( 4月20日の日記
)は
Would you mind getting out of my way?
5月11日号に掲載されたモデル例は
Can you step aside?
今回もハートマーク。実力以上のハート続きが不思議な感じ。
なるべく失礼にならないようにと思案したけれど、もともとこの課題自体が失礼なものいい。モデル例は敢えて失礼な感じを出したそうです。だからWouldやCouldではなく、Can。
英会話の先生にモデル例を見せたら、'Rarely.' politeな英語を話す先生からは出てきそうにない文章です。お客さまが来た時に、子供たちに対してお客様の邪魔にならないよう'Step aside, step aside'と使うことはあるそうです。詳しくは週刊ST5月11日号(5月8日発売)本紙をご覧下さ~い。
さて今日のお勉強。
5月4日号の課題
「取るに足らない問題など一つもない」。
私の答案(投稿文)は
None of the problems are not worth considering.
逐語訳にこだわるつもりはないのですが、日本語文が「~ない(など)~ない」と二重否定なので英語文も二重否定で強調してみようと思いました。それから2月16日号の課題(「この町では英語を話す人よりスペイン語を話す人の方が多い」)の時、there is/areに頼らないようご指導を受けたので今回はthereを封印。noneを主語にもって来ました。none of the ~で「~は一つもない」。
「取るに足らない」は「考慮するに値しない」と考えてworth consideringの否定。
投稿文の二重否定をひっくり返すと
All of the problems are worth considering.
「すべての問題は考えるに値する」。
当然ながら同じ意味になります。でもやっぱり二重否定の方がインパクトありますね。
次は旅の写真第四弾。三連写。イタリアはフィレンツェです。さてどこから撮影しているでしょう?
目の前の川はアルノ川。
下に橋が見えますね。
正解は「ヴァサーリの回廊」からです。
ウフィツィ美術館とピッティ宮殿をつなぐ回廊です。メディチ家の人が居城であるピッティ宮殿から公務を行うウフィツィ(Uffizi:英語で言えばOffice、事務所なんです)に安全に移動するために建てられた屋根と壁に覆われた回廊です。
当初の目的(暗殺者から身を守る)から窓は少なく、壁の占める割合が多いので、画家の自画像がたくさん飾られています。ちょうどこのポンテ・ベッキオの上だけは20世に入ってからこれらの大きな窓に付け替えられたそうです。時のイタリア首相がドイツ総統を招くのに見晴らしがいいようにと。これは世界史のクイズになりそう。ここしか撮影の許可が得られなかったので、残念ながら肖像画の写真はありません。
下から見上げるとこんな感じ。回廊ができた当時、橋の上は肉屋さんが並んでいたそうですが、臭いがきついのでメディチ家は立ち退きさせ、貴金属店が並ぶようになったそうです。貴金属に興味がないので回廊の下のこと覚えていません。写真もありません。すみません。
さて次回5月11日号の課題は
「全員ではないにせよ、ほとんどの人たちがその計画には反対だった」。
これを英語で表現してください。
一緒に投稿してみようと思われる方はこちらからどうぞ。→ 「ヤワらかアタマの英作文教室」