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© MASAAKI AIHARA
この木は、タスマニアの木です。
オーストラリアのタスマニア島の、一本の立ち枯れの木です。
でも、友人の写真家は、
「ぼくのマザーツリーです」 とおっしゃる。
オーストラリアを撮っている、同級生の写真家の 相原正明氏 の写真集、
「静かな場所」。
この本のあとがきに感動してしまった。
だいぶ、長いのですが、引用させてください。
2001年1月、1本の立ち枯れ木との出会いが、僕の撮影活動を大きく変えてしまった。
前年の2000年、シドニーオリンピックの影響で1年中国内でオーストラリアの写真展をしていたため、その間まったくオーストラリアへの旅ができなかった。全ての写真展終了後、人酔いで、心身共にクタクタになってしまい、自分自身の心と肉体のリハビリが必要だった。その時、森の中でゆっくりキャンプでもして撮影したくなった。そこで思い着いた場所がタスマニアだった。
タスマニアへ初めて行ったのは1998年のことだった。第一印象としては、単に「きれいなところ」で、それ以上でもそれ以下でもなかった。その頃は砂漠ばかり撮影していたこともあって、そこには強烈に惹かれるものは無かった。しかし、帰国して時間が経つにつれて、ボクシングのボディブローのようにタスマニアの風景が僕の心に効いてきた。体中の細胞にタスマニアの粒子が浸透していく感じがした。
元気を取り戻すために再びタスマニアの森に降り立った。カメラを担いで、気楽に楽しみながら撮影をしていた。しかし、いつも一本のトレッキングルートが心に引っかかっていた。そこはマイナーなルートらしく、レンジャーに聞いても「時間があれば行ってみたら」くらいの感じで、あまりお勧めではないという風だった。それでも毎晩テントの中でそのルートのことを考えていたのだった。
ある朝、そのルートを歩くことにした。膝まで浸かる湿地帯をあてもなく歩くこと1時間。ふと、何かが僕を招いている気がした。そして遠くの丘にそびえる1本の立ち枯れの木に目が吸い寄せられた。その伸びた枝が僕を手招きしているように見えた。木の正面に立つ。夏のまぶしい太陽のもと、木は銀色に輝いていた。木にそっと触れてみる。アシスタントが「もう、この木死んでますよね」と言うと、指先を伝わって「まだ生きているよ」と木が僕の心の中に語りかけてきた。
これを境にこれでもかと言うくらい素晴らしい光景が目の前に展開し、いい作品を撮ることができた。まるで「ここを撮りなさい」とタスマニアの島の精霊が、静かにそして力強く心に話しかけてくるようだった。小さなコケ、植物、山、滝、夕日・朝日、ここで撮りたいと思う全ての情景を島は僕に提供してくれた。タスマニアという島を通じて、地球が、あらゆる角度から自分のポートレートを撮ってと言わんばかりに、笑ったり、泣いたり、微笑んだり、怒ったりと様々な表情を見せてくれた。そして、僕は森に抱かれ眠りながら考えた。ここで単なる風景写真ではなく地球のポートレートを撮ろうと。モデルは40億年生きている生命体地球。40億歳のモデルはゆっくり静かに、且つ力強く動いている。しかし、自分がここの粒子の一部にならないと本当の姿を見せてはくれない。
毎日、森と供に眠る。時々森の妖精たちが「これからこんな情景が撮れるよ」とささやいてくれる。それは例えば葉っぱのこすれる音かもしれないが、大地と共に生きていると地球の鼓動すら聞こえてくる感じがした。この本は、こんなふうに5年間地球と会話して撮ったポートレートです。 皆様は地球の静かな鼓動を感じていただけましたか・・・。
この立ち枯れ木の話を、ワタシは、友人の写真家から直接聞きましたから、よけいに感動したのかもしれません・・・・
このあとがきを読んでいたら、ドミニカの海と空を、ぼ~~~~っとながめていた時の、あの青を思いだしていたのでした。
タスマニアに行ったら、タスマニア島は、ワタシにも何か、語りかけてくれるでしょうか。
ワタシにも、偉大な地球の姿を、ちょっとだけでも見せてくれるでしょうか。
ようやく、全部のホテルの手配も終わり (・・・今頃・・・・・)ましたが、
ワタシは、まだ何も、荷物もできていません・・・・・・・・
こんなんじゃ、呼んでくれてるタスマニア島に申し訳なかったりして・・・・・・・・・
さて、
ワタシのタスマニア旅行記念(笑)で、
写真家 相原正明氏のトークショー
いや、実は、相原くんのおとうさまが徳島県石井町出身なんです。
それから、彼のクライアントさんである オーストラリア政府なのですが、
在日本のオーストラリア大使館は、なんと、蜂須賀家の上屋敷跡なのだそうです。
縁のある 徳島で、
タスマニアのお話、オーストラリアのお話をしてくれることになりました。
詳細は、また後ほどお知らせします。
彼の写真は、すばらしいです。
ぜひ、ブログに遊びに行ってみてください。
こちらにも、すばらしい写真がいっぱいです。
大きい地球を見に行ってみてください。
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