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以前書いたことのある『ちょっと変なお医者さん』の話。 寝たきりで会話不能なおばあちゃんの往診時、『○○さん、調子はどうですかぁ?』 もちろんおばあちゃんはしゃべりません。代わってわたしがおばあちゃんの様子を説明しようとすると、『あなたに聞いてるのではありません、僕はこのおばあちゃんに聞いてるのです』と制されます。何も答えないおばあちゃんに、『そうですか、それじゃあこの調子で、頑張りましょねぇ』と声かけします。おばあちゃんの様子は前もって看護師から先生にFAXされているので、薬はもう持ってきてあります。 先日面白かったのは、金曜日にあるおじいちゃんが風邪症状を訴えました。これは先生の顔を見ておじいちゃんが言ったことなので、風邪の薬は当然持ってきていませんでした。『ああ、そうですか。では、あとで看護師に薬を持ってこさせましょう。来週の火曜日になりますが宜しいですか?』 先生におじいちゃんは答えました。『先生。火曜日にはわしの風邪はもう治っとるから薬はいりません』 もっともだぁ! 昨日は、血圧の高いおばあちゃんがいて、先生に電話しました。『○○さんの血圧が、上が210、下が105なんですが・・・』『それで、そのおばあちゃんの様子はどうですか? しんどそうですか? どうもなければ、そんなにびっくりすることでもないでしょう』 介護するこっちはびくびくもんです。 この先生のところで健康診断を受けたときの話。 聴力の検査。看護婦が1メートルほど後ずさったと思ったら、小さな声で、『キコエマスカ?』『聞こえますけど・・・』『聴力OKですね』『???』 ぜんぶの検査が終わって先生の問診。『どこか悪いところがありますか?』と先生が聞きました。『どこも悪いところはありません』と答えました。ホントは、高血圧、高コレステロール、不整脈・・・ありますけど。『じゃあ、健康ですね!』『ありがとうございました』 これで終わりでした。 チャンチャン! このお医者さんに行ったという人がいたので、聞いてみました。『なんで、あそこへ行ったん?』『ん・・・風邪くらいならいいかな? と思って』 そう・・・空いてますからね。それでも私は行きませんよ。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.29
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通帳がいっぱいになったので、銀行へ新しい通帳を作りに行きました。 窓口で新しい通帳を受け取るとき、『まだ少しお早いんですが、年金の受け取りを当銀行に申し込みされますと、受け取り時期が参りましたらお知らせを差し上げるサービスがございますが、申し込みされませんか?』 年金、と聞いて少しムッとしました。 まだ早いです!と言いそうになって気づきました。 私の歳で退職する人もいるんですよね。 早くないかあ・・・。 でも、『けっこうです』 と断って帰って参りました。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.26
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退屈しまくりのゆいかねえさんのリクエストで、お弁当持って公園へ行ってきました。車で40分くらい走ったかなあ・・・たぶんあの辺?と思うのですが、いまいち自分が立ってる位置がわからない(笑) あちらに見えますのが『尾道水道』ということは、うちらが住んでる島はどれだ? という話でおっちゃんと揉め、あれでもない、これでもない、と散々言い争って、『あほらしいな』で終了。 帰ってから干し柿作り。干し柿を作るなら今週いっぱいが最適、と教えられてたので、ピーラー買って来て(プラスチックのピーラーが折れたもので、今度はステンレスを。と言っても100均)手のひらに載せてせっせと皮をむきました。 途中、用事があっていったん手を洗うと・・・。 あちゃあ~! 手のひらの皮まで剥いたようで、おろし金状態。ピリピリ痛いです。 左手に軍手をはめて、ぜんぶ剥きました、紐にぶら下げて、ベランダに干しました。 夕方、私の兄がふらりと訪ねてきました。兄が来たときは、いつも素顔でくたびれた格好の私です。兄がいつもにたにたと私を見るのが気になって。きっと、(母親にそっくりになってきたなあ・・・)と思ってるのでしょう。 おっちゃん、化粧品買って! そうそう。おっちゃんの給料日は25日で、うちの財布には現在3000円しかなく、特に買い物もないから出さないでおこうと思ってはいたのですが、兄がゆいかにお小遣いを5000円やってくれて、どこかの誰かのためにエイベックスが出した保釈金の3000万円とはエライ桁は違いますが、その5000円がどれだけうちの助けになることか。『ゆいか、なんかあったらそのお金ちょっと貸してな』『いいよ~!』 ゆいかもうちのエイベックスさまだ。 こんなことをして連休の2日間は過ぎていきました。今日はあいにくの雨。破れたままになっていた障子を張り替えました。 今日はコタツのお守りです。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.24
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昨日は職員が3人しかおらず、一人は利用者を病院へ連れて行き、もう一人は用事で出かけ、残ったのは私一人。 調理しながら介護しながら、非常に忙しかったです。お昼の食事介助をし、洗い物をし、それで手一杯です。 社長が床掃除を手伝ってくれました。 きれい好きな社長です。隅から隅まで、床だけでなく椅子も、テレビの後ろもテレビ台も・・・拭いて拭いて拭いて、どんどん拭いて、テーブルの上まで拭いてくれました。(あ・・・それ、雑巾ですけど・・・) 雑巾でテーブルも拭き、ふきんで床も拭き、手拭タオルで便器も拭き、下用タオルをふきんに下ろし(?)・・・何がなにやらさっぱりわかりません。 先日は、台所のボールに下用タオルを浸していたという、そこまで聞いたら、いったいきれいってなんなんだ? 社長はいつもきれいに掃除しているから、汚いものはないんだ、ということらしいですけど。 ん~~~~~、ちがう!
2008.11.20
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急に寒くなり、学校へ行く子供たちもちらほらと手袋をしています。 ゆいかも学校から帰ってきて手袋探しです。(アハハ・・・管理が悪いもんで) ばあちゃん、あったぁ! 左手だけ。あっちの引き出し、こっちの引き出しと探し回って、 ばあちゃん、あったぁ! また、左手だけ。 どうするものかと見守っていると・・・。 今朝。玄関で靴を履きながら、『おっとっと~!手袋せにゃあと・・・』 左手にはお気に入りの手袋を、右手にはいまいちの手袋を手の甲と手のひら反対にはめて、『いってきまぁ~す!』 さすが、私の孫だ! 人間こうじゃないと!『はい、いってらっしゃい!』 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.20
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恥ずかしながら、ゆいかねえさんは時々おねしょをします。 保育所の頃は、毎日とまでは言いませんがほぼ毎日(笑)。思い余って介護用のラバーシーツを購入しました。ふとんと同じサイズで、どんなに寝相が悪くても、どこでお漏らしをしてもラバーシーツがあるので安心。 小学生になってからは、ほんの時々、になりました。それでも、念のため、ラバーシーツは毎日敷いて寝ています。 日曜日の朝。隣で寝ているゆいか姉さんは目が覚めてる様子。微動だにしません。こういうときは危ないです。『ばあちゃん、ゆいか、おしっこが出とるわぁ』『そりゃあ大変だ!』 と、ふとんをめくり、ゆいかを起こし、シーツとラバーシーツをはがし、パジャマを脱がせ、着替えさせ、洗濯機にシーツとパジャマをぶち込みます。 日曜日はあいにくの曇り空でした。夕方、洗濯物を取り込みにベランダへ出ましたが、やはり乾いていませんでした。『今日はラバーシーツが乾いてないから、寝る前におしっこ絞って寝てよ』 と言うと、『ええ~~っ! ラバーシーツなしじゃ生きていかれんわぁ!』 そんな おおげさな! 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.17
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『だれにも 言っちゃあだめよ、と言われたんだけど・・・』 と言われて聞いた話って 誰かに言いたくてたまらない~! 私に教えてくれた人は きっともう誰かに言ってると思うよ。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.15
