マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.02.09
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カテゴリ: 生活雑記
~疑心暗鬼からの脱出~



 夕方喉に違和感を感じた。何かピリピリした感じ。これはオミクロンかとうろたえた。県内での患者数が爆発的に増えていた。しかし口をきいた人と言えば、借金を返しに来た彼女だけ。ひょっとして娘から家庭内感染したのか。だから返却期間を十日間置いたと考えられなくもない。だが待てよ。これは夕食の準備中に箸を舐めたのが原因かも。それはスパイスをきかせた野菜炒めを取り分けたもの。



 慌てて水でうがいした。それじゃダメ。お茶でうがいをしよう。そう考えて粉茶を淹れた。ところがまたもや違和感。お茶の粉末が喉に張り付いた感じ。あちゃ~っ。先日お茶のうがいでは苦労したばかりなのに、なんて俺は馬鹿なんだろう。学習能力が皆無になったか。そこでガムを噛むことにした。その唾液で胃に流し込む作戦だ。違和感はあったが以前よりは良い感じ。



 調子が出たところで首を左右に動かした。タケシが良くやる動作。それで調子が良くなるどころか、あまり強く首を回し過ぎてフラフラ状態になった。何をやるのも過激過ぎる自分。これはエライコトになったと思ったが、何とかめまいは治まってくれた。肩や膝や腰や下肢のストレッチ体操をし過ぎたせいか、下肢にも痛みがある。何でも一生懸命になってしまう悪癖。今度は腹具合がおかしい。



 頑張った結果出たウンチが一瞬白く見えた。だが白い色なんて変。胃の撮影のためバリウムなどを飲めばそうなるが、最近そんな事実はない。パソコンで調べると「すい臓がん」の場合も白いウンチが出ることがあると。だが同時に腰の痛みや疲労感を伴うとも。腰痛はあるよ、でも原因は背骨の変形。疲労はないものの軽い頭痛はある。さてと危惧したが翌日は普通で安堵。ひょっとして未消化のチーズか。



 その夜のジャンプ混合団体には驚いたね。ノーマルヒルで高梨沙羅、伊藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑と女、男、女、男の順番に飛ぶんだけど、最初の高梨が見事2位でスタートして良い出だしと思ったのも束の間、「スーツ規定違反で失格」との知らせにビックリ。何せ100ポイント以上の得点が0になったんだもんなあ。これでもうお終いとがっかりしたけど、何と日本チームの競技はまだ続行していた。

        号泣する高梨選手   

 高梨のポイントは失ったけど、後の3人が取ったポイントが生きて、8位になり2回目に進出出来たのは奇跡的。さらにこの日は結局5人の選手が高梨と同じ理由で失格になった。5人も失格になるなんてオリンピックでは初めて。でもスーツ規定違反による失格は、国際試合で良くあることらしい。違反しない範囲で「揚力」を上げるための工夫を各国がしている。だが今回のチェックは抜き打ちだった由。

  高梨選手を慰める佐藤選手

 ジャンプ用のユニフォームは、体にフィットしてることが原則だが、1~2cmほどは許されるのが通報。失格したノルウェーの選手の話では、今回は測定する際の姿勢がいつもと違っていたと。直立するのが通常。高梨のユニフォームは「ノーマルヒル」で4位になった時に着用していたものだった由。

          伊藤有希選手   

 だが寒さが厳しかったり空気が乾燥してると筋肉量が失われるらしい。高梨も太ももの部分が2cmほどオーバーしていたと聞く。ノーヒルの競技時より筋肉が落ちたため、ジャンプスーツに余裕が出たのかもし知れない。ジャンプの選手は10着ほどのスーツを持ち、その中からぴったりフィットするものを選んでいるようだ。「しかし」と男子ジャンプの金メダリストである船木氏は言う。

  高梨選手

 スーツが体に合っているかは一目で分かるそうだ。だからちゃんと目視すれば「失格は防げた」と。今回のジャンプスーツは国の予算で、ジャンプ協会が作らせたもの。当然コーチも付いてるので、競技前にちゃんと確認したら防げたと。事実失格となった高梨選手もスーツを着替えて2回目のジャンプに出ることが出来た。そして1回目に劣らず、良いジャンプで高い得点を出した。

             佐藤選手  

 後に続く、佐藤、伊藤、そして最後に飛んだ小林選手もそれぞれ高得点をマークした。必死で祈る高梨選手が可哀想だった。そして試合は終わった。金メダルはスロベニア。これは男女ともに強かった。今後も国際試合で好成績を上げるだろう。銀メダルはROC。そして銅メダルはカナダ。日本は4位。1回目失格となった高梨が取ったポイントがあれば、悠々メダルが獲れていた。

  小林選手

 試合後各国の関係者が「これは茶番劇だ」と話していたそうだ。測定方法がいつもと異なり、事前の説明もなかった。今回は抜き打ち検査でスーツを重視。チェック項目は普通ほかにもかなりある由。高梨選手が強かったため、これまでに何度もルールが改正された。だがルールはルール。この競技のジャッジは5人。その中にロシアと中国が入っていた。今大会のジャッジへの苦情はほかにもあるようだ。<続く>





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Last updated  2022.02.09 08:57:40
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