Welcome to the Mentor’s world

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2014.11.14
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山登りが好きな人がいるとします。

最初は近所の山にハイキング気分で登り、次には国内の有名な山に挑戦し、ついには世界最高峰を目指し、それを果たしたとしましょう。

でも、誰もが最高峰を目指すわけではありません。ハイキングで楽しむのもよし、富士山に登るのもよし、日本アルプスを縦断する、難関といわれるルートからの登頂を目指す、そのどれを選んでも、選んだ人はそれを自分の目標や趣味にして楽しむわけです。

僕がやってはいけないと思うことは、自分の選んだ道こそが最高と思い込み、他の道を選んだ人を見下したり馬鹿にすることです。

微妙なのは、世界最高峰を極めた人が、その苦しい道中の果にあった最高峰からの眺めや最高峰を征服したという喜びに感動をし、仲間にも登ることを勧めることです。

感動を知っているからこそ熱心に勧めるでしょう。その気持ちは痛いほどわかります。ただし、極めた人は自分にそれだけの才能があったことを忘れがちです。極められない人は努力が足りないとか目指さないというだけではなくて、実は才能がないのがほとんどです。

これは音楽にも言えることです。

昔、小澤征爾さんは、「何もかも忘れて音楽に没入することほど素晴らしいものはない。そのために演奏者は技術を磨き、指揮者は譜面を勉強する」といっていました。

僕がこの年まで音楽を続けているのは、好きということもありますが、小沢さんのいう素晴らしさを知っているからでもあります。そして、僕がそれを感じるのはオリジナルを自分で録音しているときなんですよね。

オリジナルの制作や録音をしているときには、本当に何もかも忘れて音楽に没入しています。自分のイメージが形になっていく過程は、本当に喜びや興奮の連続で麻薬みたいなものです。

中には、演奏技術を磨き、演奏のうまい人を集めて一緒に演奏することで喜びを感じる人もいるでしょう。僕の場合、演奏技術を磨いていないので(笑)、その喜びは知りません。たまに勘違いな自己満足で感じることもありますが、それを聞き返しても感動できるほどではありませんし。そして、僕は自分がどんなに努力しても演奏技術の向上はもう望めないということを知っています。だから目指さないのじゃなくて目指せないんですよね。じゃあ、音楽は楽しくないかといえば楽しいんですよね~。

夜、誰もいない部屋で一人ギターをつま弾くときにも、何とも言えない気分になります。これも音楽の楽しみ方です。ドラムも練習というより、ただ、気の向くままに叩くのも楽しいし。

バンドをやっている人は、小沢さんのいうすばらしさをバンドで感じたいから苦労もしているし、逆にその喜びを知っている人達はいくつになってもバンドを続けています。それは草野球を長年続けている人の気持ちと同じです。下手でもやっていれば楽しい。それが音楽です。

音楽には色々な楽しみ方があります。人類の先祖の遺跡からも音楽を楽しんでいたと思われるものが出土していますし、人間にとって音楽は水や空気、食べ物と同じくらいに必要なものなんだと思います。その音楽を色々な形で、人それぞれが楽しんでいる。考えようによっては幸せな時代と言えるでしょうね。






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Last updated  2014.11.15 14:56:13


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