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2003年06月26日
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一人の女性教師が頭を強打されて死んでいたことから、彼女を取り巻く複数の人物の目を通して、事件の真相が探られる。複数の人物による推理が同時進行的に行われるのではなく、疑惑の目を向けられた人物が真犯人は誰かと推理し謎解きを進め、犯人と思われる人物にコンタクトして真相を問いただそうとする→バトンタッチ→犯人と疑われた人物が謎解きをしていき、真犯人と思える人物に真相を問いただすというパターンがリレーのように繰り返される。謎解きについては結末でひとつの可能性を示されてはいるが、それが真実であるとの確証はない。読者がさらに推理を進めてあらたな展開をするのもよし、作者の筆が止まったところが結論なのだとうと思うもよしといった具合に、結論は読者の判断に委ねられる。

北村薫の描く探偵物のように、殺人を重苦しい題材としてではなくひとつのパズルとして描写しているところに違和感があったが、読み終わったころにはジグシーパズルを楽しんだ後のような爽やかな読後感があった。

とはいえ、やはり私の好みはもっと重苦しい題材なんだよなぁ~(笑)





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最終更新日  2003年06月26日 08時19分34秒
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