ムッツリ髭オヤジの独り言

ムッツリ髭オヤジの独り言

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2005.04.28
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カテゴリ: マジメネタ
唐突だが、私には在日韓国人の友人がいる。
一昔前、日本史の教科書の中で太平洋戦争(大東亜戦争)に関して、従来の教科書とは、随分と異なった視点から書かれた教科書が出版され、話題になった。
まあ、記載事項が独特なのはその戦争に関してだけではないのだが。
その教科書は今でも出版されていて、中国や韓国でも話題になっているらしい。あるメディアによれば。
私の上記の友人もその教科書の出版当時、かなり怒りを覚えていたそうだ。
一緒に酒を飲んだときも、ひとしきりその話になり、彼の怒りはとどまるところを知らなかった。彼の怒りが一巡したところで、歴史というものについて二人で話し合ってみた。
歴史を紐解く上で、色々と史料が残っているが、その信憑性に応じて史料にランク付けがされていることを、ご存知だろうか?
その中で最も信憑性が高いと世界の歴史学者達が認めた史料を基に、教科書のような「公の性質を持った」本は書かれるべきであろうと思っている。
私が知っている限りでは、寧ろ他の教科書のほうが「信憑性の低い」史料を基に書かれているような印象を受けている。
といっても、私もその当時、話題になった教科書と、それ以外の1冊という、合計で2冊の教科書しか読んでいなかった。
そして、最も意外だったのは、私の友人は「その教科書を読んでいなかった」のである。
読みもしない本の内容を非難し、怒りを爆発させる。
「そりゃ、違うでしょ」という話になる。
結論として、これ以上議論を続けるのであれば、一度教科書をちゃんと読んでからにしよう、という話になった。
それ以降、彼からこの話題に触れてきたことは、ない。
「日本が歴史を歪曲」と言って、怒りを爆発させている方たちの中で、どのくらいの人たちが、「ちゃんと評価できる立場」にあるのだろう?
長い本の中の一つの文章だけを取り上げて、鬼の首でもとったように騒いでいるのであれば、自分たちの程度の低さを世界に向けて発信しているだけになってしまう、ということに気づかないのだろうか?
政治的な判断と言うのは「一般意志」によって行われるべきなのであって「大衆意志」によるものではないのである。

歴史というのは、自国或いは自分が属する民族を正当化する傾向がある。それは、反日ブーム真っ只中の中国や韓国にしたところで同じことである。
ジンギスカン(チンギス・ハーン)はモンゴル人にとっては英雄でも他の国の人にとっては単なる侵略者だろう。
おかしなことに、中国は香港をイギリスに随分と長い間分捕られていたにも関わらず、イギリスに謝罪を求めたりしていないはずである。その他、世界の植民地だったところに対して、宗主国が謝罪等を行った或いは要求されたという話は殆ど聞かない。
いったい、どういうことなんでしょう?

因みに(全然本文と関係ないけど)、古代ローマ議会では、「全員一致の賛成」は「否決」になるという法律がありました。例えば、「殺人犯は、全員死刑にしよう」という議案に対して全員が賛成した場合、「殺人犯は、全員死刑」という法律は成立しないのです。
これは「一人も反対者がいないなんてことは、どこかおかしいに違いない。もう一度、よく考え直しましょう」ということなんですね。
非常に面白いし、常に複数の視点を持とうとするその姿勢は、いつの時代でも必要だと思います。





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Last updated  2005.04.28 12:50:02
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