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05年ヴィンテージをもって引退されたジャッキー・トルショー氏のワインは、もうまともな値段では入手できなくなったようだ。尊敬する某氏のメールマガジンによると、大金持ちがオークションで(レジオナルにしては)相当高い金額でケースごと買っていったそうで。ブログを書いている方だったら、ぜひ顛末記をアップしてもらいたいところだ。 このブログを始めた理由は、2006年にブルゴーニュに旅行した際、情報を教えていただいた専門家のみなさんに結果報告をしたかったからだった。 それからわずか4年で、訪問記を書いたトルショー氏のワインは骨董品のごとき扱いを受けるようになってしまったようだ。手元のワイン(02-05まで1ケースぐらいしかない...)は、簡単には手がだせなくなってしまった。 読ませていただいているほかの方のブログによると、トルショー氏は「05は10年待て」とおっしゃっているようだ。それはそうだろう。 名残おしく感じながら、グーグル先生で検索をしていると、偶然、食べログで以下のようなコメントに出くわした。--------------------------------------------------小十 @ 銀座どら○(558) ←<一部伏字>( 20代後半・女性・東京都 / 標準点:3.5 )(中略)・2005 Bourgogne Jacky TRUCHOT(¥2,500円) (ブルゴーニュ ジャッキー・トルショー)あのぉ~・・・ハッキリ言ってこのワイン、不味いです。明らかに悪い乳酸菌の醗酵臭というか、酸っぱい匂いがします。普通グラスワインで出すなら味見くらいして、確かめないのかな? 一応次の鰻&魚に合わせて・・って話だったんですけどね。。。あり得ない・・・。このワインを出してくるコト。-------------------------------------------------- どんな状態やねん。 飲んでみたいな~。もったいない。 無理やり何か教訓を得るとすれば、20代後半の女性にトルショーのワインは飲ませない方がいいということですかね。よく分からないけど。
2010.09.25
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ワインと関係のない雑感です。例の初心者向けの雑文を書く心の余裕がなく、困ったものだ。尖閣諸島問題はヤバい。ひょっとすると、ひょっとすることになるのでは。自衛隊のみなさんには、相当きばってもらわないとならない事態になるやも。中国に詳しい専門家は、今回の事件の処理を誤ると中国国内の不満分子が反政府運動を起こすことになりかねないので、日本への要求をエスカレートしているのだと説明している。当たっているようでもあり、的外れであるようにも感じる。確かに初動の局面では、日本を批判することで「弱腰外交」とのそしりを受けないようにしようという中国政府の意図は感じたし、その意味では、どぎつい言葉とは裏腹に、日本の政府や国民に対する配慮さえ感じる。しかし、ことは領土に関する問題である。日本政府は「尖閣諸島に領土問題はない」と主張している。あの島は日本の領土にきまっている。そういう立場であり、それは国民的な共通理解だ。だから、妥協点を探るような性質の問題ではないことは、中国政府もよく分かっているだろう。しかしながら、観光客を足止めするとか、閣僚級会合を延期するとか、彼らが何かメッセージを出していると思っている行動には、かけるべき言葉がみつからない。「幼稚」という言い方がやや感情的にすぎるなら、「小出しの凡庸な戦術」とでもいえばいいだろうか。尖閣の海域で自由に漁業ができるとけしかけた、けしからん奴が中国国内にいる。人民解放軍やそれに類する主義主張の団体の仕業だろう。米国を軸とする中国への対抗勢力の共通の利益は、彼らをあぶり出し、打撃を加える点にある。日本はベトナム、フィリピンなどと連帯して対処しなければならない局面に来ており、毅然とした対応が求められる。場合によっては、日本だけで中国と物理的に衝突するような局面になる可能性もありうる。日本政府の対応は、現時点では卒がなく問題はないと思うが、将来へのシミュレーションだけは抜かりないようにお願いしたい。中国からの観光客なんかは、はっきりいって来ても来なくてもどうでもいいが、製造業などの対中国ビジネスは大きな打撃を受けるだろう。日本企業は、成長を続ける中国市場が消えても、なお生きていける道筋を探さざるをえなくなる。「領土のことなんかいいから、ビジネスを優先しろ」なんて意見は世論の支持を得られるはずがないからだ。
2010.09.20
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ユーロを現金で買いました。日銀介入記念。今のところ旅の予定はないですが、ただなんとなく。ミセス・ワタナベならぬミスター・ワタナベです(本名はワタナベではありません念のため)。今回のヒフタイカ介入が成功すれば、割安で買えたことになると思います。むかし、一時的に下がった150円のところで買いましたので、ナンピン買いともいいますw
2010.09.15
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ミシェル.ニーヨンのシャサーニュモンラッシェ、一級レ、シャンガン2004を飲んでいる。これは美味い。甘くて酸があってミネラリーで、すこしハチミツのようなコッテリ感さえ。十分熟成している。航空便で直送したせいかもしれないが、こんな美味い白のシャサーニュは、飲んだことがなかった。我ながらブルゴーニュの初心者だと思うが、こんなワインばかり飲めるなら、これは楽しい。(暇なときに写真つきでエントリーし直します)
2010.09.13
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夏で暑いとか、お金がないとかのせいもあるけれど、最近本当にワインを購入してないなあ、と思う。ワインを買うことで歴史を知った気分になったり、頭の中に眠っていた地学の知識が呼び覚まされたりといった、趣味にし始めた頃の感動がなくなったせいかもしれない。 それから、円高が進んでいるのに単価が下がっていないことも不満だ。ユーロ高のときにがんがん値上げした業者の皆さん、がんがん値下げしてくれないと買わないですヨ。 昔、自分が高校生だったころ、洋書が高かった頃の丸善のことを思い出す。為替相場は1ドル150円ぐらいなのに、200円以上で換算していたりしてた。「仕入れた時の相場だから」とかなんとか言われて誤魔化され、嫌な気分になったものだ。今のネット時代は、もうこんな言い訳は無理だろう。ワイン屋も何とかした方がいいんじゃないのかね。 先日も、とある百貨店に偵察にいったが、ガソリン代と駐車場代を払ってしたことといえば「ワインの保管方法がなってない」と注意したことくらいだ。なんのこっちゃ。 買うならまずは貯金してから、という気分も強くなった。これから秋だから、またたくさんワインを買うようになるのかもしれないけれど。 最近よく考えるのは、「ワインにはまり始めた人へ」と題して、自分がここ数年で経験したことを教訓話みたいにまとめて、後から同じ趣味を持った人に同じ間違いをしないように伝えたらいいんじゃないかということだ。いろいろな経験も無駄にならないんじゃないかと。 世の中のワインの専門家のほとんどは、ワインの素晴らしさを世の中に伝えたいとかいってるけど、飲む側からすると、ワインには良いところも悪いところもある。両方をバランス良く指摘するのが消費者向けの目線だと思う。 少しずつ、ここに書いていこう。(1)ワインは健康に悪い 赤ワインに入っているポリフェノールが健康にいい、とかいってるそこの店員さん。どうなんですか。本気でいってます? もうそんな店員さん、いないか。 ワインに興味を持ち始めた頃は、フレンチパラドクスがどうしたこうしたで、赤ワインは身体にいいんだ、という説がもてはやされていた。しかし、これは一面の真実でしかない。 いいところ、グラス一杯から二杯が適量で、それ以上飲めばアルコールの害の方が大きいといわれている。というか、むかし医者にそう言われた。 ワインは酒であり、量についての前提を置かなければ、他の酒と同様に健康に悪いものでしかない。 自分の許容量を考えて、健康を害しない程度にワインを飲みましょう。 私の場合、おいしくて一度にブテイユ(750ミリリットル)の半分ぐらい飲んじゃうので、いつも健康を害している。実によくないことだ。(2)すぐ飲める以上の量のワインを買わない 自分が一日に飲める量を確認すれば、必要以上のワインを買わなくなる。すぐに飲める量以上にワインを買わないようにすると、余計な心配がなくなる。 世の中には、ブルゴーニュの高いワインを毎年同じ時期に同じ銘柄を買い続ける奇特な趣味の人がいるわけですが。私もなんですが。 趣味が知識偏重になると、飲む量以上にワインを買うことになる。危険だ。すぐにやめましょう。足抜けできなくなります。 なお「すぐに飲める」の最大値をどう定義するかは結構重要だ。ひとつの考え方にすぎないが、夏場に部屋の中に常温で置いておくとワインがダメになる可能性が高いので、「次の春までに飲みきれる量」と考えればいいのではないでしょうか。秋に買うなら多めでも良いが、春に買うなら夏までに飲みきれる分だけにしておく方が無難だと思う。 なお、「セラーを買えばいいじゃないか」とささやく人がいますが、ダメ。あれは購入してもすぐに塩漬けワインで埋まってしまい、長い目でみたら役に立ちません。購入したワインや飲んだワインを見せびらかすのが好きな人以外、買うべきじゃない。家の中の一定の空間そのものが塩漬けになる(=他の用途に使えない)ということも無視できない。田舎のでかい家に住んでいるならまだいいが。 それでもあえてセラーを買うのであれば、私は12本用ぐらいのセラーなら欲しい。6本用より扱いやすそうで良さそうかなと思う。(3)初心者はカモである。 ワインを趣味にし始めたという自覚のある人は、ワインショップにとっていいカモであることを自覚した方がいいでしょう。ぼーっとしていると、ショップでブルゴーニュの売れ残りの1級ワインとか売りつけられるのがオチ。 ワインに興味を持ち始めた人というのは、長年買い続けている人よりトッパライが良いわけですよ。カードの支払い限度とか、借金とか関係ないので。 そのこと自体は有利な立場ですが、一方で免疫がないので、メルマガで「これは稀少なワイン」とか書かれていると、つい購入してしまうかもしれません。 やめましょう。本当に稀少なワインというのは、あまりメルマガで宣伝されません。これは本当です。仮に売り出されても、ウェブページにあげた途端に売れてしまい、メルマガが来る頃には売り切れていることがほとんどだから。 都内の某百貨店に土曜の朝から並んだりすると買えることもありますが、大半は闇から闇に横流しです。 余談ですが、今度ブルゴーニュの生産者に会うときのために、「闇から闇に横流し」をフランス語でいえるように訓練しようと思っています。「外商」とか「コネ」とかも必要かなあ…。(続くかも…)
2010.08.29
