酒屋の女将のひとり言

酒屋の女将のひとり言

PR

×

プロフィール

manmaru2897

manmaru2897

フリーページ

カレンダー

2007年11月19日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 「S館です。ビールお願いします。」

ドキッ・・・予感は当たってしまった・・・
旦那のいない時に限って、一番、大変な旅館に配達しなくてはいけない。
昨日から、ここだけは、月曜日にならないかなと、思っていた。
なんせ、古い老舗旅館なので、木造の上、エレベーターがない。
という事は、あの重たいビールを、4階まで、階段を上がったり、下がったりしなくてはいけない。
これは、女の人には、ちょっと出来ない。

息子が、小学生の低学年の時、やっぱり、旦那がいなくて、息子と2人で、ビールの配達に行った事があった。
まだ、小さな息子と、汗だくで、ビールを抱えて、階段を上り下りしていたら、見るに見かねて、旅館の従業員の男の方が、手伝ってくれた事がある。
それを思い出したので、これは、私1人じゃ無理だな・・・
そう思って、無い頭で思案した。

 「そうだ!力持ちの彼女に頼んでみよう!」

 「もしもし、Sちゃん、午後、時間空いている?」

 「空いているけれど・・・」

 「じゃ、黒川温泉まで、ドライブに行かない?」

 「いいよ。」

 「でもね、本当は、旅館にビールの配達なの。」

 「そんな事だろうと思った。で、何時に行ったらいい?」

という事で、昼飯が済んでから、配達に出かけた。

なるほど、テレビでも言っていたが、今が、紅葉の見頃。
山は、赤や黄色に染まっている。
家の近くの温泉地なのに、行くことはほとんどない。
でも、今日は、彼女のお陰で、紅葉狩り。
思わぬ目の保養も出来た。

銀杏の葉の黄色の絨毯の上を、車は走る。

 「きれいだね・・・」

周りの景色に見とれながら、ついに、旅館に到着。
さすが、老舗の旅館。
床も、階段も、ピカピカ。
黒光りするほど、磨きこんでいる。
これは、お客様も、気持ちが良いだろう。

2人して、ビールを運ぶ。
4階まで、たどり着くまでに、2・3回休憩を挟む。
50過ぎのおばさんには、やっぱり「きつい」
かなりの重労働。
こんなに寒いのに、汗が、じんわり出てくる。
心臓は、ドキドキ、鼻息も荒い。

それでも、何往復かして、4階のお食事処の冷蔵庫に、ビールを満杯に詰め込んで、完了。

 「Sちゃん、ありがとう。」

大柄で、力持ちの彼女から、後光が射したようだった。

 「まるで、ちょっと太目の千手観音様みたい・・・」

友達の有り難さを感じた。




 「キリン ブラウマイスター」



 わかる大人の旨いビール!









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年11月19日 09時40分52秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

コメント新着

manmaru2897 @ 直下 >陳澤民さん >余震ならば次第に落ち着…
manmaru2897 @ そうなんです・・・ jacrinさん 5sayoriさん >東…
manmaru2897 @ 心配の種 >jacrinさん >浦安の娘さんとお孫さん…
陳澤民 @ 一字違いで 余震ならば次第に落ち着くでしょう。 も…
5sayori @ たいへん・・ 東北地方の方たちもさることながら、報道…

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: