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高校生の頃、電車通学だった私。
時たま自転車で片道1時間弱かけて学校に行ってました。
その日も自転車で学校へ。
帰りに学校の近くの美容院に髪を切りに寄った。
友達がそこの美容院で髪を切ってもらったと言ってたのを聞いて立ち寄った。
美容師さんが一人でされていたので、
お客さんが2人いると、結構待った。
私が終わる頃には、すっかり暗くなり、もう7時は過ぎていた。
そして、外は雨、、、、
厳しい母がなんとか助けてくれるとは思えなかったけれど、
そこの美容院で電話をかりて、
一応、家に電話してみた。
「雨が降っていて自転車で帰れない。」
と言うと、
「あほか。ぬれて帰って来い」
とガチャ切り。
1時間暗い雨の中、自転車で帰るのか~~。
その美容師さんに話した。
すると、なんのためらいもなく、
「家まで送ってあげる。」
と。
車でも15分くらいはかかったと思うけれど、
家まで送って下さった。
まだ、小さい小学生の娘さん2人もいらっしゃっていて、
夜のこの往復の時間は、とても貴重な忙しい時間だったろうに。
そのことを、20年以上経っても、忘れたことはなかった。
めったに通らなくなったその場所を、
時たま車で通る度に、
思い出していた。
夏頃、また、その近くを車で通ったとき、
旦那さんに、その話をした。
「そりゃ、迷惑かけたね。菓子箱持ってお礼に行ってきなさい。」
と。
そうだな~、20年以上もその感謝の気持ちを忘れずにいたんだもの。
お礼を言いたいな。
そう思った。
そして、今日やっと、そこにお礼を言いに行った。
実は、その道沿いに2件美容院があって、どっちだったか覚えていなかった。
まず、1件目に入って、
「ちょっとお聞きしたいんですが」
と尋ねてみた。
娘さんが二人いっらっしゃるか、
その娘さんは20年前は小学生だったか、
一人で美容院をされていたか、
それはとても重要なポイントだった。
1件目の美容院に入った。
お店の感じ、その美容師さん、、、、なんか違うなと直感で思った。
話を聞くと、娘さんは一人で、その頃は中学生だったと思う。
そして、20年前だと、人を雇っていたので、一人ではやっていなかったと言われた。
ずうずうしくも、近くにそのような思い当たる美容師さんがいらっしゃらないか聞いてみた。
親切にも、
「それなら、あそこじゃないかな。娘さん二人いらっしゃるし。」
と道まで丁寧に教えてくださった。
そして、教えてもらった美容院へ。
お店に入り、そして、美容師さんが出てこられた。
あ~~、この人だった気がする!
その美容師さんは、今でも、あの時の印象と同じ優しいオーラを体全体で醸し出されていた。
20年前のそのときのことを話しし、お礼に来ましたと話すと、
とても感激された。
その出来事は覚えていらっしゃらなかったが、
「あの頃は、子ども達も小さくて、子育てと仕事と必死だった。
あの時の私なら、困っていると高校生の娘さんに言われたら、
自分も子供がいるだけに、
迷いもなく、送っていかなきゃっていう気持ちになったんだと思う。
こんな風に20年以上も前のことを覚えて下さって、
今までやってきて、ほんとに良かったって思う。」
と涙を流されて、喜んでくださった。
ご近所のおばあちゃんらしき人もいて、
「今どきにない、良い話だねぇ。」
とそのおばあちゃんも涙(笑)。
行く前までは、警戒されたらどうしようとか、
変な反応されたら、、、とか、
とても優しそうな人だったけれど、
今会ったら、どんな印象の人なんだろう、、、
なんて少し心配もしたけれど、
その美容師さんは、
20年以上も前の優しい出来事を裏切ることのない人柄がにじみ出るような優しい笑顔の
素敵な人だった。
私自身も、あの時の印象と全く変らない美容師さんに、
とても嬉しかった。
そして、
20年以上かけて、ようやくお礼を言うことが出来て、
私も、ようやく大人になれた気がした。
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メッセージはここまで→ みろん☆
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