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年に一度の健康診断がありました。 今年は『メタボ対策』を! 注意書きには、『ボディスーツなどは避けて、脱ぎやすい下着をつけてきてください』と書いてありましたが、脱ぐのはこっち、そんなん知ったこっちゃありません。 ボディスーツでぎゅっと締め上げて行って参りました。 まずは身長。152.8cm。あれあれ? 縮んでました! 体重は? 風袋を1キロ引いてくれるので、軽いズボン穿いて薄着で・・・。ふっふっふ・・・昨年より2キロ減。上等、上等。 視力は歳相当。もともと近視なので、裸眼で0.1しか見えませんでした。 聴力も問題なし。 血圧は、いつもの通り、高かったです。2回計っても、157-97でした。 採血して内診。問題なし。 胸のレントゲン撮影に続いて心電図、そしていよいよ・・・。『おへそ周りを測りますね・・・おへその位置がわかるようにおへそを出してください』 おへその位置なら、おなかのドーナツ型の真ん中ですけど。仕方なくボディスーツをぐぐっと下げると、なんと言うことでしょう!押さえつけられていたお肉がボヨヨンと笑いながら出てくるじゃないですか! ボディスーツがアダになったってことですね。 ボディスーツの上からだとメタボ指数ギリギリセーフのはずなんですが。 残念ながらオーバーしてしまいました。 私よりはるかに太った人が、おへそ回りの数字の後ろに『OK』と書いたてから、『わたしは90なかった』と笑っていました。きっと、見間違いでしょう。 メタボと診断されるとして、どうなるんでしょう? 生活指導、でも受けるんですかね? 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.11
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近所の91歳のおばあちゃんが亡くなりました。このおばあちゃんとは、私が嫁に来てからの付き合いなので、かれこれ34年になります。 最近は私の勤務先の小規模多機能ホームのデイサービスを利用していました。玄関で出迎えると、いつも、『お~お~、お前がおったんか。今日も一日、頼むでぇ』とにっこり笑ってくれました。 おばあちゃんは聞き上手なので、誰とでもすぐに仲良くなり、周りにはいつも誰かが寄ってきていました。家に帰るときには、『また、元気で会いましょうや』とみんなと握手して回りました。『皆さん、ごはんをいっぱい食べなさいよ。人間、食べるんが一番。私はようけ食べるけぇ、これだけ長生きが出来た。皆さんも食べなさいよ』 これが口癖でした。何を食べても、『おいしい、ええ味付けじゃ、上等じゃ』 これも口癖でした。 そんなおばあちゃんも、この夏の暑さは応えたようで、先月からちょっと元気がなくなっていました。『わしはもう長くないでぇ。もうじき死ぬでぇ』と気弱なことを言うので、『おばさん、そんな気の弱いことを言うちゃあだめよ。後、2~3年は生きときない』と私が言うと、『そうか? まだ生きとってもええか? それじゃあ、もう2~3年生きとこうか』 そんな会話を毎回するようになっていました。 あるとき、おばあちゃんが言いました。『わしが死んだら、お前は覗きに(弔問に)来てくれるか?』『おばさん、行くよ』『来てくれるか? そしたら、うちの者に、お菓子を一袋お棺に入れてくれるように言うてくれるか? それだけ言うてくれ。それ以上は言わんでええ。他人があんまり口出ししたら嫌うけぇのぉ』 お菓子好きのおばあちゃんのお願いを真剣に、冗談めかして聞きました。 おばあちゃんは3週間前に肺炎を起こして入院し、とうとう先週の土曜日に天国に召されました。 おばあちゃんとの約束どおり、娘さんにお菓子を一袋持たせてあげてくださいと伝えました。デイでの様子を話して聞かせると、最後の日々をたくさんの人と楽しく過ごせたことを喜んでくださいました。 こんな終焉の迎え方をしたいなあと思いました。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.09
