弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

夏に、よく枝分かれしたひれ状の突起のような翼（よく）のある長い茎先に、カサカサした白い花弁のような総苞に包まれて黄色い筒状花が盛り上がって咲きます。

８月１４日の誕生花は、貝で作られたような質感のカイザイク（貝細工）、アンモビウム。

花の名は、ギリシャ語のammos（砂）とbios（生活）で、砂地に自生していることから名づけられました。

別名のカイザイク（貝細工）は、カラカラと音をたてそうな乾いた質感の白い花を貝細工にたとえてつけられています。

花言葉「不変の誓い」は、生花でもドライな貝細工のような花の印象からつけられています。

花言葉「固い約束」は、幾重にも重なった金属光沢のある白い総苞片に包まれた黄色い筒状花がぎゅっと固まって咲く様子からつけられたのでしょう。

アンモビウムは春にタネを播き、白い小さなつぼみがふくらんで、花弁（苞）が少しずつ開き始めたときは梅雨の最中でした。

別属（ヘリクリサム属）のテイオウカイザイク（帝王貝細工）もカイザイクと呼ばれていますが、花は大きく、花色は赤や黄色などもあり、カラフルです。

キク科アンモビウム属 、秋まき一年草、原産地：オーストラリア別名：カイザイク（貝細工）

アンモビウムの花言葉：不変の誓い、永遠の悲しみ、固い約束。

アンモビウムの誕生花：８月１４日、８月２６日

流通時期：タネを秋に見かけます。

鉢植え果樹