私の感覚からいえば、このような論調は、日本の社会主義化ともいえる考え方で、ある意味で全く意味のないことだと感じている。戦後の高度経済成長の源泉は、チャンドラーモデルに合致した、いわゆる経営者や企業が、適切な判断のもと、必要なときに必要な投資(設備投資)を実施した結果にある。時と共に、人的・物的なものは衰退することから、未来永劫、万能なものは存在しない。メインバンクシステムも同じであり、少なくとも、高度成長期においては、メリット・デメリットでいえば、メリット側に作用していたと考えることが自然であると思う。 現在、「Corporate restructuring during performance declines in Japan」を起点として、Jun-Koo Kang, Anil Shivdasani氏らが、その後、発表した論文「Alternative mechanism for corporate governance in Japan: An analysis of independent and bank affiliated firms」につなげ、その後に、Anil Shivdasani氏と中村政男教授が主張する論文を交えた、考えをまとめようと考えている。果たして、実際の日本のコーポレートガバナンスはどこに向かうのか・・・・いつも行き着く先は、経営者とそれをフォローする従業員の質次第、っていう短絡的な考え方をしてしまうのだけれど、でもそれが本質だと思う、今日この頃。。。。