PR
Comments
江戸時代のとある架空の藩が舞台となっている、サイコ&ミステリー仕立てになっているストーリーです。
最初は、乱心してしまったまだ若い藩主“重興”にまつわる謎と、藩の中で父がお勤めしていた頃に何か関わりがあったのか?
すでに隠居の身であった父“各務数右衛門”を頼ってきたのは?
その父と共に暮らしていた“多紀”が、目まぐるしく藩の謎に迫り巻き込まれていくのですが・・・
他にもこの謎に巻き込まれていくのが、かつての江戸家老を務めていた“石野織部”そして、藩医の白田家の次男の“白田登”先生、そしてその舞台となる“五香苑”で下働きをする人達。
すべてのキャラクターもとっても丁寧に、魅力的に描かれています。
現代ではないからこその不可思議な謎でもあるのでしょうが、その当時をもちろん知らないわたしが読んでいても、察するものがあるその時代の雰囲気を感じるのも、やっぱり宮部みゆきさんならではの上手さなんでしょうねぇ~。
乱心して藩主の座から退いた“重興”ですが、その因縁は父親である五代藩主“北見成興”にあるのか?
“重興”は今でいうなら多重人格ってことなのか?
それが、“石野織部”や主治医“白田先生”そして“多紀”の登場でわずかづつではあるが、心を閉ざしていたものがゆっくり開こうとしていきます。
もう本当に、どっぷりとお話の中に引き込まれてしまうほどの面白さ!!
わたしの中には見えたね。
この話が映像化された姿が。
“五香苑”で働く“おごう”や“お鈴”、“寒吉”をはじめ、“多紀”と実は従姉弟でもある“田島半十郎”も、
北見藩の六代藩主であった、苦悩の闇の中にいる“重興”も、お家の謎を解くためにすでに隠居の身であった“石野織部”も、藩医の次男坊で少し身軽な“白田登”も、
物語りが進むにつれて登場してくる、筆頭家老“脇坂”が派遣してきた“栗木”や、悲しい歴史を抱えた“出土村”にほど近い“コナラ村”から来た“金一”も
どの登場人物もみんなわかりやすく、しっかりと明確なキャラクターに仕上がっているんです。
そしてストーリーが進むにつれて変化していく心の動きも、細やかな描写でもう面白過ぎです。
柞刈湯葉:著の『幽霊を信じない理系大学… 2026.04.27
遅くなりましたが『SPY×FAMILY』17巻、読… 2026.04.17
読むつもりじゃなかったけど・・・『君を… 2026.04.16
Category
Calendar
Keyword Search