マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.05.25
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 水牛と花の島 由布島 



八重山地図.jpg


                     ≪ 八重山諸島の位置関係 ≫



 これは八重山諸島の地図で、丸の中の番号は、私が今回の旅で訪れた順番。沖縄本島の那覇空港から飛行機で石垣島へ渡り、そこから波照間島へ船で渡った。その後3番の由布島へ行くのだが、正確には先ず一旦西表島の大原港(島の右下:下図参照)に船で渡る必要がある。由布島はその西表の東海岸に浮かぶ小さな島。水牛と花の島だ。




西表島地図.jpg


                         ≪ 西表島の地図 ≫


 由布島は西表の海岸から500mほど沖に浮かんでおり、ここを水牛が引く車で渡る。この遠浅の海は干潮時には歩いて渡れるそうだ。島の人口は15人とか。島には牛舎と美しい花々を売り物にする観光施設があり、住民はその施設の職員なのだろう。周囲が海なのに真水が出る由。これは対岸の西表島に高い山が連なり、そこに降った雨が伏流水として由布島に湧き出るためだ。




由布島水牛1.jpg


                   ≪ 往路に乗った「優作」の勇姿 ≫



 水牛はとても力持ちで、15人ほどの観光客が乗った車を楽々と引っ張り、左手前方の島まで渡る。ただ、直ぐに体温が上がるため、労働の後は体を水に漬けて体温を下げる必要があるそうだ。島内で見た花々は20種類以上。ここでは名前の分かるものだけを載せ、残りは続編の『八重山写真紀行』で紹介する予定。乞ご期待。




由布島ランタナ.jpg


                         ≪ ランタナ ≫




由布島ハイビスカス2.jpg


                        ≪ ハイビスカス ≫ 




由布島の花ブーゲンビレア2.jpg


                      ≪ 白のブーゲンビレア ≫




由布島の花サンダンカ?.jpg


                         ≪ サンダンカ ≫




由布島の花ゲットウ.jpg


                        ≪ ゲットウ(月桃) ≫ 



 ゲットウの葉には強い香りがあり、沖縄ではこの葉で餅を包む。葉の香りが移った餅を仏前に供えるのが風習だ。またゲットウには殺菌作用があるため、この葉を原料にして作った紙は虫に食われない。沖縄にはゲットウをはじめ強い芳香を放つ植物が多く、空港ビルを出た途端にどこからともなく香りが漂って来る。オーストラリアの首都キャンベラでは、公園を走っているとユーカリの香りが漂って来て、沖縄を懐かしく思い出したものだ。




オオゴマダラ1.jpg




オオゴマダラ3.jpg


                        ≪ オオゴマダラ ≫




 八重山を代表する大型の蝶、オオゴマダラである。これは温室内で飼われたもの。私は興味がないので分からないが、蝶好きのファンにとっては垂涎ものなのだろう。




由布島の自分.jpg


                     ≪ たそがれの由布島 ≫



 日は西に傾いた。夕暮れが迫ったが、この後私は西表島で走るのだ。帰路に乗った水牛の名前は「イチロー」。彼はとても温和でしかも賢こい。手綱を引くおじーが突然三線(さんしん)を弾き出し、私達に一緒に歌えと言う。曲は「安里屋ユンタ」。♪または~りぬちんだらかぬさまよ♪ の「はやし言葉」が入るあの歌である。イチローは私達の歌を聞きながら、ゆっくりゆっくり浅瀬を渡った。<続く> 




水牛イチロー.jpg


                   ≪ イチローと優しそうなおじー ≫       





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Last updated  2013.05.25 03:53:19
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