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当該ショップ、記述を訂正されたようで。せっかくなので引用。 「ヴァンサン・ドーヴィサの方は市場でも比較的見かけますが、ラヴノーのワインはほとんど見かけないように思います。正規元のワインの流通量が極めて少量だからでしょうか。(※お客様よりご指摘があり、正規輸入元に関する記述を訂正いたしました。ご指摘有難うございました。)」 その通りでしょうね。どこの誰がご指摘されたのか知りませんけど。 商材の魅力を高めたい気持ちはわかるけど、ウソはいかんでしょ、ね、社長さん。 この手のウソ、誇張がまかり通っているのがワインの小売の世界。 「誰それはアル中になったのでこの年のワインは師匠であるあの神様が作った」 「このネゴシアンはトップクラスの作り手としか取引しないことで有名。だからこのシャンベルタンは○○が作ったワインだ」 「プリムールで出てくるワインはダメ。同じヴィンテージでも良いものは作り手が保管して、後から高く販売する」 証拠がある訳じゃないから、全部が絶対にウソだとは言わない。信じるものは救われる。 この人たちはワインを売りたい一心なので、売れ行きがよくなるならウソかどうかなど大したことではないと思っているのだろう。 「間違ってる」とか指摘するオタクみたいな消費者は、大人の意図が読めない、空気が読めない、足りない野郎だぐらいに思っているんだろう。 だけど、客としてはね、もう付き合いきれない。 もっとマトモな業界になって欲しい。
2010.07.22
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昨日、ラヴノーのACシャブリ2007を飲んだ。新しい銘柄で、春に小田急で買ったばかりだが、保管の仕方が悪くて蝋キャップを割ってしまった。本当は寝かせた方が真価を発揮するだろうが、さっさと飲むことにした。飲み始めは、何だか物足りない感じ。滑らかな舌触りが印象的。口に含んでいると、次第にほどよい酸が立ちあがってくる。よくある「シャブリ」ではなく、よくある「ラヴノー」。昔飲んだモンテ・ド・トネル99と共通する味わいがあった。そういえば、あっちも若飲みだった。ちゃんとしたワイン店なら、せいぜい4000-5000円くらいだと思うので、見つけたら気軽に買って、気軽に飲むのがいいと思う。10年保管した方がいいという人が圧倒的に多いけど、ストックが多い人なら、半分ぐらいは若飲みしてもいいんじゃないか。まだ複数本もっている銘柄がいくつかあるので、秋以降も少しずつ飲んでいこう。 ラヴノーシャブリ[2007] 白 [750ml]価格:9,450円(税込、送料別)えっ…という値段。本気? フランソワ・エ・ジャン・マリー・ラヴノー シャブリ・プルミエ・クリュ・ラ・フォレ [2006]750ml価格:10,479円(税込、送料別)これでも楽天で売っているラヴノーでは安い方。エノテカも1級を1万円以上で売るようになってしまったか。残念。そういえば、こんな文章が某ワインショップのサイトに…↓「ヴァンサン・ドーヴィサの方は市場でも比較的見かけますが、ラヴノーのワインはほとんど見かけないように思います。どこかで今正規輸入元がないという話も耳にしましたが・・・。」輸入元のラック・コーポレーションのページに生産者情報が掲載されているが、あれは何なんだ?もしラックが最近になって手放した(そんなことするか?)というのでなければ、ずいぶんといい加減な説明書きだ。ここの店、ぱっと見は分からないが、これまでにもまゆつばな話があった気がする。いや、本当の話なら別にいいんだけど。
2010.07.19
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最近、ブログを書いてないと思ったら、開幕日以来ということが判明。 イチ押しのアルゼンチン、負けてしまった。ドイツに惨敗。メッシと心中するマラドーナ監督の気持ちは分からないではない。ドイツは頭抜けている。 フランスとイタリアが早々に敗退してしまった時に「ワイン屋泣かせだ」というダイレクトメールが何通か来たが、ドイツとかアルゼンチンは品揃えにないって訳かい。ある店にはあるんだから、そういうお店は何とも情けない!気概をもって、ベスト16入りという期待以上の成績をあげた日本のワインでも売って欲しいところだ。 さて4強。オランダ対ウルグアイ、ドイツ対スペイン。 前者はワインとほぼ関係なし。後者はどうだろ。どっちの国も、ワインは掘り出し物が期待される地域だろうか。 ウルグアイはFWスアレスの不在が響く。ドイツはミュラーがいないが、決定力不足のスペインの前にクローゼが縦横無尽の活躍をするとみる。8年前、札幌ドームでハットトリックしたのが懐かしい。 というわけで、決勝カードはオランダ対ドイツと予想してみた。ハイネケン対レーベンブロイ。当たるかどうか。
2010.07.05
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南アフリカでサッカー・ワールドカップが開幕した。 最近、米アップルの製品とは別に、高額商品の購入を検討しはじめたため、高級なワインを購入しようというモチベーションがすっかり薄らいでいる。 購入済みのワインも、保管スペースをこれ以上増やさないために飲んでいこうと思っている。 ワールドカップも始まったことだし、と思って自宅に持ってきたまま放っておいたワインを飲んでみた。 ヴィエ・ディ・ロマンス チャントンス[2007] 4997678510169 購入店で店員さんに「これは熟成しますよ」といわれたためか、ついつい飲みそびれていたワイン。ロゼを飲むなら夏でしょ!ということで、開けてみた。 ロゼワインを飲んだ経験は数えるほどしかないが、うむ、これはそこらへんでよく売られているロゼとは全然違う。軽くない味わい。きちんと果実、タンニンを感じる。 「熟成するか」というと、どうかなと思わないでもないが、店員さんの言いたいことは分かった。もう手元にロゼの在庫はなくなったが、保管スペースに余裕ができたら、また買ってみたい。ヴィエ・ディ・ロマンスが高く評価されていることが分かる。 このワインを開けたのは開幕戦の「南アフリカ対メキシコ」がはじまる直前。3分の2は試合中に飲んでしまった。翌日の最初の試合「韓国対ギリシャ」の開始まもなくなくなってしまった。 飲みながら試合をみた感想は「韓国って強い」「ギリシャのレイハーゲルさんってまだ監督だったんだ」の2つ。日本でいえば、ずーっとトルシエが監督やっているようなものだから、すごい。
2010.06.13
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そういえば、ワインがきょう届いていたんだった。受け取った時も「あれ、誰の荷物が来たんだっけ」って感じだったし、さっきブログを書いてた時もすっかり忘れていたな。ルソーのクロドベーズ、ラヴノーの特級ふくめ五本。いったいいつ飲むのだろうか、自分に問いかけてしまう。拝啓、この手紙、で始まる歌のように、未来の自分に手紙を出してみたくなる。あなたはどこで、何の仕事をしながら、このワインを飲んでいるのですか、って。消費財として、ワインは禁欲的、アイパッドのようなガジェットは享楽的、現世利益的、という感じか。自分でも、この数年来なかったほど金銭感覚が変わっていると感じている。
2010.05.29
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iPadをようやく入手した。すこし使ってみた感想はというと、ワインの写真をみるのにはいい。キーボード越しではないし、簡単に拡大できるし。想像以上だった。ちなみに、この文章もアイパッドで書いている。もちろん、悪いところもあって、使いなれていないとブログを書くのに苦労する。さっきから書こうとしても、これは楽天ブログの仕様もあるのだろうけれど、この本文の欄にカーソルをおくのに苦労した。書いている途中にブラウザが落ちてしまったり。今までウインドウズパソコンしか使ってこなかったから、写真をブログに貼るのは面倒くさそう。iPhoneを使っている人には、このへんは問題なくて、むしろ便利なことが多いと思う。多分。キーボード画面からの入力は、想像していたほど不便ではない。反応は速くて軽快そのもの。アンドロイドOSのタブレットパソコンが普及すれば、ノートパソコンを使う人は減るかもしれないね。便利だもの。アイパッド購入のせいか、ワインを買う意欲が少し減退したような気がする。気のせいかも知れないが。
2010.05.29
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昔、たばこを吸う前に「禁煙パイポ」を吸っていたことがある。結局、満足できなくて本物のたばこを吸うようになった。社会人になりたての頃はガンガン吸っていたが、副煙流の害が指摘されはじめ、やがて職場が分煙となると、仕事に集中するためにたばこを吸うことができなくなり、自分にとってたばこを吸う効用が薄れたので止めた。美味いとは思っていたが、止められないほどのニコチン中毒ではなかったようだ。 最近、無煙たばこなるものが登場したそうで、それはそれで結構だと思う。しかし、たばこを吸うからには社会と折り合いをつけることが重要で、無煙だから、ということでどんな行動も正当化されるわけではないはずだ。 床屋で髪を切ってもらっていたら、流れていた民放テレビの番組で「無煙たばこは禁煙スペースで受け入れられるか」という実験をしている様子が流れていた。 内容は、実験者が飲食店に無断で禁煙スペースで無煙たばこを吸ったり、たばこと気づかれないため「吸ってもいいですか」と周囲にいる客にきいたり、店のマネージャーに質問したりという内容だった。 「煙が出ないなら」とみなが了承し、「大丈夫のようですね」と結論づけていた。 もう、恥ずかしいとしかいいようがない。こういう番組は。 もし、JTから何か特別なお金をもらって流しているのなら、百歩譲ってこういう番組を企画した趣旨は理解する。許しがたいが。 もし、そうではなかったとしたら、たばこ中毒者の恥ずかしい内面をさらけだした最低な企画である。 難しいことをいうつもりはない。 きまりなんだから、大人なら守れ。 くだらない抜け道を探しだそうとするんじゃない。恥ずかしい。 「禁煙スペース」は、たばこを吸ってはいけない場所である。けして副煙流を出してはいけない場所のことではない。この場所で、カテゴリーとしてたばこに該当する商品を消費するのは絶対におかしい。 毎日新聞のサイトでも「無煙たばこ:OK?」という記事が掲載され、日航はいいといっているが全日空はだめだといっている、という話が紹介されている。これは全日空が正しい。 じゃあ日航が間違っているのかということになるが、間違っていると思うけれど、私がいいたいことはそこにはない。 「無煙たばこなら禁煙スペースでも吸えるのでは」という設問自体がおかしいということである。 客商売だったり嫌われたくない人間なら、急にその場で「吸ってもいいですか」といわれれば、容認することが多いはずである。 禁煙と書かれていない場所で、隣の人に「吸っていいですか?」ときかれれば、マナーのあるいい人だと感じるし、吸ってもらっても何も困らない。 しかし、ヤニ臭い奴に近寄られたくないとか、禁煙したばかりなので近くでたばこを吸ってほしくないとかいった非喫煙者もいるのである。無煙たばこであっても、近くで吸ってほしくない人間もいるはずである。少なくとも私は、禁煙してからの数年間、たばこの煙やにおいだけでなく、吸っている人間をみることが嫌だった。中毒性のあるものをやめたいのだから、当然である。 禁煙スペースにはそういう人間が来ることもあると想定しているとの前提に立てば、無煙たばこであっても禁煙スペースでたばこは吸ってほしくない。「吸ってもいいんじゃないか」なんて、喫煙者の甘えでしかない。 すごくくだらない内容で申し訳ないけど、条例で路上は禁煙とされている千代田区を日中に歩いていると、物陰のような場所にある道路で、たばこをぱかぱか吸っている大人がたくさん見かける。世の中には、こらえ性のない大人がたくさんいるんだなと感じる。そういう人間を増長させるために無煙たばこが開発されたとは、私には到底思えない。 JTには、たががゆるみそうな商品を出すことに責任を感じて、非喫煙者にストレスをかけないように、あるべき姿をマナーとして知らしめて欲しいものである。
