マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.02.07
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カテゴリ: 人生論
入院の準備は全て整った。昨夜から雪ではなく雨になった。それだけ気温が高いのだろう。夕刻、さる電気屋から荷物が届いた。妻が先日購入したパン焼き機が不調で、2度とも上手に焼けないことをメーカーに伝えると、改めて新品のものを届けてくれたのだ。粉をこねる小さな「羽根」は、結局焼いたパンの中に食い込んでいたようだ。

今朝もいつもの時間に目が覚めた。きっと体内時計がちゃんと作動しているのだろう。電気とテレビを点けて布団の中で聞きながら、再び眠った。起きた時は6時過ぎで、外はすっかり明るくなっていた。まだまだ寒いけど、着実に春は近づいているように思う。裏庭には小さなフキノトウが5個、顔を出している。

雨の中を愛犬と散歩。いつもなら凍てついた道を注意しながら歩くのだが、今朝はその心配もない。この雨で、かなりの雪が融けるだろう。だが、今夜から再び寒気団が南下するらしい。帰宅して妻と一緒の朝食。いつもは出勤の早い私1人で食べるのだが。朝から連続ドラマ「カーネーション」を観、新聞も残らず読めた。

病院から渡された「入院手続き」を最終チェック。明日の手術に備えて、いつも飲む「ワーファリン」は今朝は服用を中止する。これは血液をサラサラにする薬だが、明日は出血が直ぐに止まった方が良いからだ。薬を止めてそんなに急に効果が現れるのか分からないが、ともかくそれが執刀医の指示なのだ。

全ての準備を終えて、自室でパソコンを開く。走友T田さんからは励ましのメール。人に隠れての好意は誰しも真似が出来るものではない。暖かい心の持ち主であるT田さんならではのもの。来週の土曜日には宮城UMCの新年会が開催されるが、無事手術が成功して退院したら、「ハグ」してくれるそうだ。お掃除の婆ちゃんのハグ話も嬉しかったが、男同士のハグも案外良いものだ。

「じゃあ、行ってくるからね」。そう玄関から呼びかけて、妻は仕事へ出かけた。ホームヘルパーと言う職業のため、なかなか時間が自由にならない妻。その妻とも朝食後にしっかりと握手した。明日の手術時間が不明だが、妻が来院出来るのは午後の3時頃になってから。その事情は、今日入院したら看護師とドクターに伝える積り。

私のブログへは、昨夜もたくさんの方から励ましのメッセージが書き込まれていた。皆さん、本当にありがとうございます。大した手術でもないし、こちらは4泊5日の短期で帰宅出来る楽な患者の身。3冊持った本も、多分読みかけの1冊しか読めないようにも思う。そして無事帰宅したら、またブログを再開したい。

「入院日記」を書くために、筆記用具もバッグに入れた。読みたくもない、知りたくもないことだろうけど、ひょっとして誰かのために役立つかも知れないと思ってのこと。妻との日常、体調の不良や自らの老化など、ブログには相応しくないテーマだろうが、私は敢えてそのことを書きたいと思う。なぜなら人生には必ず最後があるからだ。

死に向かう不安や孤独や哀しみなど。それは誰もが必ずいつかは遭遇するもの。今から折にふれてその準備をしておけば、いざという時にさほど困らないのではないか。人生には覚悟が必要。それを妻や子供に話すことはないが、じっくり自分の胸の中で考えるのも悪くはない。折角入院という機会を与えられた今回は、病院とはどんなところかしっかり観察したいと思う。

皆さんご機嫌よう。再びこの場でお会い出来る日までさようなら。では行って来ますね~!!





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Last updated  2012.02.07 10:10:22
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