マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.05.31
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カテゴリ: 写真
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 旧仙台城三の丸の入口である。大型連休期間中の5月2日に、ここを訪れた。


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 元々この場所には藩祖政宗公のお屋敷などが建てられていた由。だが別の場所に新たな二の丸が造られると、ここは三の丸に変わったようだ。


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 この閑静な三の丸跡に、仙台市博物館が建てられている。私がこの日、博物館を訪れたのは特別展「黄金のファラオと大ピラミッド展」を観るためだった。そのことは既に紹介した。


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 今日紹介するのは博物館ではなく、その敷地に建てられている小さな茶室である。以前から何か建ってるなとは思っていたのだが、何気なく通り過ぎるのが常だった。



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             これが残月亭への道。案外雰囲気は良い。


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 敷石は茶室に向かって続いている。三の丸は歴史的な文化財なので、本来ならば恒久的な施設は造れないはずなのだが。しょんぼり



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 茶室が見えて来る。日頃は無人なので、とても静かな佇まいだ。


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  うっすらと亭の名前が残る扁額は、江戸時代のもの。きっと長い風雪に曝されて来たのだろう。


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 説明板によれば、扁額の文字は仙台藩の第5代藩主伊達吉村が、藩祖政宗公の筆跡を摸刻させたもののようだ。そしてこの茶室は明治期に入ってから民間人が、江戸時代の古材を使用して再建したみたい。今では仙台市民へも貸し出されている。



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 そう言われれば、江戸の風格を感じないわけでもない。かつては藩主も使った茶室のような。



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 これが残月亭の間取り図。四畳半の茶室、三畳の次の間、一畳分の水屋。後は濡れ縁があるだけの簡素な造りだ。


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 これが茶室の東側に当たる、三畳分の次の間部分。


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       そしてこれが茶室の北側の濡れ縁部分。かなり風雨に曝された感じを受ける。


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     亭の東南隅に当たる壁と塀。


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 庭の一角の井戸は封鎖されたが、かつての雰囲気は残っている。


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   今は小さな石灯籠が、残月亭を見守っている。



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 エジプトの秘宝を観た興奮が、この茶室を訪れているうちにすっかり鎮まったのは言うまでもない。私が暫く眺めていたら、警備員が怪しんで駆けつけて来たのには笑えた。文化財を損傷するとでも思ったのだろうか。ウィンク


 < 本日のO川さん情報 >  走4.jpg

 「本州縦断レース」(青森~下関間1512km余)に単独挑戦中のO川さんは、昨日の第26日目も無事ゴールしたようで嬉しいです。昨日は島根県西端の津和野町をスタートし国道9号線を西行、ゴールの県都山口市まで52kmを10時間での走破でした。

 県境のトンネル内は赤色灯(フラッシャー)を点け、反射材がついたタスキを肩にかけての通過。無事トンネルを抜けて「山口県」の標識を観た時は感激したそうです。それは当然でしょうねえ。青森、秋田、山形、新潟、富山、石川、福井、京都府、兵庫、鳥取、島根と連日走破し、とうとうゴール下関市のある山口県に入ったのですから。山口県は彼にとって実に12番目の県なのですよね。凄いなあ!!大笑い

 最後の県である山口県に入った時、そして県庁のある山口市内では、大会本部に無事到着をメールした由。これは決められたルールで、本部からチェックを受けるためのものとか。峠から下り切った時は、疲労と空腹で走れなくなり、一時休憩して予備のパンを食べたそうです。きっと嬉しくなって下り坂を飛ばしたのかも。ぽっ

 今日は山口市をスタートして小野田市の厚狭(あさ)駅前がゴールの予定。いよいよ明日はゴールのある下関市へ向かいます。残り2日。ゴールは当初の予定通り6月1日(水)の午後2時から3時ごろと飽くまでも冷静なO川さんです。きっと今日も慎重に走ってくれることでしょう。O川さんガンバ~!!そしてファイト~!!安全と健康に注意して前進してくださいね~♪ 





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Last updated  2016.05.31 06:46:10
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