2010.05.22
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ブログ主ではあるが、久しぶりにこのサイトに来た。放置プレイ状態。できる範囲でやるしかないので、しょうがないのだが。 ワインショップのメールマガジンを読んでいると、不況で価格が下がるのは結構なのだが、どうにも変わり映えのしない銘柄が並んでいて食指が動かない。売れ残りをさばいている場合が多いから、仕方がない。 一方、海外ショップは日本の輸入商社が手掛けない造り手や銘柄が多くあり、興味をそそられた。 為替も以前に比べてかなり円高になっていたので、試しに輸入してみることにした。果たしてお買い得なのかどうか。 送られてきた段ボール箱の写真を掲載してみた。どこの店か分かる人はすぐ分かると思うが、とりあえずショップ名は伏せる。以前、買い損ねたジョルジュ・ルーミエ(正確にはボンヌフォン)の2005年のルショットが売りに出ていたことが、購入に踏み切るきっかけになった。 海外から航空便で輸入したので、送料は日本国内のショップより大幅に割高で、ショップのあるフランス国内でも別途送料が発生した。僅かながら関税もかかった。これらの経費を、購入したワインの本数分で均等割りし、上乗せしたところ、コストは以下の通りだった。 Ruchottes Chambertin "Bonnefond" 2005 4万0077円 Meursault Perrieres COMTES LAFON 2006 2万3463円 Chassagne 1er cru chaumées RAMONET 2006 6848円 (10銭単位で四捨五入。このほかにも数本を購入している) 購入したワインの中では、ラモネの白の1級が最安値である。送料を上乗せすると、思ったほど安くはならないという印象だ。 ルーミエは、かつて楽天ショップ「アルコホリック・アルマジロ」で売られていたボンヌフォンの2005年と同じ4万2000円程度におさまると予想していたが、結果的には若干安かった感じ。まあ、アルマジロでは早めに在庫切れになったので、買えただけ良かった。 ラフォンは造り手の評価が高すぎるので、フランス国外では価格も高いのだと思う。今回は割安な感じがした。
2010.04.25
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<予告編>飛行機が飛ばないと出張するビジネスマンは大変だあー、とヒトゴトだった私。突然、クロネコから電話が。「あなたのワインはまだ外国の空港にあります。いつ日本に飛んでくるか不明です」むむむ。思いっきり関係があったみたい。一体いつ到着するのかな、注文したワイン。
2010.04.16
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東急百貨店でワインを購入したのは今年になってまだ2回目だが、今年も幸運なことにラヴノーを購入することができてひと安心だった。残念なことに今年も特級は入手できなかったが、1級を2本購入できた。ルソー2007も何とかシャンベルタンを入手できてひと安心。徹夜はしない主義なので、その割にはまあまあな結果だったかと思う。4月になりいろいろ予約したり購入したりしたが、あとはルジェなどが買えれば、もう秋まではいいかなと思う。自動車税やトンネルカーブの支払いも待っていることだし。試飲はいろいろしたいところ。最近、仏国の某レストランのワインオークション物が入荷しているが、目玉が飛び出るほど高いとはこのことだという感じがする。この中にはラヴノーも含まれている。ラヴノーというと、その昔にエノテカのオンラインショップにお世話になったことを思い出す。昨年も書いたような気がするが、パリでは某レストランと並んで有名なタイユバンから、クロやらモンテ・ド・トネルやらを輸入してきて、1万円未満で(←ここ重要)売っていた。おかげで何本も試すことができて、今こうしてラヴノーをかき集める一員となっている。エノテカから買いたいワインの筆頭は、今でもラヴノーだ。遠まわしの表現になっていないかもしれないが、今じゃ「損して得とれ」なんてワインの世界じゃ死語なんだろうね。由来は似たようなものだし、ブジヴァルの売り出しはたかだが5年ほど前のことでしかないのだけれど。「オークションになったら手を出さない」という格言も聞いたことがあるな。ワインの世界ではありませんが。
2010.04.11
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竹澤さんとかアサヒヤワインセラーさんとかで商品のワインの写真の掲示方法が変わった。 関係者によると、楽天のシステムが切り替わり、古いシステムでは可能だった表示方法が新しいシステムではできなくなったとか。 詳しくは知らないが、1画面で一覧できる商品数が限定され、ページを何階層も重ねる形式でしかディスプレーできなくなったらしい。 ワインを購入する利用者側からいわせてもらえば、改悪以外のなにものでもない。 竹澤さんとアサヒヤさんのあの表示の仕方は、その店の個性でもあったと思う。 なんでこんなことになったのか。楽天の人に質問してみたい。 メールじゃつまらないので、直接話をきいてみたい。どうせコストカットとかだと思うけど。
2010.03.29
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ツイッターを始めた。色々な人が指摘していることだけど、あのメディアに参加しないのは損だと思う。面識のある人と、たくさんのテーマで時間を共有している感じが楽しい。ブログに比べていろいろ制約があるのも、逆にいいことだ。最初に会ったツイッター利用者は面会予約していた某大学教授だったが、その人はツイート(情報発信)するときは5-6回続けてするので、字数の制約はないに等しい。じゃ、制約って何なのかというと…。使ってみれば分かりますよ。まったく違うハンドルネームで参加しているので、当面は物理的にも内容面でも、このブログとはリンクさせないつもり。でも、いつか自分から関連付けしてしまうだろうなあ…。
2010.03.27
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...なぜですかね(笑) 私が考えた意見ではないが、たまたまツイッターのリンク先で読んだ池田信夫氏の(かなり前の作と思われる)文章を読んで、拍手してしまった。 無断引用になってはいけないので、詳しくは最後のリンク先の1頁をご参照いただきたい。 簡単に要旨を記すと、タイトルに記した「原因」は、サービスより中身にある。品揃えが貧弱なのに値段は普通の大型店と変わらない。日本の流通業界全体が暗黙のカルテルになっている。 池田氏の文章には普段、首を傾げることが多く、実際にお目にかかっても私と意見が会うことはほとんどないと思うが(偉い人に偉そうな言い方してスミマセン)、この一節にはピンときた。あるアングルからみれば非常に正しい。正鵠を射ている。 以前買ったキヤノンのデジタル一眼カメラは、カカクコムで探せばヨドバシで7万円台のものが5万円台になったりしたので、「日本の流通業界全体が暗黙のカルテルになっている」とは思いません。 このあと私が何をいいたいか、このブログの読者の方なら理解していただけると思う。 普通の商品なのに、飢餓感をあおって価格を吊り上げても、まともな客なら2度はだまされない。 1年間に36単位しか入荷しない商品があるとして、それしか割り当てがないのか、卸がそれしか持ってこなかったのかでは、大きく違う。 レア物だから抱き合わせで購入しろ、といわれたところで、それ自体の使用価値、つまり「消費してみて満足か」という点の確認が終われば、こいつは不要という商品も出てくる。ここの見極めのできない人だけ、無駄金を使い続けることになる。 世の中に飢餓感をあおるメディアが数多くある商材って、本当は不要なんじゃないの?マンガ、季刊書籍、ショップのメールマガジンとか。 試して買うことが難しい商品で、無料で試す機会を客に与えるリアル店舗や、自分が実験台となりテキストで感動を伝える努力をするオンライン店舗は、正しい姿勢で勝負をしていると思う。<要約のようなもの>・試飲させる店は顧客本位のあるべき姿の店である。東急はセールの前の週までに試飲機会を提供するべきだ。・楽天はまず、客が欲しくもないイラン商品ばかり並べているという事実をまず理解するべきだ。・店を利用しよう。店の使い捨てにはなるまい。・「今年は決算が厳しい」といっている店は、まず高くて売れない商品の価格を下げるべきだ。伊勢丹より高く同じものを売っているオンラインショップは特に。...。「どこが要約だ」という突っ込みはなしで。池田氏の著作PDFhttp://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/200.pdf
2010.03.22
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何だか忙しくてブログの更新もままならない。 先日、勝沼のトンネルでワインを整理していたところ、2本の液漏れを発見してしまった。盛大に吹いた跡があり、すっかり乾いていた。・ルシアン・ル・モワーヌ ボンヌ・マール2001・ドーヴネ アリゴテ2001 2本とも無駄にでかいビンなのが災いしたのだろうか。 だめだと思いながら自宅に持ち帰って飲んでみたが、傷んだ様子はなく楽しいワインだった。 ボンヌ・マールは1日目は舌にピリピリする感じがあったが、2日目には消えていいバランスになった。 ドーヴネなんか、酸っぱさもなく柑橘系の香り全開。ドーヴネのアリゴテは別格だと再認識。 自分で状態を管理している限り、すぐ飲んでしまえば大丈夫だと思った。
2010.03.06
