マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.02.20
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 戦い済んで 

 完走証を受け取った後で古川のT田さんに会った。彼は私より4分ほど速かったが、一体どこで抜かれたのだろう。2人で記念写真撮影後、荷物を取りに行く。だがその場所まで行くのが疲れたランナーには遠く感じられ、途中に引込み線などがあって不便だった。また荷物も番号順になっておらず探すのに一苦労した。

 痙攣が起こるため慎重に着替えし、お握りを食べた。全ては冷たい風が吹く屋外でのことだ。もしも雨が降ればかなり大変だったと思う。引換券を持参しカニ汁コーナーへ。暖かいカニ汁でようやく心も体も温まった。出店では超お得の赤いランニング用手袋を購入。これは来月の「伊豆大島ウルトラランニング」でデビューさせる予定。赤いTシャツと赤い手袋は、きっと椿の島に良く似合うと思うのだが。

 古い倉庫内の男子更衣室を覗く。中はとても薄暗く、段差もあって危険。そして仲間は誰もいなかった。暫く「よさこいソーラン」に似た踊りを観ていたが幾ら待っても仲間は来ない。再びゴール地点へ戻ると明走会のAさんと遭遇。第1折り返し点手前では快走していたのに、30km地点のASで毛布に包まりながら1時間40分も眠っていた由。前夜遅くまでオリンピック中継を観て寝不足だったとか。何と言う豪傑だろう。

 Y田さん、M井さん、M仙人が見つかり、最後にゴールしたA山さんと連れ立ってバスの発着所へ行くと、スタート地点まで戻るバスの中にE名さんを発見。Y広さんも多分戻ったと判断し、次のバスでいわき陸上競技場へ行くと、やはりそこで彼女は我々を待っていた。5時間を切ってのゴールだった由。

 一方Eちゃんは前から傷めていた捻挫が悪化し、30km地点で救急車を呼んでもらったとか。まだ走後何も食べてないとぼやく彼女。M仙人の深い眼窩には白い塩が浮いている。夜勤だったA山さんは一睡もしないままのフルマラソンだった。疲れた体を癒すべく無料の温泉を訪れたが、結局どこも満員状態で3軒に断られすごすご帰宅の途に着いた。

 いろいろ対応に問題はあったが、これも第1回大会なればこそ。給水給食や距離表示は良かったし、2つの港で受けた市民の方々の暖かい応援はとても嬉しいものだった。坂道の多いコースは若干厳しかったけれど交通規制は完璧で、三崎公園からの眺めは最高だった。今後の改善できっと素晴らしい大会になるのではないか。そんな予感を抱きながら家路に着いた私だった。<完>





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Last updated  2010.02.20 16:34:42
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