LUKEの日記

LUKEの日記

2013年12月28日
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28日、NHKBSで、井上陽水の番組 ドキュメント「氷の世界40年」 を見ました。


「氷の世界」という彼のミリオンセラーとなったアルバムが紹介され、
40年前、すなわち1973年という年がどういう年だったか、
なぜこのアルバムがそれほど売れたのか、
本人や当時のレコーディングスタッフなどの証言をもとに構成されていました。

【CD】井上陽水 / 氷の世界 <2006/10/4>
1973年は、高度経済成長が終わった年、オイルショックの年でした。

「な~んだ」とその時思ったんです。
「失われた20年」とか言って、バブル崩壊後の低成長時代を憂い、
「高度経済成長」を何かと引き合いに出す―
しかし、それは、はるか彼方、40年も前の出来事だったんですね。

輝かしい過去の栄光
―年を経れば経るほど、なおのこと輝いて見える

身近に、団塊世代の人が結構います。
みなさん、ほんとうにがんばりやさんです。

バブル崩壊直前に社会人となり、新人類などと言われ、
どこか世間を人ごとのように距離を置いて見てきたLukeの世代には、
そのがんばりは、見ていてとてもイタイのです。

団塊世代の人は、徐々に定年退職されて、
どんどん地域に出てきています。
その活動の活発さは現役時代さながらにモーレツで、
まるで仕事のように取り組んでいます。

地域の活動やボランティア活動は、がむしゃらにやったところで
急に成果が出るものではない。
主婦や子育てのかたわら、じっくりと取り組んできた
女性たちのやわらかなつながりを、
戦場のような緊張感に変えてしまうこともしばしば。

もう、競走しなくていいんです。
みんなで肩を並べて歩いていいんです。

がんばったあげくに心身を傷つけ、
その回復に何年もかかる経験をしているLukeには
彼らの「がんばり」に恐れさえ感じる。

登山の行程で一番大事なのは、下山。
生きて帰って、初めて成功。
最近、登山ブームで中高年の遭難者が結構多いのも、
彼らの中の「がんばりやさん」が無理をさせたのではないか。
そんなことを感じています。

退職しても、下山中でも、生きていることの価値に
現役時代や上り坂の時と何か違いがあるだろうか。

年末年始くらい、ゆっくりして下さいな。
そうでないと、こちらもゆっくり休めない。

そんなことを考えている年の瀬、
もうまもなく2013年が終わります。

みなさん、よいお年をお迎えください。





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最終更新日  2013年12月29日 05時19分06秒
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