伊賀へいらっしゃい

伊賀へいらっしゃい

2020年04月23日
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伊賀市 菅原神社の「貝おほひ」以前見せて頂きました。

松尾芭蕉が伊賀上野の天満宮に処女作「貝おほひ」を奉納し江戸に旅立った。
芭蕉の生前中自著して自著として刊行した唯一の出版物で現在一冊だけが現存するといわれる
「貝おほひ」の刊本は、延宝初年に江戸の中野半兵衛から出版されたもので、
天理大学附属天理図書館が所蔵しているといわれています。




その天理大学から複製本を昭和二十一年に奉納されたそうです。
版木が発見されたので五十冊複製された中の一冊のようです。

「小六ついたる竹の杖、ふしぶし多き小歌にすがり、あるははやり言葉の一くせあるを種として、
捨られし句どもをあつめ、右と左にわかちてつれぶしにうたはしめ、」
というのが書き出しです。

この 「貝おほひ」を 上野天満宮(上野菅原神社)に奉納し、またこれをパスポートとして持参すること
で江戸俳壇に乗り込んだのである。なお、刊本は、江戸の書肆「中野半兵衛」から出版され
江戸における芭蕉の存在を印象付ける大きな機序となった。
というのが定説ですのでこの複製本の版木も江戸の 「中野半兵衛」のものなのでしょうか。




三重大学文学部教授 山田雄司さんに古文書講座の折にこの写真を
お見せして版元の印を読んで頂いたところ「わたやのほん」ということでした。
天理大学綿屋文庫という古典専門の俳諧に特化した部門がありそこの出版のようです。
ということはやはり昭和になって復刻された一冊のようです。

江戸に出てからの三年間は記録がありません。その間に北村季吟から俳諧指南書「埋木」を授与され
ていますがこの授与に信憑性を疑う人がいます、これは次回。





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Last updated  2020年05月23日 11時54分11秒
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