マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.05.09
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カテゴリ: 生活雑記
~最近観たドキュメント番組~

  

       <中国武漢市における封鎖騒動>

 連休中のテレビも、出来るだけ知識の補足になるような番組を観ている。コマーシャルが嫌いなのでNHK中心だが、再放送が多い中これはと感じるものが幾つかあった。その一つは「新型コロナ」関係で中国で取材したもの。発生源と目される武漢と首都北京で取材したオリジナルで、NHKにしてはかなり意欲的と感じた。



 最初の取材対象者は一般市民の若い女性。「新型コロナ」に関する政府の発表に疑問を感じ、SNSで知り得た各地の情報を交換する内容だった。それにより感染者数、死者数、治療の実態など、政府の発表と異なる現実が次第に明らかになる。中国共産党及び政府は情報を統制して国民に実態が知られることを防ごうとし、女性らは当局の妨害をかわしながら真実を追求して行く。



 以前なら考えもつかなかった若者たちの勇気ある行動。私たちが得た報道やネット情報の中にはフェイクニュースも混じっているが、それでも当初に比べたら情報の量も増えて、かなり実態が明らかになったように思う。しかし新たなウイルスの出現とそれに対応する先端医療との厳しい戦いに接していると、人類の疾病史の重大な局面に立つ思いを強く感じる。



 韓国で取材した番組も、現代韓国の側面を知らせてくれた。釜山の商店では、本当はもっと日本の商品を売りたいと本音を語った小母さんが印象的。ソウルではコロナ騒動による経済活動の落ち込みから、日本に対しての反日感情を隠さない学生が印象的だった。またかつて北朝鮮から砲撃を受けた延坪(ヨンピョン)島の漁師の切実な声が印象に残った。



 延坪島の漁師も、文大統領も父母は共に北朝鮮出身。そのことが北に対する思いに繋がり、長い反日教育の歴史が強い反日感情となって今も繰り返し抵抗が続く韓国社会。その中でも、「反日種族主義」の出版など、日本併合時代の実態を冷静に分析、評価しようとする動きも出て来た。ただ朴槿恵前大統領の不正など、この国の不毛な政治体制と極端から極端に揺れる激しい国民性に戸惑うことも確かだ。



 石平(せきへい)さんは四川省成都市出身で北京大学哲学部卒業。その後神戸大学の大学院に学んで博士号取得。専門は文化学。日本に帰化し評論家として活躍の傍ら拓殖大学の客員教授を務める。中国の生資料に基づく深い洞察と独自の分析が鋭い。さて中国では、北海道教育大学教授(中国出身)や日本の商社マンが旅行中に拘束されているのが心配だ。石平さんも中国へ行けば間違いなく捕まるだろう。



 呉善花(オ・ソンファ)さんは韓国済州島出身で兵役に就きながら大学を卒業した苦労人。大東文化大学に留学して英語学を学び、東京外国語大学で修士号取得(専攻は北米地域研究)。反日教育を受けながら日本文化に触れて認識を一新し日本に帰化。著書「スカートの風」などで日韓文化の基層を丁寧に分析。親族の葬儀のため韓国に帰国時入国拒否に遭う。現在拓殖大学教授。極めて常識的な文化人。



 ハリーBハリス・ジュニア氏は第24代米軍太平洋軍司令官。過去最高位に達した日系の軍人
で、現在駐韓米国全権大使としてソウルで勤務。だが日系人(父は米国軍人、母は横須賀で米軍の通訳として勤務)であることや、口ひげをはやしていることを韓国人から嘲笑されて嫌気がさし、今年11月での辞任を表明している。韓国では何年か前にも、暴漢が米国大使に重傷を負わせている。呆れ果てた無法の国だ。





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Last updated  2020.05.09 00:00:12
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