ムッツリ髭オヤジの独り言

ムッツリ髭オヤジの独り言

PR

×
2005.04.01
XML
カテゴリ: フランス
今、リヨンからパリCDG空港へ向うTGV(新幹線)に乗ったところです。今、「別れを惜しむ」という言葉を実感しています。
日本の中で友人が転勤になったり、転職したりして送別会をやった事は何度もあります。私がフランスに来るときもそうでした。
でも、それは送別会とはいうものの、「会おうと思えばいつでも会える」安心感が伴うものであったり、「必ずまた会える」という根拠の無い信頼感が伴う物でした。実際、私が日本へ帰るのも予定通りなのですから。
しかし、フランスの友人はそういうわけには行きません。物理的な距離というものを実感してしまっていますから。
お互い、再会するには多額のお金と時間が必要な事を知ってしまっています。そして、それが簡単に捻出できる物ではない事も同時に。

私が今の長男の年頃。私にはN君という仲良しの友達が居ました。が、彼は父親の仕事の都合でロンドンへ行く事になりました。当時の私はロンドンがどれくらい遠いのか、あるいは会うのにどれくらい困難が伴うのか、全く理解していませんでした。
何回か手紙はやり取りした物の、手書きの手紙に関しては全くの筆不精の私は、結局それきりになってしまいました。
今でも、彼はどうしているのかなぁ、とふと思ったりします。
もし、これを読んでいたら連絡が欲しい物です。心当たりがある方、恐れずに「自分かも」と言ってください。

別れは必ず訪れるものです。それは出会ったときから決まっているのです。
それが自分の意志を伴う物かどうかは別にして、出会ったからには別れなければなりません。
しかしそれを知っているからと言って、新しい友人を作る事を恐れるのは間違いと言うものです。友達や、恋愛の対象となる人がいて、初めて人生と言えるのです。
人がそういったチャレンジを止めてしまった時、その人の人生は終わります。
それから後は、その人の「余生」なのです。
私の人生のどれだけの価値があるかなんて、考えたくもありません。そんなのは自分で決めるこっちゃないのです。でも、まだ「余生」は送りたくないと思っています。
この別れの痛みが、何の代償なのか、私もまだ、分かりません。
なぜこんな思いをしなくてはいけないのか、それも分かりません。でも私は、立ち止まりたくは無いのです。
再びこの空を見るために、交わした再会の約束を果たすために。
私はもう一度、日本で走り始めようと思います。
男は、強がってナンボなのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.04.02 22:10:57
[フランス] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

都Alion

都Alion

Calendar

Archives

・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: