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『 いろんな人と付き合ってから本命に出会うもの 』
若い頃の恋はいちずで真剣だ。初めての恋に対しては特に「これがすべて」という気持ちに駆られやすい。しかし悲しいかな、恋愛で体験したいこと、恋人に求めること、相手に何を与えられるのか、そういうことがよく分かっていない。「私が恋人に求めるのは、顔ではなく心だ」と考えていたとしても、実際に交際を経験した後で、「大切なのは心ではない。金だ」と気付いてしまうことすらある。
アメリカのロックミュージシャン、レンチャンティンは、いくつかの有名バンドで活躍したのち、当時すでに伝説的バンドだったピクシーズになじんだ彼女は、「自分の居場所はここだと今いちばん強く感じている」と語り、その出会いを恋愛にたとえた。何事であれ、いくつもの出会いを重ねることで、本当に自分に合ったものが見つけられるというのだ。
年を取ると分かるが、仕事であれ趣味であれ、若い頃に失敗も含めたさまざまな体験を重ねることで、その後の人生はより豊かで充実したものになる。自分が本当に求めるものが何かは、実際にいろいろなものを手に入れた後でなければ分からないものだ。失敗は成功のもととなる。「本当の自分が見つかる」という意味でもある。 (翻訳家・矢口誠)
懐かしい宮崎、また訪ねたい
先日、テレビでシーガイアのコマーシャルを見た。美しい海岸の風景に、とてもなつかしい思いになった。またいつの日か、コロナが収束したら訪ねたい。
私は二十数年前、シーガイア近くのホテルで開かれた詩吟の大会に出席するため、夫と出掛けたのだった。福岡から約6時間のJRの旅を思い出す。屋内型のプールへは夫が1人で出掛けたが、波の自動発生に何とすばらしいのかとため息が出たそうだ。大にぎわいだったとか。
また、西暦2000年の節目の九州・沖縄サミットでは、外相会合の会場に残っている。本当にいい所だな、と思い返していたら、偶然に町内会で時々出会う50歳ぐらいの女性が宮崎出身だった。それで、シーガイアをはじめ大昔の話もした。私が小学生の頃に夏休みを過ごした日南でのことなど、思い出いっぱいの所だと。
青島神社、はにわ公園、こどものくになど、本当に半世紀以上前の出来事だが、懐かしくなった。
女性とは、また町内美化活動で会うので、宮崎のいろんな所の話をたくさん話そう。(福岡市・野口 康子・65歳)
文学から学ぶ、美しい日本語
高校国語の指導要領が本年度から再編された。実用的文章、論文、電子メール、インターネットのさまざまな文章を重視し、小説、物語、短歌、俳句などの文章を除くと明記されている。日本語、つまり母国語が必須科目ではない。現在の索漠とした実用的文章だけを学ぶらしい。
私には孫がないし、教育からはほど遠い人間なのだが、俳句に長年関わっている者として、危機感に共鳴したのである。だが、20年前から文学のリストラは始まっているという教授もいる。文学から学ぶ日本語は限りなくあり、美しい日本語なのだ。
英語交じりの歌やカタカナ用語が多く使われる現代、カッコの中に日本語の意味がないと、辞書を引き文章を読み続けなくてはならない。公の場の言語や文章は、むしろ日本語にカッコにカタカナ用語を入れていただきたいと思っている。特に新聞記事がすらすら読み理解したいと願う。
大げさかもしれないが、日本語学習が少なくなれば、純なる日本人がいなくなるのではと遠い未来を案じてしまう。
人工知能(AI)の進展が叫ばれる時代、AIにない想像力を身に付ける必要がある。文学的文章から学ぶは有益なはずだと現場の教師は危機感を示す。文学から若者の心情豊かな人になることを期待したい。(小林市・海蔵 由喜子・83歳)
たとえば、と社長は続けた。「遥香さんのような高校生にとって、大学受験は大きいよな。第一志望の大学に受かれば大事な喜びの場面として走馬灯に描かれるだろうし、落ちたら落ちたで、悲しくて悔しい場面として走馬灯に残る
でも、三十歳を過ぎて、四十歳を過ぎて、五十歳を過ぎて……長く生きていけば、大学受験の結果なんてどうでもよくなる。走馬灯から消えてしまう。それでいい。十八歳のときの失敗を一生ひきずる人生は哀しいし、十八歳のときの成功に一生すがる人生は、もっと哀しくて、寂しくて、むなしい。」
ニシタチを短歌で巡るスタンプラリー 2022.10.22
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