マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.02.01
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 中国から輸入した冷凍餃子が大問題になっている。混入していた農薬メタミドホスは猛毒で、致死量はわずか1.5gだそうだ。生産した天洋食品は河北省にある由。黄河の北側にあるから河北省で、首都北京からも近い。だがこの省で生産される野菜には多くの農薬が使われていることで有名で、北京市民も最近では河北省の野菜は食べないのだとか。

 かつてト(登に「こざと」へん)小平がこう言ったそうだ。「なれる人から先ず豊かになれば良い」。国の基本的な指針は共産主義なのに、それでは食べられないから資本主義も導入した中国。富める者と貧しい者の格差は相当に大きい。金儲けのためならどんなことでもするのが今の中国の姿。売る野菜にはたくさんの農薬を使うが、自分達が食べる野菜には農薬を使わないのだとか。

 日本で輸入している野菜の59%は中国産のようだ。中国産の野菜についてはこれまでも何度か問題になり、輸出する側の中国や輸入する側の日本でも、それなりに検査体制が整っている。ところが加工品については中国でも日本でも検査してなのが実態なのだとか。これは恐ろしいことだ。

 日本での中毒問題が明らかになって、大リーグの選手の間にも不安が生じているようだ。移籍したばかりの黒田や斉藤投手のいるドジャーズと井口のいるパドレスが近々北京で試合を行う予定なのだが、北京での食事を心配しているのだ。またオリンピックに出る各国でも、食料を自前で持ち込むことを真剣に検討し出したと言う。

 問題が明らかになって、中国政府も動き出した。オリンピックのこともあるし、この春には首脳が訪日するからだ。その前に何とか問題を処理したいのが本音なのだろう。ところが春節(中国の旧正月)で工場の労働者の大部分が帰省するため、調査が十分に出来るか不明との観方もあるようだ。中国でも第3位の食品工場が起こした失態は、今後両国にどのような影響をもたらすのだろうか。

 かつて日本でも大きな食品事故が起きている。一つは森永ヒ素ミルク事件。これは赤ちゃんが飲む粉ミルクに間違ってヒ素が混入したものだ。もう一つがカネミオイル事件。これは食用油に猛毒の化学物質PCBが混入したもの。この2つの事件で相当の被害者が出、かなり後まで影響が残った。

 オリンピック開催のために貧民街を住民の意思に関わらず破壊する中国政府。大勢の外国人が訪れるため、極端な水不足が心配される北京市内。今の時期の北京には煤煙が空を覆っているとか。輸出品の玩具や食器などからも有害物質が抽出されて問題になった中国製品。大勢の国民を抱えて、水不足、食糧不足、砂漠化、工業化を急ぐあまりの環境汚染などの問題が次々に発生している中国。

 中国のネット界では、日本で生じた今回の問題について、「日本人は騒ぎ過ぎだ」とか「日本人は軟弱だ」とかの書き込みが横行してるとか。多くの民族で構成され、貧富の差が激しい中国では言論も統制されるのが普通のこと。そんな中国でも現在の国際状況では無視し得ないのだ。掴みどころのない巨大国家中国は、一体これからどこに向かうのだろう。





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Last updated  2008.02.01 17:31:20
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