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硬いタイトルで恐縮です。
要は社会生活の全てに資本主義原理は適用されるのかということであり、僕はそうは思わないといいたいんです。
先日病院際で演奏したのですが、その病院が赤字ということを新聞が書きたて、町議会でも問題になっているとか。
果たして病院って黒字にする必要があるんでしょうか。黒字って利益を出すってことでしょ。僕は利益を出しているような病院は信用できないけどなあ。
そもそも地方都市や過疎化地域でも、都市部に負けないくらいの医療体制を持つために自治体がお金を出して病院を作り、地域医療の充実を図り住民が安心して生活できるようにしているわけでしょ。都市部じゃないんだから赤字がでても当たり前。もちろん、無駄遣いとかがあれば別ですが、そうでない限りは、充実した医療体制を作るために足りないお金は自治体が補填すべきだし、そのために自治体は存在しているわけでしょ。
僕はそういう役割の病院が黒字を出すことのほうが問題だと思います。黒字を出すために医療行為が過剰になったりベッドの回転率を上げる為に治療の必要な患者を追い出したりすることのほうが問題だと思いますけどね。
赤字ということは誠実な医療行為をしている証拠だと思います。その赤字は地域住民がこれからも安心して治療してもらえるために税金を使って補填すればいいだけのことです。そのための税金でしょ。
僕は国家や自治体が赤字になるというのも当たり前のことだと思います。ただ、今の赤字は行政がでたらめな運営をしたことにも原因があるので、すぐに税金で補填するということは反対です。まずは、無駄遣いを徹底的になくすべきです。でも、そもそも、国家は国民が生活する上で必要であり、かつ、儲からない部門を引き受けているのだから赤字になって当然です。儲かりそうな分野は民間がやればいいんです。儲からない部門を引き受けて、それに必要なお金は国民から集める。それが通常の姿だと思います。赤字とか黒字ということを問題にすべきではないと思うんですけどね。
自治体の赤字が問題だといって、自治体が儲かる分野に進出したら民間は大打撃です。
ちなみに、僕の住んでいる地域のお隣の市(上田市)は税金を使って市民交流施設を作りました。そこには完全防音の練習スタジオもできました。税金などの豊富な資金を使って機材も最高級。しかもレンタル料金は破格の安さ。そりゃそうでしょ、税金を使っているんだから。
現在、上田市には民間の練習スタジオもいくつかあります。ライブハウスも兼ねており、ライブ以外は貸しスタジオとしての収入も経営上重要です。もし、この公共施設に客を奪われて経営が立ち行かなくなり倒産ないし廃業してしまったらバンドは発表する場を失います。公共施設は禁酒禁煙だし、お客の節度も要求されますから、ロックバンドのライブは難しいし、そんなところでライブをしても楽しくないでしょう。下手をすると、近い将来、この地域のライブハウスは全滅するかもしれません。僕の貸しスタジオも同様です。
もともと民間が頑張っている分野に公共機関が進出するってどうなんでしょうね。僕は疑問です。やっぱり公共機関は民間がやらない分野をやるからこそ存在する意味があると思うんですけどね。
ということで、僕のスタジオもいつまで続くかわかりません。上田市の施設に勝ち目はありません。交通の便はいいし、新しいし、機材も最高級、2重窓の向こうには芝生広場が広がって、値段も格安。戦う気も起きません。ただ、今の利用者は付き合いも長くて、みなさん、僕のスタジオをこれからも使ってくれると言ってくれています。ありがたいことです。その気持ちに応えられるよう、僕なりにベストを尽くすしかないですね。
何でもかんでも資本主義原理が支配して赤字だ黒字だと騒ぐのは間違いだと思います。まずは、そこのところをしっかり考えてほしいですね。