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今回もワインと関係ない話。 以下は、ヤフーのトップページのトピックスに出ていたニュース。----------------------------------------<万歳三唱>「公式の所作なし」の答弁書、政府が閣議決定2月12日18時35分配信 毎日新聞 万歳三唱に作法はある? 政府は12日の閣議で、万歳三唱の所作について「公式に定められたものがあるとは承知していない」との答弁書を決定した。自民党の木村太郎衆院議員が質問主意書で、鳩山由紀夫首相の万歳三唱が「手のひらを(正面に)向け、両腕も真っすぐに伸ばさず、降参を意味するようなジェスチャーに見えた」と批判したのに答えた。 木村氏がかみついたのは、昨年11月の「天皇陛下御在位20年記念式典」で、鳩山首相が音頭を取った万歳三唱。質問主意書で「正式な万歳とは違うように見受けられた。日本国の首相として、万歳の仕方をしっかりと身につけておくべきだ」と批判した。式典中、菅直人副総理兼財務相と松野頼久官房副長官が「居眠りしていた」ともただしたが、答弁書は「政府の参列者は、御在位20年を慶祝する気持ちで臨んだ」とかわした。【坂口裕彦】 最終更新:2月12日22時56分---------------------------------------- 木村太郎…。あんたには今、他にきくべき質問があるだろ。 同じ太郎でも河野太郎とは大違いだ。 津軽の支持者が泣くぞ。 それはともかく。 「バンザイは手のひらを内向きにしてするべし」などという困った法令ができては困るので、備忘録的に書いておく。 バンザイは手のひらを内向きにする方法だけが正しいわけではない。 手のひらを正面に向ける方法だけが正しいのでもない。 どちらも正しい、というのが私個人の見解であり、希望である。 天皇陛下バンザーイとやる人は、だいたい手のひらは自分の体の側に向ける、内向きにするのが普通である。これは事実である。 なぜ内向きにするかというと、手のひらを正面に向けると降参に見えるからである。そういう理由で戦前から内向きにする人がいる、と聞いたことがある。 戦中にバンザイしている東条英機などの軍人政治家の写真が手のひらが内向きなのは、主義に殉じているのである。 こうしたやり方は、基本的に戦中の軍人や、国の戦争に好意をもつ愛国者的な市民に共通する。こうした人脈に連なる自由民主党の長老議員も意識的にこうしている。 一方、こうした戦争の経験を疎む戦後の平和主義者は、意識して手のひらを正面に向けてするようにしている。 私が育った町は当時、社会党や日教組が牛耳ってた「革新自治体」だったので、先生も生徒もみんな手のひらは正面に向けていた。 だいたい、なんで降参に見えたらいけないのだ?少なくとも、天皇陛下に降参したって誰も困らない。 グーグルで「バンザイ」を画像検索したら、正面に向けている写真や絵の方が先に出てくる。 つまり、タカ派は内向き、ハト派は正面に手のひらを向けるべきであるという、一種の流儀である。それだけのことだ。 鳩山一郎は時代背景からおそらく内向きだっただろうが(未確認)、孫の鳩山首相はこのやり方を嫌ったんだろうな。 こんなこと誰でも知ってると思ったが、戦中派や右翼、自民党のしきたりが正しいと思っている、おりこうさんなぼんぼん代議士が、よりによって質問主意書まで出して内閣の総意をただしているので、心底驚いてしまった。バンザイのやり方をどちらかに統一しろなんて意見は、自由な発言が許される民主主義社会ではあってはならない。 ヤフーの知恵袋も読んだが、間違っている。ここの「ベストアンサー」はよく間違っているので注意した方がいいと思う。
2010.02.13
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---------------------------------------------------------- ワインと関係ないエントリーです。気にいらない人は読み飛ばしてください。 東京地検特捜部はいま、一生懸命まけ戦(いくさ)に突っ込んでいる気がしてならない。詳細は省く。彼らが逮捕しようとしている与党幹事長は無事に逮捕できるかもしれないが、このままいけば、取り調べの透明化や記者説明の義務化など、捜査の足かせとなるさまざまな義務を立法府から課せられることになるだろう。天下の秀才も、過去の成功体験に縛られればただの陳腐な道化師になり下がるということだ。検察取材の異常さは、ホリエモンや上杉隆、河野太郎のブログ記事であばかれてしまった。「大本営発表」がなくなる日も近いだろう。きょうの朝日新聞は、記者が集めてきた情報がどうしたこうしたと反論していたが、まったく意味がない。検察が「それは筋が違う」といったらひっこめるような特ダネ取材は、つまるところ大本営発表に過ぎない。現場の記者が一番よく分かっていることじゃないかな。---------------------------------------------------------- ↑の記事は1月22に書いたものだが、結局は与党幹事長は逮捕も在宅起訴もされなかった。本丸への追及に至らず、終戦となってしまった。 匿名、実名で「まだ脱税の疑いがある」とか書いたり話したりしている方も多いが、かりにそうなっても金丸事件の時と同じ展開になるだけである。政治資金規正法違反の問題では、検察特捜部が実質的に敗北したことは否定しがたい事実であり、過去に倣えば看板にペンキをかけられてもおかしくない状況にある。 特捜部幹部による記者会見は60人程度の記者しか入れないクローズドなものだったようだ。もし捜査の正当性を主張したいなら、テレビ局やニコニコ動画の中継カメラを入れればよかったのに。匿名で情報が発信できると思っていることが批判されていることが分からないのだろうか。フリーの記者に「●●特捜部長が記者にリークしている」と書かれて抗議するぐらいなら、もっと表に出てくればいいのに。 今朝の「サンデープロジェクト」で財部氏が話していた通りだと思う。取材記者には「真相はAである」という人の他にも、「真相はAであるというのは間違いである」「真相はAであると話している者の背景には、これこれこういう利害が絡んでいる」といった情報も入ってくる。 その中から、特捜部が有力とみる「真相はAである」という筋を証明する話ばかり選んで書いているのでは、権力報道として偏りがあるといわれても仕方ない。リークはなかったと弁解してみても、本質的には戦前の大本営発表と違いはないのではないだろうか。
2010.02.07
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もう1月も終わり。日常の雑務に追われているうちに終わってしまった。 お金がないので、東急百貨店のワイン売り場も、結局1回しか行けなかった。 ワイン会をやろうといってくださっている皆さん、申し訳ありません。 健康面は着実に回復しているものの、いまいち余裕ができません。 3月中ごろまでせわしない仕事が控えているので、その後にやりましょう。 勝手なお願いばかりですみません。 さて。 最近はワインより、飲み屋で出てくる焼酎のボトルばかり飲んでいる気がする。 「一刻者」とか「黒丸」とか、居酒屋で出てくる安い焼酎ばかり。 それなりに酔えるので、それはそれでいいのだが、好きなワインが飲めないのが悩みの種である。 それでも最近飲んだワインはぼちぼちあるわけで。(1)クレマン・ド・ブルゴーニュ シュヴロ 気まぐれワイン蔵の閉店セールで購入した4本のワインの2本目。 結論からいうと、大丈夫だった。 開けた当初は「全然香ってこない。ダメか?」と焦ったが、温度があがるにつれいい感じに変化した。 奥さんが日本人ということが話題になる作り手だが、ここは結構好きだ。 こうなってくると、店自体に保管に問題があったとは考えにくくなった。1本目のシャソルネイは、どうも保管に向かない作りのワインだったのではないかという疑念が、むくむくと立ち上がってくるのであった。(2)イヴ・シュヴァリエ ヴォーヌ・ロマネ・ブリュレ2005 この作り手は聞いたことがなかった。販売店での価格は5000円弱。興味本位で購入したもの。 店員いわく、「滋味深い味ですが、押し出しは強くない。ワイン会にはもって行きにくいワイン」という説明を受けた。 実際に飲んでみると、いい意味で裏切られた。 これ、美味しいじゃん。 ビンテージ、畑とも良いので、いけるのではないかと。とくに、開栓後2日目以降が良かった。 これが「ワイン会にもっていけない」というのなら、普段みなさんはどんなに優れた、美味しいワインを飲んでいるのだろう。(3)ドミニク・ローラン ヴォーヌ・ロマネ・ショーム2000 松澤屋でやすーい値段で購入後(2000円台か3000円台だったのではないかと記憶している)、レンタルセラーと自宅の間を何往復もしたワイン。置き場に困るハジパイ扱いだったワインである。 そういう経緯もあって心配だったが、開けてみるとなかなか良い。(2)と比べると、香りの出方が一段と深い。熟成のたまものだろうか。 2本のヴォーヌ・ロマネの1級に感激、酔わされた夜であった。 ワインを飲んでいたら、楽天某ショップでイタリアのアッコマッソが売り出された。 前から気になっていた作り手だったので、バローロ2本を購入。ワイン購入は今年ようやく2回目である。ピエモンテは捨て難い。 あとは、松澤屋で1本ローヌの高級品を購入する予定。なんとかキャンセルしないようにしたい。
2010.01.30
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シャトー・ド・ムルソーから問い合わせに対する返事がきました。ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・デクセプションは、ムルソー・ペリエールの畑の中にあるものの、1級畑でも村名畑でもないとのこと。1934年のペリエールの境界画定後にぶどうの木が植えられたため、だそうです。シャトー・ド・ムルソーとしては、ここを1級なり村名なりの畑として認めてもらえるよう期待しているそうです。
2010.01.20
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年明け後、はじめて東急本店、東横店。健康面のことでお声掛けしていただいたみなさま、ありがとうございました。痛み入ります。東急本店で飲まなかったのは今日のテーマが新世界だったからではなく、自宅でする仕事を抱えていたため。夕飯には家族からワインを開けろと要望があり、シモン・ビーズのブルゴーニュ・ペリエール(白)2001年を飲む。うまい。そして、2001年のレジオナルとあって熟成感もかなり出ていた。ワイン飲んで眠くなったり、楽天でショッピングしたりと集中力のかけらもないまま続けた仕事も、さきほど無事に終了。意外と疲れた。
2010.01.09
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以上、店の実名を出して、メル凸、電凸をした経緯を紹介させてもらった。 ここに示したこの店の短所は、楽天のシステムではすべて克服されている点ばかりである。 松澤屋の販売システムは、素人的な見方で恐縮だが、紙と電話だけを使っていた古い販売システムをそのままIT化したものといえると思う。 過去のものよりは確かに便利になっているが、IT特有の即時性を活かせず、在庫のデータベースの変更も手動同然で、情報システムとしては中途半端なつくりになっているところに、すべての原因がある。 かつて、「楽天もこうやっているんだから、せめてこういう対応ぐらい即座にしたらどうだ。御社はシステム子会社も持っているでしょ」と文句をいったことがある。 このとき担当者からは「そうはいっても、新たなシステムを構築するにはそれだけ費用がかかる。それは最終的に会員側に負担していただくことにつながり、今のような価格でワインを提供できなくなる」と反論された(ように記憶している)。 冷たい言い方をすれば、そんなことは客には何の関係もない話だ。ただ、楽天ユーザーで、楽天ショップの怨嗟の声のようなものを聞いている身としては理解できる言い分で、それ以上、何もいえなくなってしまった。ITでオンラインショッピング自体の利便性を向上し、世界を変えることよりも、ワインを売ること自体に比重を置いているということなのだろう。 この店では、かなり貴重なワインがメンバー予約で販売されるが、会員数が増えたためか、売り切れで入手できないケースが次第に増えた。さらに、販売条件が必ずしも平等でないことまで知るに至り、不満が募り2年前に一度メンバーを辞めた。 昨年、ボルドープリムール2008を購入するため再加入し、現在に至る。ただ、プリムールでは希望者多数で欲しいワインは全然本数がもらえず、何のために3000円払ったか分からない。エノテカにすれば良かった(笑)。 では、この店が良い店か悪い店かというと、これだけの問題点を指摘した上でも、良い店であるといえると思っている。 「多少なりとも客の意見を聞く姿勢がある」という一般論によるものではない。 ラック・コーポレーションのワインも販売していた点も魅力だったが(今はどうか知りません)、これも些細なことだ。 