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2010年03月19日

ボルゲーゼ美術館のすごいところ

カテゴリ：美術散歩　美術館

　ボルゲーゼ美術館展に行ってきました　＠上野東京都美術館

　ボルゲーゼ美術館のどこがすごいかといえば、これが　 すべて個人のコレクション だというところ

　　　ローマのボルゲーゼ枢機卿は　17世紀の　大パトロンだったといいます。

　ところで、こういうコレクションをするための財源は、なんだったんでしょう？
　　もとはといえば、民衆の税金だったのでは？

　搾取徴収され、それが、美術品に変わったのなら、民衆は、憤懣やるかたないかもしれないけど
　　　そのおかげで、後世の人々がこうやって　作品を楽しむ恩恵に浴することができる。

　ボルゲーゼ美術館は　財力にものを言わせて集めた　
　　　　地元イタリアの絵画、彫刻が、主なコレクションですが、
　　ルーブル博物館や　大英博物館などは、略奪によるものも大きい。

　昔からの芸術品が、良い状態で、今楽しめるのは、
　　もとはといえば、略奪や搾取による部分が大きい、と考えると、
　　　なんだか、フクザツな気持ちですが、古今東西、こういうのが、常というものでしょう。

　ボルゲーゼ美術館の、もうひとつ　すごいところがあります

なところです。　　　
　　　紹介映像を見ていると　建物を見たときから、芸術鑑賞モードになります。
　　　　こんな中で見る美術品は、さぞかし、気分が盛り上がることでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 → 建物と内部の写真

　さて、一番好きな絵は、パンフレットの表紙にもなっている　　　　　　
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　ラファエロ　《一角獣を抱く貴婦人》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実物は　これより、ずーっと華やかで、美しいです。
　　左下に、一角獣が　見えますね。
　　この絵には、ミステリーめいたエピソードがあり、
　　　発見された時は、この一角獣は塗りつぶされており、車輪を　持っていたといいます。
　　　しかも、女性の肩には、ストールのようなものがかかっていて、肩が隠れていました。
　　　　Ｘ線で、現在の下絵がわかり　元の絵に修復したそうです。

　　一角獣ではなくて、車輪。。。そして肩は隠れていたなんて　
　　　　　　想像すると、ずいぶん　この絵の感じが　違ってきますよね。

　東京都美術館は、この展覧会を最後に、改修工事のため、2年間休館するそうです。
　　　Ｈ24年に、どんなふうに生まれ変わるか、楽しみです。

　この後、美味しいスィーツを　買いました♪　　また、ご紹介します♪

　　さて、美術館にいくと、りっぱなパンフレットが　色々置いてあり、記念に貰って帰りますが、
　　　　ふと、家に飾ってみることを　思いついた！！

　　　ここは、我が家のある場所ですが。。。＾＾；
　　　　これを　ゆっくり見ながら、回顧したり、次回の展覧会を楽しみにしたり。。。

明け方、かみなりに、暴風ですごかったらしいですね

　　気がつきませんでした。。。といったら、夫が思いっきりあきれてました。
　　　夜は　「春の嵐だなぁ」。。。と思いながら寝たのですが。。。（＾＾ゞ　

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