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イースングセットさんが氷の音楽に魅せられたのは10年余り前、打楽器奏者として活躍していた20代のころだ。氷結した滝で開催されたコンサートへの出演を依頼され、氷の楽器づくりを思い立ったのがきっかけ。天然のつららを使った氷のチャイムから始めて、氷のドラム、ハープ、トランペットなどに次々と挑戦した。南部の町ヤイロで毎年開かれる「氷の音楽祭」の創始者でもある。
「これまでに氷のギターや氷のマリンバ、民族楽器も作った」と、イースングセットさんは話す。材料には天然の氷のみを使うのが、イースングセットさんの方針だ。「氷のかけらを打つと、長い時間鳴り続けることがある。これまでに見つけた最長記録は約15秒だ」という。
2500年前にできた氷河から切り出された氷でホルンを作ったこともある。これが50回の演奏に耐えたのは「氷の楽器にしては多い方」だと、イースングセットさんは説明する。演奏時間の長さや天候にもよるが、楽器の耐久期間は通常、コンサート2回分ほど。演奏しているうちにマウスピース部分などが当然溶けてくるので、音程も常に変化する。
楽器づくりに協力するイヴァン・リックさんは、スノーモービルで山岳地帯の湖に入り、厚さ60~70センチの氷を6時間ほどかけて切り出してくる。気泡の多すぎる氷は音が出ない。大自然の中での「世界一素晴らしい」作業であると同時に、極寒の中でずぶ濡れになり、18時間もかかることがあるなど、「世界一厳しい」仕事でもあるとリックさんは話す。
どんなに手をかけて上質の氷から最高の形を作っても、コンサートが成功するとは限らない。イースングセットさんによれば、「その日に楽器がどのような音を出すのかは、大自然の手に委ねられている」という。
冷たそうだけど・・・素敵な音色を奏でていそうですね。(*^^*)
ヾ(*'-'*)マタネー♪ ご訪問頂きまして、ありがとうございます。
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