空手を始めて10年目です。今まで空手を続ける事を、本当に色んな人が手助けしてくれました。
極真会館時代の恩師、末田先生からは毎年年賀状が来ます。
極真会館の西遠東三河支部の石黒先生や師範代の辻田先生などなど、本当にお世話になりました。
当時の写真を見る度に、この方々の支援が無ければ今は無かったなぁといつも思います。
娘のうさぎの着ぐるみを着た娘を道場の隅に座らせて、40人組み手の辻田クラブを毎週豊橋でやってましたね…
いつも40人組み手が終わると辻田先生が嬉しそうにユーコの成長記録のビデオを撮ってくれました。
自分達が3万円出して買ったソニーのハンディカムは、いつも組み手の研究の撮影ばかりで、娘の映像がほとんどありませんでした。先生のビデオは貴重な成長記録になっています。
今思えば、本当に寛大な道場だったと思いますね…。2人目を産んだ頃は世間のバッシングも最高潮。さすがにもう空手は辞めたほうがいいのかと思い、末田先生に相談したら
「 子育ては母親だけがするもんじゃない。子供がいて空手が出来ないんだったら、みんなで育てればいい 。
空手を続けたいという熱意を持ってる人から、空手を取り上げる権利なんて誰にも無い。
道場のみんなで、ユーコちゃんとチーコちゃんを育てればいいんだから。
辞めちゃだめだよ。
いつか、みけマンマちゃんが子供を産んでも続けている事で、きっと誰かがそれを支えにする日が来るから」
先生…その日は、来たのでしょうか。
自分は、その言葉を信じて、ひたすら空手を続けてきました。
手が折れ、足が折れ、鼻が折れ、胸が折れ、色んなところが動かなくなって、それでも信じてきた極真空手です。
こんな歳でも、諦めずに戦う事を体現できてるでしょうか。
女性にとって極真空手とは何なんでしょうか。
毎年、変わらず抱き続ける自問です。
そうやって、その自問に答えを出して納得してみたり、やっぱりもう一度自問したり。そんなのの繰り返しです(笑)
そんなんで、年始から過去日記をもう一度。
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この土日には信じられないぐらいハードでしたが、何とか乗り切りました(笑)
埼玉までは片道6時間!!(関東練成に遠征に行ってました)一緒に行ったMさん、T君、お疲れ様でした♪
帰りの高速を走っていたら、ちょうど沼津を越え、富士川に向かっていました。
「あれ~~もう富士川?やっぱり話しながら来ると早いわ~~」
とMさん。
ずっと女同士で空手談義をしていたのですが、窓の外を見たら、急に色んな事を思い出しましたね。
時々、いつも思うんですよね。
人生、一体どこで間違えたんだろうかって。
これは、間違いだったのか?
自分の人生は間違っていたのか。どこで?
そして、この道東名高速道路を通る度に
たぶん、人生に間違いなんてないのだろうな、
とまた自問自答するわけです。
今、ここにいる自分の生きているこの人生が、正しいのだと。
正しいとか、正しくないとか、それは、
もうその選択をした時点で、それが正しいのです。
何か、最近本当にそう思います。
だから、これから選ぶ道も、たぶん、正しいのか正しくないのかと言えば、選んだ時点で、それが正しい道なのだと。
間違いなんて無い。すべて正しいのだ。
選んだ答えはすべて正しい。
最近、ようやくそう思えるようになりました。
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この日記の後も、大会に出るべきか出ないべきか、毎回悩みましたね~。
特に先月の年末末辺りはこうして4連覇したり、国際大会で優勝した事が逆に支部や道場生、他の女子選手にに迷惑をかけたのではと何回も電車の中で泣いたり布団の中で泣いたりしました。
自分が大会に出場した事は間違いだったのかもしれないと悩みましたよ。
まあ、そんな悩みも時間が経つとどうでもいい事だったりするんですが(笑)
やはり選んだ答えはすべて正しいんですよ。たぶん。
なかなか主婦には世知辛い世界ですが...
それでも、やっぱり戦うんですけどね(笑)
だって、
それが極真ですから。
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