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人の顔を見たら『金がない、金がない』と言う人がいるが、聞いてるほうとしては、それをまともに受け取ってはいない。 ないない、という人に限って持っているとか、ありそうでないのが金、なさそうであるのが借金、なんてことわざもあるくらいだ。 人はたいてい、金がないのは自分くらいで、自分以外の人は金を持っていると思っている、のじゃないかな? 私の母は、子供に対して怒ったこともなければ、教訓めいたことも言ったことがない。ただ、母が言っていたことで一つだけ心に残っているのは、『人がたくさんお金を持っていて、例え自分の財布の中に1000円しかなくても、その1000円のほうが値打ちがある。人の金をうらやんではいけない』という言葉だ。 最近、私の身近で、『金がない、金がないから眠れない、年金がない、老後どうやって生活したらいいんだろう』、挙句、老後はうちに転がり込むつもりらしき戯言を言ってる人がいる。毎日毎日言われると、金がないと先に言ったもん勝ちかなあ?などと、いささかうんざりしてくる。『金がこれだけしかない』と『これだけある』は等しくて、言うと言わないだけの違いだ。 ないないと言ったって、天から降ってくるわけでなし。 若いときに自分の勝手で年金支払わずにいて、老後がすぐそこに来てじたばたしたって始まらないの! クソまじめに年金払い続けてきた私ら夫婦をうらやましがって、老後はうちへ転がり込むと言ってるのも勝手な話だし、何より、うちには男の子が二人もいてうらやましいだと! 内情話して、何ならうちのバカ息子とあんたとこの社長やってる一人息子と替えてあげようか?と言ってやったら、さっき言ったことはすぐに撤回された(笑) うちらのもらう年金は少ないから、60でめでたく退職というわけには行きそうもない。 プライド捨てて、働きまっせ! 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.08
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今、一年生の算数は、10までの足し算から10を超える足し算にすすんでいます。 たとえば、7+6の場合、7を10のかたまりにするために6を3と3に分けるんです。7と3で10。10に残りの3を足して答えは13。 ゆいかねえさんは、その分け方がいまいちわかってない。 宿題プリントは書いたり消したり、書いたり消したりで真っ黒、しわくちゃ。 私が間違いを指摘すると、涙をぽろぽろこぼしながら、それでも自分では正しいと思っているので、時に私を怒りながら書いた答えを消しています。 どうにか宿題が済んで、プリントをかばんにしまっていました。 最近は時間割も自分でできるようになっています。 ゆいかが寝てからかばんの中をチェックです。 宿題のプリントの名前の上に、 もっと しゅくだいの みやすいのをだして! ゆいか 先生へのお願いのようです。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.06
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ホームのミツコおばあちゃんが、若い職員を見て、『うちらにもあんな若いときがあったんじゃがなぁ・・・知らん間にこんなおばあさんになって・・・』 としみじみ言った。『もしも、やり直せるなら、何歳のときに帰りたい?』 と聞いてみた。『私は19のとき!』 とヨシコおばあちゃんがすかさず答えた。『19と言ったら、だんなさんと知り合ったころ?』 と聞くと、『お父さんとは見合い。19はその前。ええことがあったんよ!』 と目が輝いている。『ミツコおばあちゃんはいつ?』 と聞くと、『私は18のとき。あの頃はよかった。裕福で、いつもきれいな着物を着て帯しめとった。 あんたは?』 と聞かれ、私は、『私もやっぱり18。あの時知り合った人と結婚しとったら、今頃左ウチワよ!』 そう言った後、みんなで大笑い。 過ぎ去った昔は帰らないのです。 あ~、あっちの道を行けばよかった。 余談ですが、コムロさんちの1ヶ月の生活費は、うちの3年分です。うらやましくはないですが・・・。 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.05
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夜寝る前に、1冊だけ絵本を読むことにしています。 本棚から絵本を選んできて、『ばあちゃん。早よう、読んで!』 とゆいかが呼びますが・・・。『ちょっとまって! ばあちゃん、今リンパマッサージ中!』とクリームを顔に塗りたくりながら言うと・・・。『そんなんしたって・・・(一拍おいて) そんなにきれいになってどうするんよ~! 』 この(一拍)にすべてがこめられています。 たった7歳にして、愛されて生きる術を・・・。 無駄な抵抗はよせ!と教えてくれた孫を、『あんたは可愛いなあ』と、ぎゅっと抱きしめてやります。 応援ポチお願いします。 人気ブログランキングへ
