Starsailor、7年ぶりのアルバム「where the wild things grow」がリリースされました。 もう出ないかなと思っていたところでのこういうニュースは、本当に嬉しい。プロデュースは前作に引き続き、Embraceのマクナマラ兄弟の弟・Richard McNamara。Starsailor+Embraceなんて、おいしすぎる組み合わせです。相変わらずのJames Walshの粘っこく歌い上げるヴォーカルが、何とも言えず激渋です。随所に差し込まれるファルセットも聞きほれます。
期待にたがわぬStarsailorっぽさと、ライヴっぽいグルーヴ感のある曲(「heavyweight」とか「dead on the money」とか)がアクセントになっているように感じました。Embraceの初期を思わせる、ワイルドな音のような…?やはりプロデューサーの存在って音に出るのかななんて思っています。賛歌のようなコーラスが印象的なオープニングナンバー「into the wild」や、「after the rain」のあたたかい音も、どこかに野生や自然の雰囲気を感じさせてくれて、聴いていて本当に心地良い。