わたしのブログ

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2008年09月21日
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カテゴリ: 映画 本
 『itと呼ばれた子』の最終章。今までニュースでも、本でもいろいろな子供の虐待を見たり聞いたりしてきたけれど、こんなに酷いのは初めてだった。かなり、読んでて辛かった。
 特に幼いころの体験なんて、この母親は人間じゃないと思った。ご飯も与えられず、寝るところもなく、洗剤を飲まされ、ナイフで刺される。考えられない。それでも、デイブは孤独と苦痛とた戦った。悲惨な毎日の中にも、微かな夢を持って。
 この本は大人になった彼の話だ。途中で、異変に気づいた大人が施設に彼を入れ、母親から引き離す。それで彼は救われたのか?この本を読めば分かるけど、いつまでも、彼は母親からは逃げられない。記憶があるから。そして、そこまでされても、彼は母親を愛していた。愛されたいと切に願っていた。
 子供の心は繊細だ。そして、母親の存在は大きい。愛をいっぱい受けて当然の頃に愛されなかったデイブ。あまりにも、残酷すぎる。
 救いは彼が今、この本を書き、自分と母親の関係を見つめ直し、自分が悪かったわけじゃないとやっと思えた事。そして、今は幸せな家庭を持ち、良きパパをして、自分の子供達に愛をいっぱい与えている事。
 強い人だと思う。moonboy2.gif





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最終更新日  2008年09月21日 23時11分40秒
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