今日が過ぎること 南風一
太陽や風や空気に
色がないことは百も承知
でも雨模様の日はブルー
仕事で気の進まない予定が待っていたり
時間が足りなくて残業続きになると
夜が明けて日が出ることさえ忘れてしまっている
歳月の経過が解決するものなど
何もないことは分かっているけれど
面倒な日常をやり過ごす手段として
早く今日が終わること一週間が風のように
過ぎ去ることを念じている
「早く明日が来ることを願ったところで
ただ悪戯に歳を重ねるだけ。」
命の寿命が縮まるだけで
何の解決にもならないけれど
早く今日が過ぎることだけを念じている
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