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2014年08月04日
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カテゴリ: くすり
14.漢方処方製剤・生薬製剤
1.漢方処方製剤
1)漢方の特徴・基本的な考え方
 古来に中国から伝わり、日本において発展してきた医学が漢方医学であり、後ほど西洋から日本に入ってきた蘭方(西洋医学)と区別するためにこの名前が付けられた。

 漢方薬は、漢方の考え方に沿うように、生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものであり、処方全体としての適用性等、その性質から見て処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである※。漢方薬は、使用する人の体質や症状その他の状態に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる※2.

 漢方の考え方として重要なものは、患者の証(体質及び症状)及び陰陽五行説である。

 患者の証(体質及び症状)に基づく考え方とは、体質を虚証と実証とに分類し、それに応じて処方を選択する考え方である。虚証とは、体内の臓器を働かせるエネルギーの貯蔵量が少ない体質(虚弱体質(体力の衰えている人、体の弱い人))をいい、実証とは、そうしたエネルギーの貯蔵量が多い体質(比較的体力がある状態)を指す。

 症状については、陰病と陽病とに分類される。陰病とは、実際に使用するエネルギーが少ないため臓器の機能が低下している状態であり、陽病とは、実際に使用するエネルギーが多いため臓器の機能が亢進している状態をいう。

 患者の証に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できるが、合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる。そのため、漢方薬を使用しようとする人の体質と症状を十分に踏まえ、処方が選択されることが望ましい。

 陰陽五行説は、人体の臓器を五臓六腑に分け、それぞれの臓器が相互に作用しあって生体のバランスを取っている、という考え方に基づいて処方を選択する考え方である。そのため、漢方薬を使用しようとする人の症状や臓器の状態を十分に踏まえ、処方が選択されることが望ましい。

 漢方医学にはこうした2つの考え方があるが、現在では、これらを組み合わせた考え方が広く用いられている。

 一般用医薬品として漢方薬を購入する際には、漢方処方製剤を使用しようとする人の証(体質及び症状)を理解し、その証に合った漢方処方を選択することができるよう、医薬品の販売等に従事する専門家(薬剤師・登録販売者)へ相談し、漢方処方製剤の適正な使用をすることが重要である。

 「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」などという誤った認識がなされていることがあり、副作用を看過する要因となりやすい※3しかし、漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがあり、また、症に適さない漢方処方製剤が使用されたために、症状の悪化や副作用を引き起こす場合もある。

 なお、漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3か月未満の乳児には使用しないこととされている。

 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものもが多く、比較的長期間(1か月くらい)継続して服用されることがある。また、漢方処方製剤によっては、服用によりまれに症状が進行することがあるものもある。その漢方処方が適しているかを見極めるためにも、一定期間使用した後も、専門家に相談する等、症状の経過や副作用の発現に留意されることが重要である。



※漢方薬の効果は、個々の構成生薬の薬効とは直接関連性が無いものである。

※2一方、中医学は、日本において発展してきた漢方医学とは基は同じであるが、中国において発展してきたものであり、漢方医学とは考え方等が異なっている。中医学で使用する薬を中薬と呼び、個々の使用する人に応じて、生薬を組み合わせたものが用いられる。

※3東洋医学では、治療効果が現れる過程で一時的に病状が悪化する等の体の不調(瞑眩めいげん)を生じ、その後病気が完全に治るとの考え方がなされることもあり、重篤な副作用の初期症状を看過する要因となりやすい。











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最終更新日  2014年08月05日 05時26分31秒
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