マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.03.19
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カテゴリ: 生活雑記
~わたしとウクライナ情勢~

 近所の老犬

 3月16日(水)の23時30分過ぎ。既に床に就いていた私は物凄い揺れで目が覚めた。軽量鉄骨造りの家がギシギシ音を立てている。これはヤバい。家が崩れるかもそう思いながら、深い眠りに落ちた。ウクライナ侵攻に関する「共感疲労」でクタクタだったのだ。翌朝カーテンとシャッターを開けると心配した近所の人が、家の被害と断水してないか尋ねた。大至急飛び起きて布団を上げ、活動開始。

             畑のキャベツ   

 キッチンには棚から落ちた軽いものが散乱。2階の2部屋では50冊ほどの本が散乱。朝ドラを観ながらの朝食。布団と洗濯物を干して居間に戻ると九州の弟からの電話。地震を心配しての確認。後で知ったのだが、東北新幹線が止まり、3人の死者も出ていた。家の様子と最近の体調を手短に話す。早く施設に入ったらと彼。だがそのためには家を売り引っ越すことになるが、まだそれは出来ないと伝える。

 白菜の花の蕾

 続いて四国から電話。娘婿のお母さんが地震を心配してかけてくれたのだ。そこで近況を尋ねる。長女から何の連絡もないためだ。娘婿は単身赴任で東京へ転勤とのこと。上の孫は岡山理科大の4年生。下の孫は大阪教育大で声楽を専攻。恐らくは音楽教育コースのはず。長女と一緒に住んでる認知症の前妻は、元気だがいつも愚痴を聞かされて怖いと言う。孫の様子が分かって嬉しかった。互いに元気でいましょうと言って受話器を置いた。

                  水仙の蕾 

 16日の朝心配なことがあって内科を訪ねた。ドクターへのメモを受付に渡すと名前を呼ばれて、処置室で採血。ドクターも気になることがあったのだろう。ドクターには会わず、隣の薬局で薬を受け取って帰った。血液検査の結果は数日後に判明し、重大な異常があれば郵便で送るとのこと。地震の翌朝、ガレージに出して置いた、粗大ごみを業者が引き取りに来た。揺れで散らばった物は20分で片付いた。

 カポックの地味な花

 生命保険会社の「生存確認」は担当者が急病のため、「健康保険証」のコピーと必要事項を書き込んだ「申請書」を郵送することで済んだ。振込先の銀行からも「生存確認」が済んでから口座に振り込まれるとの通知。年齢が平均寿命に近づいているのと、昨今のコロナのために「生存確認」が必要なのだろう。火災保険の更新手続きは直接窓口に出向いて行った。わがブログも「生存証明」みたいなもの。九州の弟が毎日観てくれている。

             ロシアルーブル  

 ロシアのデフォルト(債務不履行)が近づいている。ドル建ての利払い期限を過ぎても欧米日のSWIFT排除で支払えないためだ。価値が下落したルーブルでの決済は拒否されるはず。3月16日の分は何とか支払えたそうだ。だがその後も約1週間おきに支払い義務が生じる。弾丸が尽きたロシアは中国に武器と経済的支援を要請してるようだが、アメリカが中国を強くけん制している。中国がどんな選択に出るか。5月にはロシア経済が破綻するようなので、目下オンラインで継続開催中の停戦協議がどうなるか。



 3月16日。ハーグの国際司法裁判所(ICJ)は、ロシアに対してウクライナ侵攻を即時停止させる「仮保全措置」を求めた。命令には法的拘束力があり、ロシアへの強い圧力となる。またロシアが主張していたウクライナ側の「ジェノサイド」を否定した。プーチンが命令を受け入れずに攻撃を続ければ、国際的な圧力はさらに強まるだろう。プーチンの妄想と勝手な主張は、国際司法によって打ち砕かれた。



 それと呼応するように、ロシアが「欧州評議会」からの脱退を表明した。評議会は「欧州人権宣言」制定のため、共産主義圏の崩壊後に東欧諸国の民主化などを支援して来た国際機関。今回のロシアの脱退によって、ロシアとヨーロッパとの亀裂がさらに深まる恐れが出だした。ウクライナとの停戦交渉はロシアの時間稼ぎだが、果たして体制を立て直すことが出来るのだろうか。

  チオノドクサの小さな花芽

 15日。激しい戦火の中、ポーランドのモラウィエツキ首相、チェコのフィアラ首相、スロベニアのヤンシャ首相が列車に乗ってキエフを訪ね、ゼレンスキー大統領と会談を持った。ロシアによるウクライナ侵攻は、かつてソ連の影響下にあった3国にとっても他人事ではないのだ。このままロシアの暴虐を許せば、「明日は我が身」。危険を冒してまでわざわざ遠路駆けつけ「連帯」を示した勇気ある行動。



 GDP(国民総生産)が韓国(12位)より劣るロシア(13位)が起こした今回の無謀な戦争で、ロシアは手痛い敗北を喫した。軍事力に優るロシアは、計画性もなく、勝手な歴史観だけを根拠に隣国に侵入した。国際社会から完全に孤立したロシア。ロシア国民もようやく独裁者の危険性に気づき始めた。それでも彼は美しいウクライナの国土を破壊し続けるのだろうか。プーチンの表情は日を増すごとに厳しくなる。





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Last updated  2022.03.19 00:00:13
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