海外ショップを普段使わない、あるいは使うノウハウがない者に、海外のワイン市場の動きを直接反映した価格を、通関費用などの手数料なしに提示してくれる点が魅力的だと考えている。 ここ何年かメンバーを続けている人なら、この店がニコラ・ポテルのゴーディショ2005を、1本1万2500円程度で80本以上売ったことを記憶されていると思う。 このワイン、日本の正規インポーター経由で売られた価格はいくらだったか。ユーロ高だからとか、世紀のヴィンテージ2005年だとか、このワインの作り手は実は○○○だからとか、そんな売り文句で価格をつり上げたのは実際は誰だったのか。サプライチェーンのどこかに張本人がいるのは間違いない。 松澤屋は年に何回か、おそらく意図せずに、並行輸入品で、こういう歪んだ国内のワイン流通の姿を浮かび上がらせることをする。そのワインが美味いかどうか、状態はどうか、実際に飲んでみないと妥当な価格か分からないという留保をつける必要はあるが、こういう店、私は好きである。 最近、ここで興味深いワインを購入した。シャトー・ド・ムルソーのACブルゴーニュ・ブラン「テロワール・デクセプション」2008年。この、観光客を日常的に受け入れている作り手が、ムルソー・ペリエールの区画の「真ん中」の畑のブドウで造ったもので、ミネラルが突出し、今飲むと良い意味でバランスがおかしな、愛すべき安ワインだった。価格は2900円だった。 こういうワインを面白がって一般向けに売るネットショップは貴重だと思う。こことお付き合いしてから、「国内に36本しか入荷しなかったワイン。インポーターさんから○本提供していただきました。これが最後」といった、特定のインポーターの情報だけに依存してレアもの感を前面に押し出すワインショップが色褪せてみえるようになった。ワインはいろんな国で、いろんな形で売られている商品である。そのことが実感できることに意味がある。 私が会員になった2003年ごろ、ここはルーミエのミュジニを7万円ぐらいで売っていた。海外愛好家の質の良い放出品も魅力的で、既に高騰していたアンリ・ジャイエの現役バリバリ時代、80年代のクロ・パラントーを12万円程度で半ケースほど販売していた。どちらも、たかだか7年ぐらい前の話である。(終)
2010.01.03
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このショップは、新着ワイン紹介から一定期間(おそらく数年以上)経過し、在庫がかさんでいるワインを、期間限定でディスカウントして販売している。 このセールは通常の「酒蔵の番人」の予約受付と並行して行われ、これまで気になっていたものの手が出なかった利用者には、そのワインを購入を決断するいい機会となる。ネゴシアンのルシアン・ル・モワーヌの特級や一級のワインは、この機会に安く入手した。気軽に試せたため、その畑らしい味がどんなものかを知る手掛かりになった。 このセールも先着順で売り切れるのだが、週末近くにこのセールが始まると、店には続々と注文が入っているはずなのに「残り○本」の表示が更新されなかった。このことで不満が高じて電凸に至った。 購入したい順にABCDという4種類のワインがあり、A 1万円 残り3本B 8千円 残り5本C 1.5万円 残り10本D 2万円 残り2本 というリストであった場合、どうするべきか。 その時の私は、自分の予算にあわせ、土曜日にAとBを複数本購入する注文を出していた。 しかし、ウェブサイトの「残り○本」の数字は古く、実は私が注文を出した時には既にA、Bとも売り切れであった。 その結果、週明けに届く返信メールには、あなたが注文したワインは既に売り切れですという返事が来た。 そこで、「ではCやDを買うことにしよう」と考えたとしても、もう手遅れ。こちらも週明けにみたウェブサイトをみると、無情にも売り切れていた。結局、どれも購入できなかった。 本当は、この場合にとるべき注文方法は、「AとBを複数本購入する。しかし、売り切れの場合は直ちにCやDの注文に切り替えてください」である。 今となっては、のんきな売り方をするショップにも昔の自分自身にも呆れるのみである。しかし、当時の私は相当怒った。電話での文句も、今まで書いてきた中で一番きつかったと思う。 「迷惑がかからないよう内容を絞って注文しているのに、週明けまで売り切れの返事が来ないなんて、実にいい加減だ。おかげで他の商品も購入できなかった。会員として優先的に参加できるセールの回数は1年間に限られた回数しかないので、こういうやり方は我慢できない」という調子だったと思う(ホント嫌な客だ)。 普段は「のれんに釘押し」みたいな反応が多いここのお店だが、この件に限っては「こうしたセールは週末にかかるように始めないことにする」という返事をいただいた。 こうしたノウハウは、海外ショップを使っている愛好家の方なら、きっと先刻承知のノウハウに違いない。はじめからこうすれば良かったが、未熟な私には分からなかった。実際に痛い目にあうまでは、その意味が分からなかった。 この時以来、ある時間からファクスで注文を受け付ける某百貨店のセールなどでも、この方法を活用している。たった数本を買う割に、注文書はごちゃごちゃと文字が書き込まれた代物になってしまうのだった。(続く)
2010.01.03
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ワインのオンラインショップ、松澤屋は販売用の在庫をウェブページで誰でも閲覧できるようにしている。また、そのほかに年に6回、ワインの在庫を一覧にした冊子のワインリストを送ってくる。 この冊子は一覧性が高い半面、ある時点の販売用在庫のスクリーンショットであり、しばらく時間が経過すると在庫の有無が分からなくなるという欠点がある。しかしこれはまあ、当然のことである。 この店が面白いというか、変だと感じたのは、この冊子に掲載されているワインの中には、ウェブで閲覧できないものが含まれている場合があることである。 新着ワインを紹介する「酒蔵の番人」ではなく、この冊子の方に掲載をするのである。私の場合、ジョルジュ・ルーミエの上のクラスのワイン、アムルーズとかのたぐいで、こういう状態にあったことを偶然知らされたことがある。問い合わせたところ、既に売り切れていたように思う。 目の皿のようにして冊子を熟読すると、いわゆるお宝ワインが探し出せる趣向だったのかもしれないが、これって誰が楽しいのだろうか。 その際には、「なんでワインの在庫をウェブで閲覧できるようにしていないのか」とメールで抗議したように記憶しているが、返答内容はほとんど覚えていない。「リストに載せている訳ですから」ぐらいのかわされ方だったと思う。 おそらく、販売する意図はあるが、売り方に困るワイン。たとえば過去販売しようとしてキャンセルされたワインなどを、何らかの意図をもってこうした方法で販売したのではないかと想像している。 この店には、過去に様々な貴重なブルゴーニュワインを販売していただいている。ただ、こういう販売方法があることを知り、不思議な気持ちがしたものだ。その後、冊子を目の皿のようにして熟読するようになったが、何かを「発見」して購入したということは結局なかったかと思う。(続く)
2010.01.03
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先ほど東急百貨店吉祥寺店のワイン売り場をのぞいてきた。新春セットとかいうことで、メルマガで告知のあった2種類のセット(購入は抽選) のほかに、先着1人?のセットとして、・ヴォギュエ アムルーズ2005(ヴァン・パッション)・アルマン・ルソー シャンベルタン2003(ラック)・ジョルジュ・ルーミエ ルショット・シャンベルタン2001(AMZ)というのがあった。価格は9万円。これって安いのかな?よく分からない。相場からみれば高くはないだろうが。ちなみに私は金がない上、2本はストックとダブるため、見送りました。悪くないと思いますが、不況だし。まだ残っているかもしれません。
2010.01.03
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 過去に松澤屋にメル凸した件について記事化を先延ばししていたら、どうも変化がありそうだ。そこで、過去の問題について、今のうちに触れておきたい。 ここの「酒蔵の番人」のメンバーには、期日指定の封書が配送される。同日午後に同じ内容がサイトにアップされ、ファクス、ウェブ、メール、電話などから先着順で注文ができる仕組みになっている。 ところが、この期日指定の封書、しばしば指定日前に届くのである。1日前の場合もあれば、2日前に届くこともある。さらには、期日前に届いても、ファクスで注文を送ることが可能だった。 こうしたミスは配達業者側の事情によるのだが、封書が先に届くと、先着順で争うような人気のあるワインをスムーズに注文できるという困った事態が放置されていたのである。 ある時、ルソーのシャンベルタンの予約受付があり、期日前に封書が届いた。馬鹿正直な私は期日まで待ち、日付が変わるのを見計らってファクスを送信したが、売り切れていた。 また別の機会では、他の方のワインブログを読んでいると「明日からM澤屋でポンソのクロサンドニ2005の予約受付がはじまるようだが価格が高い」云々という記事に出くわした。 次にどんなワインの予約を受け付けるかは電話で教えてもらえるらしいが、この方は銘柄のみならず価格も把握されており、受け付けの1日前にブログに情報をアップされていた。自分の経験も照らし合わせると、どうも他の方にも封書が早めに届くことがあるようだと確信した。 会員は松澤屋に年会費3000円を出してメンバーシップに加入しており、注文の機会ごとに会員間で不公平な条件が生じるのはおかしい。というわけで、メールや電話でクレームを入れたのはいうまでもない。 松澤屋の方からは「配達業者には配達指定日に届くようにお願いしている」という趣旨の返答があった。しかし、再加入した昨年も、期日前に届くことがしょっちゅう起きていた。 先ほど松澤屋のサイトをのぞくと、「次回は1月6日版です 更新は6日10時より一斉受付」という表記があった。受付日時を指定するやり方なら、電話やファクスが通じにくいという問題はあるにせよ(10時というのも会社員には厳しい時間である)、会員間で同じ条件が徹底することになる。まだ詳しい情報は伝わってきていないが、良い変化が起きるのであれば歓迎したい。(続く)
2010.01.01
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大物一点買いの影響で、プレミアムワインの購入は「年内はゲーム・オーバー」となったはずだったが、誘惑は数限りない。結局、ちょこまかと購入したり予約をしたりしている。 どこのショップか言えないが、「ルソーのシャンベルタンを買いませんか」というオファーをいただいてしまった。とある商品が売り切れになってしまい、いわば代品として提案していただいた。入荷後も店の倉庫から動かしていないという。今年初めに探し回って買いあさったワインでもあるが(Akbeさんありがとうございます)、その中でも結構安く、当然単品販売である。常連客というわけでもないので、なんだか申し訳ない気持ちだ。 別のショップでは、ダニエル・リオンのブルゴーニュ・ブランを1330円で購入した。著名なインポーターが輸入したもので、販売店もワインの状態に定評がある有名どころである。ダニエル・リオンはいつか試したい作り手だったので「渡りに舟」ではあったのだが、それにしても激安である。少し前に比べると信じられない価格だと思う。 東急百貨店には最近足を運んでいないが、来年1月には本店で15%オフセールがあり、その後にもブルゴーニュワインを全品20%引きで販売する機会を設けるという。 どこのお店も不景気やデフレを受けとめて、あの手この手で客に提案攻勢をかけている。最終消費者である愛好家にとってはチャンスであり、贔屓のワイン店を一顧客として支えることが実感できる機会である。
