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xiao61
UKロック、インディ、ギターポップパワーポップネオアコ。Suedeが大好き。
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2006.01.20
テーマ： 徒然日記(23477)
カテゴリ： その他
3年前の今日、私がバイトしていた服屋が、閉店しました。
いつもどおりに店に入っていこうとしたら、社長とちょうど入れ違いで、社長はいつものとおりに「おはよう、xiaoくん。」と笑って、出て行きました。
でも、なんだか店の様子がおかしい。
シャッターが半開きだし、いつもいない支店の人たちまで来てる。
いつもなら、私と店長と社長だけなのに。
荷物をロッカーに入れていたら、2Fからマネージャーが私を呼びました。
上に上がっていくと、支店の人から店長から、勢揃いして座っていました。
直感で、「ああ、今日で終わりなんだ。」と思いました。
私が座ると、マネージャーが、やっぱりいつものとおりに、穏やかな口調で言いました。
「xiaoちゃん、急なことなんだけど、今日でお店を閉めることになったの。」
私は、意外にもけっこう落ち着いていました。「そうですか。」と言って、黙りました。
それで、話すことは終わりでした。
あとは、店を片付けることに終始。
服の返品作業やラックの解体、ゴミ捨てなどなど…。
すべてが終わったのは、もう真っ暗になったころでした。
返品しなかった服は、マネージャーが、好きなのを持っていっていいと言ってくれたので、思い出の意味として、少しいただきました。
外に出て、みんなで「お疲れ様。」と言って、別れて。
それで、本当にすべておしまいでした。
駅へ向かう道のり、本当に寒かった。
いただいた服を抱え、寒さに凍えて白い息を吐き、とぼとぼと歩きながら、私は、泣いていました。
一日が終わるそのときになって、ようやく、あの居心地の良い場所を失ったことを実感したんです。もう明日からは店に出ることもない。これから先、ずっとない。
大好きな店でした。
最初は顧客として、途中から店員として、何年もお世話になった店でした。
それが、たったの一日でもろくも崩れ去ってしまった。
不景気という言葉を、この日ほど噛み締めたことはありません。
のんびりしている私ですが、薄々感づいてはいました。状況が悪化する一方だということを。
ひとり考え込む社長の背中。弁護士事務所からの電話。銀行からの電話。
それでも、うちの店に限って、という思いの方が強かったのです。
そして、元気な社長の姿を見たのは、あの朝が最後でした。
あれほど辛い出来事には、まだ出会っていません。
おそらく人生で最大級の痛みを経験した3年前の今日でした。
暗い話でごめんなさい。
でも、どうしても書かずにはいられなかった。
忘れてはいけないと思うから。
あの店があの場所にあったこと、社長のこと、私は絶対に忘れません。
いつもどおりに店に入っていこうとしたら、社長とちょうど入れ違いで、社長はいつものとおりに「おはよう、xiaoくん。」と笑って、出て行きました。
でも、なんだか店の様子がおかしい。
シャッターが半開きだし、いつもいない支店の人たちまで来てる。
いつもなら、私と店長と社長だけなのに。
荷物をロッカーに入れていたら、2Fからマネージャーが私を呼びました。
上に上がっていくと、支店の人から店長から、勢揃いして座っていました。
直感で、「ああ、今日で終わりなんだ。」と思いました。
私が座ると、マネージャーが、やっぱりいつものとおりに、穏やかな口調で言いました。
「xiaoちゃん、急なことなんだけど、今日でお店を閉めることになったの。」
私は、意外にもけっこう落ち着いていました。「そうですか。」と言って、黙りました。
それで、話すことは終わりでした。
あとは、店を片付けることに終始。
服の返品作業やラックの解体、ゴミ捨てなどなど…。
すべてが終わったのは、もう真っ暗になったころでした。
返品しなかった服は、マネージャーが、好きなのを持っていっていいと言ってくれたので、思い出の意味として、少しいただきました。
外に出て、みんなで「お疲れ様。」と言って、別れて。
それで、本当にすべておしまいでした。
駅へ向かう道のり、本当に寒かった。
いただいた服を抱え、寒さに凍えて白い息を吐き、とぼとぼと歩きながら、私は、泣いていました。
一日が終わるそのときになって、ようやく、あの居心地の良い場所を失ったことを実感したんです。もう明日からは店に出ることもない。これから先、ずっとない。
大好きな店でした。
最初は顧客として、途中から店員として、何年もお世話になった店でした。
それが、たったの一日でもろくも崩れ去ってしまった。
不景気という言葉を、この日ほど噛み締めたことはありません。
のんびりしている私ですが、薄々感づいてはいました。状況が悪化する一方だということを。
ひとり考え込む社長の背中。弁護士事務所からの電話。銀行からの電話。
それでも、うちの店に限って、という思いの方が強かったのです。
そして、元気な社長の姿を見たのは、あの朝が最後でした。
あれほど辛い出来事には、まだ出会っていません。
おそらく人生で最大級の痛みを経験した3年前の今日でした。
暗い話でごめんなさい。
でも、どうしても書かずにはいられなかった。
忘れてはいけないと思うから。
あの店があの場所にあったこと、社長のこと、私は絶対に忘れません。
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