Welcome to the Mentor’s world

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2017.09.18
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社会の歪みとかではなくて、エレキの音色です。
昨日の日記でも書きましたが、最近は歪んだギターの音色が変わってきました。
そもそも、歪みはオーディオ関係者にとっては悩みの種。音量を上げるとアンプやスピーカーが負荷に耐え切れず歪んでしまい、綺麗な音色で再生できないのでどうにかならないかと苦心していました。
ロックが生まれ、ギタリストが歪んだ音を要求したとき、ジム・マーシャルさんはそんなの簡単だと。でも、ロックギタリストはさらなる歪みを求めたわけです。
さて、人間の声も叫べば歪みます。金切り声とかが典型です。ロックの誕生により、ボーカルもこういう声を出すようになりました。どちらにせよ、基本は一緒。大きな音にすれば歪むということです。
ところが、今はエフェクターによって小さな音でも歪むようになっています。
これが僕にとっては不自然に感じてしまうんですよね。
昔の歌手って、歪んだ声が自然でした。曲が盛り上がり声量があがると歪む。それがかっこいいと思っていました。ビートルズのジョンとポール、ビリー・ジョエルなどなど。
前述のジム・マーシャルさんの作ったギターアンプも昔はそうでした。ギターのボリュームを下げて軽く弾くとクリーン。ボリュームを上げて軽く弾くとクランチ、強く弾くと歪む。これはほかのギターアンプでも同じでジャズギタリストなどはこれをタッチのみで使い分けていました。
ところが、今はエフェクターが進化して、タッチにかかわらず歪むようになりました。弾いている姿をみているとタッチが弱いのに出てくる音は激歪み。これが不自然なんですよね。
今時の音楽だと歪んだギターのバッキングやギターソロが当たり前のように聞かれます。
でも、これって音源だから大丈夫なのであって、これと同じ音色をライブやホールでやると、威力半減なんですよね。
掲載した動画は今から30年以上前に軽井沢の野外ステージにジェフ・ベック、サンタナ、スティーブ・ルカサーという名ギタリスト3人が来たイベントです。ジェフやサンタナは昔ながらのセッティングなので歪みは強くないのですが、スティーブは当時最新のシステムでの音作り。僕は観にいけなかったのですが、観にいった人に聞くと、ジェフの音は大きすぎ、サンタナもでかい。スティーブの音は何を弾いているかわからなかったと。こういうメディアで聞けば何を弾いているかわかりますが、会場では上記の状態だったそうです。
つまり、自分の好きな音色であってもホールでその音を大きくすればいいというものではないんです。
今時の音色で音量を上げると音圧だけがあがったようになって客席では聞くに堪えない音になるし、他の楽器の音もかき消してしまいます。音源で聞いているようには聴こえないんですよね。それは音響の技術以前の問題です。軽井沢の動画でもそうだったんだから。
なおかつ、ホールでは音量を上げるためゲインという感度調整を上げすぎるとハウってしまいます。
昨日、僕がセッティングを変えてあげたアンプもまさにそれです。
歪みはクラシック、ハイゲイン、モダンの3種類から選べるようになっていますが、ハイゲインやモダンは小さな音で弾いていると気持ちいいのですが音量を上げるとこもってしまって音が飛びません。野外で使うならクラシックを使い、プリゲインは2、ポストゲイン(マスターボリューム)を8くらいに上げると家ではうるさくて使えませんがホールならば気持ちよく歪むしハウリングもおきづらいです。
昨日出演したアニソン?のコピーバンドのギターの音色は逆でした。単体で聞くといい音なのですが、全体で出すと埋もれてしまい、音量を上げるとガ~といっているようにしか聴こえません。
これがライブハウスや野外だとまた事情が変わってきます。その環境にあった音作りをすばやくできるのはプロで、アマチュアには酷なことです。でも、せっかくの舞台なのだから、こういう場での音作りというのも勉強しておいたほうがいいと思いますね。





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Last updated  2017.09.18 09:08:32


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