2009.12.29
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ワインもまだおそるおそるという感じ。 あまり飲めない家族とシェアしながら、1本を2-3日に分けて飲むペースで進めている。 保管しているワインのうち、早く飲んでしまいたいものから無差別に開けた。1 機山ワイン赤 2005 ブラッククイーンのワインは初めて。抜栓時にまず花の香りを感じる。状態はよさそう。 実際に口に運ぶと、外観からの予想に反し濃密な口当たりだった。 なかなか良いと感じられたが、同じベーシックラインの白(甲州)に比べると、手放しで称賛するほどではない。 ボルドーを飲み続けている人には軽く感じるだろう。 ブルゴーニュの下のクラスばかり飲んる私には重く感じた。ボルドーが好きな人の方が向いているという印象がある。 直販で1200円だから、価格に比べれば中味ははるかに良い。 できればもう1回試してみたい。2 フーリエ ブルゴーニュ・ブラン 2007 ブルゴーニュの人気の作り手、フーリエが作る白である。 過去に1度飲んだことがあり、今回が2回目。 赤ばかり称賛されるが、私はこの白も好き。 エチケットの貼り方がおかしいので、2400円から1割引きで購入。ずいぶん安かった。 飲んでみると、今回も悪くない。 家族はひとくち飲んで、少し酸味が強いと話している。 たしかに酸は感じるが突出はしておらず、私は気にならなかった。美味いと思う。なぜ人気がないのか。 ただ、たまたまその日に食べた平目の刺身にはあまり合わなかった。それぞれに美味しいが、引き立てあうことはなかった。3 エンリコ・フォッシ ヴィニャヴェント 2001 イタリアのよく知らないおじさん(エンリコ・フォッシ)が作る、摩訶不思議なトスカーナワイン。 ぶとうの品種別に作ったワインと、いくつかの品種を混ぜたワインがあるが、このワインはサンジョヴェーゼ単独。 だいぶ以前に購入し、勝沼との間を往復したワインなので、やや状態を心配してた。 飲んでみると... ?? たしかに摩訶不思議なワインである。 紹興酒?という風味をまず感じる。過熟感がある。 少なくとも、これまでサンジョヴェーゼ100%のワインを飲んだ時に受けた印象とは全然違う。 購入当時にはパワー云々という売り文句もよく見たが、そういうワインでもない。飲み口は悪くないが、熱にやられたのかもしれない。
2009.12.20
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もう2ちゃんねるワイン板ローヌスレッドでの意味不明なやりとりについては、意味不明ゆえに取り上げないが、その後の批判的なコメントには、きちんと感想を伝えておきたい。 こうすること自体を批判する方も多いだろうが、私的なブログであり、今回限りにするのでどうかご容赦願いたい。 私にとって新鮮だったのは、これ幸いと敵意むきだしで文句を言う書き込みが見られたことだ。「いやだったら読まなきゃいいのに」というのが正直な感想だが、こんなブログでも意外と気にするワイン屋さんもいるんだね。 既存のワインメディアには売る側、つまりワインを客にはめこむ側の情報が多く、こういうのは読んでいて楽しくない。だから、こちらはもっぱらワインを買う側の立場からブログを書いている。気が短いので、自然と店の悪いところをあげつらっていたかもしれない。 めりはりをつけるためにも、今後は良い店について、もう褒め殺しじゃないかというぐらい評価する文章を書く必要があるのかもしれないと感じた次第だ。 「ショップを批判ばかりしやがって」という方もいたが、最終的に金を出す消費者が商流を支えているという私の認識は変わらない。違法なことや間違いがあるなら、指摘してもらえればすぐ訂正するが、消費者が自由にコメントすること自体が気に入らないなら、それは時代おくれなので認識を改めた方がいいと思う。 私を批判したければ、ここでご自由にどうぞ。ただ、こちらも感じたことを伝えたいので、コメントにはその場限りのものでいいからハンドルネームぐらいつけてもらいたい。 バカバカしいコメントは速攻で削除する。 もう一つ、「うまいーちは小物」という書き込みが多数あった。 慧眼です。開き直るつもりはないが、こまごましてんだ。 冗談はともかく、この書き込みは「バカなコメントにいちいち反応すんな、無駄にスレが伸びるだろうがこのアホ」という意味だと理解したので、今後はそのようにしたい。
2009.12.16
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ワイン飲んでしまいました。コンチャイトロのカベルネ・ソービニオン。差し入れてもらったワインは美味しい。まだ薬を飲んでいるものの、今のところ量を抑えていれば良いようです。ご心配いただいたみなさんに感謝します。反対の人には、残念でした。この週末、オーレリアン・ヴェルデを夏に注文したままだった店に車で行ってきた。片道小一時間の旅。店長さんにお詫び。気に入っているお店ではなるべくクレジットカードを使わず、現金で買いたい、そう思っているうちにタイミングが合わず、半年近くたってしまった。ついでに安いワインを2本、衝動買い。1本はルチアーノ・サンドローネのドルチェット。こういうワインを仕入れられるワイン屋で、こういうワインばかり飲んでいれば、まず嫌な思いはしない。店主はワインの状態へのこだわりが強い人だが、ものは確か。接客も常識があり、安心してワインが買える。売約済みのヴェルデのワインが結構残っていた。店長さんは「連絡つかない相手もいるんだ」とのこと。大変な安売りだった影響か。次もまだ残っていたら、私でよければ引き取りますと申し出ることにしよう。
2009.12.14
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過去にメル凸をした話に戻る。 ネットショップの松澤屋には、いいワインを融通してもらうなどお世話になったが、こと販売方法に限ると、がっかりさせられたことも少なくなかった。そのたびにメールで問い合わせ、意見が取り入れられることもたまにはあったが、多くは受け流された。これに比べれば、楽天の販売システムは、購入する側がよく考えなくても公平に販売できる仕組みで、よくできていると感じる。 松澤屋の「酒蔵の番人」は、3000円を支払って会員になれば、ワインを1年間優先的に予約購入できる仕組みだ。稀少なワインも少なくなく、時に奪い合いになる。 今でこそ、予約販売のページを開けると左側に小さな字で予約システムの概要が書かれているが、わたしが加入した5-6年前はもっとシンプルだった。 「1商品に予約が集中した場合、ストック期間内にご予約の会員様へ公平にお届けできるよう、本数を割り振りさせていただきます」と書かれているので、てっきりストック期間の終了時点で抽選なりあん分なりをするものと思いこんでいた。 だが、ワインの予約は先着順に受け付けており、ストック期間内でも売り切れの場合がある。「予約受付は先着順で承っておりますが」とただし書きがあるが、その後の文章との意味のつながりがよく理解できなかった。 会員期間の1年目が終わるころになり、かねてからの疑問として、「なぜストック期間内に商品名が棒線で消された商品があるのか」とメールで問い合わせた。われながらのん気なものである。 そのときに初めて、先着順というのは(1)仮に6本販売のワインに1本ずつ注文が入った場合、6人目で売り切れ(2)1本の注文と複数本の注文が混じって6本に達した場合、複数本の注文の方を削って調整する。ストック期間内に注文総数が6人以上になれば6人目まで1本ずつ販売し、注文総数が6本に達しなければ、複数本の注文が有効になる―という仕組みだと説明を受けた。 「わかりにくい。ちゃんとそう書くべきだ」と電話で文句をいったが、説明文は変わらなかった。 だが、何年か経過したころに、説明文が増えて今に至っている。同じような文句をいう会員が他にもいたに違いない。(続く)
2009.12.11
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通りすがり氏のコメントを読んで、ローヌのスレッドをのぞいてきたが…。さむいね。30代から40代ぐらいの寂しいおやじだろ、どうせ。ワイン板に巣食うコドモが、ブルゴーニュのスレッドに来なくなったと思ったらローヌのスレッドにいたんだな。俺も有名になったものだなあ(w。こっちにも書き込めよ。消してやるから。まだワイン板がなくて、酒板の中でワインについて議論がかわされていた頃は、勉強になるコメントにも出会った。しかし、今は尊敬できる良質な匿名の参加者が消えてしまったので(ルロワさんとかは別)、のぞきにもいかなくなってしまった。おそらく、以前は書き込んでいた人の多くが、コントロールのきくブログで発言するようになったからだろう。ブログでコメントのやりとりをすると、グリーの経営者もいっていたが、一種のゲームみたいなもので、掲示板よりこっちの方が楽しくなる。2ちゃんねるの愛好家は30代が多いという。10代や20代は、もはやこういうカルチャーについていかない。ひろゆきまで見限って去ってしまった。冒頭のような書き込みをしている参加者は、なぜ自分が今、2ちゃんねるのスレッドで、他人が読んでも面白くもない、暗い性格、蒙い人格まる出しの書き込みをしているのか、よく考えた方がいい。追記:敗北宣言(笑)削除依頼が拒絶されてしまった。しかも晒されていた(笑)。削除人の判断だから仕方ないが、ちょっと面倒なことになるな。いい機会だから、このさいじっくり考えてみよう。
2009.12.09
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ワインを飲めない身体になってしまった。一時的にではあるが。アルコールのかわりに薬を飲んでる。直るまでは薬オンリー。おかげで体調はだいぶ良くなった。大晦日までには、また飲めるようになりたいのだけど…。経験上、こういう時期はワインを買い込みやすいので要注意だ。最近も、書く書くといっていたあの松澤屋で、あれやらそれやらを予約してしまった。えー。何がいいたいのか訳分からん文章に…。
2009.12.04
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感動したので全文を転載します。読ませる文章ですね。ワイン屋さんの苦悩がよく伝わってきます。 2000年5月のオープン以来9年にわたりご愛顧をいただき本当にありがとうございました。弊社は現在スペインワインとカリブラムの輸入販売をしておりまして、店長説田は週中、名古屋オフィスをベースに自社輸入商品の販売に全国を飛び回っております。昨年9月に名古屋オフィスを開設してから多忙を極め、自分の言葉で商品紹介するページやメールマガジンを作る事が出来ない事また、オリジナリティのあるセールやプレゼントなどの企画も開催できずいただいたご注文等への対応が精一杯の状態でした。2005年からのボルドーやブルゴーニュワインの高騰など、それまで向かい合ってきたワイン市場の激変に振り回される自分とコストパフォーマンスの高いスペインワインとの出会いに複雑な感情を抱いた事がありました。その思いを抱きつつ何度かスペインに行き、スペインワインとしっかり向き合う覚悟で日本にまだ紹介されていない素晴らしいワインを自社で輸入しスペインバルやスペインレストランを中心に市場開拓をしてきました。オーケストラワインショップのお客様に以前のような自分の言葉で商品を紹介出来ない事を自分の心で申し訳ないと感じつつ、コミックで評価されたワインにすがり評論家のポイントを参考に売れそうなワインを追いかける現在を楽しい仕事と思えなくなってしまった自分がいる。ついに自分の事業仕分を行って楽天市場店の閉店に至りました。当社の輸入するワイン販売や多くのインポーター様のワイン販売事業は今後とも継続して参りますし、輸入元メーカーの来日時には各地でイベントを行い自社輸入ワインの拡売事業は継続していきます。店長 説田泰久と今後もお付き合い頂ける方はぜひメールで連絡を・・よろしくお願い申し上げます。 2009年12月1日(火曜日) オーケストラワインショップ 店長 説田 泰久
