マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.01.11
XML
カテゴリ: 俳句
 さて、今日も散歩中に撮った写真と俳句の組み合わせである。写真は70枚ほど撮ったが、その大部分に自作の俳句を添えて見た。まあ、これも頭の体操みたいなもの。写真を観ながら五七五の語調を整える。幸いにも今の時期なら、季語めいたものが思い浮かぶ。

 17文字の中にも完結した「詩」がある。そしてその世界を句の中でどれだけ広げられるかだ。後は写真の順番をどのように並べ、全体でどんな物語を作るかが勝負。御託を並べているよりも愚作を見てもらう方が早いかも知れない。では早速第2弾をば。大笑い




       年男終へて厳しき冬の空




       古稀過ぎて一際寒き冬の朝




       冬木立わが人生に似たるかな




            初春の柘榴死んだか生きてるか   *ザクロ



       枯草の立ち尽くしけり冬の沼




       冬の日や桂欅も裸木なり    *カツラ・ケヤキ *らぼく




       冬空を突き破らむと棕櫚立ちぬ   *シュロ




             冬の川流るる先に見へぬ海




       哀しみを辛夷の冬芽耐へるごと   *コブシ




       冬囲ひ酉年の風冷たくて




       三椏の夢も凍へる寒の入り   *ミツマタ  *こごえ




       三椏や枯れ野の色に溶け込みて




       あら嬉し三椏ほんのり春の色




       陽は温しヴィオラ初春の夢を見ぬ   *ぬくし
       初夢や孫遠くして逢はれざる




       年明けて残菊未だ盛んなり   *ざんぎく





       山茶花の淡き初夢花弁散る     *かべん
       山茶花の夢それぞれに咲かむとす




       冬の径知らん顔してアリッサム   *みち
       アリッサム寒の呼吸は静かなり




       朗らかにパンジー冬陽独り占め
       パンジーも冬の花だと主張せし




       年神の訪ねて来たる扉かな


    ≪103歳の言葉≫  

 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。

  曰く。「志ある友は、友であることが誇らしい気持ちになる」。

 これはもう何も補足する必要はないだろう。本当にその通りで、現在のブログ友の中には、そんな方が何人か存在する。小さな文字で「物くれる友は、やはりありがたいけれど」と結んであるが、私は物などくれなくても、切磋琢磨出来るだけで十分だと感じるのだが。手書きハートウィンク





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.01.11 10:00:05
コメント(14) | コメントを書く
[俳句] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: