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この所の信じられないような日本市場の好況で、信用取引の損失分を先日全て奪還しました。分かってもらえないと思いますが、現物取引だけで信用取引の損失を全て取り戻すというのは、なかなかに大変でした。本当にゼロからのスタートでしたからね。相続する財産がある訳でもないので、頼みの綱は安月給のみです。いやはや、自分で自分を労ってあげたい。「お疲れ様でした」「何の事です?何がお疲れ様だったのですか?今までに何か疲れることがありましたか?」という事で、やっと皆の後姿が見えてきました。まだまだ先の方にぼんやり点みたいに見えるだけですが、あれ、多分あの人ですよね。(どの人だ)僕はROE至上主義者。上昇相場では他の分散投資家の誰よりも恩恵を受けるのです。下落相場では誰よりも損害を蒙りますが、まぁ良いじゃないですかそんなこと。信用取引してなければ破産することもないですしね。はっはっは。
2013.03.30
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相場の世界では、どちらかというと信じるものは救われないことの方が多いといっていい。しかし考える癖が付いていない人は、他人の言う事をつい信じてしまう。無理もない。その方が楽だからだ。優れたパフォーマンスをあげている人、投資経験の長い人、分析力の優れている人。彼らは皆、もっともらしい事を言うだろう。それらは全体としては信じるに値することのように思える。しかし、そうであるからこそ、疑ってかかるクセを身に付けたい。一つ一つ疑ってかかるのは、中々骨が折れる作業である。それに、その都度立ち止まって考えるのは明らかに非効率的である。この情報化社会の中で、多くの情報量を捌ききれない。考えるのにもエネルギーが必要であり、疲れてしまう。しかし、相場の世界では信じるものは救われないことの方が多い。時流に乗っている人、頭の良い人、自信に満ちている人。彼らもまた、もっともらしい事を言うだろう。しかし、もっともらしいことを言うだけである。それ以上ではないことを留意したい。
2013.03.27
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多くのバリュー投資家がバリュー銘柄を見失っているが、バリュー銘柄は不人気株にしかない。我を失って『株価が上昇するような』バリュー株を探しても仕方がないのだ。そのような投資を是とするなら、バリュー投資家は向いていない。別に全ての投資家にとってバリュー投資が正解という訳ではないのだから、不人気株への投資をするほど気が長くないのであれば、バリュー投資は諦めて別の投資手法を探すというのも良いだろう。バリュー投資家は基本的に、一般的な投資家からは馬鹿のように見られる。不人気株が不人気株である為には、それなりの理由があるのだ。そのような銘柄に投資をする行為は、思慮の浅い投資家に思われる事が多々ある。不人気株ばかりが並ぶポートフォリオなど、嘲笑の的になる。周りから頭が良く見られたいのであれば、バリュー投資家は向いていないという訳だ。結果として、それらの馬鹿みたいなポートフォリオのパフォーマンスが、長期的に平均よりやや優れたものであったとしても、それはさほど注目されるほどではない。バリュー投資家が持株を公開して、それが注目されるようではバリュー投資家としては2流以下である。やれやれ。世の中、なかなかうまくいかないものである。
2013.03.25
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僕は優待銘柄の煩わしさが嫌いで、優待銘柄というだけで購入検討から外したりしている、割と珍しい弱小個人投資家です。3月はいつも優待権利落ちが嫌で、権利日になる前に叩き売ったりしています。優待要らないのによく売り忘れてしまって、大惨事になったりしていますが、今回はそのような事が無い様にしなければならん、と確認してみました。確認してみて、思いの他優待銘柄が少ないのに驚きました。保有している61銘柄のうち、3月優待はたった6銘柄のみ。優待銘柄全部合わせても15銘柄でした。ちょっと衝撃的な事実です。優待銘柄の煩わしさを避けている内に、非優待銘柄中心のポートフォリオになっていた。しかも、優待権利落ちで暴落する類の銘柄は殆ど保有していない。ここ数年優待新設の発表が多く、優待銘柄が多くなってきていると思っていましたが、なんてことはない。非優待銘柄だけでも日本株投資は十分やっていけるみたいです。恐らく今年は、(今のところ)日本株式市場全体的に、非優待銘柄の方がかなり優れたパフォーマンスになっていると思います。これからどうなるか?幾らなんでも、もうちょっと優待銘柄のパフォーマンスが上がると思います。優待銘柄は暴落相場に強いというイメージがあります。今年も来るであろう暴落相場では、優待銘柄と非優待銘柄との株価推移を注視していきたいと思います。
2013.03.22
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予測できない未来が起こりうる以上、どうしても失敗は有り得る。それも、大きな失敗だ。失敗する事を避けてばかりで失敗する事を前提としない投資は、それはそれでリスクがある。失敗しないことより、失敗した後の対応を間違えないようにする方が、投資家として正しい姿勢である。
2013.03.19
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ブログ更新を再開して3ヶ月が経とうとしていますが、このブログの方針について御説明します。1.銘柄紹介についてこのプログ『むぎゅ。』では、今のところ特に要望のない限り銘柄の紹介をする予定はありません。ただ、休止前はたまにですが適当な銘柄を紹介していましたし、別にこれからずっと銘柄紹介しないと決めている訳ではありません。相場が活況を示してくると、皆自分の気に入っている銘柄を他人に紹介したくて仕方がなくなってくる傾向にあります。最近のバリュー投資家さんのサイトを見ると、紹介したくてウズウズしているのがよく分かると思います。右も左も銘柄紹介をやりつつある昨今の相場環境下では、銘柄の紹介はそういうサイトにお任せします。お任せしていると言っても、僕は僕で、2ちゃんねるの『割安銘柄の紹介と、その後を報告するスレ』で相変わらず割安株を紹介とその後の報告を続けています。興味があれば御笑覧下さい。http://anago.2ch.net/test/read.cgi/stock/1351129137/2.保有株と損益の公表について『むぎゅ。』では僕の保有株と損益については公表していません。ただ、別に僕自身が自分の保有株や損益について公表しないというスタンスを貫いているという訳ではありません。御存知の方も多いかもしれませんが、過去は別のところで公表していました。もうプロバイダ移管を期に閉鎖してしまいましたが、僕は2年前まで株式投資だけではなく映画やゲームや純文学などを含めた雑多なホームページを運営していまして、そちらで保有株と損益の詳細を公表をしていました。そちらでは、評価額変動だけではなく、過去の信用取引を含む全取引履歴や、受け取った配当・支払った税金などの詳細まで公表していました。インターネット上で売買内容を公表している投資家は数多くいますが、僕は自分以外で自分と同じくらい詳細に株式投資の状況・売買履歴を公表している投資家を知りません。それ位なので、僕自身は保有株と損益の公表をすること自体に、あまり抵抗はありません。ただ、投資家たるもの、儲かっている時はひっそりと、損している時は大々的に、というスタンスの方が良いのではないかと思っています。相場が活況を示してくると、「僕こんなに儲かったよ、えっへん!」という主張をしたがる人が雨後の筍のように増えてきます。ですが、現在の相場環境でどういう投資スタンスを持っている人がどの程度儲かっているかは、大雑把に大体分かります。短期的に時流に乗っているかどうかを示したいのであれば、結局は自分の実力の範疇でない、いわゆる運によって左右されるということを十分に認識するべきだと思っています。それよりも、保有株と損益を公表することで、または公表されているのを見て意識することで、自分の投資スタンスが自分に合っていない方向にズレてきてしまう人が出てくるのではないか、と傍から見ていて心配してしまいます。3.コメントへの返事について今年になって『むぎゅ。』の更新を再開してから、コメントには返事をしない方針とさせて頂いております。というのも、今後このブログの投稿内容に、時折過激なものを入れていくつもりだからです。内容によっては、コメントも過激なものが出てくるかもしれません。また、議論が噛み合わず、平行線を辿る事もあると思います。収拾が付かなくなると煩わしい思いをさせてしまう可能性が高いので、返事をしないなら全部しない、という方針にした方が良いのかなという感じで考えています。僕自身コメントに返事をするのが好きで、去年までコメントへはほぼ必ず返事をしていました。再開する時に悩んだのですが、今後は基本的に返事をしないスタンスとさせて下さい。コメントをして頂いた方、申し訳ありません。ただ、全てのコメントは熟読させて頂いております。4.リンクについて読者の皆様は既に御存知の通り、『むぎゅ。』は大多数には決して受け入れられないような少数派の意見を延々と吐き続ける内容になっています。その為、去年までずっとリンク厳禁というスタンスでしたが、再開を期にリンク厳禁というスタンスは止めました。というのも、再開前は1日あたりのアクセス数が片手で数えられる程度しかなかった為です。アクセス数0という日も珍しくない状況でしたので、リンク厳禁だと殆ど誰にも読まれない状態になってしまう、というのが理由です。既に今年になって、リンクやお気に入りブログ登録して頂いている方が何名かいらっしゃいます。こんなサイトにリンクを張って頂きまして、有難う御座います。ただ、このサイトにリンクやお気に入りブログ登録をしていると、それだけでバリュー投資家さんなどからの印象を悪くする事があるかもしれません。また、投稿内容によっては、自分の投資スタンスを批判されているように感じる事もあると思います。内容に気に入らない点などありましたら、遠慮なく、即座にリンクやお気に入りブログ登録から外して下さい。宜しくお願いします。5.バリュー投資批判・バリュー投資家批判について『むぎゅ。』ではバリュー投資家などに対して批判をしていますが、愛のない批判はしていません。僕は、僕の投資手法とは違いますが、バリュー投資は一つの正しい投資手法であり、また日本人に合った投資手法だと思っています。バリュー投資という手法を馬鹿にしようという心持は全くありません。バリュー投資家を馬鹿にするつもりも、全くありません。同様に、バリュー投資家以外の投資家についても、馬鹿にするような気持ちは全くありません。ファンダメンタル投資家からテクニカル投資家まで、バリュー投資家からグロース投資家まで、割安株投資家から割高株投資家まで、全て同程度には正しい投資だと思っています。むしろ、個々の投資手法について、正しいかどうかを議論すること自体、センスが悪いと思っています。(なので、バリュー投資家さんは少しセンスが悪いかな、という気持ちはあります)ただし、他の投資家を馬鹿にするような投資家は、その対象外です。バリュー投資家を含めて、個人投資家の中には他の投資手法を馬鹿にしたりする人がまれにいますが、そういう人に対しては、愛のない批判をします。細々した事を書くとキリがないですが、大雑把には以上となります。宜しくお願いします。
2013.03.17
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株価は常に適正価格。今回の話は、これを念頭に入れて読んで頂きたい。最近の、株価の上昇は異常とも言えるほどで、大型株から小型株まで、外需株から内需株まで、何から何まで軒並み暴騰。年初来高値更新しているばかりで、もはや年初来安値を更新している銘柄など絶滅したかに見えます。もうずっと、騰落レシオは100を切っていません。164.5という、記録的な高値に到達した後も一度も急落せず、100を一度も切らないままもう4ヶ月が過ぎました。もう二度と来ないと思っていたバブルが、今目の前に。信じられない。これだけ上がっても、日経平均はまだ12000円台です。3ヶ月足らずで、あらゆる指数が30%も上昇。JASDAQ指数に関しては、40%も上昇。マザーズ指数なんて、今年1月だけで50%の上昇し、その後の急落にもめげず、今では新高値を大きく更新しています。何から何まで、暴騰しています。全面高で、皆が皆、儲かっています。多少の差はあれ、日本株全体が軒並み全面高。もうずっとこの活況が続いています。本当に嬉しいです。明日の株価は分かりませんが、力強い日本株式市場を久々に見ることが出来ました。循環物色は、まだまだ続きそう。…と思っていたので、過去を紐解きました。僕は1週間単位で詳細に記録を付けていますので、資産変動から保有株推移まで、詳細を確認する事が出来ます。確認してみると、驚いた事に、今回のような全面高でこそないものの、とても似たような相場がありました。その時のパフォーマンスは凄まじく、特定の分野に注力しないで20銘柄以上に投資をしている、僕のような本格的な分散投資家でさえ、3ヶ月で2倍以上の資産になっています。時期的に言うと、2004年の2月から4月まで。その時は全く信用取引をしていませんので、純粋に現物株の取引のみです。現物株のみで、特定の分野に注力しない本格的な分散投資家でさえ、3ヶ月で資産を2倍にできる、とてもとても良い相場でした。しかし、その後5月に保有銘柄の評価額が急落しています。暴落というのは恐ろしいもので、一気に来ます。本格的な分散投資家の僕も、1週間で20%を超える下落をこうむった記録がありました。分散投資家でない投資家には別に珍しくはないかもしれませんが、分散投資家にとってはこの20%超の下落というのは、なかなかにインパクトがあります。もっと言うと、1日で10%近くも下落をしている時もありました。その時、下落幅が大きかった銘柄は、それまで上昇幅が大きかった銘柄です。つまり、暴騰している銘柄は暴落する可能性もはらんでいた、という事です。勿論、過去の話です。ずっとずっと昔の話です。もう10年近く前の話。皆さんもう忘れちゃいましたね、そんな昔の話。僕も忘れちゃいました。だって、毎日踊り続けていますから。イメージは、そう、ジュリアナ東京。皆で踊れば怖くない。暴落なんて怖くない。さあ踊りましょう。踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪
