なぜ市場は思考を裏切るのか(バリュー投資に騙されるな)
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みんなデフレが悪いんだ!と言いたくなるほど、デフレが止まりません。物価水準は、遂に、30年前に戻ってしまいました。インフレが形を変えた税なら、デフレは形を変えた国からの利子。資産がなければ対象外。当たり前ですが、デフレの今は、資産家が恩恵を得ます。今の日本、個人資産の殆どを60歳以上の高齢者が保有しています。高齢者には、当然ながら資産家もいれば貧乏人もいます。しかし、資産家から貧乏人まですべからく、年金という、多少の変動があるものの一定金額をもらい続ける事ができる状況になっています。この日本の年金制度は、デフレでなければ非常に素晴らしい制度なのですが、デフレが長く続いている今ではすっかり歪んだ制度になってしまっています。さて、デフレは経済成長を促しませんので、金融資産を保有していない国民にとって、非常に好ましくない状況です。この状況が、もう歴史上他に類を見ないほどの長期間続いています。ある人はこう言います。「バブルのツケである」、と。バブルを知らずに育った若者に対し、著しく配慮を欠いたこの説明は、しかし必ずしも正しくありません。バブルのツケだから仕方がない、と諦めている国民一人一人の責任です。少なくても橋本政権以降は、経済政策の失敗による影響が大きいです。デフレ脱却について力強いビジョンを示さなかった政治家の責任は大きいでしょう。成る程、円高も重なり物価が低下する事で国民の購買力が上昇し、国民生活は豊かになっているかに見えます。内需も非常に少しずつですが上昇しています。経済成長を犠牲にして、バランスシートの健全化が遂げられ、筋肉質な国家が形成されました。非資産家の犠牲の下、資産家の力は大きくなりました。元々大きかった世代間格差は、さらに大きくなり、またこれからも大きくなり続けることでしょう。経済成長を犠牲にしてまで資産家を富ませ、世代間格差を拡大しながらも、国家レベルでは国民購買力を上昇させました。これからも高齢化が進む中、日本国家が方針転換する事は極めて難しいでしょう。デフレを本格的に脱却し、ある程度高い水準でのインフレとするには、少なくても段階の世代が死滅するまでは難しいと言わざるを得ません。死滅、という表現を用いた事で不快になられた方がいらっしゃいましたら、申し訳ないです。しかし、団塊の世代にはそれだけ強い影響力があり、その影響力が常に間違った方向に進んでいるという事に対しては、是非とも一定の理解を頂きたいと思います。団塊の世代の雇用を守った事で、日本経済は大きく歪んでしまいました。また団塊の世代に対して耳障りの良い事を言っているマスコミを甘やかしたという側面も、日本経済を歪ませた一因であると思います。現状認識が甘く、物事を深く掘り下げて分析しないという特徴もあります。個々では優秀でも、全体として愚鈍であるこの世代については、バブル崩壊後の負の側面が非常に大きいというのが僕の考えです。閑話休題。しかし、そこに来て先日の国難とも言えるような大震災が発生。この震災の影響で、需給ギャップは減少しました。非常に幸運にも、日本国内民間企業の回復速度には眼を見張るものがありますが、それでも供給力の低下は免れず、額は少ないものの政府の補正予算などもあり復興需要が期待されています。この震災で失ったものは計り知れなく、またこれから失うものもまだまだあるでしょうが、日本国民が一致団結して、デフレを克服する可能性に賭けてみたい。多くの犠牲者・被災者の為にも、日本国家がより良くなる為に、政府が方向を示さなくてはならない。政治家には、確固たる意思を持って国会審議をして欲しい。国会審議を通じて、国民に希望を示して欲しい。あまりに酷い国会答弁が続いている。これではあんまりだ。被災者の心情を慮ると、本当に筆舌に尽くし難いものがある。確りと信念を持ち、国民に希望を示すような答弁を強く求めたい。せめて、日本語を話して欲しい。これではあんまりだ。
2011.08.17
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