2009.12.01
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今さらながら、本日ボジョレー・ヌーヴォーを買った。2005年以来、4年ぶり。虎ノ門・カーヴドリラックス独自のヌーヴォー。一番安い1680円のもの。家に持ち帰り、そのまま飲んでみる。…うまいじゃん。ガメイだから、コート・ドールのピノ・ノワールと比べれば酷だが。初めての海外旅行でフランスに長期滞在した時、近くのスーパーでさんざん買って飲んだボジョレー(ヌーヴォーではない)より、濃厚かつクリアな味わい。開けて2時間ぐらい経過したせいかもしれないが、タンニンが軽くフルーティーで飲みやすい。2009年、やっぱりいい年なのかな。別の店を2件まわったが、今年はヌーヴォーが良く売れたそうで、ほとんど在庫がなかった。リラックスには5種類ぐらい、どれも結構残っていたので、まだ飲んでない人は購入されてみては如何でしょうか。さて、過去のメル凸の件。過去の事例を振り返ると、一番熱心にやりあったのがネット販売の巨頭の一角、あえて実名を出すが、松澤屋である。志が高い店で、楽天が見習うべき点は少なからずあると思う。ワインの状態が悪いとは思はない。しかしながら、ここの販売方法はダメである。さんざん指摘したが、ついに折り合いがつかず、一時期会員をやめていた。今年、ボルドープリムールのため再び会員となったが、やはりがっかりしたことがあった。次回以降、その内容について詳しく述べたい。
2009.11.29
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前回のエントリーで怒りをぶちまけたメル凸の件ですが、2通目の返信が問題の店員の上司である店長から来ました。 不適切な内容だったと認める内容でした。 先方の文面には早期に幕引きをしたいとの思いが伺え、私も不当にクレーマー扱いされるのは望むところではないので矛を収めました。 よって、店名や詳しいメールマガジンの内容は伏せます。 ただ、何を問題にしたのかだけは書いておきます。 メルマガのライターであるこの著名な店員は、レアなワインを収集保管している消費者を見下す内容を書いていました(この店のメルマガを読んでいる方なら、この表現で相手が誰だかわかるかもしれません)。 私は、ワインをあわてて購入する理由や、個人がワインを長期間保管することの難しさを感じてほしいと思ってメールを出しましたが、その方には受け入れられなかったようです。 私は、この店員に改悛して欲しかったのですが、店長の謝罪文が先にきてしまったため、どうなったのかは知りません。 こういうメル凸は、失うものがない消費者の方が立場が圧倒的に有利です。だから、なるべく低姿勢で行うようにしています。今回は返答の内容のあまりのひどさに私の頭がショートしてしまい、2通目として問い質すようなメールを送ることになりました。 コメントしていただいた方にはお礼申し上げます。 今後、過去のメル凸や店側の反応について、おいおいご紹介したいと思っています。
2009.11.26
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ネットのワインショップに電凸ならぬメール凸をすることが、よくあります。竹澤さん、ウメムラさん、にしのよしたかさん、金沢マル源さん。実店舗でもお世話になっているところだと、小田急百貨店さん、原酒店さん。インポーターのファインズさん。どこも、素人である私の質問(ないし苦情)に誠実に答えて下さり、今ではすべてマイ・フェバリット・ショップです。胸襟を開いたお願いができるのは、こういうお店。ネットであるからこそ、行き違いがないように最低限のコミュニケーションはとりたいところです。(東急各店は別格)さて、いま私はある楽天ショップにメールで凸撃をしている。上記の店とは異なる店舗である。先日送られてきたメルマガの中に、許しがたい内容が含まれていた。書いた本人からすぐ返事が来たが、「言葉遣いが十分でなく失礼しました...」云々と書いてきた。言葉遣いじゃなく、内容に問題があったんだけど。ある考え方、ある価値観を褒める時に、それとは対称的な考え方(およびそういう価値観を持つ人間)をこきおろす人が、世の中にいる。まさに、そういう文章だった。メルマガだから何を書いても許されると考えていたらしい。今、私ははらわたが煮えくりかえっている。いま、2通目のクレームに対する返事を待っている状態。まる1日待ったが返事がこないので、少しばかり公開してみた。早く返事よこせよ。無視しやがったら、本気でいくぞ。(謝罪文が来たら、このエントリーは消去するかもしれません。ひょっとすると、しないで加筆するかもしれませんが)
2009.11.24
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ドメーヌ・フーリエが、2007ヴィンテージに至り需給バランスが完全に狂ってしまった。 07が05や06より良いと思っている人が多いせいか、はたまた値段が下がったせいか、入手難に拍車がかかってしまっている。 リアルワインガイドが極端に褒めたからだろうけど、こうまでだと、ちょっと斜に構えてしまう。逆に、今年はユドロ・バイエやデュジャックがとても買いやすい。 07はACブルゴーニュだけゲットできたが(社会人を朝4時にパソコンに向かわせるなよ、タカムラさん。ここで買ったの何年ぶりだろ...)、先週末の東急本店でも35番なんて番号を引いてしまい、まったくご縁がない。いちおう「ゲームオーバー」の身なので、あまり派手な買い方はできない。残念だなあ。 蛇足。村名や1級が売れ残るのは、きっとグリオットとかクロサンジャックを買う時に抱き合わせにならざるを得ないから、皆さん後回しにしているためでしょう。このトップ2が出てこなくなったら、順番に売れていくんじゃないだろうか。値段も安いし。 ジョルジュ・ルーミエに比べて、抱き合わせ販売を見る機会はフーリエの方がずっと多い気がするが、これはインポーターが卸す際の条件なんだろうか。 蛇足の蛇足。「リアル」初期の頃、フーリエは輸送状態が悪い例として、レビューで特別扱いされたことがある。徳丸さんがここを特別扱いするのは今に始まった話じゃないと思うのだが。
2009.11.09
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ワインをセラーに貯め込む方なら、誰でも同じ悩みを持つに違いない。「こんなワイン、いつ開けるのよ」、と。 shuzさんのブログ記事「ワインが増えていく… 」の後段を読んで、そんなことを考えた。今回、自分のブログ用により狭くテーマを設定すると、「ペトリュス持ってるけど、どうすっか」である。 今でこそブルゴーニュワインが好きな私だがが、もともとワインをストックするようになったのはイタリアやボルドーが先だった。 ペトリュスは2本持っている。金額は正確に記録してはいないが、1本目の1993年はやまや赤坂店でサンキュッパ、2本目の1973年はエノテカのネット販売で税前価格5万ジャストだった。 やまや赤坂のワインは店に在庫として残っていたものではなく、セール売り出し初日に買ったもの。開店時間に到着するつもりが寝坊してしまい、「もうないかもしれない」とあせりながら10分ぐらい遅刻して店に到着した。ラッキーなことにまだ残っており、あわてて購入したのだった。 しかし、このワインは数奇な運命をたどり、セラーをもたなかった頃に私が自宅でワインの保管に最適な場所だと考えていた所で水浸しになった。ラベルはぼろぼろになった。同じ場所に保管していたラフィットもラベルはぼろぼろになったが、試しに開けてみたらちゃんと飲めたため、今もそのペトリュスは大事にとってある。 とはいえ、今では「いくら2002年ごろに購入したとはいえ、ペトリュスがサンキュッパは安過ぎるのでは?フェイクでは?」という疑念もあり、ひとことでいうと、その存在自体を忘れるようにしている。当時はラトゥールのオフヴィンが2万円弱、ラフィットが1万円台後半ぐらいで売られていたので、一概に安過ぎるともいえないし、やまやを信じていないわけでもないので、本物かもしれないと前向きに考えるようにしている。 2本目の1973年は、そうした「黒歴史」を踏まえ、ボルドーファンとして、まともな状態のペトリュスを1本持っていたいと考えて購入したワインだった。 エノテカが新年にペトリュスを一斉に売り出したので、一番安かったこのヴィンテージを選んだ。オフヴィンテージだが、家族の記念の年でもある。さすがにエノテカがフェイクを売るとは考えにくい。人生の節目に飲みたいと考えていた。とはいえ、購入した時でも既に飲みごろには遅いぐらい。いつ飲もうかと考えると非常に頭が痛い。 今後、長男の人生の節目のときに開けて一緒に飲みたいと考えているワインは他に持っている。彼の生まれ年のラフィットやラトゥールであり、1本だけ持っている誰もが知るブルゴーニュの超有名・超高額ワインである。どちらも今後、20年間保管していくのにふさわしいワインだ。 かくして、私のペトリュスは購入当時の構想から大きく外れ、普段開けるにはもったいないが、かといって良いタイミングも見当たらない中途半端なワインになってしまった。今後、ワインの嗜好が変わる可能性は当然あり、ふたたびボルドーに回帰するかもしれない。そう思うと、ペトリュスを簡単に開けたり、誰かにタダ同然で渡すのも難しいのである。ワインは実に難しい。
2009.11.01
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買いすぎた。 現金でワインを買うことに徹したいと、ことあるごとに書き込んでいたのに。 なんと、12月支払い分のカード利用額が、ワインだけでウン十万円に達してしまうことになった。 ニバンテさんにはその現場を見られていたのだが、非常に非常に軽率だった。 いいワインが1本、手に入ったが、なんだか自分でも夢をみているような感じだ。 こうなると、あとは例のGRのF盆と、銀座の店のレザムと、大宮の店のオーレリアン・ヴェルデと、岩手の例の店で1本だけ購入したデュジャック・マルコンソール07(今年はこれだけ!)、これら予約したワインを購入するだけで「ゲームオーバー」。 また、借金返済コースに逆戻りですよ。シュン。 DRCの06は、落ち着いてからだなあ…。 さて本題。OWLさんの書き込みで心配だった「気まぐれワイン蔵」のワイン。本日、1本開けました。 シャソルネイのオークセイ・デュレス・レ・クレ2002。一番ダメそうな気がしたので。 低温から始めるとヒネ香しかしない。やっぱだめ? 温度が上昇すると、だんだんシャソルネイらしい香りの広がりの片鱗がみえる。 …しかし、またすぐ消えてしまった。 一緒に飲んでいた家族は「おいしいじゃない」といっており、状態がダメだとは確信できない。 しかし、はっきりいえるのは、ラフォンのムルソーとか、ソゼのピュリニーを飲んだ時のような感動はない。 なおかつ、酔えません。ヒネ香が最後までつきまとう。金だして飲むワインじゃない。ガッカリ。 まあ、明日以降に化けることに期待するしかないが、新酒で飲むシャソルネイはこんなワインじゃないよなあ、02だろ…。ショック。 店の保管が悪いのか、こういうワインなのかの見定めをするには、私では能力不足です。 多分、後者だと思うんだけど…。 気分直しにビール飲んで寝ることにする。
