マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.04.02
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 NHKの連続朝ドラ「ちりとてちん」が先月末で終わった。ドラマの作者藤本由紀は、作家藤本義一の奥さんだと妻が言っていたが、なるほど上方落語をテーマにした話は、最後まで心を惹きつける面白さウィンクに満ち溢れていた。

 ヒロイン若狭の故郷は福井県小浜市。そこは若狭塗り箸の本場で、歌手五木ひろしが生まれた町でもある。それ以上に知名度を上げたのは、アメリカの大統領予備選挙で最近人気沸騰中のオバマ氏と音が同じことでのフィーバー振りだった。

 だが私がこのドラマで一番印象に残ったのは、語尾がくねくねと上がり下がりする「若狭弁」の独特のイントネーションだった。私はたった1年間だが隣の石川県で勤務した経験がある。そこでのイントネーションも全く同様だったし、他の番組でたまたま耳にしたのだが富山の言葉も語尾の感じが同じだと感じた。

 石川で最初にあの言葉を聞いた時に、語尾のニュアンスが朝鮮(韓国)語に近いと感じたものだ。もちろん朝鮮語や韓国語を身近に聞いた経験はないのだが、ただ私のそんな感想に在日韓国人の人がうなづいてくれたことがあった。

 その昔、能登半島には渤海国からの使者を歓待する施設が置かれていた。渤海国は北朝鮮と中国の国境に聳える白頭山の噴火が原因で滅びたとされる古代の国家だが、船で朝鮮半島から日本へ向かうと海流の関係で北陸地方へ到着することが多く、継体天皇も福井の一地方に住まった渡来系の王族といわれている。

 文字通り白い雪を戴く白山は、日本海を航行する船の良い目標になったことだろう。中尊寺の境内にもある白山神社は、元々新羅人が尊崇していた神社だ。ひょっとしたらそんなことが頭にあったために、私は北陸の言葉に朝鮮(韓国)語のイントネーションを感じたのかも知れない。冬になれば一晩に60cmもの雪が積もる石川県での単身生活を、ドラマの中の「若狭弁」で思い出した私だった。

 その私が生まれ育ったのは仙台の街中。子供の頃はずーずー弁を使っていたのだが、高校を卒業し、就職した頃にはあまり使わなくなっていた。自分では結構きれいな標準語を話している積りだったのだが、転勤で東京へ出ると自分の言葉に「負い目」を感じるようになった。

 東京には色んな地方から人が集まって来るため、色んな言葉を聞くことが出来た。だが、3年足らずの東京暮らしでは、自分の能力にも話す言葉にも、ついに自信を持つことが出来なかった。そして、故郷仙台を離れ31年間にも及ぶその後の転勤暮らしでは、様々な土地の言葉を聞き、その地の歴史や文化について考えさせられたぽっことも少なくなかった。<続く>

わが東北楽天、今日の勝利で貯金2。万歳!!大笑い





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Last updated  2008.04.02 18:00:45
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