2013.03.14
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資本主義社会の原動力は、健全な欲望です。それは、借金による投資や消費が、経済を動かすエネルギーに直結するからです。このエネルギーは、当然ながら人々の期待や不安などの感情に大きく左右されます。その為、資本主義社会が不安定化します。この不安定化を抑える方法は主に2つ。1つは、政府。民間の感情と違う方向で、政府が政策を決定する。もう1つは、金融。民間の感情と違う方向で、中央銀行が金融策を実施する。しかし、資本主義社会でバブルの発生を抑えるのは、極めて困難です。効率的な金融システムにするには、規制緩和を推し進めなければならず、結果としてバブルが拡大してしまいます。バブルを抑えるためには、非効率な規制を作らねばなりません。癒着も生まれてしまいます。バブルとは、返済能力を超えて借金をしてしまうことです。資本主義社会自体、バブルの発生を前提とした不完全なシステムなのです。レバレッジをかけて高い成長をしていく以上、多かれ少なかれバブルは発生してしまいます。資本主義というシステムは決して完全なものではなく、今あるシステムの中で一番マシなシステムであるという認識は、僕達投資家一人一人が持っておいた方が良いでしょうね。
2013.03.13
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大局観については、経験を通じて自分なりのものが構築されてきます。自分の推測とその後の結果の確認を何度も経験することで、自分なりの理解を積み重ねていき、徐々に大局観というものが分かってきます。直感に影響する場合も多い相場観と違い、大局観は短期的な感情に左右されません。大きな流れの向きを意識するからです。僕は、その個々の大局観を総合したものを『資本の意思』と呼んでいます。資本の意思については過去の投稿内容を御照覧頂ければ幸いです。『資本の意思』は常に自らを増幅させる方向に向きます。しかし、だからと言って、個々の大局観が正しいかどうかは別の話です。沢山の知識と経験を通じて、徐々に培われた感覚。これは知恵の一部です。知恵は確かに大局観に影響する一要素ですが、それ程大きな要素という訳ではありません。僕は、大局観にはむしろ性格が影響することの方が多いと思っています。時には信念や情熱が大局観を歪ませる事もあるでしょう。しかし、そのこと自体はさして重要ではありません。重要なのは、自分の信念や情熱で、自分の大局観が歪まされているという事を理解することです。自分の希望する未来に向けてバイアスがかかっている事を理解した上であれば、自分の大局観が間違っていても、致命傷を負う前に自分の間違いに気が付くことでしょう。分かり易く言うと、『自分なりにバイアスをかけた大局観を持ちながらも、常に自分の立ち位置を(極めて客観的に)把握する』という事です。僕は万年強気のブルですが、大局観は持ち合わせています。かなりバイアスのかかった大局観ですが、多くの日本人の向かおうとする未来が、徐々に僕の大局観の向いている方向と近くなっていることを日々感じています。余りこちら側が多くなると、それはそれで危険なので、その時僕は反対側に移ろうと思います。万年強気のブルは変えませんが、ROE至上主義の看板は下ろすかもしれません。まだまだ先の話です。まだまだまだまだ先の話です。
2013.03.10
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経済に限った話ではありませんが、大きな流れや、それに伴う全体の方向性を大局と言い、この大局を捉える力を大局観と言います。自分主体で考えている限り、いつまで経っても大局観を磨くことは出来ません。大局観を磨く為には、自分がいる部分ではなく、全体を客観的に捉える事が必要になります。大局観に自分の立ち位置は関係ありません。大きな流れを捉えることが出来れば、自分が今置かれている状況を捉えることが出来、これからどのような方向に向かうべきかを予測する事が出来ます。勿論、どのように行動をするかの方向性が分かったとしても、道を誤ることは往々にあります。将来を正しく予測するのは不可能ですから、予測していない出来事が起きた事で、進むべき方向が急変することもあるでしょう。どんなに頑張っても、やはり分からない事は分からないのです。という事を踏まえた上で、僕は、大局観こそバリュー投資家にとって大切にするべきものだと思っています。だって彼らは、実際のところ大した分析をやっている訳ではないのですから。しかし残念ながら、大局観に基づき、どっしりと構えたバリュー投資家はなかなか見当たりません。実際に居ないばかりでなく、そういう投資家を目指しているようにも思えません。実際の彼らがその通り行動しているかどうかはさて置き、株式投資では価格に対して本質的な価値がどうなのか、それのみを追求するべきである、という考えを持っているように受け取れます。まるで、企業の本質的な価値を見極める力があれば、大局観など必要ないと言わんばかりです。もしそう思うのであれば、価値がなくなった時には価値がないと見極めなくてはなりません。しかし、かれらバリュー投資家は、価値がなくなったという事はまず言いません。『価値がある』という判断はできても、『価値がない』という判断は出来ないという事なのでしょうか。これは、現在の日本のバリュー投資家に関する謎の一つです。また加えて、大局ではなく近視的な相場観を重要視して、切った張ったの鉄火場で、次に上昇する銘柄が何かを追い求めているバリュー投資家も、最近はかなり増えてきている印象を受けます。近視的な相場観は大局を正しく捉えた時にはとても良い結果を得る事が可能になりますが、そうでない場合は気が付かないうちにかなりのリスクを負うことになる場合が多々あります。そのリスクを負う覚悟がないのであれば、狼狽して判断を誤る要因になります。この要因は、時として投資家に致命傷を与えます。上昇相場で余り恩恵に与っていない投資家が下落相場で大きな被害を受けるのも、この要因による影響が少なくありません。何れにしろ、大局観を磨いていない投資家が、その時々の相場で右往左往しても、長期的に良い結果は得られないと断言できます。バリュー投資家は勿論、ファンダメンタル投資家であれば、自分なりの大局観は持つべきです。勿論、あらゆる可能性を考慮し、分からない事は分からない、と認識した上でです。言うまでもないですが、自分の持つ大局観など、実際は自分が思っている以上に正確さに欠けるものです。(大局観については、後日補足します)さらにもっと言うと、大局観を重要視するバリュー投資家であっても、大局観を正しく判断できる人は殆ど居ません。何故か彼らバリュー投資家の大局観は、実際のところかなりの確率で間違っています。これは特筆に価するでしょう。大局観を正しく捉えるというのは難しい事です。しかし、価値と価格との乖離に着目して投資をするバリュー投資家が大局を大きく見誤るというのも、同じくらいには難しいのではないかと思います。彼らが何故大局を見誤るか。それは、かれらの求める本質的な価値が、大局の動きと反対の動きをしているからなのかもしれません。自分の追い求める本質的な価値とは、果たして一体何なのか?その事を理解しようとしていないのであれば、彼らはまた同じ間違いを繰り返す事になるでしょう。
2013.03.07
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人間というのは本当に欲深いもので、幾ら儲けても満足できません。長く続いた全面高でこれだけ簡単に儲かると、他人と比べてしまって、もっと儲けられるはずだ、今はもっともっと儲けるチャンスだ、と山っ気を出してしまっています。最近のバリュー投資家を見ていると、本当に満足しないんだなぁ、と呆れてしまいます。こりゃ、僕も負けてられませんね!
2013.03.04
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問題のある銘柄を保有する事について、過度に気にする必要はありません。悪材料を抱えている銘柄でも、その材料の情報が投資家に共有化されているのであれば、気にせずのんびり保有していれば良いのです。だって、その材料は、既にしっかりと株価に織り込まれていますからね。多くのバリュー投資家は悪材料のある銘柄を避けたがる傾向にありますが、まぁ基本的にはあまり気にしないで良いです。別に自分だけが知っている材料ではありませんしね。その材料の先にある、みんなが知らない悪材料に自分だけが気が付いているつもりになっているなら、話は別ですが。
2013.03.02
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