2008.11.04
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『じいちゃんて、ゆいかが3歳のときからタバコ吸うとったよねえ』 おっとっと! ゆいかの爆弾発言に、一瞬息が止まる。 私も、息子や娘もおっちゃんの喫煙は知ってて知らん振りを決め込んでいた。 夜、11時になると花の水やりをするとかなんとかぶつぶつ言いながら外に出て行くおっちゃんをマークしていても、なかなか証拠をつかめずにいた。 先日も出て行くおっちゃんの後を追ってわたしも出て行った。暗闇の中、目を凝らしてもおっちゃんの姿は見えず、水をやる様子もなく、『あんた! どの花に水をやりょうるん?』と声を出すと、いっときして、軽トラの陰からおっちゃんがぬっと顔を出して、『ここへ割れたガラスを置いとったんじゃけど・・・』とわけのわからぬことを言いながら庭に入ってきた。 あやしい・・・あの軽トラの荷台があやしい。 翌朝、新聞を取りに出たついでに、軽トラの荷台を探ってみた。荷台に敷いてあるシートをめくってみると・・・。 ありました。 というわけで、おっちゃんの喫煙は確かなものになっていたのでした。ゆいかの爆弾発言におっちゃんは、『おお? おお? じいちゃんは吸うてないど!』とちょっとあわて気味で、私は面白くなって、『吸えばいい、吸えばいい! 吸えばいいんよ!』 ゆいかまで一緒になって、『じいちゃんはタバコ吸うよねえ』 おっちゃんはなおも、『い~や! あの頃はもうタバコはやめとった』と悪あがき。『いいんよ、いいんよ。吸えばいいんよ』と私がしつこく言うもんだから、おっちゃんは、『そうよのぉ、吸えばええんよのぉ』と笑いながら言っている。 これで気が楽になったかな? さあ! 今晩の11時にはどう言って外に出るでしょうか? 応援ポチお願いします! 人気ブログランキングへ
2008.11.03
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孫の7歳の誕生日の記念写真が出来たので、写真館へ受け取りに行った帰りの車の中で、孫が、『ばあちゃんも子供の頃は、誕生日に写真を撮ったん?』と聞くので、『誕生日の写真なんか、ばあちゃんは一度も撮ってもらったことはないよ』と答えた。『ふぅ~ん・・・じゃあ、ケーキだけ食べたん?』『ケーキなんか、ばあちゃんが子供のころにあったんかいなぁ』と答えた後で、はてさて、初めてケーキを食べたのはいつだろうと遠い遠い思い出をさかのぼってみた。 私が子供の頃は、学校が休みの日には友達と海岸へ行き、砂浜を金属類を探しながら歩いた。 『がばいばあちゃん』が磁石つけた紐を引きずって歩いていたあれはまんざら人事でない。 集めた鉄くずを鉄くずやさんへ持っていって買ってもらうのだ。鉄くずの中には真鍮や銅がごく稀にあって、これは高く買ってくれた。 それでも、5円か10円にしかならない。当時、子供のお菓子はたいてい5円で手に入った。まれに真鍮や銅を見つけたときには20円くらいになって、その20円で買ったのがバタークリームの上に赤いゼリーが載った『ケーキ』。 そのケーキを手に友達ともう一度砂浜に戻り、海を見ながら食べた、あれが初めてのケーキだった。 あのころの小遣いは5円だったが、それも毎日もらえるとは限らない。山で木の実を採り、草の茎を吸い、根っこを食べ、岩に張り付いた牡蠣を割って食べ、(書いてみると悲惨だが実際は豊かで楽しかった)、ハッタイ粉やふかし芋、湯がいたソラマメなどをおばあさんが置いてくれていたので、ひもじい思いをすることはなかった。 ウエハースの容器に入れてくれたカキ氷のサッカリンの甘さや、キャベツとモヤシのお焼きのソースとそれを包んだ新聞紙のインクの匂いが混じって今でも懐かしく思い出される。 子供のころ食べておいしかったものを、今思い出して食べてみてもさほどおいしくなく、口が驕ったからかなあなんて寂しく思ったりする。 孫の誕生日にはケーキを買って待っていたのだが、父親とお出かけして遅く帰ってきた孫に、『今日はもういらない。明日食べる』 と言われ、がっかりして箱に詰め冷蔵庫にしまった。 応援ポチお願いします。 人気ブログランキングへ
2008.11.02
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