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an-daleさん
Nuvenusさん
80486DX4さん
じゃっかすさん二人はしばらくテレてうつむいていたが・・・・・・・。
砂絵が顔をあげ、おだやかに言った。
「藤城さんのこと、私も前からすごくステキな人だなぁと思うんですけど・・・・・・・・・。
私は主人を愛してるんです。これからも暖かく見守ってください」
左手の薬指にはリングが光る。
「そうか・・・・・・。いいんだ。きっとそう言われると予想してましたよ。年もちがうしなぁ・・・・」
藤城は自分をなぐさめるように軽い口調で言う。
何かがふっきれたらしく、さわやかな表情であった。
「だんなさんと仲よくね。お幸せに」
「はい、ありがとうございます」
二人は微笑みながら握手をした・・・・・・・・・・・・。
「ただいま」
すっかり夕方になった頃、砂絵は別荘へ帰ってきた。
「おかえり。けっこう強い地震だったな・・・・・。大丈夫か?」
速水は心配そうに聞いた。
「散歩してたから、ぜんぜん平気」
「無事でよかった」
二人は抱きしめ合う・・・・・・・・・。
藤城と会っていたことは、話さなかった。夫婦で平凡な道を進むことに決めたのである。
「明日はもう帰る日だ。俺たちの夜をたっぷり楽しもう」
「うん・・・・・・。ここでの暮らしも終わりだなんて、ちょっとさびしい・・・・・・・・・」
とうとう明日、自宅へ戻るのだ。
夫婦の熱い夜がこれから始まろうとしている・・・・・・・・・・・・・。
~つづく~
小説 「PRIVATE」・・・12 2010年08月14日
小説 「PRIVATE」・・・11 2010年04月22日
小説 「PRIVATE」・・・10 2010年03月14日