Welcome to the Mentor’s world

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2019.05.10
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​​DVDみました。結論をいうと国営放送版のほうがよかったです。期待していたドラマの続編的なほう(TBS版)ははっきりいって失望しました。役者は力演していたので脚本が悪かったのでしょう。テレビドラマの脚本がよかっただけに残念です。ただ、脚本が連名になっていましたので久松さんだけの責任じゃないかもしれませんけど。以下、ネタバレになりますが感想を書きます。
ロクヨンとはある未決事件の符丁であって昭和64年1月5日に起きた事件です。そうです、その数日後に平成に変わってしまった時期の事件です。誘拐殺人。で、本編の舞台は平成14年。1年後に時効を迎えるその事件の管轄である県警です。主人公の三上は刑事部から広報官に異動させられたばかりで、ある交通事故の加害者を匿名にしたことで記者クラブともめます。さらに、警察庁の刑事局長がロクヨンの被害者宅に弔問に来るということで、その調整でも苦労しています。原作は上下巻ですが、上巻はほぼ、この苦悩を描いていて読んでいても辛くなるくらいです。以前のブログで警察やマスコミに就職しなくてよかったと書いたのは、この状況がきつすぎたからならんですよね。さらに三上は自分の娘が数年前に失踪しており、今でもそれを探しているという一身上の事情も加わっています。これがストーリーの伏線にもなっています。詳しく書き始めると長くなるのでやめますが下巻でようやくマスコミとの和解が成立します。そのシーンが僕にとってこの小説のハイライトのひとつでした。三上の台詞もよかったし、その後のマスコミの対応もよかった。ところが、その描き方がドラマはどちらもイマイチでした。ビックリしたのは原作の台詞と違うのに国営放送版とTBS版の台詞が似ていた点です。ネットで調べたら国営放送のほうが先でした。パクッたといわれてもしょうがないくらいです。その後の記者のやり取りは違っていましたが国営放送版のほうが原作に近いしシーンとしても感動的でした。もし原作どおりの台詞を主役の佐藤浩市さんやピエール瀧さんがもっと抑揚をつけて語ったら間違いなく感動したと思うのですが。脚本、演出、監督の失点ですね。
TBS版の後編に謳われた「原作と違うラスト、慟哭の後編」は、慟哭どころかあきれました。何と三上はロクヨンの真犯人を追い詰めるために自ら犯罪を犯して警察をやめてしまうのです。刑事部との対立も原作よりひどくて最悪でした。原作の味をここまで悪いほうに消すのは映画としてどうなのかと思ってしまいますね。
原作はロクヨンの被害者少女の父親と犯人の声の録音に失敗し組織的にミスを隠蔽したことに耐えられなくなり辞職して引きこもっている元警察官が14年かけて犯人を突き止め、その犯人の娘を誘拐して同じ苦しみを与えてやるという展開です。結果的に犯人を逮捕しますが犯人がわかれば警察がミスしたことも公にせざるを得なくなる。そのとき自分は尊敬する上司を守るために広報官を続けたいというのです。それがラストでした。僕としては原作と違うラストということで、この娘が見つかって終わるんだと思っていました。その点、国営放送版はかなり原作に忠実で、しかも、三上家の電話が鳴るところで終わりました。もしかしたら娘からかもしれないという希望のある終わり方でした。TBS版で原作よりよかったのは引きこもっていた元警察官が出てきて母にわびるシーンくらいでした。
ということで、僕としては原作が一番面白いけど物足りないのでできればもっといい脚本のドラマで観てみたいですね。もし原作を知らずに映像で観たいという方には国営放送版をお勧めします。以前のブログに書いたとおりピエール瀧さんが主演です。新井浩文さんも出演しているのでテレビ放送されることはないでしょう。DVDは3枚組で結構高価ですが、TBS版よりもお勧めです。役者も好演しています。もし観たい方があればお貸ししますよ(^o^)
そして驚いたのがTBS版。最初に宣伝が入っています。その後、本編が始まるのですが、その前は早送りもスキップもできないように設定されているのです。絶対にそれだけは観ないといけないようになっています。金を出して買ったのになおかつ強制的に視聴させる部分を作っている。何とも残念なDVDでした。こちらも興味のある方にはお貸ししますがお勧めはできませんよ(^o^)






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Last updated  2019.05.10 20:20:11


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