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1975年6月15日(日)後楽園夜間(12回戦巨人7勝5敗)=観衆50、000人
広 島 000 010 000 | 1
巨 人 020 200 30× | 7
勝投手 横山 1勝=完投(4試合)
負投手 外木場 10勝5敗(17試合)
本塁打 ジョンソン5号2ラン(外木場)=2回、衣笠8号ソロ(横山)=5回
二塁打 淡口、矢沢
犠 打 広0、巨2(土井、冨田)
盗 塁 両軍0
失 策 広0、巨1(上田)
併 殺 両軍0
残 塁 広1、巨9
試合時間 2時間25分
巨人打線が苦手の外木場を連続してKOした。その先兵になったのはジョンソン。2回一死から末次が中前打するとジョンソンが2-2から左へ先制の5号2ラン。バットに当たった瞬間、打球がライナーでスタンドに飛び込む、素晴らしい当たりだった。巨人はさらに4回にも一死二塁から矢沢、横山、高田の3連続長短打で2点を追加。7回にも2安打、3四球等で3点を加え、この日はムラなく攻めていた。
先発横山も慎重な投球。左右のコーナーへ丁寧に投げ分け、得意のフォークボールを決め球に広島打線をわずか1安打。その1本が衣笠の本塁打(5回)だったため惜しくも完封を逃がしたものの、一昨年6月11日のヤクルト10回戦以来の白星をプロ入り初完投で飾った。巨人は3連勝。
巨人復活、広島を連破、一足早く打線”梅雨明け”
”憑き物”が落ちたとでも言うのだろうか。巨人がすっかり変わった。リズムが出てきている。王が4打数無安打(2三振)でも、これだけの得点力(7点)を発揮した打線。その攻め方がまた、一つの”型”にはまってくるようになった。4、7回とも、無死の走者が出ると、バント用兵ではなく、ヒット・エンド・ランを採用する積極策を取り入れている。二度とも成功しなかったものの、走者を確実に得点圏へ進めている。そのあとに適時打が飛び出して追加点。ここが、今までになかった面である。タイムリー不足--長嶋監督の悩みも、そこにあった。ところが、今はその弱点も消えている。同じコマなのに、どうしてこうも変わるのだろう。長嶋監督に聞いてみよう。
「みんな自信を持ち初めている。それも、猛練習したのが実ったから。ジョンソンも練習の感じが、そのまま試合につながてきた。また、みんながヒットの出にくい球に手を出さず、見逃せるようになり、ヒット出来る球をねらえるようになった」焦点がはっきりして、思い切りが良くなった巨人打戦。重くのしかかっていた雨雲も去り一足早く梅雨明けを迎えようとしている。これで、3試合連続の二ケタ安打をマーク。4連勝したときにもなかった事だ。「そうですね。ようやく本物になってきましたね」と長嶋監督。しかも、もう一つの悩みが消えた。横山の持病”突然の乱調”がなくなったからだ。今季、横山は二度の先発(対中日8、10回戦)に、いずれも先取点(3点と4点)をもらいながら、持ちこたえられずに潰れている。それを三度目でプロ初完投に結びつけたのである。5回無死で衣笠に本塁打されたあとも立ち直り、しかも、1安打ピッチング。
「最初から全力で飛ばし、3イニングを完璧に抑えるつもりだった。5、6回頃に球の切れが悪くなり、ちょっと苦しかった。でも今日はフォークボールが良かったのでもった。今迄は点をもらいながら、直ぐやってしまったが、これで心機一転、自信を持ってやれます」。横山の完投でローテーションも固まる目途もついてきた。長嶋監督も「横山は最後まで球威が落ちず、球のコースもよかった。本当はいつもの投手リレーをするつもりだったが、随分助かった」という。今の長嶋監督、その胸中を文字で表現するなら”ウフッフッ”である。
セ・リーグ勝敗表(第11節・15日現在)
試合 勝 負 分 率 差
阪 神 50 26 21 3 .553 ーー
広 島 52 26 22 4 .542 0.5
ヤクルト 52 26 22 4 .542 0.5
中 日 53 25 24 4 .510 2.0
大 洋 48 21 25 2 .457 4.5巨 人 49 18 28 3 .391 7.5
パ・リーグ前期順位
阪急-太平洋ー近鉄-ロッテ-日本ハム-南海
セ・リーグ打撃10傑(第11節・15日現在)
打数 安打 本塁打 打点 打率松 原(洋) 165 63 11 36 .382
山 本 浩 (広) 187 63 15 37 .337
井 上(中) 190 60 10 30 .316
衣 笠(広) 200 63 8 23 .315
若 松(ヤ) 176 55 3 19 .313
王 (巨) 137 41 12 34 .2992
中 塚(洋) 184 55 3 13 .2989
ロジャー(ヤ) 169 50 12 23 .296
田 淵(神) 158 46 22 43 .291
高 木(中) 200 57 6 18 .285
パ・リーグ順位
加藤(急)ー弘田(ロ)ー藤原(南)ー阿部(近)ー佐々木(近)ー小川(近)-千藤(日)ー長池(急)ーマルカーノ(急)ー白(平)
パ・リーグ本塁打
17土井(平)
16加藤(急)
15長池(急)
12野村(南)
10ウイリアムス(急)マルカーノ(急)ロリッチ(南)
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