マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.11.24
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カテゴリ: 人生論
7トウガン.jpg


 「神戸マラソン」の話を書き終えた。レース後の疲労に耐えながら完走記を書くのはいつものことだが、これが終わるとようやくホッとする。



9カリン.jpg カリン


 天皇陛下の陵墓造営が決まったそうだ。陛下は規模を小さめにし、皇后との合葬を臨まれた由。だがそれは畏れ多いことと皇后が辞退され、直ぐ隣に皇后の陵墓が造られるそうだ。これまでの皇室の伝統とは異なるみたいだが、何だか俺は微笑ましく感じた。



5ムラサキシキブ.jpg ムラサキシキブ


 島倉千代子さんの死の直前の言葉と歌を、先日聞いた。その声はとても弱々しかったが、俺の心に響いた。人生の最後にたった1人で死に立ち向かった彼女は、とても強い心の女性だったんだろうね、きっと。



6ナス.jpg ナス


 「歳を取るとこれまで出来ていたことが出来なくなるね」。先日妻がポツリと言った。俺は黙って聞いていた。



8トマト.jpg トマト


 妻よ。俺なんかもう数年前からそれを感じているさ。今年に入ってからは疲労感が酷く、特に夏の頃はそのまま死ぬのではと思ったほどだ。



4ハマナス.jpg ハマナス


 そんなことをこれまでお前に話したことはない。いつもじっと自分の胸に秘めていた。何せ俺はウルトラランナー。耐えることには慣れているからね。



13ヤーコン.jpg ヤーコン


 「お父さん、もうウルトラは止めてください。それでもレースに出るのなら、エベレストに登った三浦さんのように、ちゃんとトレーニングしてください」。それはお前の置き手紙にあった言葉。



11ブラックベリー.jpg ブラックベリー


 あのなあ妻よ。人間歳を取ればいつか筋力が落ち、体調が悪くなることもある。あの頃俺は息苦しく、めまいや動悸が酷かった。だから俺は1人苦しみに耐え、走らないでいたんだよ。



1ダリア.jpg ダリア


 だが、そうして休んだのが良かったのだろう。秋になって涼しくなると、俺は少しずつ体調を取り戻し、ゆっくりとなら走れるようになった。あれは俺にとって、まさに奇跡そのものだった。



2ホオズキ.jpg ホオズキ


 妻よ。心配症のお前には言わなかったが、あの後も65kmの「猪苗代湖一周」の前夜には突然体調が悪化し、70kmの「浜名湖一周」ではレース中に不整脈が起きた。



10カサブランカ.jpg カサブランカ


 それでも妻よ。俺は走歴35年の経験で、何とか最後まで走り切った。だから体調に注意し、無理のないペースでなら、ある程度は走れると俺は信じてる。



3アサガオ.jpg アサガオ


 他人から見れば馬鹿かも知れない。こんな歳で未だに走り続けるなんて。こんな体調でもまだ走りたいと思うなんて。だがなあ妻よ。俺はこれまでどれだけランニングに助けられたことか。だからこうして生きて来れたんだよ。



落ち葉.jpg 枯葉


 これからも出来れば俺は走り続けたい。人間は幾つになっても目標を持つことが大事。たとえいつか枯れ果て、朽ち行くとも。



小菊.jpg 小菊


 「楽なことを幸福と思っていては、人生の深い喜びは味わえない」。

 これは最近俺の心に響いた言葉。ある方のブログに書かれていたんだ。





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Last updated  2013.11.24 03:25:13
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