マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.06.10
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~世界はこれからどう動くのか~

 1)世界の新型コロナ感染状況

    2)主要国の感染者数推移   

 1)は新型コロナウイルス感染症に関する感染度を色の濃淡で表示したもの。ロシア、メキシコ、インド、南米大陸などの感染度がかなり高いことが一目瞭然。それらに比べてわが日本列島の色は薄い。
 一方2)は主要国の感染者数の推移。アメリカの感染者数(茶色)の増え方は異常で、一気に上昇している。ロシア、ブラジル、英国、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスとヨーロッパの大国がその後を追っている。「発症国」と目される中国はいち早く「対処した」ためか、それとも正確なデータがないのか、ほぼ一直線で増減が不明。そして日本はワクチン不足にも耐えながら、感染者数の伸びは緩やかだ。

  3)主な変異株の特徴

 3)は主な変異株の特徴を表にしたもの。新型コロナウイルス感染症の症状も発症直後とは大きく様相を変えて来ている。世界に蔓延するうち、ウイルスに幾つかの変異株が出現したのだ。このため、症状はより重症化し、死者数の増加につながる。これがウイルスの特徴とも言える。ウイルスは「自らの生き残り」のために形を変えてワクチンの効き目を下げ、寄生主の人間を苦しめる。



 ワクチン不足に苦しむ台湾に対しては、イギリスが4万回分、日本が124万回分のアストラゼネカ社(イギリス)製ワクチンを送付した。台湾では事情により同社のワクチンしか使用出来ず、日本では安全性確認のため、まだ接種を見合わせている段階だったため、協力することにしたもの。台湾からはこれまで、「阪神淡路」や「東日本大震災」当時に、迅速かつ暖かい援助を受けており、今回はその返礼だ。その一方、「偽ワクチン」に騙される国が出ている、ヨーロッパ、中米および韓国などで。



 心強いニュースもある。大阪大学と中外製薬が共同研究していた「新型コロナウイルス感染症」の治療薬アクテムラ(トリシズマブ)だが、死亡率の低下、入院日数の減少、炎症の抑制、人工呼吸器(エクモ)使用数の減少などに効果があることが判明している。実用化はまだ先だが、ワクチンと共に治療薬の研究が進むのは人類にとっての朗報だろう。



 新型コロナウイルス感染症の発祥が武漢のウイルス研究所とする「説」を裏付ける情報がまた出現した。1つは中国で実際に「生物兵器」の研究に従事していた研究者が、亡命先のアメリカで匿われ、CIAやFBI関係者と接触を絶たれているが、彼の証言で発生源が武漢だったことが確認された由。彼を暗殺や妨害から守るため、厳重に隔離されているそうだ。

 2つ目はオーストラリアの報道社の情報によれば、武漢のウイルス研究所における「生物兵器」の研究は5年前から開始されていた由。それらは既報のファウチ博士主導による「機能獲得研究」の「武漢への委託」と関係している可能性が極めて高く、今後の動きが注目される。

 それらとは別に、武漢ウイルス研究所では2019年夏から、人間の胎児の肺細胞を埋め込んだ「ヒト型マウス」をウイルスにり患させる実験を行っていたが、22名のメンバーのうち11名が人民解放軍の科学者だったことが判明している由。



 来る11日からイギリスのコーンウォール地方において、G7が開催される。インド、韓国、オーストラリアの3か国が招待されるが、そこで協議されると考えられる事項を以下に列記する。

〇 中国の権威主義的な動きへの対応と、ウイグルなどへの人権問題への対応。
〇 中国、ロシアなど権威主義国家への対応。
〇 中東、ミャンマー、北朝鮮情勢への対応。
〇 ガス排出量の削減への対応
〇 途上国への「新型コロナウイルス感染症」対応ワクチンの公平的な分配。
〇 「コロナ禍」からの回復策。

 またG7では「東京オリンピック」への賛同と協力を呼び掛ける予定と聞いている。地球の環境がより良いものになることを祈ってやまない。ぽっ





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Last updated  2021.06.10 06:51:50
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Re:パンデミックはパンドラの箱(2)(06/10)  
コロナ感染者の推移を見ると、仰るように日本は世界的には数は微々たるものに見えます。それでもなおあれだけの病床不足を引き起こすのは何故かこの一年間散々言われてきましたね。その答えとして公立病院の不足、民間病院の非協力などなど何回も聞かされますが、もう一つわかりません。

 そうであれば、もっと強い規制を最初からちょっと時間をかけてやればよかったのにというのは今だから言えることなのでしょうか。ワクチンもオリンピックを睨んでもっと早く手を付けるべきだはなかったかと私は思っています。しかし、もう今さら言っても仕方のないことです。オリンピックの開催が吉と出るか、凶と出るかもうここに至っては見守るしかありません。

 G7サミットの成功を祈ることにします。 (2021.06.11 18:31:01)

Re[1]:パンデミックはパンドラの箱(2)(06/10)  
マックス爺  さん
クマタツ1847さんへ

今日は~!!
いつもコメントを、ありがとうございます。

この問題は微妙かつ現在進行形ですが、
私の考えを以下に記しますね。

日本の感染数が少ないのは見た通りですが、
この図では人口との比較はしてませんね。

日本が最初の頃に感染者数が抑えられた理由と
しては、日ごろからの清潔な習慣や、マスクに
対する拒否感がなかったことなどとも関係する
のでしょう。

規制。特にかなり強制的なことに関する
法律がないことが強く帰省出来なかった理由
だと思います。今回のような事態に備えて
「危機管理法」のようなものを制定する必要が
あると考えますが、野党は猛反対するでしょう。(;^_^A

ワクチンの開発には時間がかかります。少なくとも
3年は必要と言われています。先に開発した国は
それだけり患が早かったことと感染者が多くて
ワクチンの元になるウイルスを得易かった面も
ありますね。

ワクチンを開発するのは製薬会社です。時間も手間も
経費も莫大です。また日本の場合は安全性を特に
問題とし、厚生労働省の許可が下りまでには
厳重な手続きが必要です。以上の観点から
なかなかワクチン製造に手を挙げる製薬会社は
ないのでしょうね。

でも、最近ワクチンと治療薬の双方で開発・製造に
乗り出した製薬会社(大学との共同研究も含め)
もあると聞いています。治療薬の研究では日本の
製薬会社は期待出来るかも。

ワクチン製造は何千万人分にもなりますから、
もしも失敗したら会社はつぶれます。
それだけの挑戦を出来る会社は少ないと思いますよ。
規模的に言っても。

G7に期待してるのは、ワクチンを入手出来ない
発展途上国でしょう。日本は開発こそ遅れたものの、
入手は確実に行えたし、接種もかなり急ピッチに
進んでいます、

感染症に関する研究と治療、公衆衛生への備えが
わが国は不十分。医学部の中でも基礎医学に対する
認識と、医学生の関心が乏しいのでしょう。
今回のような未知のウイルスは今後も出現する
可能性があり、その時はもっと強烈なものに
変容しているかも知れませんね。

過去の疾病史と医療技術の進歩はもそうやって
得られたのでしょうから。 (2021.06.12 10:13:33)

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