2009.10.25
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これ、どこで買ったっけ?というワイン。われながらずぼら過ぎ。 液漏れが見つかったため、さっさと開栓した。 表面上の小さいヴィンテージラベルに漏れの跡が見つかっていたが、最近噴いたものではないと考えられる。 香りは…、澄んでます。ヴォーヌ・ロマネらしさが満開。ただ、何の花かは経験不足でたとえられません。 口に含むと、まあ濃い…。口の中が渋みでいっぱい。 旨みは感じますが、強いタンニンに覆い隠されている部分が大です。だんだん口あたりがまろやかになっていったので、1日で飲み干してしまった。 状態に難アリではないかとおもって開けたが、飲み頃はまだ先かな。 持っている方は大事に保管しておいてください。[2004]ヴォーヌ・ロマネ プルミエクリュ レ・スショ(ロベール・アルヌー)750mlヴィンテージ違い。値段的には、これくらがちょうどいいでしょう。
2009.10.18
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買い手としてみると、こういう超ど級(言い過ぎ?)のセールは、いつも突然やってくる。 「気まぐれ~」さんの閉店は残念だ。一体、どうされるんだろう。 購入したワインの保管状態は、それなりに良好であってほしい。 いつも思うことだけど、安いとみるやアリのようにどっさり集まる。 自分で野次馬のように買っていながら申し訳ないけど、これでいいのかなって気がする。 これまで実店舗では小田急ハルクや銀座・松坂屋(池袋東武は行けず残念!)、オンラインショップではまるどらで、こういうセールを見た。 興味深いのは、実店舗では直前に入荷した作り手のワインがずらっと、本当にいっせいに並ぶことだ。 ハルクのときはセラファン、松坂屋ではミシェル・グロだった。 決定はいつも急なんだろう。 結局、ワインは原価と売値の差が激しいから、こういうことが起きるんだ。 以前、ある専門店のPOSの親機の画面をのぞいてみたら、今まさに購入しようとするワインの仕入れ値が表示されていた。 それはもうビックリだった。結構良心的な価格付けをしている店なので、尚更だ。 食うに困ったまちの酒屋さんが起死回生の策でワイン専門店に業態転換するのは悪いことじゃない。 しかし、これほどマージンが高いと知ると、おいそれと高いワインは買えない。よほどの理由付けがないと買えない。 だから、私は顧客を丁寧に扱う店でワインを買うようにしている。 状態が良いことは当然大事だが、状態に気を使うあまり顧客の表情をうかがうことをしないようなショップでは買わない。マージンが高いからだ。 もちろん、買おうとした客に、当初表示をしていない形での抱き合わせ販売を強いるような店は論外だ。法律にはっきり明記されている違法行為だからだ。 素人だから本当のことは分からないが、今回「半額セール」をうてたのは、ワイン業界、つまり卸、インポーター、他店との付き合いを断絶するつもりで処分をかけたのかもしれない(実は新装開店したりして...笑)。 それでも、大幅な赤字にはならなかっただろうと想像している。 こういうことは、他のショップにとって迷惑なことだろう。 でも、しばしば起きることだから仕方がない。諦めているのかもしれない。 経営が巧みな店は、売れない在庫を割引価格でよく処分している。 買い手としては、人気薄のワインはこういう場面でしっかり入手したいものである。
2009.10.13
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■フィサンレ・ジェルメ[2005]ドメーヌ・クロ・ノワール【閉店セール】全品半額■クレマン・ド・ブルコーニュNVドメーヌ・シュヴロ【閉店セール】全品半額 ■オークセイ・デュレス レ・クレ ブラン[2002]ドメーヌ・ドゥ・シャソルネイ【閉店セール】全品半額ボーヌ・ロマネ【2006】カミーユ・ジルー【閉店セール】全品半額 musigny0209さんのブログを読んで、急いで飛んだ(あんまり楽天ショップのメルマガって読んでいないもので)。パカレのCCHをかごに入れたのに、10分間ぐらいもたもた操作していたら売り切れてしまった。非常に残念。 同じぐらいの金額で焦りまくって選び、上記のワインを買った。こんな時じゃなきゃ買わないっていう銘柄が多い。 フルニエとか、ドーヴネとか、シャンパーニュ全般とか、誰もが欲しがるものはあっという間に売り切れてしまったらしい。 シャソルネイ(フレデリック・コサール)が好きな人には、まだ良さげな在庫が残ってます。追記 今、改めてみたらパカレのCCHが1本在庫ありとなってた。この期に及んで売り惜しみしているのだとしたら情けない。ひょっとしたらキャンセルかもしれないが…。
2009.10.12
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借金は返済したものの、まだ後遺症が残っている感じ。昨日、東急本店で非常に幸運なシチュエーションになったものの、悲しいかな、ルーミエの特級に手を出すキャッシュはなく、指をくわえて我慢したのだった。 そこで今日、決済がしばらく先でツケのきく小田急百貨店のセールで電話予約にチャレンジ。昨年は2コールでかかってルーミエのボンヌ・マール06も買えた。 今年もゲン担ぎで同じ電話から電話したが、つながらず。 むう...。 買う気マンマンだったのに。 なんとか10分以内にはつながったが、ボンヌやアムルーズは売り切れ。レ・クラや村名シャンボールで我慢したのだった。 コシュ・デュリのペリエールは本数が結構あったので何とかゲット。 他にも5万円以上する希少な某ワインをうまく予約できたが、保有することにより得られる満足感より決済時の負担の大きさへの不安の方が大きくなってしまい、1時間後にキャンセルしてしまった。まだまだもの入りだし。前に紹介した岸部四郎の記事が頭から離れなくて困っている。
2009.10.11
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池袋東武のワイン売り場に最近足を運んでいないが、「ワインマーケット」と名前を改め、エノテカの運営になったらしい。http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/f_event/event.php?fr_no=2247(はっきりそうは書いてありませんが) 百貨店の経営企画担当にとって、松坂屋銀座店や高島屋新宿店の「衣替え」がよい前例になっているんだろう。在庫負担に悩むこともないし。 しかし、愛好家なら分かってもらえると思うが、品揃えが判で押したような画一的なものになれば、掘り出し物を目指してショップをめぐる楽しみは奪われる。近場のエノテカに行けば用は済んでしまう。 価格設定はもっぱら金持ち向けだし。もう、残念でならない。 「吉野家」や「ユニクロ」は否定しないが、牛丼屋には他にいくつもチェーンがあり、百貨店にはもっと高級な製品がある。別の選択肢があるからいいのである。 デパートのワインショップがみな画一的になったら、魅力はない。 数字しか見ていない百貨店の担当者が「ワインなんてエノテカが輸入する生産者だけ押さえておけば十分だ」とたかをくくっているのだろう。 運営の負担が軽くなるという理由で、これまで顧客を集めてきた店を人手に渡すなんて愚策だと思うがね。エノテカ自身には何の罪もないが。 あーあ。(追記) 「エノテカに罪はない」と書いたものの、そうでもないという思いもどこかにある。 以前どなたかにご指摘していただいたが(お名前は覚えているが、迷惑がかかってはいけないのであえて隠す)、よその店にはワインを安く卸し、安く売ることを認めているくせに、店頭に来る客には同じワインを自社で決めた定価で販売している。 少なくとも、私が好きな作り手のワインはそう。楽天の方で安く売られていることをよく目にする。 つまり、エノテカを好んで利用している人間から、よりたくさんのお金をとっている。 こういうの、どうなんだろ。 エノテカに行かなくなった理由のひとつだ(勘違いだったらスミマセン)。
2009.09.27
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この手の話題はもう何度も触れているが、やっぱり気になるのでモノローグとして残しておく。 2001年のイタリア旅行をきっかけにワインに本格的にはまりはじめ、イタリア、ボルドーを経てブルゴーニュにはまるという、実に典型的な自堕落ワイン愛好家となっているが、ストックしておきたいワインというのはどうも偏っていると思わざるをえない。 いま、勝沼や寺田倉庫に約400本のワインを保有しているが、いくつかのカテゴリーに分けられると思う。(1)自己増殖 私の場合、ラヴノー、アルマン・ルソー、Gルーミエ、ヴォギュエ、デュジャック、ラフォンがこれにあたる。本数は少ないがDRCもここに入る。 毎年買っても「長熟だろうから」とかなんとかいってロクに飲まないから、勝手に増えていく。 試したいと思っても、都内百貨店のカウンターでちょっと試飲すれば満足してしまうので、結局減らない。 ルーミエとか、とっとと飲みたいのが本音。(2)旅行のお土産 お土産で買ってきたワインのうち、結構貴重だと思うものはタンスならぬセラーの肥やしになっていく。本数はけっして多くないが、旅行にいくたびに増える。 あえて例をあげれば、デ・シェゾー(ポンソ)、ラフォン、ラモネあたり。(3)安定株主 ものを言わず、毎年毎年おなじ場所にそれはある。こっちは減らしてもいいと思っているが、なかなか飲む機会がない。 Jトルショー、ポンソ、昔先物買いしたボルドー格付け銘柄、イタリアのレアもの(リコルマとペルカルロをたすと両手でも足りないぐらいもってる)など。(4)人材派遣 出入りが均衡していて、あまり増えない作り手のワイン。実際に好んで飲んでいるのはこれ。 ルジェ、JFミュニエ(ミュジニー除く)。一連のヌーヴェルSもの。(5)目立たない性格 ふだん保有を忘れているもの。 ルロワ・ドーヴネ(ああ、もったいない)、ルシアン・ルモワーヌ、シャトー・ポマール、昔買ったパカレなど。 今後の対策として、(1)への偏りを何とかしないといけないのだが、いまワインを飲むのは自粛気味なので、どうにもこうにも。 セラーのスペースがいくらあっても足りません(レンタルだけど)。
2009.09.23
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竹澤の福箱でデュジャックのクロ・サン・ドニ2007を発見。ロシュや他のよさげなワインがついて5本で5万円弱。これは安い! そう思って、これを押したら購入完了という画面までいったが、はっとしてブラウザを落とした。歯を食いしばって、借金を返すまでガマンだ。 液漏れしていたルジェのサヴィニー・レ・ボーヌ2003は昨夜のうちに飲んでしまった。実に爽やかで軽やか。複雑味はもともと期待していなかったが、トンカツによくあった。液漏れしていても、管理状況がわかっていれば、案外安心して飲めるものだと確信した。
2009.09.22
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