[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2022.12.25
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カテゴリ: 宝塚
宝塚大劇場の星組に続き、東京の雪組公演も滞りなく幕を下ろした。
その間、月組の退団者リストに絶句したりもしたが、とりあえずジェンヌ達が無事にこの日を迎えられて良かった。
(因みに、月組【応天の門】は2月21日(火)のチケットを1回分だけだが手に入れた)

七海ひろき主演のドラマも回を追うごとに面白さを増し、爆笑と多幸感の内に大団円を迎えた。
蘇芳の告白に夏目漱石のエピソードを使ってくれたのは、宝塚ファン(特に月担)としては冥利に尽きる演出だった。
宝塚OGがこうした形でドラマ出演するのは特殊なだけに、同じパターンはかなり難しいだろうが、これがまた次の可能性に繋がってくれると嬉しい。

皆んな、おめでとう!!
そして、ありがとう!!


2022年が終わろうとしている。
昨年までは、まだ純粋に「コロナ騒動」と呼べた国内の状況も、今年に入ってからは「ワクチン騒動」「利権ビジネス騒動」へと様変わりし、いつの間にか焦点が刷り変わっていた。

まあ、あれだけ桁違いの感染者数を記録しながら、一度も緊急事態宣言が出されなかった事からも明らかなように、オミクロン株が大した脅威ではなく、世界的に見ればコロナ禍が既に終息に向かっている事を日本政府ははっきりと認識しており、後はとにかく1回でも多く国民にワクチンを接種させる事が目的になっていたのだから、この流れは当然と言える。
僕は最初からあまりワクチンには興味が無かったので「打ちたい人が好きなだけ打てば良い」というスタンスで傍観しているつもりだったが、無意味なコロナ対策が思った以上に宝塚の公演に支障を来たしたために苛立ちが募り(笑)、余計な口を挟む結果になった。

先日、遂に厚労省も、新型コロナウィルスの重症化率と致死率が季節性インフルエンザより低い事実を認めたが、5類相当への引き下げは依然として「検討中」のままだ。
また、ワクチン接種率が先進7ヶ国の中で1位になったらしいが、感染者数と死亡者数は相変わらず世界1位のままで、日本人の間抜けぶりを数字で証明している。

こんな茶番劇のために、本気で舞台に立っているタカラジェンヌ達が悲しんだり悔しい思いをして良いはずがない。
彼女達のためなら、僕は相手が国家権力でもレジスト(抵抗)しよう。

そうして振るった言葉の剣が、一体どこまでジェンヌ達のために道を開けたかは定かではないが、そんな2022年に観た作品は以下の通り。


花組 × 1公演(2回)
【巡礼の年 / Fashionable Empire】× 2回

月組 × 2公演(3回)
【今夜、ロマンス劇場で / FULL SWING】× 2回
【グレート・ギャツビー】× 1回

雪組 × 2公演(4回)
【夢介千両みやげ / Sensational!】× 2回
【蒼穹の昴】× 2回

星組 × 2公演(2回)
【めぐり会いは再び next generation / Gran Cantante!!】× 1回
【ディミトリ / JAGUAR BEAT】× 1回

宙組 × 1公演(1回)
【HiGH&LOW / Capricciosa!!】× 1回


今年は8公演12回。
今年も宙組【NEVER SAY GOODBYE】を始め幾つかの回がコロナ禍の影響で観られなかったが、一方で演出家同士のコラボや過去作品へのオマージュ、宝塚の威信を懸けた大作など、普段とは少し違った部分でも楽しむ事ができた年だったように思う。
(ちょっとした謎解きまであった…笑)
また、遠く離れた国ジョージアと、不思議な縁で繋がった年でもあった。

そんな中で2022年のベストを選ぶとすれば、「演出家の生田大和」を挙げたい。
(演出家も宝塚の舞台に欠かせないメンバーなので、こういう選び方もある…笑)
最初は花組【巡礼の年】を候補にしていたのだが、続く星組【ディミトリ】も予想以上に素晴らしく感動的だったので、今後への更なる期待も込めて選ばせてもらった。
とは言え、小柳奈穂子の【今夜、ロマンス劇場で】、野口幸作の【HiGH&LOW】、原田諒の【蒼穹の昴】など見応えのある力作ばかりで、次世代の演出家達が躍動した1年だったように思う。

レビューは雪組【Sensational!】と迷ったのだが、礼真琴と暁千星の初共演が見られた事と単純に楽しかった事から星組【JAGUAR BEAT】に決めた。
(花組のレビューは毎回のように優勝候補になるので、いっそ殿堂入りさせたい気分だ…笑)
来年は、どんな素敵な作品やコラボレーションと出会えるだろうか。


昨年の『宝塚まとめ』では、一応まだ気を遣って「オミクロン株の驚異がどの程度か分からないので…」などと書いていたが、半年も経つとそれが全くの茶番である事が判明し、後半は愚鈍で愚劣な岸田政権に対して「自由」と「権利」を求める戦いになった。
果たして、来年の今頃はどうしているだろうか。
相変わらず憤っているのか、それともジェンヌ達と一緒に歓喜の歌を歌っているのか…。

何れにしろ、いつか時が経ってコロナ禍の話題になった時、「俺はタカラジェンヌ達のために戦ったんだ」と言えるファンでありたいと思う。
それが、宝塚に対する僕なりの愛と勇気の示し方である。

I stand for liberty !!


さあ! 選びたまえ!
国王の 貴族の道具として 民衆に銃を向けるのか
自由な市民として
民衆とともに この輝かしい偉業に参加するか!




ロナン・マズリエよ、一足先にバスティーユで待っているぞ!!

たとえ見えない夜があろうと、月はいつだって綺麗だよ





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Last updated  2022.12.26 20:45:31


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